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第一章【剣術大会】

街の暴れん坊

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「ふあー眠いな....」
そんなことを口に出しながら、夜刻は朝食を食べ、洗面所で顔を洗い、歯を磨き、寝間着から着替え、いつものパーカーのフードを被る...
いつもどおり街を歩いていると、昨日のパン屋の店員が話しかけてくれた
「剣術大会に出るんだね、頑張っていってらっしゃい」
「ありがとうございます、いってきます」
少しの雑談をしてから夜刻は会場へ向かった待機場所 待機場所ではなにやらヒソヒソと声がでてくる、その声は、夜刻の耳にも聞こえた...
「今回の大会、街の暴れん坊と言われている暴街ぼうがいが参加するようだよ」
「えっ嘘、そんな人にあたったら負けるよ~」
(街の暴れん坊か....)
そんなことを考えながら、大会会場へと出るのであった
「第一回戦は夜刻VSソクです」
アナウンスを聞きながら、夜刻は前へとでた、観客席からヒソヒソと声が聞こえた
「あいつ、疾風の剣士だよな」
「疾風よ剣士と最初にあたるって相手のやつ運わりぃな」
相手のソクは、結構な腕前のようだ
「お前が俺の相手か、そのフードをとってはどうだ?それでは前が見えないであろう」
「いや、別にこのままでいい」
「そうか、あとから後悔しても遅いからな」
その会話が終わって審判が....
「剣を構えて....始め!!」
と始まりの合図をすると共に、ソクの方は、風の速さで夜刻の方へと向かい...
「これで終わりだ...」
といいながら剣を振り下ろした...
だが...
(結局こんな程度か、期待した俺が馬鹿だった)
「なっ...」
「おい、あいつソクの剣をかわしたぞ」
「いやそれよりもなんだあの速さは、見えなかったぞ」
「一回かわしたぐらいで調子に乗るな!!」
ソクは、また夜刻に向かって剣を振り下ろした、しかし、また夜刻はかわした、そして...
「最後までこれはとっておきたかったが、仕方がない...」
「おい、まさか...」
「嘘だろ、ソクが必殺技を使うって、あいつ死んだな...」
「くらえ!!疾風斬撃!!」
ソクは、疾風のごとく、夜刻に連続で斬りかかった、しかし...
「なっ...」
夜刻は無傷だった、そして剣さえも
(必殺技というから期待をしたが、こんな程度か)
「くっそやろーーーー!!」
ソクは、むちゃくちゃに剣を振り下ろしたが、
「なっ...」
気づいたときには、ソクの剣は折れていた...
「勝者、夜刻」
そう審判がつげたと共に、夜刻は剣を鞘に収めた...
「見ていたよ、夜刻さん、凄かったじゃないですか」
とパン屋の店員さんから祝いの言葉を貰った夜刻は
「ありがとう」
とだけ言って、街の暴れん坊と言われている暴街をみた、暴街は、剣をおもいっきり振り下ろして、相手の剣を折っていた...
(なんだか、楽しめそうな相手だな)
と思いながら、夜刻は家に帰り、寝た
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