83 / 180
シアンを取り戻す
Sランク異能者
しおりを挟む
おお。字が読めると色々詳細が書いてあるのが解る。
この情報は政府の敵にとっては美味しすぎる情報源。
中でもどんな異能か書いてあるのは今後の対策に必要不可欠だろう。
「シアン居た。クソ。もう登録されてる。登録されているかもと思っていたけどムカつく。」
ハーミット様がシアン・ワールドと書かれた画面を見せた。無表情の暗い顔の写真。
シアンはAランク異能者の欄に居た。
オーガもAランク。ランクとか字が読めなかったから前は解らなかった。
オーガは前回はBランクだったらしい。シアンと対等って言うのが何かムカつく。
「シアンの上司はヴァルヴァラか。」
ボスが不満そうに画面を見ている。
脳内チップ無し。勤務地ジ・パング。
良かった、本当に入れられて居ない。
「ジ・パングから果たしてプエル・トリコに来るかな?」
ディードが首を傾げる。
「解らない。1番の問題はそこだ。」
ハーミット様はそう言って他を探しだした。
「レイ・イラバヤシ。これダンジョンマスターだよね?」
やっぱりマジシャンのレイだ。年齢29歳。
彼もSランク。勤務地は西アン・デス。
異能は幻影、幻想、ダンジョン作成。
Sランクには上司は居ないのか。
「居たよ。ヴァルヴァラ。」
ハーミット様が画面を指さす。
「ヴァルヴァラ・アルスカヤ」
何かロシア人っぽい苗字だな。
勤務地プエル・トリコ、西アン・デス、ジ・パング。
年齢14歳。
「14歳?それでSランクとかどんだけ強くなるんだよ?」
ラズが不満そうな顔で画面を睨む。
「あれが限界では無いんだろうね。ただ1つ勝てる可能性があるんだ。」
ボスがニヤっと笑った。
ここ見てよ。
異能、人間の無生物化、その後、無生物化した人間を自分の従者とすることが出来る。
やっぱり厄介そうだ。
「ヴァルヴァラの異能は非常に危険だが1度、光弾が当たって人を無生物に変えたら暫く光弾は放てないと察する。」
ほら良く見てよ!と指さした。
ブレイクタイム2分。
これって。2分撃てないって事か?
だから西アン・デスでシアンをぬいぐるみに変えた後は追って来なかったんだ!
「あはは!こりゃ行けるんじゃないか?」
ハーミット様が2分あれば殺れるだろ?と安堵した様に笑った。
「問題は誰か当たって貰うって事だよね。」
ウェンがそう言ってちょっと首を傾げた。
「あー。それで囮のマフィアを使うんだ。」
俺、冴えてると1人で納得している。
確かにその作戦は行けそうな気がしてきた。
「Sランクって10人しか居ないんだな。」
Aランクはいっぱいいるけどとハーミット様が画面をスクロールしながら眺めている。
「ミナキ?その言ってた奴が居ない。」
俺もそう言われて確かめたがSランク異能者欄にトオル・ミクリヤは無かった。
「幹部か。」
ボスがそう言った。
そうなのかも。政府のトップも載ってない。
「政府のトップって誰なんですか?」
この世界の支配者って奴。
「総帥?それが表に現れないんだよね。」
テレビでしか見た事無いし名前すら不明とボスは言う。
「大元帥と元帥も居るわよ。」
エルーカさんが名前は確か?
「大元帥がエメリヒ?元帥がトールだったかしら。」
「・・・。トールって?トオルじゃない?」
ちょっとだけ推測だけど。リュウトはリュートだしオウガはオーガと発音されていると説明した。
「はは。元帥かよ。有り得る。それが脳内チップの発明者でアインシュタインって機械も作ったか。」
ハーミット様はブツブツ言いながらパソコン検索中。
「居た。元帥トール。どう思う?」
異能者一覧の様に異能等は載って居なかったが写真だけ。
日本人の男性だと思った。歳は40歳?くらいかなあ。
「ピアス無いんだな。」
背後からバックスレーさんが本当に異世界人?と言う。
「召喚が行われ始めた当初は翻訳機って無かったらしいよ?」
自力で話せる様になったかもね?とボスは言った。
海誠先生は元帥って知らないのか?
それともそこは隠している?先生のファンが幹部に居るってこのトールの事?
