10 / 53
知ってしまった
学校へ行く事に
しおりを挟む
試用期間も2週間目に突入した。
今日は朝起きて部屋から出るとメイドさん達が何時もよりバタバタしている?気がした。
廊下をバタバタと走るメイドさん。
「どうしたの?」
気になるし話し掛けてみると急ブレーキをかけるように止まって。本当に慌てている。
「あっ!!おはようございます!」
「実は運転手のルカさんが風邪をひいて熱を出された様でして。看病とか!代わりの運転手を手配しないと!って事で!」
早口でそう言うとメイドさんは慌てて行こうとしたので引き止めた。
「私。送るわよ?グレースちゃん乗せて学校まででしょ?」
どんな学校か見たかったし行ってみたかったし!
「え?!良いんですか?」
勿論と返事した。
こう見えて一応元は男なので運転は得意だ。
渋滞や駐車場探しとかあるから仕事の時はタクシーを利用する場合が多いけれど。
ルカ君、風邪かあ。可哀想に。後でお見舞い行かなきゃ。
奥様のメイクとヘアセットを完了させてグレースちゃんの部屋に向かうのが日課で定着して来た。
時間配分もキッチリ出来てきたし。
「今日は私がグレースちゃんを学校まで送りますね。」
奥様の了承も得た。
グレースちゃんのメイクも終わらせて朝食を軽く取っていざ!学校へ!
「アリスねーさん運転出来たのね?」
「出来るわよー!学校楽しみだわ。中には入れないのかしら?」
ちょっとジュリエットや婚約者のアンディー君を見てみたい。
「入校許可証あるから。ルカのだけど首から下げといて。」
グレースちゃんに渡されて気分は学校探検!!
車庫に行くとデカい高級外車が止まって居た。
うーん。外車には興味無かったから金額解らないけどめちゃくちゃ高そう。
運転得意だけど緊張するわね。
本日の私の衣装は無難な男物のスーツだ。可愛い服装は目立つし。ダメよーっと奥様に言われてしまった。残念!
「良かった。ナビがあるのね。帰りは何時?」
「16時かな。」
そんな話をしながら出発。
おー。流石、高級車。エンジン音とか違うわぁ。
住宅街を抜けナビに従って車を走らせる。
豪邸公園から自宅マンションに帰ることはあったけど。
此方の道は初めて行くわね。
「わー。何かお洒落ねー!」
「そう?」
街並みは1度行ったことがあるフランスの何とか通りっぽかった。
「あっ。本当に学校って近所なのね。」
もう到着しそう。
歩くなら20分?くらいかしらね。
「これはまたお洒落な学校!」
エリザベート学院は名前負けしないくらい洋館の様な外観。そりゃお洒落な学校だった。
「そう?そう見える?校内も綺麗なのよ!」
グレースちゃんは普段は校門前で降りるそうだが校内にある駐車場に車を止めた。
「本当に学校内をウロウロしても大丈夫?」
許可証はあるけど。最近は何処の学校も煩いって聞くしね。
「割とクラスメイトの執事とか?ボディーガードとか校内に居るわよ。」
グレースちゃんはサラッとそう言ったけど。
凄い学校なのね!!
それはびっくりだ。普通の学校では無いのが良く解った。
「私の学年の教室は3階にあるから。来ても良いけど?ウロウロしたいんでしょ?」
「そうね。出来ればそのー。クソ女を見たいわ。」
グレースちゃんはぷッと吹き出してジュリエットは3年C組よ。と教えてくれた。グレースちゃんとアンディー君はA組らしい。
「じゃあ、16時にね。行ってらっしゃいませ。お嬢様!」
「うふふ。何かアリスねーさんにお嬢様って言われると照れるわ。」
グレースちゃんはフワフワの巻き髪を風に靡かせて元気よく校内に入って行った。
「さあ。何か解るかしらね。」
ゲームの制作者とか情報提供者とか解れば面白いんだけど。
解らないだろうなあ。
今日はジュリエット探しかな。敵の様子見ね。
学校の外観を眺めて校内探検をする事にした。
今日は朝起きて部屋から出るとメイドさん達が何時もよりバタバタしている?気がした。
廊下をバタバタと走るメイドさん。
「どうしたの?」
気になるし話し掛けてみると急ブレーキをかけるように止まって。本当に慌てている。
「あっ!!おはようございます!」
「実は運転手のルカさんが風邪をひいて熱を出された様でして。看病とか!代わりの運転手を手配しないと!って事で!」
早口でそう言うとメイドさんは慌てて行こうとしたので引き止めた。
「私。送るわよ?グレースちゃん乗せて学校まででしょ?」
どんな学校か見たかったし行ってみたかったし!
「え?!良いんですか?」
勿論と返事した。
こう見えて一応元は男なので運転は得意だ。
渋滞や駐車場探しとかあるから仕事の時はタクシーを利用する場合が多いけれど。
ルカ君、風邪かあ。可哀想に。後でお見舞い行かなきゃ。
奥様のメイクとヘアセットを完了させてグレースちゃんの部屋に向かうのが日課で定着して来た。
時間配分もキッチリ出来てきたし。
「今日は私がグレースちゃんを学校まで送りますね。」
奥様の了承も得た。
グレースちゃんのメイクも終わらせて朝食を軽く取っていざ!学校へ!
「アリスねーさん運転出来たのね?」
「出来るわよー!学校楽しみだわ。中には入れないのかしら?」
ちょっとジュリエットや婚約者のアンディー君を見てみたい。
「入校許可証あるから。ルカのだけど首から下げといて。」
グレースちゃんに渡されて気分は学校探検!!
車庫に行くとデカい高級外車が止まって居た。
うーん。外車には興味無かったから金額解らないけどめちゃくちゃ高そう。
運転得意だけど緊張するわね。
本日の私の衣装は無難な男物のスーツだ。可愛い服装は目立つし。ダメよーっと奥様に言われてしまった。残念!
「良かった。ナビがあるのね。帰りは何時?」
「16時かな。」
そんな話をしながら出発。
おー。流石、高級車。エンジン音とか違うわぁ。
住宅街を抜けナビに従って車を走らせる。
豪邸公園から自宅マンションに帰ることはあったけど。
此方の道は初めて行くわね。
「わー。何かお洒落ねー!」
「そう?」
街並みは1度行ったことがあるフランスの何とか通りっぽかった。
「あっ。本当に学校って近所なのね。」
もう到着しそう。
歩くなら20分?くらいかしらね。
「これはまたお洒落な学校!」
エリザベート学院は名前負けしないくらい洋館の様な外観。そりゃお洒落な学校だった。
「そう?そう見える?校内も綺麗なのよ!」
グレースちゃんは普段は校門前で降りるそうだが校内にある駐車場に車を止めた。
「本当に学校内をウロウロしても大丈夫?」
許可証はあるけど。最近は何処の学校も煩いって聞くしね。
「割とクラスメイトの執事とか?ボディーガードとか校内に居るわよ。」
グレースちゃんはサラッとそう言ったけど。
凄い学校なのね!!
それはびっくりだ。普通の学校では無いのが良く解った。
「私の学年の教室は3階にあるから。来ても良いけど?ウロウロしたいんでしょ?」
「そうね。出来ればそのー。クソ女を見たいわ。」
グレースちゃんはぷッと吹き出してジュリエットは3年C組よ。と教えてくれた。グレースちゃんとアンディー君はA組らしい。
「じゃあ、16時にね。行ってらっしゃいませ。お嬢様!」
「うふふ。何かアリスねーさんにお嬢様って言われると照れるわ。」
グレースちゃんはフワフワの巻き髪を風に靡かせて元気よく校内に入って行った。
「さあ。何か解るかしらね。」
ゲームの制作者とか情報提供者とか解れば面白いんだけど。
解らないだろうなあ。
今日はジュリエット探しかな。敵の様子見ね。
学校の外観を眺めて校内探検をする事にした。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
続:オネェな義兄と私の×××
あみにあ
恋愛
敏明君と付き合う事になってから1年がたった。
せっかく恋人になったはずなのに……、私と彼との関係は何も変わっていない!
キスもしてくれないし、むしろ……あまりくっつきすぎると、すぐに引きはがそうとする……。
そんな不満を抱えた私と、優しい義兄とのじれじれな恋物語です。
※短編で投稿しておりました、《オネェな義兄と私の×××》続編となりますが、読んでいなくてもわかるようになっておりますので、初見の方でも安心してお読み頂けます。
宜しくお願い致します。
【1/21取り下げ予定】悲しみは続いても、また明日会えるから
gacchi
恋愛
愛人が身ごもったからと伯爵家を追い出されたお母様と私マリエル。お母様が幼馴染の辺境伯と再婚することになり、同じ年の弟ギルバードができた。それなりに仲良く暮らしていたけれど、倒れたお母様のために薬草を取りに行き、魔狼に襲われて死んでしまった。目を開けたら、なぜか五歳の侯爵令嬢リディアーヌになっていた。あの時、ギルバードは無事だったのだろうか。心配しながら連絡することもできず、時は流れ十五歳になったリディアーヌは学園に入学することに。そこには変わってしまったギルバードがいた。電子書籍化のため1/21取り下げ予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる