17 / 53
正式雇用されました
悪役令嬢達の結束
しおりを挟む
結局、アンディーとはあれっきり。アンディーは休み時間は男子達に捕まって話し込んで居て私と話す機会は無し。
また、明日にでも少し進展したら良いか。問い詰め無い。焦らず。怒らずよね。
放課後帰ろうとした時だった。
「グレース様。ちょっと良いかしら?」
教室に予想外の来客。
ジェニファーだ。
立ち上がって入口に向かった。
「お久しぶりです。ジェニファー様。」
裁判の時から挨拶程度は交わすくらいにはなったのだけれど。
それ以上にはなっていない。
「ケイト様とジャスミン様も呼んであるの。ちょっと来ていただいて宜しいかしら?」
「ケイト様とジャスミン様も?はい・・・。行きますわ。」
何だろう。
ジェニファーが案内してくれたのは空き教室だった。
「連れて来たわ。」
「いらっしゃいませ。グレース様。」
ジャスミンがフフっと微笑んだ。相変わらず何考えているか解らないタイプの人だ。
「ちょっとジュリエットの事を小耳に挟んだもので。お呼び立てしましたの。」
ケイトがそう言った。
「私、アンディー様の誕生日パーティーにジュリエットが招待されたと言っているのを聞きました。」
偏見含めてだと思うがそれはクラスで自慢げに彼女は他の男性に話していたと言う。
「それは・・。アンディーから聞いたわ。」
正確には最初はローラン家のメイドさんからだけど。朝からアンディーの口からも聞いたし。
「グレース様はそれで宜しいの?」
ジェニファーの顔が怪訝そうな顔で私の顔を見た。
「そのパーティーは勿論、私とレオも御招待されておりますが。ジュリエットが来るのは目障りね。」
ジャスミンは冷ややかにそう言い放った。
「同感ね。目障りだわ。グレース様。アンディー様に招待取り消しにさせる事は無理かしら?」
そう来たか・・。ジェニファーの圧が強い・・・。
「私もそれは考えましたけど。難しいのではなくて?ねえ?グレース様。」
ケイトが助け舟を出してくれた。
「現に他人に招待された事をベラベラ喋ってますもの。これで呼ばなければアンディー様のお立場が?ねえ?」
ケイト、解っているわね。
ジュリエットがこんなにお喋りだとは。普通、招待された事話すかしら。
「普通、話したり自慢しないわよね。腹立つ・・・。」
ポロっと本音が漏れる。
その発言に3人はクスクスと笑いながら。
「私も腹立つわ。あの女、アンディー様だけでなくエドワードとも踊る気じゃないかしら?」
「レオも危ないわね。」
「ローガンもね。私達の婚約者、全員狙われてますわよね?」
ケイトの発言に全員で頷いた。
そうだ。ジュリエットが狙っているのはアンディーだけでは無い。本当に気が多い女なのだ。
「どうにか・・したいですわね。」
ジャスミンが眉間に皺を寄せて考え込む。
だけど良案なんて思い付く事も無く無言の時間が流れた。
そんな時だった。
教室をノックする音がして入口を全員が見た。
「誰?」
ジェニファーが少しキツい声で尋ねると。
「グレースちゃん居る?入っても良いかしら?」
その声は。アリスねーさんだ。
「あっ。えっと。うちの者なの。入れて良いかしら?」
私が慌てて3人に確認すると、まあ?良いけど?みたいなノリで許して貰えた。
「お邪魔しまーす。あら。噂の御令嬢の皆さんね?初めまして。有栖川でーす。アリスねーさんって呼んでね。」
アリスねーさんは躊躇無く入ってきて少々3人は引き気味・・・。
「グレース様の使用人の方?」
ケイトがそう聞くので一応正直にメイキャップアーティストだと教えた。
「最近の貴女の髪とか?彼が?」
少し羨ましそうな感じのジェニファーの問に頷いた。
「彼じゃなくて乙女よ?アリスちゃんかアリスねーさん。」
ジェニファーはアリスねーさんの顔をまじまじと見てクスクスと笑って頷いた。
私が全員を紹介すると迷いなく『ちゃん付け』で。本当にフレンドリーなんだから。
「それで?こんな教室で密談してたの?」
アリスねーさんにはアンディー誕生日パーティーにジュリエットを招待した件を話し合っていたと説明した。
・・・・・・・・・・・
心配でお迎えに着いて来ちゃったけどなかなかグレースちゃんが出て来ないので教室に行ってみるとジェニファーに連れて行かれたと言う。
クラスの人に行った場所はだいたい教えて貰ったし。
空き教室よね。周りに誰も居ないし。
ジェニファーも確か悪役令嬢の1人よね?
何の話かしらぁ?
ちょっと面白い展開かも。
そして空き教室を見つけて中へ入った。
見事に悪役令嬢が勢揃い!!面白い事になってたわぁ。
話を聞くと全員、アンディー君の誕生日パーティーで婚約者とジュリエットが踊るのでは無いかと心配していた。
こう言う場合は何が正解かしら。
踊らせたくない彼女達。
絶対、ダンスに誘うであろう主人公。
そして自ら誘う可能性もある婚約者達。
「無理に嫉妬剥き出しでダンスを断らせると男心としては逆に気持ちがジュリエットに向くわよ。」
私がそう言うと何故?と不機嫌そうな顔でジャスミンちゃんに見つめられた。
「男って我儘な生き物なのよ。自分が断ったジュリエットを可哀想とか思っちゃうの!馬鹿よねぇ。そこは諦めるしかないわ。」
まだお互い好き同士では無いと自分は嫉妬する癖に嫉妬されると鬱陶しい筈だ。
好き同士になってたらね。
この様子じゃ全員、グレースちゃんと同じくらいのスタートラインな感じがするし。
「そうね。貴女達が協力し合うしかないわね!」
良い事思い付いた!
「協力?」
グレースちゃんがそう言って3人の悪役令嬢達を見回す。
「そう!題して!私達と交互にダンスで隙は与えませんわよ作戦!よ?」
我ながら名案かも。
「交互にダンスをするの?」
ケイトちゃんに尋ねられたので説明開始。
お互いの婚約者と1番最初に踊った後のパートナーチェンジをこのメンバーでグルグル交代するのだ。
ジュリエットのお誘いよりもこの御令嬢のお誘いは立場的に断われ無いだろう。
「それに、先回りして急いで誘っちゃえばこっちのもんよぉ。人数足りないなら信頼出来る他の令嬢にも頼む事ね?」
うん。上手く行く可能性はある!
「確かに。私はエドワードと貴女達が踊っても嫌では無いわ。」
ジェニファーちゃんがそう言ってくれたのを皮切りにケイトちゃんもジャスミンちゃんも頷いた。
「グレースちゃん。それで大丈夫かしら?勿論、ジュリエットの事は任せて?当日は私が他にも根回しするわよ。」
ふふふ。楽しくなってきたわね。
「アリスねーさん。私、頑張ってみる。」
「そうね。婚約者を騙され無い為に協力しますわ。」
うんうん。悪役令嬢達が結束したわ。
強敵には束になって頑張るしかないのよね。
アンディー君の誕生日まで3週間。
もう少し計画を密にしていかないとね。
また、明日にでも少し進展したら良いか。問い詰め無い。焦らず。怒らずよね。
放課後帰ろうとした時だった。
「グレース様。ちょっと良いかしら?」
教室に予想外の来客。
ジェニファーだ。
立ち上がって入口に向かった。
「お久しぶりです。ジェニファー様。」
裁判の時から挨拶程度は交わすくらいにはなったのだけれど。
それ以上にはなっていない。
「ケイト様とジャスミン様も呼んであるの。ちょっと来ていただいて宜しいかしら?」
「ケイト様とジャスミン様も?はい・・・。行きますわ。」
何だろう。
ジェニファーが案内してくれたのは空き教室だった。
「連れて来たわ。」
「いらっしゃいませ。グレース様。」
ジャスミンがフフっと微笑んだ。相変わらず何考えているか解らないタイプの人だ。
「ちょっとジュリエットの事を小耳に挟んだもので。お呼び立てしましたの。」
ケイトがそう言った。
「私、アンディー様の誕生日パーティーにジュリエットが招待されたと言っているのを聞きました。」
偏見含めてだと思うがそれはクラスで自慢げに彼女は他の男性に話していたと言う。
「それは・・。アンディーから聞いたわ。」
正確には最初はローラン家のメイドさんからだけど。朝からアンディーの口からも聞いたし。
「グレース様はそれで宜しいの?」
ジェニファーの顔が怪訝そうな顔で私の顔を見た。
「そのパーティーは勿論、私とレオも御招待されておりますが。ジュリエットが来るのは目障りね。」
ジャスミンは冷ややかにそう言い放った。
「同感ね。目障りだわ。グレース様。アンディー様に招待取り消しにさせる事は無理かしら?」
そう来たか・・。ジェニファーの圧が強い・・・。
「私もそれは考えましたけど。難しいのではなくて?ねえ?グレース様。」
ケイトが助け舟を出してくれた。
「現に他人に招待された事をベラベラ喋ってますもの。これで呼ばなければアンディー様のお立場が?ねえ?」
ケイト、解っているわね。
ジュリエットがこんなにお喋りだとは。普通、招待された事話すかしら。
「普通、話したり自慢しないわよね。腹立つ・・・。」
ポロっと本音が漏れる。
その発言に3人はクスクスと笑いながら。
「私も腹立つわ。あの女、アンディー様だけでなくエドワードとも踊る気じゃないかしら?」
「レオも危ないわね。」
「ローガンもね。私達の婚約者、全員狙われてますわよね?」
ケイトの発言に全員で頷いた。
そうだ。ジュリエットが狙っているのはアンディーだけでは無い。本当に気が多い女なのだ。
「どうにか・・したいですわね。」
ジャスミンが眉間に皺を寄せて考え込む。
だけど良案なんて思い付く事も無く無言の時間が流れた。
そんな時だった。
教室をノックする音がして入口を全員が見た。
「誰?」
ジェニファーが少しキツい声で尋ねると。
「グレースちゃん居る?入っても良いかしら?」
その声は。アリスねーさんだ。
「あっ。えっと。うちの者なの。入れて良いかしら?」
私が慌てて3人に確認すると、まあ?良いけど?みたいなノリで許して貰えた。
「お邪魔しまーす。あら。噂の御令嬢の皆さんね?初めまして。有栖川でーす。アリスねーさんって呼んでね。」
アリスねーさんは躊躇無く入ってきて少々3人は引き気味・・・。
「グレース様の使用人の方?」
ケイトがそう聞くので一応正直にメイキャップアーティストだと教えた。
「最近の貴女の髪とか?彼が?」
少し羨ましそうな感じのジェニファーの問に頷いた。
「彼じゃなくて乙女よ?アリスちゃんかアリスねーさん。」
ジェニファーはアリスねーさんの顔をまじまじと見てクスクスと笑って頷いた。
私が全員を紹介すると迷いなく『ちゃん付け』で。本当にフレンドリーなんだから。
「それで?こんな教室で密談してたの?」
アリスねーさんにはアンディー誕生日パーティーにジュリエットを招待した件を話し合っていたと説明した。
・・・・・・・・・・・
心配でお迎えに着いて来ちゃったけどなかなかグレースちゃんが出て来ないので教室に行ってみるとジェニファーに連れて行かれたと言う。
クラスの人に行った場所はだいたい教えて貰ったし。
空き教室よね。周りに誰も居ないし。
ジェニファーも確か悪役令嬢の1人よね?
何の話かしらぁ?
ちょっと面白い展開かも。
そして空き教室を見つけて中へ入った。
見事に悪役令嬢が勢揃い!!面白い事になってたわぁ。
話を聞くと全員、アンディー君の誕生日パーティーで婚約者とジュリエットが踊るのでは無いかと心配していた。
こう言う場合は何が正解かしら。
踊らせたくない彼女達。
絶対、ダンスに誘うであろう主人公。
そして自ら誘う可能性もある婚約者達。
「無理に嫉妬剥き出しでダンスを断らせると男心としては逆に気持ちがジュリエットに向くわよ。」
私がそう言うと何故?と不機嫌そうな顔でジャスミンちゃんに見つめられた。
「男って我儘な生き物なのよ。自分が断ったジュリエットを可哀想とか思っちゃうの!馬鹿よねぇ。そこは諦めるしかないわ。」
まだお互い好き同士では無いと自分は嫉妬する癖に嫉妬されると鬱陶しい筈だ。
好き同士になってたらね。
この様子じゃ全員、グレースちゃんと同じくらいのスタートラインな感じがするし。
「そうね。貴女達が協力し合うしかないわね!」
良い事思い付いた!
「協力?」
グレースちゃんがそう言って3人の悪役令嬢達を見回す。
「そう!題して!私達と交互にダンスで隙は与えませんわよ作戦!よ?」
我ながら名案かも。
「交互にダンスをするの?」
ケイトちゃんに尋ねられたので説明開始。
お互いの婚約者と1番最初に踊った後のパートナーチェンジをこのメンバーでグルグル交代するのだ。
ジュリエットのお誘いよりもこの御令嬢のお誘いは立場的に断われ無いだろう。
「それに、先回りして急いで誘っちゃえばこっちのもんよぉ。人数足りないなら信頼出来る他の令嬢にも頼む事ね?」
うん。上手く行く可能性はある!
「確かに。私はエドワードと貴女達が踊っても嫌では無いわ。」
ジェニファーちゃんがそう言ってくれたのを皮切りにケイトちゃんもジャスミンちゃんも頷いた。
「グレースちゃん。それで大丈夫かしら?勿論、ジュリエットの事は任せて?当日は私が他にも根回しするわよ。」
ふふふ。楽しくなってきたわね。
「アリスねーさん。私、頑張ってみる。」
「そうね。婚約者を騙され無い為に協力しますわ。」
うんうん。悪役令嬢達が結束したわ。
強敵には束になって頑張るしかないのよね。
アンディー君の誕生日まで3週間。
もう少し計画を密にしていかないとね。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】悪役令嬢の反撃の日々
くも
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。
「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。
お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。
「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです

掃除屋ダストンと騎士団長
おもちのかたまり
恋愛
王都には腕利きの掃除屋がいる。
掃除屋ダストン。彼女の手にかかれば、ごみ屋敷も新築のように輝きを取り戻す。
そんな掃除屋と、縁ができた騎士団長の話。
※ヒロインは30代、パートナーは40代です。
♥ありがとうございます!感想や応援いただけると、おまけのイチャイチャ小話が増えますので、よろしくお願いします!今日明日に完結予定です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。
《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》


死に戻りの元王妃なので婚約破棄して穏やかな生活を――って、なぜか帝国の第二王子に求愛されています!?
神崎 ルナ
恋愛
アレクシアはこの一国の王妃である。だが伴侶であるはずの王には執務を全て押し付けられ、王妃としてのパーティ参加もほとんど側妃のオリビアに任されていた。
(私って一体何なの)
朝から食事を摂っていないアレクシアが厨房へ向かおうとした昼下がり、その日の内に起きた革命に巻き込まれ、『王政を傾けた怠け者の王妃』として処刑されてしまう。
そして――
「ここにいたのか」
目の前には記憶より若い伴侶の姿。
(……もしかして巻き戻った?)
今度こそ間違えません!! 私は王妃にはなりませんからっ!!
だが二度目の生では不可思議なことばかりが起きる。
学生時代に戻ったが、そこにはまだ会うはずのないオリビアが生徒として在籍していた。
そして居るはずのない人物がもう一人。
……帝国の第二王子殿下?
彼とは外交で数回顔を会わせたくらいなのになぜか親し気に話しかけて来る。
一体何が起こっているの!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる