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西アン・デスに向けての修行
もうやるしかないだろー!
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警察官は異世界人じゃない。問題はこの政府異能者だけか?
でも、この警察官も強い。
「ヴェガ!!やっと殺れるなあ!」
政府異能者がヴェガさんに間合いを詰める。
見えなかった・・・。
何をした?
お互いに試すような体術すら見えない。
「我が身を護れよ。まじでボスとウェンにキレられるのだけは勘弁して。」
ジハードが苦笑して俺の頭をポンと叩いて戦闘に向かった。
一先ずは
――結界――
ジハードが見える範囲に居るなら大丈夫。
政府異能者はヴェガさんと対峙している。
後の警官の相手をジハード、ガブリエルさん、ビクターさん。
警察官も強い。
「そう熱くならなくても大丈夫ですよ?」
ジハードが戦闘モードに入った。
――重力操作――
警察官はもろに異能を食らって膝を付いた瞬間にジハードはニヤっと笑い。
勢いよく蹴り飛ばした。
ぶっ飛ばされた警官の首は嫌な感じで折れていた。
「ノルマ達成ですね。」
メガネをクイッと上げて周りを見渡している。やっぱりジハードは強いよ。
ガブリエルさんビクターさんももう少しで終わりそうな気配。少しいたぶっているようにも見える。
問題はヴェガさんと政府異能者だ。
巻き込まれ無いように見ているだけなのだが刺さる様な殺気に冷や汗すら流れる。
早い。動きにやっと目が慣れて来た。
俺はヴェガさんとも政府異能者ともまともに戦える能力は絶対に無い。
これ受けたら一撃死だ。
「仕留めろ!手伝う。」
ジハードが2人のバトルに参戦した。
「バカ!!殺したのか?」
ヴェガさんにそう言われジハードはムッとした顔をした。
その瞬間。ヤバいと俺の勘が言う。
殺気とは違う寒気がして身体が勝手に動いていた。
「ジハード!!!ヴェガさん!!」
――四神結界――
「うわっ!!!」
ジハードがソレに驚いて受け身を取るのと同時に結界が間に合った。
バチッバチッ!!!!
ソレは結界にぶち当たりはね飛ばされる。
でもまた直ぐにユラりと起き上がった。
「殺した奴が生き返った?!!」
「あの役人の異能だよ。死体蘇生。アンデッド化させる。」
ヴェガさんはそう言った。
ジハードの顔がめちゃくちゃ怖い。
「ヴェガ・・・。何故それを早く言わねーんだよ!?」
「死体蘇生の政府異能者カルロスだぞ?有名人だが。」
「サン・パウロの事など知るか!ボケ!!」
俺はこんなジハードを見たのは初めてだ。
ジハードもキレるんだな・・・。
「申し訳無いですが!言い争うより結界が破壊される前に何とかして下さいよ!!」
政府異能者は結界にイライラしながらもアンデッドとなった警察官に結界を何度も攻撃させている。
その力・・・。さっきジハードと戦った時より強い。
「あの死体。能力上がってますよね?」
クソ!まだ大丈夫だがキツい。
「死体は感情も理性も無い。全力で向かってくるからだ。」
ヴェガさんは嫌そうな顔でそう言った。
俺もヴェガさんにキレそう・・・。
「このシールドは特殊だ。そうか。お前も異世界人。裏切り者って事か?」
政府異能者カルロスは俺を見てそう言った。
「まあ、良い。仲間を増やそう。」
カルロスがニヤリと笑った瞬間。
「ガブリエル!!!」
ヴェガさんが叫んだが間に合わなかった。
仲間の警察官をこいつ殺りやがった・・・。
カルロスに殺された警察官はユラりと立ち上がる。
「ビクター!!」
ビクターさんはカルロスの剣を受け止めて警察官を庇う。
自分を殺しに来たカルロスから助けたのに警察官は背後からビクターさんに蹴りを入れた。
「クソ!何でだよ!!」
操られているのか警察官はそのままあっさりとカルロスに殺された。
政府異能者カルロスと3人のアンデッド。
「あー!もう!!やるしかないじゃん!」
ガブリエルさんとビクターさんも結界内に移動させる。
「青龍、白虎、朱雀、玄武。護れよ。」
攻撃が3体になりダメージを受ける。
「あのカルロスだけ殺れば良いんですよね?」
ヴェガさんに聞くと頷いた。
1番気をつけるのはこのメンバーの誰も死んではいけないって事だ。
護りたいのもあるがアンデッド化が1番怖い。
「ヴェガさん、ガブリエルさん、ビクターさんの異能は?」
「何でお前が仕切るんだよ?」
ヴェガさんにそう言われてイラっときた。
バシッ!!
ジハードが無茶苦茶睨みつけてヴェガさんの頭を叩いていた。
「元はと言えばお前が悪いんだろ?」
「・・・。まあなー。」
あまり反省はしていないが取り敢えずヴェガさんは黙った。
「ビクター。異能発動。」
「了解。」
ビクターさんは
――防音――
結界内に更に膜が張った様な状態になった。
「こいつの異能は防音。銃乱射などをやっても外部にバレない。もうカルロスには何も聞こえないから話すぞ。」
ヴェガさんはそう言った。
防音かそうだったのか。バックスレーさんみたいに身体強化タイプだと思ってた。
「ヴェガの異能は手術みたいな感じだよ。」
ジハードがそう言った。
「何でお前が言うんだよ!確かに俺は臓器を取り出せる。臓器売買に使っているんだがな。」
あー。そういう事か。この人が素手で心臓貫いているの漫画で見た事ある。
「俺の異能はカルロスには効かないんだ。催眠と睡眠。」
ガブリエルさんは苦笑してそう言った。
「自身より上位異能者には効果が殆どねーんだ。」
フォローする様にヴェガさんはそう言った。
重力、手術、防音、催眠。
やって見たい。やれなくてもやらせて見たい!
それは将来の可能性。
「グッ・・・。結界がヤバいです。」
四神結界が壊れると身体に物凄く負担がかかる。そろそろ解かねばならない。
俺の意見を説明して結界は解除する事にした。
「無理だったら全員で命懸けだぞ。」
そう上手く行くかよ?と言いながらもヴェガさんも1度は試すと言ってくれた。
アンデッドは俺が担当する。
やるしかなーい!!
でも、この警察官も強い。
「ヴェガ!!やっと殺れるなあ!」
政府異能者がヴェガさんに間合いを詰める。
見えなかった・・・。
何をした?
お互いに試すような体術すら見えない。
「我が身を護れよ。まじでボスとウェンにキレられるのだけは勘弁して。」
ジハードが苦笑して俺の頭をポンと叩いて戦闘に向かった。
一先ずは
――結界――
ジハードが見える範囲に居るなら大丈夫。
政府異能者はヴェガさんと対峙している。
後の警官の相手をジハード、ガブリエルさん、ビクターさん。
警察官も強い。
「そう熱くならなくても大丈夫ですよ?」
ジハードが戦闘モードに入った。
――重力操作――
警察官はもろに異能を食らって膝を付いた瞬間にジハードはニヤっと笑い。
勢いよく蹴り飛ばした。
ぶっ飛ばされた警官の首は嫌な感じで折れていた。
「ノルマ達成ですね。」
メガネをクイッと上げて周りを見渡している。やっぱりジハードは強いよ。
ガブリエルさんビクターさんももう少しで終わりそうな気配。少しいたぶっているようにも見える。
問題はヴェガさんと政府異能者だ。
巻き込まれ無いように見ているだけなのだが刺さる様な殺気に冷や汗すら流れる。
早い。動きにやっと目が慣れて来た。
俺はヴェガさんとも政府異能者ともまともに戦える能力は絶対に無い。
これ受けたら一撃死だ。
「仕留めろ!手伝う。」
ジハードが2人のバトルに参戦した。
「バカ!!殺したのか?」
ヴェガさんにそう言われジハードはムッとした顔をした。
その瞬間。ヤバいと俺の勘が言う。
殺気とは違う寒気がして身体が勝手に動いていた。
「ジハード!!!ヴェガさん!!」
――四神結界――
「うわっ!!!」
ジハードがソレに驚いて受け身を取るのと同時に結界が間に合った。
バチッバチッ!!!!
ソレは結界にぶち当たりはね飛ばされる。
でもまた直ぐにユラりと起き上がった。
「殺した奴が生き返った?!!」
「あの役人の異能だよ。死体蘇生。アンデッド化させる。」
ヴェガさんはそう言った。
ジハードの顔がめちゃくちゃ怖い。
「ヴェガ・・・。何故それを早く言わねーんだよ!?」
「死体蘇生の政府異能者カルロスだぞ?有名人だが。」
「サン・パウロの事など知るか!ボケ!!」
俺はこんなジハードを見たのは初めてだ。
ジハードもキレるんだな・・・。
「申し訳無いですが!言い争うより結界が破壊される前に何とかして下さいよ!!」
政府異能者は結界にイライラしながらもアンデッドとなった警察官に結界を何度も攻撃させている。
その力・・・。さっきジハードと戦った時より強い。
「あの死体。能力上がってますよね?」
クソ!まだ大丈夫だがキツい。
「死体は感情も理性も無い。全力で向かってくるからだ。」
ヴェガさんは嫌そうな顔でそう言った。
俺もヴェガさんにキレそう・・・。
「このシールドは特殊だ。そうか。お前も異世界人。裏切り者って事か?」
政府異能者カルロスは俺を見てそう言った。
「まあ、良い。仲間を増やそう。」
カルロスがニヤリと笑った瞬間。
「ガブリエル!!!」
ヴェガさんが叫んだが間に合わなかった。
仲間の警察官をこいつ殺りやがった・・・。
カルロスに殺された警察官はユラりと立ち上がる。
「ビクター!!」
ビクターさんはカルロスの剣を受け止めて警察官を庇う。
自分を殺しに来たカルロスから助けたのに警察官は背後からビクターさんに蹴りを入れた。
「クソ!何でだよ!!」
操られているのか警察官はそのままあっさりとカルロスに殺された。
政府異能者カルロスと3人のアンデッド。
「あー!もう!!やるしかないじゃん!」
ガブリエルさんとビクターさんも結界内に移動させる。
「青龍、白虎、朱雀、玄武。護れよ。」
攻撃が3体になりダメージを受ける。
「あのカルロスだけ殺れば良いんですよね?」
ヴェガさんに聞くと頷いた。
1番気をつけるのはこのメンバーの誰も死んではいけないって事だ。
護りたいのもあるがアンデッド化が1番怖い。
「ヴェガさん、ガブリエルさん、ビクターさんの異能は?」
「何でお前が仕切るんだよ?」
ヴェガさんにそう言われてイラっときた。
バシッ!!
ジハードが無茶苦茶睨みつけてヴェガさんの頭を叩いていた。
「元はと言えばお前が悪いんだろ?」
「・・・。まあなー。」
あまり反省はしていないが取り敢えずヴェガさんは黙った。
「ビクター。異能発動。」
「了解。」
ビクターさんは
――防音――
結界内に更に膜が張った様な状態になった。
「こいつの異能は防音。銃乱射などをやっても外部にバレない。もうカルロスには何も聞こえないから話すぞ。」
ヴェガさんはそう言った。
防音かそうだったのか。バックスレーさんみたいに身体強化タイプだと思ってた。
「ヴェガの異能は手術みたいな感じだよ。」
ジハードがそう言った。
「何でお前が言うんだよ!確かに俺は臓器を取り出せる。臓器売買に使っているんだがな。」
あー。そういう事か。この人が素手で心臓貫いているの漫画で見た事ある。
「俺の異能はカルロスには効かないんだ。催眠と睡眠。」
ガブリエルさんは苦笑してそう言った。
「自身より上位異能者には効果が殆どねーんだ。」
フォローする様にヴェガさんはそう言った。
重力、手術、防音、催眠。
やって見たい。やれなくてもやらせて見たい!
それは将来の可能性。
「グッ・・・。結界がヤバいです。」
四神結界が壊れると身体に物凄く負担がかかる。そろそろ解かねばならない。
俺の意見を説明して結界は解除する事にした。
「無理だったら全員で命懸けだぞ。」
そう上手く行くかよ?と言いながらもヴェガさんも1度は試すと言ってくれた。
アンデッドは俺が担当する。
やるしかなーい!!
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