86 / 180
シアンを取り戻す
ウィークリーマンションに引越し
しおりを挟む
駆除屋で早速IDとパスワードを打ち込み閲覧した。
「難しい。Sランクへのハッキングは時間がかかる。」
ハーミット様が言うにはパスワード持っている異能者がハッキングする可能性もあるからプロテクトがかなり厳重らしい。
「でも、まあ見てよ。シアン。」
シアンの欄は異能は拘束。ただし身体強化系異能者に弱い。
体術レベルA+、異能レベルB+。トータルAランク。
殺人鬼。身体能力が高い。
ヴァルヴァラの現在の従者。脳内チップ無し。ヴァルヴァラの異能効果が切れたら即対応して脳内チップを入れる事。
「なるほど。異能効果が切れるって言うのが気になるね。」
ボスがSランクを早く見たいと催促する。
「部屋。用意してよ。もう共同生活はきつい。」
俺達は1週間ヴェガさんの家に住ませて貰っているが。申し訳ないし部屋は共同で使ってベッドを並べている。
「ウィークリーマンション借りるか。」
後、2週間弱あるし。
「張さん。また詳しく決まったら連絡するよ。宜しく。」
元締めにお願いしてリオのヴェガさん家に戻ってきた。
「ただいま。ヴェガ。ウィークリーマンション斡旋してよ。」
帰宅するなりジハードがそう言った。
「え?!出ていくのか?待て待て。話は?競売は?」
ジハードは連絡していないのかヴェガさんはまだエンバスター家の本当の目論見を知らなかった。
「あっ。忘れてたね。後でゆっくり話すからさ。取り敢えず今はアルージャが1人でゆっくりハッキング出来る場所が必要なんだよ。」
ジハードは急かす様にヴェガさんに訴えた。
「はー。解ったよ。マーシェルファミリーの持ち物にあるから。お前達が協力する話はしてあるし。」
ヴェガさんはウィークリーマンションねーと言いながら携帯メールを打ち出した。
ディードはベッドを縮小中。
「何部屋?」
「俺はこの部屋で良いよ。」
ジハードがそう言うとヴェガさんは満足そうで
「俺はガブリエルの所へ行く。」
ディードはそうだろうと思ってた。
「ミナキと俺は部屋同じ。」
最低7部屋か。
裏競売の話をしながら待っているとガブリエルがやってきた。
「お久しぶりです。鍵持ってきました。」
マフィアの持ち物のウィークリーマンションはここから徒歩5分。そんな近くにあったのなら早く移動しても良かったんだろうけど。
でも、やっとボスも俺も落ち着いてきたんだよね。
当初はボスを1人にする事が出来ないくらいボスは落ち込んでいた。今も・・かもしれないけれど。どちらかと言うとやる気の方が強い。
ガブリエルのマンションも徒歩圏内だそうだ。
正直、俺もウェンも。ディードもジハードもボスに遠慮していた。いや?そう言う雰囲気な気分にすらならなかった。が正解かな。シアンの事でいっぱいいっぱい。
「ここだよ。入居者は今は居ないから。安心して。狭いけどね。」
ガブリエルの案内してくれたマンションはワンルームマンションだった。
仮住まいとしては充分だ。
各部屋に家電もあるし。
「じゃ、明日の昼に俺の部屋に来て。それまでに済ませる。」
ハーミット様がそう言って部屋に入っていった。
「では、今日はゆっくりしよう。」
ボスもそう言って部屋に入って行った。
少し、寂しそうな背中に見えた。
早く・・・。シアンを助けたいな。
「ミナキ。行こう。」
俺とウェンも部屋に入る。
ヴェガさんの家の近くにコンビニ、スーパーはあった。後で買いに行こう。
「正に1LDKだね。ベッドは隅に置くか。」
ディードの異能ってディードが解除するか時間で元に戻る。
強めにかけると数日効果がある。
今回は1時間くらいで戻るそうだ。
部屋の隅にミニチュアのベッドを置いてミニチュアのテーブルと椅子も台所の傍に置いた。
ソファも壁際に。
「暫く、床に座ろうか。」
「そうだね。変な引越しだねー。」
この光景。明らかに変だけど。これで一先ず終わりだ。
