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家へ訪問 feat.アキラ
ドキドキ
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やっと!やっと!やーっと!連絡先交換出来た。
帰りのタクシーの中で顔がニヤケそうなのを抑えるのに必死。
それに良かった。嫌われてなかった。
5年前の理由はわからなかったけど嫌われてなかった。俺にもまだチャンスあるよね!?
2歳年上って言うのにはかなり驚いたが全然問題無い。
可愛いのは変わりないし。
出会った時が社会人一年目か・・・。
あー。案外、仕事中にゲームしてクビになりかけたとか、そんなんだったりして!?
タクシー降りて我が家へ。家はワンルームマンションを借りている。
ふふーん。鼻歌出そう。
いや、既に歌ってるし。テンション上がりすぎです。
こんな夜中に騒いではいけないのは弁えているが今、めちゃくちゃ「やったー!」と叫びたい気分だ。
先ずは帰宅しましたっと。連絡をする。
直ぐにジュンからも返事が来た。
嬉し過ぎる。何時までもやり取りしたい。
冷蔵庫からお茶を取り出して飲みながら次は何と打とうか悩む。
それにしても、お泊まり誘われたのは衝撃だったな。
泊まりたかったー!!
でも。俺、酔った勢いで確実に襲う自信があった。
抱き締めたい。キスしたい。あわよくばエッチしたい。
その感情を抑える自信が無かった。
冷静に言えたけど本当に着替え無かったし。
明日じゃなかった、今日の昼にジュンの部屋に行く時は落ち着いて行こう。
友達。先ずは友達。
おやすみのメールをして風呂に入りベッドに入った。
ドキドキする・・・。考えただけでニヤける。
でも、寝る。1週間の疲れが・・・。
おやすみなさい。
・・・・・・・・・・・
目覚めたのは11時近かった。
めちゃ寝た。昼頃行くと言ってたから良い時間だ。二日酔い無し。体調良し!
「何、着ていこうかな。」
迷うなあ。
やっぱりカジュアルだよな。
昼ご飯どうしようかな。
連絡してみよ。
『おはよう。昼ご飯どうする?何か買ってこようか?』
ちょっと待つと返事が来た。
『おはよー。アキラさんにお任せしまーす。何時でもOKですよ。』
そうか。
もう、行っても良いのか。コンビニで何か買って行こうかな。
テンションが上がりっぱなしだ。
何となく念入りに歯磨きしたり。髪型チェック。
良し。
行こう。
近くのコンビニで差し入れ購入。
デザートも好きそうだから買おうかな。
家デート。気分はそんな感じ。
コンビニ近くのバス停からバスに乗りブルーローズモール前で降りた。
『間もなく着きます。』
っと。連絡すると待ってまーす!と即レス。
嬉しい。
ずっとしたかったやり取りが出来てる幸せ感。
ジュンのアパートが見えて来た。
既に心拍数が上がりつつある。
『何号室?』
そう言えば聞いてなかった。
『203です。』
OK。2階が良いよね。
ピンポーン。中からはーい。とジュンの声が聞こえた。
「いらっしゃい。」
「お邪魔します。」
ジュンの部屋もワンルーム。うちより少し狭いかな。
でも、なかなか新築では無いが綺麗なアパートだ。
ベランダあるし。
此処で寝てるのか。そう言う気は無いつもりで居たのにベッドについ目が行く。
「狭いからそんな寛げないけど。」
ジュンに促されてラグの轢いてある床に座った。
あれ・・・。泊まるとしたら俺は何処に寝る予定だったんだ?
床?
まさか!一緒にベッド?!
いやいやいやいや。
危ない。要らぬ期待をしそうになる。
「アキラさんは二日酔い大丈夫?俺は大丈夫だけど。はい。コーヒー。」
ジュンはコーヒーを入れてくれて俺の前に座った。
「大丈夫。元気そのもの。コーヒーありがとう。」
良い香りだ。
あぁ。幸せだなあ。
目の前にジュンが。こんな近くに居て。
「あのさあ。敬語・・・抜けないね。俺も敬語使えてないけど。」
ジュンは複雑そうな顔をして。
「タメ口か。もう癖になってるから。努力・・・する。」
努力するって。可愛いー!
てか、もう何か話しないとジュンの部屋ってだけで舞い上がる思いを何とかしないと!暴走する!
「えーと。アキラさんって付き合ってる人居るの?」
ジュンがコーヒーを飲みながら話しかけてきた。お?何かちょっと期待してしまう。
「いや。居ない。ここの所ずっと居ないよ。」
荒れた時期に少しワンナイトはあったけど。
ちゃんと彼氏居たのはジュンとやり取りする前の話だし。
「そっか。俺も居ない!」
ジュンがフフっと微笑んだ。
良し!!
一先ずそこはクリアだな。
問題は男でも大丈夫?になるんだけど。
相手が居ないならチャンスはある。
昨日と同じく。たわいも無い会話をしながらコンビニ弁当を仲良く食う。
食べ終わってからもモールの話や仕事の話。
そういや。ノンケの男ってどうやって口説くんだ?
そう言えば未経験だ。
わー。友達からって思って居たのに。凄く進展させたい。
だけど。落ち着け・・・と思って居たのに。
「アキラさん。DVD見ない?」
「あっ。何がある?見る!」
テレビは俺の前、つまりジュン側にあって。
ジュンは俺の隣にちょこんと座った。
うわっ。近い近い!!
少し手を伸ばせば手が触れそうな距離。
DVDはアクション物だった。
純粋に映画は面白い。
ただその押し倒せそうな距離に俺はドキドキしていた。
帰りのタクシーの中で顔がニヤケそうなのを抑えるのに必死。
それに良かった。嫌われてなかった。
5年前の理由はわからなかったけど嫌われてなかった。俺にもまだチャンスあるよね!?
2歳年上って言うのにはかなり驚いたが全然問題無い。
可愛いのは変わりないし。
出会った時が社会人一年目か・・・。
あー。案外、仕事中にゲームしてクビになりかけたとか、そんなんだったりして!?
タクシー降りて我が家へ。家はワンルームマンションを借りている。
ふふーん。鼻歌出そう。
いや、既に歌ってるし。テンション上がりすぎです。
こんな夜中に騒いではいけないのは弁えているが今、めちゃくちゃ「やったー!」と叫びたい気分だ。
先ずは帰宅しましたっと。連絡をする。
直ぐにジュンからも返事が来た。
嬉し過ぎる。何時までもやり取りしたい。
冷蔵庫からお茶を取り出して飲みながら次は何と打とうか悩む。
それにしても、お泊まり誘われたのは衝撃だったな。
泊まりたかったー!!
でも。俺、酔った勢いで確実に襲う自信があった。
抱き締めたい。キスしたい。あわよくばエッチしたい。
その感情を抑える自信が無かった。
冷静に言えたけど本当に着替え無かったし。
明日じゃなかった、今日の昼にジュンの部屋に行く時は落ち着いて行こう。
友達。先ずは友達。
おやすみのメールをして風呂に入りベッドに入った。
ドキドキする・・・。考えただけでニヤける。
でも、寝る。1週間の疲れが・・・。
おやすみなさい。
・・・・・・・・・・・
目覚めたのは11時近かった。
めちゃ寝た。昼頃行くと言ってたから良い時間だ。二日酔い無し。体調良し!
「何、着ていこうかな。」
迷うなあ。
やっぱりカジュアルだよな。
昼ご飯どうしようかな。
連絡してみよ。
『おはよう。昼ご飯どうする?何か買ってこようか?』
ちょっと待つと返事が来た。
『おはよー。アキラさんにお任せしまーす。何時でもOKですよ。』
そうか。
もう、行っても良いのか。コンビニで何か買って行こうかな。
テンションが上がりっぱなしだ。
何となく念入りに歯磨きしたり。髪型チェック。
良し。
行こう。
近くのコンビニで差し入れ購入。
デザートも好きそうだから買おうかな。
家デート。気分はそんな感じ。
コンビニ近くのバス停からバスに乗りブルーローズモール前で降りた。
『間もなく着きます。』
っと。連絡すると待ってまーす!と即レス。
嬉しい。
ずっとしたかったやり取りが出来てる幸せ感。
ジュンのアパートが見えて来た。
既に心拍数が上がりつつある。
『何号室?』
そう言えば聞いてなかった。
『203です。』
OK。2階が良いよね。
ピンポーン。中からはーい。とジュンの声が聞こえた。
「いらっしゃい。」
「お邪魔します。」
ジュンの部屋もワンルーム。うちより少し狭いかな。
でも、なかなか新築では無いが綺麗なアパートだ。
ベランダあるし。
此処で寝てるのか。そう言う気は無いつもりで居たのにベッドについ目が行く。
「狭いからそんな寛げないけど。」
ジュンに促されてラグの轢いてある床に座った。
あれ・・・。泊まるとしたら俺は何処に寝る予定だったんだ?
床?
まさか!一緒にベッド?!
いやいやいやいや。
危ない。要らぬ期待をしそうになる。
「アキラさんは二日酔い大丈夫?俺は大丈夫だけど。はい。コーヒー。」
ジュンはコーヒーを入れてくれて俺の前に座った。
「大丈夫。元気そのもの。コーヒーありがとう。」
良い香りだ。
あぁ。幸せだなあ。
目の前にジュンが。こんな近くに居て。
「あのさあ。敬語・・・抜けないね。俺も敬語使えてないけど。」
ジュンは複雑そうな顔をして。
「タメ口か。もう癖になってるから。努力・・・する。」
努力するって。可愛いー!
てか、もう何か話しないとジュンの部屋ってだけで舞い上がる思いを何とかしないと!暴走する!
「えーと。アキラさんって付き合ってる人居るの?」
ジュンがコーヒーを飲みながら話しかけてきた。お?何かちょっと期待してしまう。
「いや。居ない。ここの所ずっと居ないよ。」
荒れた時期に少しワンナイトはあったけど。
ちゃんと彼氏居たのはジュンとやり取りする前の話だし。
「そっか。俺も居ない!」
ジュンがフフっと微笑んだ。
良し!!
一先ずそこはクリアだな。
問題は男でも大丈夫?になるんだけど。
相手が居ないならチャンスはある。
昨日と同じく。たわいも無い会話をしながらコンビニ弁当を仲良く食う。
食べ終わってからもモールの話や仕事の話。
そういや。ノンケの男ってどうやって口説くんだ?
そう言えば未経験だ。
わー。友達からって思って居たのに。凄く進展させたい。
だけど。落ち着け・・・と思って居たのに。
「アキラさん。DVD見ない?」
「あっ。何がある?見る!」
テレビは俺の前、つまりジュン側にあって。
ジュンは俺の隣にちょこんと座った。
うわっ。近い近い!!
少し手を伸ばせば手が触れそうな距離。
DVDはアクション物だった。
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