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Caprice(カプリス)
6年越しの片思い②
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バシッ!!!
「痛っ!」
思いっ切り食らった平手打ち。
「この世界では弱い異能者や子供の異能者にはそんな事・・・。普通にあるし!!」
ウェンの顔が怒りに満ちていて殺気は無いんだけど今にも殺されるんじゃないかってくらい怒っていて涙も止まった。
でも、俺に平手打ちした後は顔を背けて凄く凄く辛そうな顔をした。
「ごめん。昔の嫌な事思い出した。カプリスのメンバーも皆、子供の頃そう言うの経験してる。」
ウェンも?皆も?まじかよ・・。
「だから。そんな事・・・。そんな事じゃないけれど。もうミナキも忘れろ。」
「ごめんなさい。嫌な事思い出させて・・。」
俺、全然この世界の事や皆の事知らない。
知っているつもりでいた。
そんな事、漫画には載って無かったし。いや、それは言い訳だ。
「ミナキは悪くない。」
ウェンの怒りの顔が冷静な顔に戻っていた。
「異能者が生きにくい世界なんだね。政府に居ても居なくても。」
何だか想像がついた。子供の異能者は俺がシアンに匿われていた様に大人の異能者に匿われ無いと政府に捕まるんだ。
結局、どちらが幸せかって選択をするのは自分次第なんだろうけれど。
「ミナキ・・・。触れて良い?」
ウェンがごめんと言って平手打ちした頬を優しく撫でる。
「俺、本当にウェンが好きだから。隠し事したく無かった。」
「うん。知ってる。」
ウェンの触れる手が優しくて暖かくて。また泣きそう。
「俺。ウェンの傍に居ても良いの?」
「傍に居て。」
またウェンが笑った。
そしてそっと俺を抱き締めた。
「暖かいオーラ。抱き締めたら体温まで上がるね。」
顔も赤い。ウェンに抱き締められている。
ウェンに・・・!ウェンに!
まだ上半身裸の肌が!!
「ウェン。風邪ひくよ。早く・・・。服着てくれ。」
「ああ。そう言えば。」
もう本当にドキドキが止まらなくなる。ウェンは漸く服を着てくれた。
「俺も風呂入るね。」
ウェンは頷いて行ってらっしゃいと言って微笑んだ。
はぁー!!びっくりしたぁ!抱き締められた。俺の下半身反応しそうになるし。
シャワーを浴びながら考える。
俺と年も変わらないのに・・・。皆、苦労し過ぎだよ。嫌だったろうな。俺だって最初はシアンにされて嫌だった。
シアンがあの顔と体型じゃ無かったら・・・。確実に逃げ出してた。
俺は男性好きだから良いけど・・。
じゃあ、エルーカさんやバニラさんは・・・・。
クッ!!めっちゃ腹が立つ。
シアンも子供の頃やっぱり?
何か屈折したのが解る。
ウェンもそうだ。ウェンはオーラで感情が見えるからより屈折している気もする。
そして・・・。多分、愛情に飢えてる。
ウェンの事、大事にしたいな。
・・・・・・・・・・・・
怒りに任せて叩いてしまった。反省。
クソ。本当に嫌な事を思い出した。ボスに出会うまでの半年?1年?もう忘れたくて良く覚えていない。
カプリスの連中も同じ境遇。忘れたい過去がある。
ミナキ・・・。辛かっただろうな。俺達の誰かが匿ってやるべきだった。
激しく後悔。
そんな事話さなくても良かったのに。馬鹿正直過ぎる。俺はシアンとそう言うことがあったミナキを蔑む事なんて無いのに。この世界では良くある話だ。
人を叩いて初めて苦痛だった。俺の心まで痛い。
ごめん。また後で謝らないと。
そして、これからは俺が護る。
・・・・・・・・・・・・
風呂から上がって洗濯乾燥機をかける。
字は読めないが操作方法は同じだ。
海外製の洗濯機使っているくらいの感覚。
部屋に戻るとウェンはテレビの前でゲーム中だった。
冷蔵庫を開けてコーラみたいな炭酸を飲む。
「うまーい!」
風呂上がりの炭酸最高。味もOK。
「俺も飲む取って。」
画面に夢中のウェンが声をかける。
「ほい。」
炭酸飲料を床にそっと置きそのままウェンの隣に座った。
「RPGもするんだ。」
「レベ上げ中。」
だろうな。今、ダンジョンみたいだし。
「さっきはごめん。」
コントローラーを置いてウェンが俺を見詰める。
「大丈夫だから・・・。見過ぎ!照れるから!!」
フッと笑いだしたかと思ったら
「あはははは。やっぱりお前、面白い。」
爆笑するウェン。
「あのねえ!好きな人に見られたら照れるもんなの!絶対、解ってないでしょ?」
「あはははは!ごめん。こんなに笑ったの何年ぶり?」
くそぉ。可愛いし!!