着替えの入ったトランクも床に置いて元に戻るのを待つ。
「ミナキ。やっと2人になれた。」
ウェンが切なそうな顔で見詰めてくる。
「うん。」
「ミナキがシアンの事ばかり考えるからちょっと妬けた。」
スっとウェンは俺の隣に来る。
確かにこの1週間そうだった。
一緒のベッドに寝ていても全然イチャイチャもしてないし。
2人っきりになる事も少なかった。
「ごめん。ずっと俺がもっと強ければって考えていた。」
ウェンがそっと肩を抱いてきた。
「俺ももっと強ければって思ったし。それはボスも皆同じ。」
久しぶりにウェンが近くに感じる。
優しさが肌を通して伝わる。
「我慢の限界が来た。」
ウェンが俺の頬を撫でる。
チュッとキスをされてそのまま絡む様なキス。
舌が熱い。久しぶりにしたキスは貪る様な激しいものだった。
「本当に・・。沢山、嫉妬した。」
ウェンの目は本気。
「俺のオーラは何色?」
「まだ濃いオレンジ・・・。」
不満そうな顔でそう言う。
「俺、浮気はしてない。ウェンが好き。ウェンが1番大好き。」
「解ってる。ミナキが優しいだけ。」
そう言ってウェンは俺の股間を触ってきた。
「好き。待てない・・。」
ウェンの真剣な目が俺をゾクゾクっとさせた。
「ウェン。俺もしたい。」
ウェンはチラっとまだ小さいままのベッドを見た。
「1回抜く。」
そう言って俺のズボンに手を入れた。
「じゃ。俺も。」
ウェンの既に立ってる・・。手を入れてゆっくり掴んだ。
「気持ち・・・いい・・。」
溜まってたから直ぐイきそう。
俺のモノを擦りながらウェンは激しくキスをしてくる。
ギュっと抱き締め合う。
「ウェン・・。もうイきそ・・・。」
「俺も・・。」
激しい手の動きで身体がビクビク震える。
俺達は舌を絡ませながらイった。
「溜めすぎは良くない。」
ウェンがやっとフフっと笑った。
「うん。お互いね。」
俺も笑った。
ベタベタの手を浄化してまたキスをする。
今夜は・・・激しそうだな。
「難しい。Sランクへのハッキングは時間がかかる。」
ハーミット様が言うにはパスワード持っている異能者がハッキングする可能性もあるからプロテクトがかなり厳重らしい。
「でも、まあ見てよ。シアン。」
シアンの欄は異能は拘束。ただし身体強化系異能者に弱い。
体術レベルA+、異能レベルB+。トータルAランク。
殺人鬼。身体能力が高い。
ヴァルヴァラの現在の従者。脳内チップ無し。ヴァルヴァラの異能効果が切れたら即対応して脳内チップを入れる事。
「なるほど。異能効果が切れるって言うのが気になるね。」
ボスがSランクを早く見たいと催促する。
「部屋。用意してよ。もう共同生活はきつい。」
俺達は1週間ヴェガさんの家に住ませて貰っているが。申し訳ないし部屋は共同で使ってベッドを並べている。
「ウィークリーマンション借りるか。」
後、2週間弱あるし。
「張さん。また詳しく決まったら連絡するよ。宜しく。」
元締めにお願いしてリオのヴェガさん家に戻ってきた。
「ただいま。ヴェガ。ウィークリーマンション斡旋してよ。」
帰宅するなりジハードがそう言った。
「え?!出ていくのか?待て待て。話は?競売は?」
ジハードは連絡していないのかヴェガさんはまだエンバスター家の本当の目論見を知らなかった。
「あっ。忘れてたね。後でゆっくり話すからさ。取り敢えず今はアルージャが1人でゆっくりハッキング出来る場所が必要なんだよ。」
ジハードは急かす様にヴェガさんに訴えた。
「はー。解ったよ。マーシェルファミリーの持ち物にあるから。お前達が協力する話はしてあるし。」
ヴェガさんはウィークリーマンションねーと言いながら携帯メールを打ち出した。
ディードはベッドを縮小中。
「何部屋?」
「俺はこの部屋で良いよ。」
ジハードがそう言うとヴェガさんは満足そうで
「俺はガブリエルの所へ行く。」
ディードはそうだろうと思ってた。
「ミナキと俺は部屋同じ。」
最低7部屋か。
