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エバーステイ博物館ミッション
やっぱり?
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「着替え。無いだろ?」
ウェンだった。はい!と俺の服を渡された。
「うわー!ありがとう。これも洗って返さなきゃね。」
赤の武闘着、本当に嬉しかった。
「俺も風呂入るよ。」
ウェンがニッコリ笑って部屋へ戻る。
笑顔が本当に可愛い。
冷徹な普段の表情からは想像が付かなかった。
「風呂はここか。」
おー。湯船がある。
洗ってあるのか?面倒だから今日はシャワーで良いか。
次、カプリスって何するんだっけ?
本編はカプリスを取り逃した事でリュートとオーガは現場を外されて修行をするとか言う話だったよな。
その間のカプリス・・・。知る訳無い!!
なる様になるか。
タオルはちゃんと脱衣場にあった。
洗濯は朝からしよう。
「さっぱり!」
冷蔵庫から勝手に飲み物を取って飲む。絵に間違い無しオレンジの炭酸飲料だった。
デカい家に一人暮らしみたいだな。
誰も居ないリビングがやけに広く感じる。
何かちょっと寂しい・・・。
「寝よ。3時か。まじで寝よう。」
ベッドに入ると直ぐに睡魔に襲われた。
その時・・・。あれ?また誰か来た?アジトってそんなもんなのかなあ。
でも、眠い起きたくない。
ウトウトと寝かかった時に部屋の扉が開く。
え?
バッと布団を捲られてゴソゴソと入ってきたのはウェンだ。
「ウェン・・・。」
「起こした?ごめん。」
いやその、そうじゃ無くてー!
「一緒に寝たい。」
ううう。嬉しいんだけど・・・。ね?
「俺の事好きな癖に。」
そんな事さらっと言うなよぉ。
「そりゃ好きだからこそ。ウェンが隣に居るとドキドキし過ぎるんだよ。」
ウェンは手枕で俺の方を向いて俺の顔を見詰める。そして俺の髪をサラサラと撫でた。
ああもう。やめて欲しいけれどやめて欲しくないぃー!
「ミナキ・・・。寝ろ。」
「無茶言うよね。」
切ない。凄く色々期待してしまう自分が居る。
でも、ウェンの過去を考えるときっと・・・。辛い思い出しかないんだよね?
「暖かいオーラ。」
ウェンは愛おしい人を見るような目で俺の髪を撫でる。
「ウェン・・・。あの。腕枕で寝たい。」
恥ずかしいが本音だ。
「いいよ。」
そう言っておいでと腕を出す。
はぁ。落ち着く様に大きく深呼吸。
ギュッと抱きしめられる。
異能の使い過ぎからか身体、疲れきってる。良かった。今日は下半身元気じゃない。
「疲れたね。ミナキ、良く頑張った。」
「うん。」
俺も抱き締め返す。
ウェンの匂い好き。
抱き締められた腕の中で睡魔がやってくる。
ウェンの寝息も聞こえた。全く、寝付き良すぎだよ。
暖かい。幸せ。それだけはウェンも俺も同じ気持ち。
・・・・・・・・・・・・
ご飯もたらふく食って自室に帰る。
ミナキはアジトか。
アジト・・・。誰でも入れる。勿論、シアンも。
モヤモヤ。
良し、一先ずこの服を持っていこう。
俺がアジトに入るとボケーッと悩んでいるのか突っ立っているミナキが居た。
服持ってきたと言うと嬉しそう。
俺も嬉しい。
うん。大丈夫そう。
風呂入りに帰る。
本当に大丈夫かな?はは・・・。
俺、心配し過ぎ。
風呂上がり。やはり心配になる。
俺は確実に嫉妬深いし独占欲強い。
嫌な過去も沢山思い出したくないくらい
色々あったけれど。
俺も男だし欲情しない訳では無い。
俺の部屋に呼ぶか。
いや、アジトで寝よう。
再びアジトへ戻る。部屋か。もう寝た?
・・・一緒に寝たい。
ミナキの寝ている部屋に入り布団を捲る。
俺だと解ると赤いオーラが鼓動に合わせる様にフワフワと揺れる。
「起こした?ごめん。」
「一緒に寝たい。」
これは本音。
「俺の事好きな癖に。」
これはミナキのせいにした。
ドキドキ。正直、俺もする。
可愛い。サラサラと黒髪を撫でる。
何時までも見詰めて居たい。
その唇に何時か触れれる日が来ると良いな。
俺の嫌な過去はもう数年前の事だけれどもミナキはつい数日前の事だ。
聖人君子にならねば。
・・・腕枕で寝たい・・・
勿論、そのつもりで居た。もう少し顔、見て居たかったけれど。
「いいよ。」
ミナキを抱き締める。暖かい。
良く頑張ったと頭を撫でる。
愛おしい。
俺も異能使い過ぎた。眠い・・・。
暖かい。幸せ。離したくない。
今日も俺が先に・・・寝そう・・・。
何時?9時か。
部屋にボスが入って来た気配で目が覚めた。
そっと腕を引き抜きベッドを抜け出る。
良く寝ている。
リビングに出るとボスはソファに座っていた。
「おはよ。」
「一緒に居たの?」
解って居た癖に。
「そう。アジトに1人は心配。」
「シアンか。」
そうそうと頷く。
「何かあった?」
ボスがそう言うので俺達の子供の頃みたいな感じと濁した。それだけで通じた。
「ミナキはウェンが好きなのかな?」
「初めて見た。赤いオーラ。」
ボスは目を丸くして
「そりゃあ凄い!」
そしてニッコリ笑って
「だから昔、言っただろ?そう言う人にいつか巡り会えるって。」
と言った。
俺はハニカミながら頷く。
「大事にしな。」
「勿論。当たり前。」
ボスはクスクス笑う。ボスはいつもパステルカラーのイエロー。優しい色。
ガチャと部屋の扉が開く。
「おはよーございます。」
まだ眠そうな顔でミナキが起きてきた。
ウェンだった。はい!と俺の服を渡された。
「うわー!ありがとう。これも洗って返さなきゃね。」
赤の武闘着、本当に嬉しかった。
「俺も風呂入るよ。」
ウェンがニッコリ笑って部屋へ戻る。
笑顔が本当に可愛い。
冷徹な普段の表情からは想像が付かなかった。
「風呂はここか。」
おー。湯船がある。
洗ってあるのか?面倒だから今日はシャワーで良いか。
次、カプリスって何するんだっけ?
本編はカプリスを取り逃した事でリュートとオーガは現場を外されて修行をするとか言う話だったよな。
その間のカプリス・・・。知る訳無い!!
なる様になるか。
タオルはちゃんと脱衣場にあった。
洗濯は朝からしよう。
「さっぱり!」
冷蔵庫から勝手に飲み物を取って飲む。絵に間違い無しオレンジの炭酸飲料だった。
デカい家に一人暮らしみたいだな。
誰も居ないリビングがやけに広く感じる。
何かちょっと寂しい・・・。
「寝よ。3時か。まじで寝よう。」
ベッドに入ると直ぐに睡魔に襲われた。
その時・・・。あれ?また誰か来た?アジトってそんなもんなのかなあ。
でも、眠い起きたくない。
ウトウトと寝かかった時に部屋の扉が開く。
え?
バッと布団を捲られてゴソゴソと入ってきたのはウェンだ。
「ウェン・・・。」
「起こした?ごめん。」
いやその、そうじゃ無くてー!
「一緒に寝たい。」
ううう。嬉しいんだけど・・・。ね?
「俺の事好きな癖に。」
そんな事さらっと言うなよぉ。
「そりゃ好きだからこそ。ウェンが隣に居るとドキドキし過ぎるんだよ。」
ウェンは手枕で俺の方を向いて俺の顔を見詰める。そして俺の髪をサラサラと撫でた。
ああもう。やめて欲しいけれどやめて欲しくないぃー!
「ミナキ・・・。寝ろ。」
「無茶言うよね。」
切ない。凄く色々期待してしまう自分が居る。
でも、ウェンの過去を考えるときっと・・・。辛い思い出しかないんだよね?
「暖かいオーラ。」
ウェンは愛おしい人を見るような目で俺の髪を撫でる。
「ウェン・・・。あの。腕枕で寝たい。」
恥ずかしいが本音だ。
「いいよ。」
そう言っておいでと腕を出す。
はぁ。落ち着く様に大きく深呼吸。
ギュッと抱きしめられる。
異能の使い過ぎからか身体、疲れきってる。良かった。今日は下半身元気じゃない。
「疲れたね。ミナキ、良く頑張った。」
「うん。」
俺も抱き締め返す。
ウェンの匂い好き。
抱き締められた腕の中で睡魔がやってくる。
ウェンの寝息も聞こえた。全く、寝付き良すぎだよ。
暖かい。幸せ。それだけはウェンも俺も同じ気持ち。
・・・・・・・・・・・・
ご飯もたらふく食って自室に帰る。
ミナキはアジトか。
アジト・・・。誰でも入れる。勿論、シアンも。
モヤモヤ。
良し、一先ずこの服を持っていこう。
俺がアジトに入るとボケーッと悩んでいるのか突っ立っているミナキが居た。
服持ってきたと言うと嬉しそう。
俺も嬉しい。
うん。大丈夫そう。
風呂入りに帰る。
本当に大丈夫かな?はは・・・。
俺、心配し過ぎ。
風呂上がり。やはり心配になる。
俺は確実に嫉妬深いし独占欲強い。
嫌な過去も沢山思い出したくないくらい
色々あったけれど。
俺も男だし欲情しない訳では無い。
俺の部屋に呼ぶか。
いや、アジトで寝よう。
再びアジトへ戻る。部屋か。もう寝た?
・・・一緒に寝たい。
ミナキの寝ている部屋に入り布団を捲る。
俺だと解ると赤いオーラが鼓動に合わせる様にフワフワと揺れる。
「起こした?ごめん。」
「一緒に寝たい。」
これは本音。
「俺の事好きな癖に。」
これはミナキのせいにした。
ドキドキ。正直、俺もする。
可愛い。サラサラと黒髪を撫でる。
何時までも見詰めて居たい。
その唇に何時か触れれる日が来ると良いな。
俺の嫌な過去はもう数年前の事だけれどもミナキはつい数日前の事だ。
聖人君子にならねば。
・・・腕枕で寝たい・・・
勿論、そのつもりで居た。もう少し顔、見て居たかったけれど。
「いいよ。」
ミナキを抱き締める。暖かい。
良く頑張ったと頭を撫でる。
愛おしい。
俺も異能使い過ぎた。眠い・・・。
暖かい。幸せ。離したくない。
今日も俺が先に・・・寝そう・・・。
何時?9時か。
部屋にボスが入って来た気配で目が覚めた。
そっと腕を引き抜きベッドを抜け出る。
良く寝ている。
リビングに出るとボスはソファに座っていた。
「おはよ。」
「一緒に居たの?」
解って居た癖に。
「そう。アジトに1人は心配。」
「シアンか。」
そうそうと頷く。
「何かあった?」
ボスがそう言うので俺達の子供の頃みたいな感じと濁した。それだけで通じた。
「ミナキはウェンが好きなのかな?」
「初めて見た。赤いオーラ。」
ボスは目を丸くして
「そりゃあ凄い!」
そしてニッコリ笑って
「だから昔、言っただろ?そう言う人にいつか巡り会えるって。」
と言った。
俺はハニカミながら頷く。
「大事にしな。」
「勿論。当たり前。」
ボスはクスクス笑う。ボスはいつもパステルカラーのイエロー。優しい色。
ガチャと部屋の扉が開く。
「おはよーございます。」
まだ眠そうな顔でミナキが起きてきた。
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