本当に俺だけに見せる爆笑かも。バカだけど俺、そう言うのでもキュンとする。
ウェンは好きって感情は無いかもしれない。
そもそも好きという感情や愛情が解らなくて大人になっていると思う。
ゆっくりじっくり!
いつか俺を好きと言わせてみせる!!
「ミナキ。真面目な話。明日どうする?」
爆笑し終わったウェンはまた冷静な顔に戻っていた。
「明日も修行?」
「まあ、それでも良いけど。ミッション決行日は明後日0時ね。明日の昼間に異能の使い過ぎは本番に影響するかも。」
そうか。夜中に仕事するのか。普通そうだよね。博物館が閉まってから盗みに入る。なるほど。
「集合は仮アジトに21時。その前にアルージャの部屋に行ってミナキは内部をもっと把握した方が良い。」
「そうか。俺、行ったことないしね。」
内部構造か。何となく解るんだけどな。でも、主人公目線。
そうか。主人公目線その逆に敵が居るって事か。
「どうした?」
「ううん。緊張するなって思ってた。」
最初はそうだね。と言いつつ俺にコントローラーを渡す。
今日もやるか!対戦!!
「あっ。ダメだ。もう勝てそうに無い。眠さMAX。」
「寝る?」
ウェンが聞くのでコクコクと頷く。
やっぱり有無を言わさずにベッドに連れて行かれた。
「やっぱり。お前のオーラ気持ち良い。」
隣で横になるウェンが幸せそうだ。
ウェン。こう言うの蛇の生殺しって言うんだよ。でも!俺は紳士になる!
「もっと寄って。」
すっと腕を出されて・・・。
ウェンの腕枕。。
寝るけどね!!こんなシュチュエーション最高過ぎるし!
ウェンの事が好き過ぎる。
ウェンよ何故・・・。俺より先に寝れる。
俺が眠かったのに。
鎮まれ俺の煩悩よ。もう俺ってこんなに不純だったの?!
今日も唱えよう。六根清浄。
そう。身も心も清めたまえ。。。
「痛っ!」
思いっ切り食らった平手打ち。
「この世界では弱い異能者や子供の異能者にはそんな事・・・。普通にあるし!!」
ウェンの顔が怒りに満ちていて殺気は無いんだけど今にも殺されるんじゃないかってくらい怒っていて涙も止まった。
でも、俺に平手打ちした後は顔を背けて凄く凄く辛そうな顔をした。
「ごめん。昔の嫌な事思い出した。カプリスのメンバーも皆、子供の頃そう言うの経験してる。」
ウェンも?皆も?まじかよ・・。
「だから。そんな事・・・。そんな事じゃないけれど。もうミナキも忘れろ。」
「ごめんなさい。嫌な事思い出させて・・。」
俺、全然この世界の事や皆の事知らない。
知っているつもりでいた。
そんな事、漫画には載って無かったし。いや、それは言い訳だ。
「ミナキは悪くない。」
ウェンの怒りの顔が冷静な顔に戻っていた。
「異能者が生きにくい世界なんだね。政府に居ても居なくても。」
何だか想像がついた。子供の異能者は俺がシアンに匿われていた様に大人の異能者に匿われ無いと政府に捕まるんだ。
結局、どちらが幸せかって選択をするのは自分次第なんだろうけれど。
「ミナキ・・・。触れて良い?」
ウェンがごめんと言って平手打ちした頬を優しく撫でる。
「俺、本当にウェンが好きだから。隠し事したく無かった。」
「うん。知ってる。」
ウェンの触れる手が優しくて暖かくて。また泣きそう。
「俺。ウェンの傍に居ても良いの?」
「傍に居て。」
またウェンが笑った。
そしてそっと俺を抱き締めた。
「暖かいオーラ。抱き締めたら体温まで上がるね。」
顔も赤い。ウェンに抱き締められている。
ウェンに・・・!ウェンに!
まだ上半身裸の肌が!!
「ウェン。風邪ひくよ。早く・・・。服着てくれ。」
「ああ。そう言えば。」
もう本当にドキドキが止まらなくなる。ウェンは漸く服を着てくれた。
「俺も風呂入るね。」
ウェンは頷いて行ってらっしゃいと言って微笑んだ。
はぁー!!びっくりしたぁ!抱き締められた。俺の下半身反応しそうになるし。
シャワーを浴びながら考える。
俺と年も変わらないのに・・・。皆、苦労し過ぎだよ。嫌だったろうな。俺だって最初はシアンにされて嫌だった。
シアンがあの顔と体型じゃ無かったら・・・。確実に逃げ出してた。
俺は男性好きだから良いけど・・。
じゃあ、エルーカさんやバニラさんは・・・・。
クッ!!めっちゃ腹が立つ。
シアンも子供の頃やっぱり?
何か屈折したのが解る。
ウェンもそうだ。ウェンはオーラで感情が見えるからより屈折している気もする。
そして・・・。多分、愛情に飢えてる。
ウェンの事、大事にしたいな。
・・・・・・・・・・・・
怒りに任せて叩いてしまった。反省。
クソ。本当に嫌な事を思い出した。ボスに出会うまでの半年?1年?もう忘れたくて良く覚えていない。
カプリスの連中も同じ境遇。忘れたい過去がある。
ミナキ・・・。辛かっただろうな。俺達の誰かが匿ってやるべきだった。
激しく後悔。
そんな事話さなくても良かったのに。馬鹿正直過ぎる。俺はシアンとそう言うことがあったミナキを蔑む事なんて無いのに。この世界では良くある話だ。
人を叩いて初めて苦痛だった。俺の心まで痛い。
ごめん。また後で謝らないと。
そして、これからは俺が護る。
・・・・・・・・・・・・
風呂から上がって洗濯乾燥機をかける。
字は読めないが操作方法は同じだ。
海外製の洗濯機使っているくらいの感覚。
部屋に戻るとウェンはテレビの前でゲーム中だった。
冷蔵庫を開けてコーラみたいな炭酸を飲む。
「うまーい!」
風呂上がりの炭酸最高。味もOK。
「俺も飲む取って。」
画面に夢中のウェンが声をかける。
「ほい。」
炭酸飲料を床にそっと置きそのままウェンの隣に座った。
「RPGもするんだ。」
「レベ上げ中。」
だろうな。今、ダンジョンみたいだし。
「さっきはごめん。」
コントローラーを置いてウェンが俺を見詰める。
「大丈夫だから・・・。見過ぎ!照れるから!!」
フッと笑いだしたかと思ったら
「あはははは。やっぱりお前、面白い。」
爆笑するウェン。
「あのねえ!好きな人に見られたら照れるもんなの!絶対、解ってないでしょ?」
「あはははは!ごめん。こんなに笑ったの何年ぶり?」
くそぉ。可愛いし!!
本当に俺だけに見せる爆笑かも。バカだけど俺、そう言うのでもキュンとする。
ウェンは好きって感情は無いかもしれない。
そもそも好きという感情や愛情が解らなくて大人になっていると思う。
ゆっくりじっくり!
いつか俺を好きと言わせてみせる!!
「ミナキ。真面目な話。明日どうする?」
爆笑し終わったウェンはまた冷静な顔に戻っていた。
「明日も修行?」
「まあ、それでも良いけど。ミッション決行日は明後日0時ね。明日の昼間に異能の使い過ぎは本番に影響するかも。」
そうか。夜中に仕事するのか。普通そうだよね。博物館が閉まってから盗みに入る。なるほど。
「集合は仮アジトに21時。その前にアルージャの部屋に行ってミナキは内部をもっと把握した方が良い。」
「そうか。俺、行ったことないしね。」
内部構造か。何となく解るんだけどな。でも、主人公目線。
そうか。主人公目線その逆に敵が居るって事か。
「どうした?」
「ううん。緊張するなって思ってた。」
最初はそうだね。と言いつつ俺にコントローラーを渡す。
今日もやるか!対戦!!
「あっ。ダメだ。もう勝てそうに無い。眠さMAX。」
「寝る?」
ウェンが聞くのでコクコクと頷く。
やっぱり有無を言わさずにベッドに連れて行かれた。
「やっぱり。お前のオーラ気持ち良い。」
隣で横になるウェンが幸せそうだ。
ウェン。こう言うの蛇の生殺しって言うんだよ。でも!俺は紳士になる!
「もっと寄って。」
すっと腕を出されて・・・。
ウェンの腕枕。。
寝るけどね!!こんなシュチュエーション最高過ぎるし!
ウェンの事が好き過ぎる。
ウェンよ何故・・・。俺より先に寝れる。
俺が眠かったのに。
鎮まれ俺の煩悩よ。もう俺ってこんなに不純だったの?!
今日も唱えよう。六根清浄。
そう。身も心も清めたまえ。。。
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