解らない・・・。
「ミナキ。もう1回潜入。闇に行ってみようか?」
「え?!俺も?」
ハーミット様はまた潜入しようと言い出した。
「焦るな。今日は止めておけ。お前もミナキも完全じゃない。」
ボスが宥める様に止めてくれた。確かにまだ身体の回復は6割程度だ。
「それよりも。」
とシアン奪還作戦を考える事が先決と言う。
「ヴェガの案に乗る?」
ジハードは俺の事は気にせずにと言った。
「俺・・・。もしかしたらヴェガさんの異能のサポートが出来るかもしれません。」
さっきから神人と四神達が頭の上で独自に会議中なのだ。
遠隔透視で脳内チップの位置特定。
そしてヴェガさんの異能で取り出す手に結界を張りながら脳内に手を保護しながら突っ込むと行けるんじゃないか?と言う議論になっている。
一応、その説明をボスにして見た。
「ヴァルヴァラを殺さないって事?」
ボスの表情は冷たい。
憎い・・・。そうだよな。
俺はやっぱり甘いのかもしれない。
でも。ヴァルヴァラもリュートもオーガも敵だけど子供なんだよ。
「・・。もしもシアンに脳内チップが入ってしまった時の練習。」
ボソリとそう答えるしかなかった。
「そうだな。もしもか。」
ボスは少し顔を歪ませていた。
「先ずはエンバスター家の同行を探るべきじゃないかな?金印を盗んだ事はバレてるの?」
バニラさんがボスを見て首を傾げる。
「さあ?向こうから連絡は無いよ。頻繁に他所の国のマフィアを使って西アン・デスに侵入させているなら数日でバレるかもね。」
「この金印どうするつもりだ?オークションにかけるのか?」
バックスレーさんがポケットから金印を取り出してテーブルの上に置いた。
「ヴェガの言う様にイーヴェンデルタの資金源になっているから避けてやりたいが依頼を裏切ると敵が増える。」
ジハードは売る方がまし?と言う。
「あっ!!やたら金印を狙っていたのって?政府と戦争を起こす資金源目当てだったんじゃないんですか?」
多分、そうだ。
「鋭いなミナキ。俺もそうだろうと思っていたよ。戦争させようじゃないか。政府が倒れてもエンバスター家が倒れても俺達に影響は無い。」
ボスがニヤっと笑った。
「やるか。戦争に紛れてのシアン奪還。ついでにイーヴェンデルタを囮にしてしまえ。」
ハーミット様もフッと鼻で笑った。
ボスはエンバスター家に連絡を取り裏競売の日程が決定した。
この情報は政府の敵にとっては美味しすぎる情報源。
中でもどんな異能か書いてあるのは今後の対策に必要不可欠だろう。
「シアン居た。クソ。もう登録されてる。登録されているかもと思っていたけどムカつく。」
ハーミット様がシアン・ワールドと書かれた画面を見せた。無表情の暗い顔の写真。
シアンはAランク異能者の欄に居た。
オーガもAランク。ランクとか字が読めなかったから前は解らなかった。
オーガは前回はBランクだったらしい。シアンと対等って言うのが何かムカつく。
「シアンの上司はヴァルヴァラか。」
ボスが不満そうに画面を見ている。
脳内チップ無し。勤務地ジ・パング。
良かった、本当に入れられて居ない。
「ジ・パングから果たしてプエル・トリコに来るかな?」
ディードが首を傾げる。
「解らない。1番の問題はそこだ。」
ハーミット様はそう言って他を探しだした。
「レイ・イラバヤシ。これダンジョンマスターだよね?」
やっぱりマジシャンのレイだ。年齢29歳。
彼もSランク。勤務地は西アン・デス。
異能は幻影、幻想、ダンジョン作成。
Sランクには上司は居ないのか。
「居たよ。ヴァルヴァラ。」
ハーミット様が画面を指さす。
「ヴァルヴァラ・アルスカヤ」
何かロシア人っぽい苗字だな。
勤務地プエル・トリコ、西アン・デス、ジ・パング。
年齢14歳。
「14歳?それでSランクとかどんだけ強くなるんだよ?」
ラズが不満そうな顔で画面を睨む。
「あれが限界では無いんだろうね。ただ1つ勝てる可能性があるんだ。」
ボスがニヤっと笑った。
ここ見てよ。
異能、人間の無生物化、その後、無生物化した人間を自分の従者とすることが出来る。
やっぱり厄介そうだ。
「ヴァルヴァラの異能は非常に危険だが1度、光弾が当たって人を無生物に変えたら暫く光弾は放てないと察する。」
ほら良く見てよ!と指さした。
ブレイクタイム2分。
これって。2分撃てないって事か?
だから西アン・デスでシアンをぬいぐるみに変えた後は追って来なかったんだ!
「あはは!こりゃ行けるんじゃないか?」
ハーミット様が2分あれば殺れるだろ?と安堵した様に笑った。
「問題は誰か当たって貰うって事だよね。」
ウェンがそう言ってちょっと首を傾げた。
「あー。それで囮のマフィアを使うんだ。」
俺、冴えてると1人で納得している。
確かにその作戦は行けそうな気がしてきた。
「Sランクって10人しか居ないんだな。」
Aランクはいっぱいいるけどとハーミット様が画面をスクロールしながら眺めている。
「ミナキ?その言ってた奴が居ない。」
俺もそう言われて確かめたがSランク異能者欄にトオル・ミクリヤは無かった。
「幹部か。」
ボスがそう言った。
そうなのかも。政府のトップも載ってない。
「政府のトップって誰なんですか?」
この世界の支配者って奴。
「総帥?それが表に現れないんだよね。」
テレビでしか見た事無いし名前すら不明とボスは言う。
「大元帥と元帥も居るわよ。」
エルーカさんが名前は確か?
「大元帥がエメリヒ?元帥がトールだったかしら。」
「・・・。トールって?トオルじゃない?」
ちょっとだけ推測だけど。リュウトはリュートだしオウガはオーガと発音されていると説明した。
「はは。元帥かよ。有り得る。それが脳内チップの発明者でアインシュタインって機械も作ったか。」
ハーミット様はブツブツ言いながらパソコン検索中。
「居た。元帥トール。どう思う?」
異能者一覧の様に異能等は載って居なかったが写真だけ。
日本人の男性だと思った。歳は40歳?くらいかなあ。
「ピアス無いんだな。」
背後からバックスレーさんが本当に異世界人?と言う。
「召喚が行われ始めた当初は翻訳機って無かったらしいよ?」
自力で話せる様になったかもね?とボスは言った。
海誠先生は元帥って知らないのか?
それともそこは隠している?先生のファンが幹部に居るってこのトールの事?
解らない・・・。
「ミナキ。もう1回潜入。闇に行ってみようか?」
「え?!俺も?」
ハーミット様はまた潜入しようと言い出した。
「焦るな。今日は止めておけ。お前もミナキも完全じゃない。」
ボスが宥める様に止めてくれた。確かにまだ身体の回復は6割程度だ。
「それよりも。」
とシアン奪還作戦を考える事が先決と言う。
「ヴェガの案に乗る?」
ジハードは俺の事は気にせずにと言った。
「俺・・・。もしかしたらヴェガさんの異能のサポートが出来るかもしれません。」
さっきから神人と四神達が頭の上で独自に会議中なのだ。
遠隔透視で脳内チップの位置特定。
そしてヴェガさんの異能で取り出す手に結界を張りながら脳内に手を保護しながら突っ込むと行けるんじゃないか?と言う議論になっている。
一応、その説明をボスにして見た。
「ヴァルヴァラを殺さないって事?」
ボスの表情は冷たい。
憎い・・・。そうだよな。
俺はやっぱり甘いのかもしれない。
でも。ヴァルヴァラもリュートもオーガも敵だけど子供なんだよ。
「・・。もしもシアンに脳内チップが入ってしまった時の練習。」
ボソリとそう答えるしかなかった。
「そうだな。もしもか。」
ボスは少し顔を歪ませていた。
「先ずはエンバスター家の同行を探るべきじゃないかな?金印を盗んだ事はバレてるの?」
バニラさんがボスを見て首を傾げる。
「さあ?向こうから連絡は無いよ。頻繁に他所の国のマフィアを使って西アン・デスに侵入させているなら数日でバレるかもね。」
「この金印どうするつもりだ?オークションにかけるのか?」
バックスレーさんがポケットから金印を取り出してテーブルの上に置いた。
「ヴェガの言う様にイーヴェンデルタの資金源になっているから避けてやりたいが依頼を裏切ると敵が増える。」
ジハードは売る方がまし?と言う。
「あっ!!やたら金印を狙っていたのって?政府と戦争を起こす資金源目当てだったんじゃないんですか?」
多分、そうだ。
「鋭いなミナキ。俺もそうだろうと思っていたよ。戦争させようじゃないか。政府が倒れてもエンバスター家が倒れても俺達に影響は無い。」
ボスがニヤっと笑った。
「やるか。戦争に紛れてのシアン奪還。ついでにイーヴェンデルタを囮にしてしまえ。」
ハーミット様もフッと鼻で笑った。
ボスはエンバスター家に連絡を取り裏競売の日程が決定した。
0
お気に入りに追加
113
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる