9 / 180
1週間
覚醒
しおりを挟む
夢だけど夢じゃない。これは記憶の同期だ。
寝ている俺はそう思える程冷静。
でも、身体は重くまだ目は開かない。
鮮明にあの日の出来事が録画された物を見る様に蘇る。
何時もの様にアルバイトに行く前にコンビニに寄るのが日課。目的は立ち読みとお茶を買う事。
漫画大好き。特に『JUSTICE&』と言う漫画にもう6年ハマりまくっている。主人公は政府と警察組織の人間でタッグを組んでいる。敵はマフィアだ。
うぉ!表紙が『JUSTICE&』のカプリス!!しかも全員と言う。
俺はお恥ずかしながら二次元の男性キャラが好きと言うオタだ。
男性が好きだけど二次元限定。生身の男性はカッコいいとは思うけど現実に踏み込むのは怖い。
この数週間は政府と大バトル勃発と言う展開だったよなあ。そう思いながら立ち読みを続ける。
カプリスは登場してからずっと箱推し。でも!でも!ウェン・ムーン様!尊い!
「えっ・・。死んだ?」
嘘!嘘?!嘘?えっ?
たかが漫画。されど漫画。もう涙出そうなのを必死で堪えてお茶を買ってコンビニを出た。
カプリス皆、無惨に死んでた。
嘘だろ?まだ時間があったので近くの公園のベンチに腰掛けた。
スマホ検索。カプリス。
Twitterもカプリス全員の死亡に政府ファンとマフィアファン、カプリスファンで討論の様になり炎上しまくっていた。
本当に死んだんだ。改めて実感するとこの6年の思いが溢れる。
ダメだ。バイト行かなきゃいけないのに。
俺のウェン様。6年越しの片思い・・。
恥ずかしながらベンチで泣き出してしまっていた。
この政府との大バトルを勃発させた原因はカプリスの元メンバーのシアンの裏切りと手引きに寄る物だった。
シアンは登場の時は好きなキャラの1人だったけど。結局は殺人鬼の本質は変わらなかった。
もし出来るならカプリスを護りたい。
馬鹿げている思いだろう。でも6年越しの俺の片思いは深い。
心底そう思っていた時だった。
――召喚機能の不具合発生――
脳内に響く機械音。
「何?」
周りを見渡すが誰も居ない。
――召喚エラー。シャットダウンしますか?――
「え?何?」
また聞こえた。
カプリスメンバーの死亡で頭がおかしくなったんだろうか?
――システムエラー。召喚を開始します――
次の瞬間から脳が支配されていた。
――身分証や本人確認出来る物全て消去または破棄して下さい――
俺は財布を捨て、スマホを初期化した。
そして何故か荒野で寝てたんだなあ。
召喚はシステムエラー?
そう言う事もあるのか。無いのか。
ゆっくりと目を開ける。
いや!!閉じる!!
待て待て!俺はシアンと・・。
最悪だ。カプリスの裏切り者とエッチしてしまった!!!!
あぁ。二次元が三次元になるとああ言う風になるんだ。確かにシアンはカッコいいや。
でも。ウェン様・・・。
これからどうしたら良いんだろう。勿論カプリスに入るのは確定だ。その為に来たんだし。
暴露する?
シアンを早めに・・・殺す?
能力的に無理だが気持ち的にも無理だ。
俺の気持ちはシアンの事も。
俺って浮気者だったんだなあ。心が揺らぐ。
今っていつ頃の話なんだろう?
確かめないと。
本当に『JUSTICE&』の世界なのかも。
まだ記憶が全部戻って居ない気もするし。
直近は思い出したけどもっと前とか。
起きる?
あー。そう言えばハーミット様にも会えたんだったなあ。
凄く優しそうに見えるけど彼は結構、怖い人だ。アルージャ・ハーミットも好き。
やっぱり俺は気が多い。
決めた。起きよう!様子を見て考える!
薄らと辺りの様子を伺いながら目を開ける。
「おはよう。」
リビングの椅子に座ったテレビを見ているシアンに話しかけた。
「起きたか!!」
シアンはニヤっと微笑んで俺の傍に寄って来てベッドに腰掛けた。
「改めて。初めまして。名前は香焼皆輝。ミナキ・コウヤギ。ミナキって呼んで。」
「宜しく。シアン・ワールド。この苗字はカプリスのコードネームで嘘なんだけどね。俺やメンバーの様なこの世界で生まれた異能者は大抵、苗字が無いんだ。」
そうだったのか・・。
カプリスメンバーはタロットから苗字を付けただけだとばかり思っていた。
そう言う設定だったのか。
「で?どうやってこの世界に来たの?」
シアンは興味津々と言った顔で聞いて来た。
「召喚システムエラーって言ってた。」
そこはきちんと答えないとな。
「エラー?なるほど。そう言う事もあるのか。」
うんうんと頷いて彼は行こうか?と手を差し出す。
カプリスに会える!!改めて全員の顔を思い出す。
ウェン様居た。居たよ。アジトに居たぁ。
「どうしたんだい?凄く笑顔だ。」
顔に出まくっていた。
「気分が良いんだ!モヤモヤが無くなったし。」
それは良かったとシアンが微笑む。
もう・・・。お前、殺人鬼だろ?裏切り者になるんだろ?何でそんなに優しいんだ。
心がチクリと痛む。
起き上がってテーブルを見ると市販のパンが置いてあって。見た途端腹が鳴る。
「先に食べてから行こうか?」
シアンは苦笑しながら座るように促す。
珈琲まで入れてくれて。とことん優しい。
「シアンは何歳?俺は19歳。」
シアンは首を捻りながら
「多分?22歳。生年月日不明なんだよね。」
と言った。
そう、カプリスメンバーって年齢設定無かったんだよね。そうかシアンは多分22歳か。
「ちょっと年上だね。」
「そうだねぇ。実際はもう少し上かもね?」
と言う。
話を聞いて居るとこの世界で生まれた異能者って殆ど政府に無理矢理拉致され働かされるかその前に親に捨てられると言う悲しい現実だった。
そうやって彼も心が屈折していったのかと思うと少しいたたまれなくなった。
寝ている俺はそう思える程冷静。
でも、身体は重くまだ目は開かない。
鮮明にあの日の出来事が録画された物を見る様に蘇る。
何時もの様にアルバイトに行く前にコンビニに寄るのが日課。目的は立ち読みとお茶を買う事。
漫画大好き。特に『JUSTICE&』と言う漫画にもう6年ハマりまくっている。主人公は政府と警察組織の人間でタッグを組んでいる。敵はマフィアだ。
うぉ!表紙が『JUSTICE&』のカプリス!!しかも全員と言う。
俺はお恥ずかしながら二次元の男性キャラが好きと言うオタだ。
男性が好きだけど二次元限定。生身の男性はカッコいいとは思うけど現実に踏み込むのは怖い。
この数週間は政府と大バトル勃発と言う展開だったよなあ。そう思いながら立ち読みを続ける。
カプリスは登場してからずっと箱推し。でも!でも!ウェン・ムーン様!尊い!
「えっ・・。死んだ?」
嘘!嘘?!嘘?えっ?
たかが漫画。されど漫画。もう涙出そうなのを必死で堪えてお茶を買ってコンビニを出た。
カプリス皆、無惨に死んでた。
嘘だろ?まだ時間があったので近くの公園のベンチに腰掛けた。
スマホ検索。カプリス。
Twitterもカプリス全員の死亡に政府ファンとマフィアファン、カプリスファンで討論の様になり炎上しまくっていた。
本当に死んだんだ。改めて実感するとこの6年の思いが溢れる。
ダメだ。バイト行かなきゃいけないのに。
俺のウェン様。6年越しの片思い・・。
恥ずかしながらベンチで泣き出してしまっていた。
この政府との大バトルを勃発させた原因はカプリスの元メンバーのシアンの裏切りと手引きに寄る物だった。
シアンは登場の時は好きなキャラの1人だったけど。結局は殺人鬼の本質は変わらなかった。
もし出来るならカプリスを護りたい。
馬鹿げている思いだろう。でも6年越しの俺の片思いは深い。
心底そう思っていた時だった。
――召喚機能の不具合発生――
脳内に響く機械音。
「何?」
周りを見渡すが誰も居ない。
――召喚エラー。シャットダウンしますか?――
「え?何?」
また聞こえた。
カプリスメンバーの死亡で頭がおかしくなったんだろうか?
――システムエラー。召喚を開始します――
次の瞬間から脳が支配されていた。
――身分証や本人確認出来る物全て消去または破棄して下さい――
俺は財布を捨て、スマホを初期化した。
そして何故か荒野で寝てたんだなあ。
召喚はシステムエラー?
そう言う事もあるのか。無いのか。
ゆっくりと目を開ける。
いや!!閉じる!!
待て待て!俺はシアンと・・。
最悪だ。カプリスの裏切り者とエッチしてしまった!!!!
あぁ。二次元が三次元になるとああ言う風になるんだ。確かにシアンはカッコいいや。
でも。ウェン様・・・。
これからどうしたら良いんだろう。勿論カプリスに入るのは確定だ。その為に来たんだし。
暴露する?
シアンを早めに・・・殺す?
能力的に無理だが気持ち的にも無理だ。
俺の気持ちはシアンの事も。
俺って浮気者だったんだなあ。心が揺らぐ。
今っていつ頃の話なんだろう?
確かめないと。
本当に『JUSTICE&』の世界なのかも。
まだ記憶が全部戻って居ない気もするし。
直近は思い出したけどもっと前とか。
起きる?
あー。そう言えばハーミット様にも会えたんだったなあ。
凄く優しそうに見えるけど彼は結構、怖い人だ。アルージャ・ハーミットも好き。
やっぱり俺は気が多い。
決めた。起きよう!様子を見て考える!
薄らと辺りの様子を伺いながら目を開ける。
「おはよう。」
リビングの椅子に座ったテレビを見ているシアンに話しかけた。
「起きたか!!」
シアンはニヤっと微笑んで俺の傍に寄って来てベッドに腰掛けた。
「改めて。初めまして。名前は香焼皆輝。ミナキ・コウヤギ。ミナキって呼んで。」
「宜しく。シアン・ワールド。この苗字はカプリスのコードネームで嘘なんだけどね。俺やメンバーの様なこの世界で生まれた異能者は大抵、苗字が無いんだ。」
そうだったのか・・。
カプリスメンバーはタロットから苗字を付けただけだとばかり思っていた。
そう言う設定だったのか。
「で?どうやってこの世界に来たの?」
シアンは興味津々と言った顔で聞いて来た。
「召喚システムエラーって言ってた。」
そこはきちんと答えないとな。
「エラー?なるほど。そう言う事もあるのか。」
うんうんと頷いて彼は行こうか?と手を差し出す。
カプリスに会える!!改めて全員の顔を思い出す。
ウェン様居た。居たよ。アジトに居たぁ。
「どうしたんだい?凄く笑顔だ。」
顔に出まくっていた。
「気分が良いんだ!モヤモヤが無くなったし。」
それは良かったとシアンが微笑む。
もう・・・。お前、殺人鬼だろ?裏切り者になるんだろ?何でそんなに優しいんだ。
心がチクリと痛む。
起き上がってテーブルを見ると市販のパンが置いてあって。見た途端腹が鳴る。
「先に食べてから行こうか?」
シアンは苦笑しながら座るように促す。
珈琲まで入れてくれて。とことん優しい。
「シアンは何歳?俺は19歳。」
シアンは首を捻りながら
「多分?22歳。生年月日不明なんだよね。」
と言った。
そう、カプリスメンバーって年齢設定無かったんだよね。そうかシアンは多分22歳か。
「ちょっと年上だね。」
「そうだねぇ。実際はもう少し上かもね?」
と言う。
話を聞いて居るとこの世界で生まれた異能者って殆ど政府に無理矢理拉致され働かされるかその前に親に捨てられると言う悲しい現実だった。
そうやって彼も心が屈折していったのかと思うと少しいたたまれなくなった。
0
お気に入りに追加
113
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
すべてはあなたを守るため
高菜あやめ
BL
【天然超絶美形な王太子×妾のフリした護衛】 Y国の次期国王セレスタン王太子殿下の妾になるため、はるばるX国からやってきたロキ。だが妾とは表向きの姿で、その正体はY国政府の依頼で派遣された『雇われ』護衛だ。戴冠式を一か月後に控え、殿下をあらゆる刺客から守りぬかなくてはならない。しかしこの任務、殿下に素性を知られないことが条件で、そのため武器も取り上げられ、丸腰で護衛をするとか無茶な注文をされる。ロキははたして殿下を守りぬけるのか……愛情深い王太子殿下とポンコツ護衛のほのぼの切ないラブコメディです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる