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遺跡
お勉強会
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ハーミット様のハッキングにより警察が極秘裏にキラービーの調査に入った事が判明した。
このまま上手く行けば決行決定だ。
「俺達はあくまでキラービーに合わせて動く。警察のバカが偵察にしくじったら1から計画はやり直す。」
ボスの言う事は最もだと思った。
求めるのは出来る限りのノーリスク。
「はい!質問です!何故、今までのマフィアは失敗したんですか?」
聞いてみたかった事実。
「それは全員知っておく必要があるね。」
知らない人が多いよね?とボスは確認した。
ジハードとシアンはそこそこの情報は知っているらしい。
「情報は噂と憶測もあるから俺が仕入れた事実だけを教えるね?」
遺跡から帰還したマフィアメンバーは0。
誰も居ないから噂は1人歩きしていると言う。
「遺跡に初手で向かったマフィアはゼルド商会。此処からの情報は無い。次に行ったグルーシスファミリー。此処からの情報だ。」
グルーシスファミリーは金印まで辿り着いた。遺跡はダンジョンになっていて金印がある場所までも何人も政府異能者に襲われて殺された。
しかし、何とか3人生き残った。金印を手にし逃げる所までは嬉嬉として連絡が入っていた。
「最後の電話の内容だ。ダンジョンが行きと帰りが違う。ラスボスは帰り道にいる。」
ダンジョンが変わるタイプ。RPGにありがちな厄介なヤツか。
「ラスボスは帰り道・・。それは俺も聞いたな。」
シアンがニヤっと笑う。
「ダンジョンは毎回変わるとも聞いた。」
ジハードはそう言って苦笑した。
「要約しよう。恐らくダンジョンマスターと言う異能者が居る。そいつが遺跡内を迷路の様に毎回変更する。そいつは姿は現さないと思うよ。そして1番強い政府異能者は帰り道に現れる。」
ボスは殺りまくって疲れた時に現れるなんて汚い連中だよねー。と呆れた顔で笑った。
いやいや。笑い事か?
「そこで俺は考えた。もう帰りはダンジョンをご丁寧に通らずにぶっ壊したらどうだろう?」
うん?ぶっ壊す?
「壁を破壊して外に出るの?」
バニラさんが聞くとボスは頷いた。
「俺が壊す役目か?」
バックスレーさんの問にもボスは頷く。
「ウェンの光弾とバックスレーの馬鹿力かなー。後はエルーカ。」
ボスが3人を笑顔で見詰めた。エルーカさんも?
「造れって事かしら?」
「そうそう。バックスレー用の最高のバフかけ武器。」
今の腕輪も異能制御と解放に特化させてるんだけど?とエルーカさんは悩み出した。
「パワーアップかあ。ちょっと悩ませて。」
「勿論。宜しくね。」
遺跡をぶっ壊して脱出・・・。破天荒過ぎるだろ。
でも・・。漫画で戦えなくなったバックスレーさんが今はめちゃくちゃ強いままカプリスに居る。
「ねえ?西アン・デスに入れる様に駆除屋には頼んだの?」
ウェンがボスに尋ねると
「ウェンには俺の意図がバレてたか。この前、侵入して来たよ。」
転移魔法陣で行くのか!!発想がそっちだったとは・・。
「じゃ、遺跡内に転移は?出来ない?」
ウェンの質問は続いた。
「出来ない。ダンジョンマスターを殺せれば出来るかもしれないが。そいつの異能が邪魔して転移魔法陣が近くまでしか行けない。」
ボスは残念そうにそう言った。
「はーい!意見!」
ラズが手を上げた。
「ミナキにダンジョンマスター捜しさせたら?」
あっ。朱雀を使って?って事?
「ミナキは偵察中は強力な結界が張れないんだよね。それで悩み中。」
ボスはどっちがマシか?早く脱出出来るのか?ずっと考えていると言った。
「俺の意見ね。パソコン画面見て。」
ハーミット様が見せてくれた画面は遺跡だった。
やっぱりマヤ文明の遺跡に似てる。エイリアンとか出てきそうなヤツ。
「これは衛生写真ね。てっきり遺跡って此処かと思っていたんだけど?ダンジョンにしては狭くないか?」
言われて見るとこのピラミッド型の遺跡は階段があり頂上に祭壇?部屋?石造りの入口があるがこの写真で見る限りそう大きくは無い。
「そこが入り口。中に降りて行く。」
ボスはそれは間違い無い情報だよと言った。
「素直に下に入り口作れば良いのに。あー。だから壁破壊したら地上になるのか!!」
ハーミット様はなるほどねっと勝手に納得して頷いた。
なるほど。俺も確かに最短って壁破壊かも?と、この遺跡見てたらそう思えて来た。
「はい!俺!壁破壊で遺跡崩れそうなら結界張るの頑張ります!」
うん。頑張ろう。
「そうだね。遺跡が崩れる可能性もあるし。」
ボスも皆も笑顔だし。絶対!金印盗んでやる!燃えてきた!
「俺は食料を小型化して沢山ポケットに入れておくよ。」
ディードが疲れた時は食えば回復!と笑いながら言った。
「それが1番助かる!!俺、おにぎり!」
バックスレーさんが今回、1番お腹空きそうだしな。
西アン・デス遺跡行きまで11日。
このまま上手く行けば決行決定だ。
「俺達はあくまでキラービーに合わせて動く。警察のバカが偵察にしくじったら1から計画はやり直す。」
ボスの言う事は最もだと思った。
求めるのは出来る限りのノーリスク。
「はい!質問です!何故、今までのマフィアは失敗したんですか?」
聞いてみたかった事実。
「それは全員知っておく必要があるね。」
知らない人が多いよね?とボスは確認した。
ジハードとシアンはそこそこの情報は知っているらしい。
「情報は噂と憶測もあるから俺が仕入れた事実だけを教えるね?」
遺跡から帰還したマフィアメンバーは0。
誰も居ないから噂は1人歩きしていると言う。
「遺跡に初手で向かったマフィアはゼルド商会。此処からの情報は無い。次に行ったグルーシスファミリー。此処からの情報だ。」
グルーシスファミリーは金印まで辿り着いた。遺跡はダンジョンになっていて金印がある場所までも何人も政府異能者に襲われて殺された。
しかし、何とか3人生き残った。金印を手にし逃げる所までは嬉嬉として連絡が入っていた。
「最後の電話の内容だ。ダンジョンが行きと帰りが違う。ラスボスは帰り道にいる。」
ダンジョンが変わるタイプ。RPGにありがちな厄介なヤツか。
「ラスボスは帰り道・・。それは俺も聞いたな。」
シアンがニヤっと笑う。
「ダンジョンは毎回変わるとも聞いた。」
ジハードはそう言って苦笑した。
「要約しよう。恐らくダンジョンマスターと言う異能者が居る。そいつが遺跡内を迷路の様に毎回変更する。そいつは姿は現さないと思うよ。そして1番強い政府異能者は帰り道に現れる。」
ボスは殺りまくって疲れた時に現れるなんて汚い連中だよねー。と呆れた顔で笑った。
いやいや。笑い事か?
「そこで俺は考えた。もう帰りはダンジョンをご丁寧に通らずにぶっ壊したらどうだろう?」
うん?ぶっ壊す?
「壁を破壊して外に出るの?」
バニラさんが聞くとボスは頷いた。
「俺が壊す役目か?」
バックスレーさんの問にもボスは頷く。
「ウェンの光弾とバックスレーの馬鹿力かなー。後はエルーカ。」
ボスが3人を笑顔で見詰めた。エルーカさんも?
「造れって事かしら?」
「そうそう。バックスレー用の最高のバフかけ武器。」
今の腕輪も異能制御と解放に特化させてるんだけど?とエルーカさんは悩み出した。
「パワーアップかあ。ちょっと悩ませて。」
「勿論。宜しくね。」
遺跡をぶっ壊して脱出・・・。破天荒過ぎるだろ。
でも・・。漫画で戦えなくなったバックスレーさんが今はめちゃくちゃ強いままカプリスに居る。
「ねえ?西アン・デスに入れる様に駆除屋には頼んだの?」
ウェンがボスに尋ねると
「ウェンには俺の意図がバレてたか。この前、侵入して来たよ。」
転移魔法陣で行くのか!!発想がそっちだったとは・・。
「じゃ、遺跡内に転移は?出来ない?」
ウェンの質問は続いた。
「出来ない。ダンジョンマスターを殺せれば出来るかもしれないが。そいつの異能が邪魔して転移魔法陣が近くまでしか行けない。」
ボスは残念そうにそう言った。
「はーい!意見!」
ラズが手を上げた。
「ミナキにダンジョンマスター捜しさせたら?」
あっ。朱雀を使って?って事?
「ミナキは偵察中は強力な結界が張れないんだよね。それで悩み中。」
ボスはどっちがマシか?早く脱出出来るのか?ずっと考えていると言った。
「俺の意見ね。パソコン画面見て。」
ハーミット様が見せてくれた画面は遺跡だった。
やっぱりマヤ文明の遺跡に似てる。エイリアンとか出てきそうなヤツ。
「これは衛生写真ね。てっきり遺跡って此処かと思っていたんだけど?ダンジョンにしては狭くないか?」
言われて見るとこのピラミッド型の遺跡は階段があり頂上に祭壇?部屋?石造りの入口があるがこの写真で見る限りそう大きくは無い。
「そこが入り口。中に降りて行く。」
ボスはそれは間違い無い情報だよと言った。
「素直に下に入り口作れば良いのに。あー。だから壁破壊したら地上になるのか!!」
ハーミット様はなるほどねっと勝手に納得して頷いた。
なるほど。俺も確かに最短って壁破壊かも?と、この遺跡見てたらそう思えて来た。
「はい!俺!壁破壊で遺跡崩れそうなら結界張るの頑張ります!」
うん。頑張ろう。
「そうだね。遺跡が崩れる可能性もあるし。」
ボスも皆も笑顔だし。絶対!金印盗んでやる!燃えてきた!
「俺は食料を小型化して沢山ポケットに入れておくよ。」
ディードが疲れた時は食えば回復!と笑いながら言った。
「それが1番助かる!!俺、おにぎり!」
バックスレーさんが今回、1番お腹空きそうだしな。
西アン・デス遺跡行きまで11日。
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