裏競売の話をしながら待っているとガブリエルがやってきた。
「お久しぶりです。鍵持ってきました。」
マフィアの持ち物のウィークリーマンションはここから徒歩5分。そんな近くにあったのなら早く移動しても良かったんだろうけど。
でも、やっとボスも俺も落ち着いてきたんだよね。
当初はボスを1人にする事が出来ないくらいボスは落ち込んでいた。今も・・かもしれないけれど。どちらかと言うとやる気の方が強い。
ガブリエルのマンションも徒歩圏内だそうだ。
正直、俺もウェンも。ディードもジハードもボスに遠慮していた。いや?そう言う雰囲気な気分にすらならなかった。が正解かな。シアンの事でいっぱいいっぱい。
「ここだよ。入居者は今は居ないから。安心して。狭いけどね。」
ガブリエルの案内してくれたマンションはワンルームマンションだった。
仮住まいとしては充分だ。
各部屋に家電もあるし。
「じゃ、明日の昼に俺の部屋に来て。それまでに済ませる。」
ハーミット様がそう言って部屋に入っていった。
「では、今日はゆっくりしよう。」
ボスもそう言って部屋に入って行った。
少し、寂しそうな背中に見えた。
早く・・・。シアンを助けたいな。
「ミナキ。行こう。」
俺とウェンも部屋に入る。
ヴェガさんの家の近くにコンビニ、スーパーはあった。後で買いに行こう。
「正に1LDKだね。ベッドは隅に置くか。」
ディードの異能ってディードが解除するか時間で元に戻る。
強めにかけると数日効果がある。
今回は1時間くらいで戻るそうだ。
部屋の隅にミニチュアのベッドを置いてミニチュアのテーブルと椅子も台所の傍に置いた。
ソファも壁際に。
「暫く、床に座ろうか。」
「そうだね。変な引越しだねー。」
この光景。明らかに変だけど。これで一先ず終わりだ。
着替えの入ったトランクも床に置いて元に戻るのを待つ。
「ミナキ。やっと2人になれた。」
ウェンが切なそうな顔で見詰めてくる。
「うん。」
「ミナキがシアンの事ばかり考えるからちょっと妬けた。」
スっとウェンは俺の隣に来る。
確かにこの1週間そうだった。
一緒のベッドに寝ていても全然イチャイチャもしてないし。
2人っきりになる事も少なかった。
「ごめん。ずっと俺がもっと強ければって考えていた。」
ウェンがそっと肩を抱いてきた。
「俺ももっと強ければって思ったし。それはボスも皆同じ。」
久しぶりにウェンが近くに感じる。
優しさが肌を通して伝わる。
「我慢の限界が来た。」
ウェンが俺の頬を撫でる。
チュッとキスをされてそのまま絡む様なキス。
舌が熱い。久しぶりにしたキスは貪る様な激しいものだった。
「本当に・・。沢山、嫉妬した。」
ウェンの目は本気。
「俺のオーラは何色?」
「まだ濃いオレンジ・・・。」
不満そうな顔でそう言う。
「俺、浮気はしてない。ウェンが好き。ウェンが1番大好き。」
「解ってる。ミナキが優しいだけ。」
そう言ってウェンは俺の股間を触ってきた。
「好き。待てない・・。」
ウェンの真剣な目が俺をゾクゾクっとさせた。
「ウェン。俺もしたい。」
ウェンはチラっとまだ小さいままのベッドを見た。
「1回抜く。」
そう言って俺のズボンに手を入れた。
「じゃ。俺も。」
ウェンの既に立ってる・・。手を入れてゆっくり掴んだ。
「気持ち・・・いい・・。」
溜まってたから直ぐイきそう。
俺のモノを擦りながらウェンは激しくキスをしてくる。
ギュっと抱き締め合う。
「ウェン・・。もうイきそ・・・。」
「俺も・・。」
激しい手の動きで身体がビクビク震える。
俺達は舌を絡ませながらイった。
「溜めすぎは良くない。」
ウェンがやっとフフっと笑った。
「うん。お互いね。」
俺も笑った。
ベタベタの手を浄化してまたキスをする。
今夜は・・・激しそうだな。
0
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる