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やだぁー。隠し子かしら?!
・・・専属になりそうだわ
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「ただいま帰りました。え?お母様!!」
奥様の顔を見てグレースちゃんも驚いた顔をしグレースちゃんの顔を見て奥様も「グレース!!何て可愛らしい!!」
とお互いを褒め合い出した。
まあ、我ながら2人とも良い出来なのよね。
一頻り盛り上がった後でグレースちゃんはクルッと振り向いた。
「アリスねーさん!!私ね!貴女のお陰で・・・。無罪!!」
グレースちゃんが満面の笑みで微笑んだ。
「やったぁ!!」
思わず2人で抱き合う。
ピョンピョンと飛び跳ねながら私もめちゃくちゃ嬉しい。
「本当に良かったわ。ねー?言ったでしょー?」
うふふふふ。2人共、ちょっと悪い顔でニヤっと微笑んだ。
「良かったわ。グレース。本当に。」
奥様も安堵した表情でグレースちゃんの頭を撫でた。
「お父様にもきちんと話さないとね。昨日はかなり御機嫌悪かったから。」
そう言うとグレースちゃんの顔は少し曇った様に見えた。
「お父様は世間体に厳しいから。許して貰えるかしら・・・。」
学院の裁判を受けると言う事は恥と言う考えを誰もが思っているらしい。
そんなものかしらね。
我が子を庇うのが親なんじゃないのかしら。って人の家の事に首は突っ込みにくいわ。
まあ。裁判も上手くいったようだし。
「じゃあ、そろそろ私は帰るわね。」
あまり長居するのも失礼だ。
あっ。でもまだギャラ貰ってないわ。
何て・・・言い出そうかしら。
「私、今日の貴方の技術を肌で感じたしグレースを見て決めたわ。」
奥様が立ち上がろうとする私を引き止めた。
「アリスさん。ベイリー家の専属メイキャップアーティストになりませんか?」
え?専属?
「私からもお願い!!せめて高校卒業まで!」
グレースちゃんに両手を掴まれて私が教えた上目遣いでウルウルっと迫られた。
迫られても・・・オネエはドキドキしないけど。
専属で卒業までって言うと平日の毎朝か。
「奥様。ここからは大人のお話になりますわ。えーと。ギャラ?」
金・・・世の中所詮それです!
コソコソと奥様と・・・。
「え?私の年収ですか?ゴニョニョ。」
「じゃあ出すわ!」
「え!!そんなに!」
「ええ。そうよ?いかが?」
「奥様!一瞬考えさせて下さい!!」
大人の悪い話は終了した。
年収が倍・・・。しかもこの家に住まわせてくれて昼間は別件の仕事もOKとは!!
オネエタレントの寿命なんて長い人なんてほんの一部だし。
メイクの世界も珍しかったり新しい技能の持ち主が現れたら一気に仕事も減るだろう。
人生・・今が稼ぎ時!
貯金は沢山あるに越したことはない。
オネエの老後とかパートナーが見付からなかったら寂しいわよね。
そんな事を色々考えてしまった。
「奥様!そのお話!お受け致します!」
私は深々と頭を下げた。
「わー!!やったあ!!」
グレースちゃんが嬉しそうに抱き着いてきた。
本当にこういう所は幼いんだから。可愛い。頭を優しく撫でて
「もう。貴女を毎日、美しくしてあげるわ。宜しくね。」
と言った。
「後は主人ね。今夜、説得致しますので。晩御飯は御一緒してね?」
奥様がうふふっと悪そうな顔をした。
あっ。まだ確定では無いのね。
グレースちゃんのお父様か。厳しいのかしらねぇ。
私はご主人が帰宅されるまで今日の話を詳しく聞いて!!と言うグレースちゃんの要望で部屋で寛ぐ事になった。
朝はじっくり眺める暇無かったけれど子供部屋にしては本当に広い部屋だわ。
綺麗に片付いているしお洒落で可愛いらしい。
「アリスねーさん!座って座って!」
対面式のソファもあるし。プチリビングみたいなスペース。
「一先ず!グレースちゃん。裁判乗り切りおめでとう!」
私はグレースちゃんに握手を求めた。
グレースちゃんはそっと私の手を取って顔をクシャっとさせた。
「うん!本当に嬉しい!!」
朝の涙が嘘の様にグレースちゃんからは明るさが感じられた。
「でも。まだアンディー。えっと。婚約者とは別れて無いの・・・。」
「え?!復縁迫られた?!」
あーもー!
クソ浮気男あるあるだわ。
グレースちゃんの話を聞くとまた腹立って来た。
「グレースちゃん。男って狡い生き物なのよ。グイグイ来られると離れるし此方から離れようとすると追い掛けたくなるのよ。」
グレースちゃんの婚約者は本当に典型的なタイプみたい。
「でもね!良い事もあったの!」
何でもイジメをした相手ジュリエットと言う子は他の男にも色目を使っていたらしくその他の男の婚約者達が味方になったと言う。
「1番のクソはその女ね。八方美人だわ。」
「そーなんです!!!」
うん。お金持ち狙いの庶民か。玉の輿狙いで学校に来たのかしらね。
モテる女って言うのは自分のアピールポイントを解っている。
男心を擽る方法も得意だし。ボディタッチとか簡単にやっちゃうのよね。
「グレースちゃんはどうしたい?」
「どうって?」
今後の人生を決める転機なのよねぇ。
「元サヤに戻るか別れるか。」
うーん?と思いっきり悩んでいる。
まだ好きなのね。
こんなに可愛いのだから世の中には良い男が沢山いるのに。
「解った。もしご主人が許してくれるなら私はこの家に住み込みになるし。相談は毎日出来るし。ゆっくり考えましょ!」
その婚約者やライバルにも会ってみたいしね。
値踏みしてやるわ。
「ありがとう。アリスねーさん。何か本当にお姉様が出来たみたいで嬉しい。」
グレースちゃん!可愛いわ!
貴女のお姉様になる!ちょっと本気。
そんな会話をしていたらご主人が帰宅された様だ。
ドキドキの御対面ね。
奥様の顔を見てグレースちゃんも驚いた顔をしグレースちゃんの顔を見て奥様も「グレース!!何て可愛らしい!!」
とお互いを褒め合い出した。
まあ、我ながら2人とも良い出来なのよね。
一頻り盛り上がった後でグレースちゃんはクルッと振り向いた。
「アリスねーさん!!私ね!貴女のお陰で・・・。無罪!!」
グレースちゃんが満面の笑みで微笑んだ。
「やったぁ!!」
思わず2人で抱き合う。
ピョンピョンと飛び跳ねながら私もめちゃくちゃ嬉しい。
「本当に良かったわ。ねー?言ったでしょー?」
うふふふふ。2人共、ちょっと悪い顔でニヤっと微笑んだ。
「良かったわ。グレース。本当に。」
奥様も安堵した表情でグレースちゃんの頭を撫でた。
「お父様にもきちんと話さないとね。昨日はかなり御機嫌悪かったから。」
そう言うとグレースちゃんの顔は少し曇った様に見えた。
「お父様は世間体に厳しいから。許して貰えるかしら・・・。」
学院の裁判を受けると言う事は恥と言う考えを誰もが思っているらしい。
そんなものかしらね。
我が子を庇うのが親なんじゃないのかしら。って人の家の事に首は突っ込みにくいわ。
まあ。裁判も上手くいったようだし。
「じゃあ、そろそろ私は帰るわね。」
あまり長居するのも失礼だ。
あっ。でもまだギャラ貰ってないわ。
何て・・・言い出そうかしら。
「私、今日の貴方の技術を肌で感じたしグレースを見て決めたわ。」
奥様が立ち上がろうとする私を引き止めた。
「アリスさん。ベイリー家の専属メイキャップアーティストになりませんか?」
え?専属?
「私からもお願い!!せめて高校卒業まで!」
グレースちゃんに両手を掴まれて私が教えた上目遣いでウルウルっと迫られた。
迫られても・・・オネエはドキドキしないけど。
専属で卒業までって言うと平日の毎朝か。
「奥様。ここからは大人のお話になりますわ。えーと。ギャラ?」
金・・・世の中所詮それです!
コソコソと奥様と・・・。
「え?私の年収ですか?ゴニョニョ。」
「じゃあ出すわ!」
「え!!そんなに!」
「ええ。そうよ?いかが?」
「奥様!一瞬考えさせて下さい!!」
大人の悪い話は終了した。
年収が倍・・・。しかもこの家に住まわせてくれて昼間は別件の仕事もOKとは!!
オネエタレントの寿命なんて長い人なんてほんの一部だし。
メイクの世界も珍しかったり新しい技能の持ち主が現れたら一気に仕事も減るだろう。
人生・・今が稼ぎ時!
貯金は沢山あるに越したことはない。
オネエの老後とかパートナーが見付からなかったら寂しいわよね。
そんな事を色々考えてしまった。
「奥様!そのお話!お受け致します!」
私は深々と頭を下げた。
「わー!!やったあ!!」
グレースちゃんが嬉しそうに抱き着いてきた。
本当にこういう所は幼いんだから。可愛い。頭を優しく撫でて
「もう。貴女を毎日、美しくしてあげるわ。宜しくね。」
と言った。
「後は主人ね。今夜、説得致しますので。晩御飯は御一緒してね?」
奥様がうふふっと悪そうな顔をした。
あっ。まだ確定では無いのね。
グレースちゃんのお父様か。厳しいのかしらねぇ。
私はご主人が帰宅されるまで今日の話を詳しく聞いて!!と言うグレースちゃんの要望で部屋で寛ぐ事になった。
朝はじっくり眺める暇無かったけれど子供部屋にしては本当に広い部屋だわ。
綺麗に片付いているしお洒落で可愛いらしい。
「アリスねーさん!座って座って!」
対面式のソファもあるし。プチリビングみたいなスペース。
「一先ず!グレースちゃん。裁判乗り切りおめでとう!」
私はグレースちゃんに握手を求めた。
グレースちゃんはそっと私の手を取って顔をクシャっとさせた。
「うん!本当に嬉しい!!」
朝の涙が嘘の様にグレースちゃんからは明るさが感じられた。
「でも。まだアンディー。えっと。婚約者とは別れて無いの・・・。」
「え?!復縁迫られた?!」
あーもー!
クソ浮気男あるあるだわ。
グレースちゃんの話を聞くとまた腹立って来た。
「グレースちゃん。男って狡い生き物なのよ。グイグイ来られると離れるし此方から離れようとすると追い掛けたくなるのよ。」
グレースちゃんの婚約者は本当に典型的なタイプみたい。
「でもね!良い事もあったの!」
何でもイジメをした相手ジュリエットと言う子は他の男にも色目を使っていたらしくその他の男の婚約者達が味方になったと言う。
「1番のクソはその女ね。八方美人だわ。」
「そーなんです!!!」
うん。お金持ち狙いの庶民か。玉の輿狙いで学校に来たのかしらね。
モテる女って言うのは自分のアピールポイントを解っている。
男心を擽る方法も得意だし。ボディタッチとか簡単にやっちゃうのよね。
「グレースちゃんはどうしたい?」
「どうって?」
今後の人生を決める転機なのよねぇ。
「元サヤに戻るか別れるか。」
うーん?と思いっきり悩んでいる。
まだ好きなのね。
こんなに可愛いのだから世の中には良い男が沢山いるのに。
「解った。もしご主人が許してくれるなら私はこの家に住み込みになるし。相談は毎日出来るし。ゆっくり考えましょ!」
その婚約者やライバルにも会ってみたいしね。
値踏みしてやるわ。
「ありがとう。アリスねーさん。何か本当にお姉様が出来たみたいで嬉しい。」
グレースちゃん!可愛いわ!
貴女のお姉様になる!ちょっと本気。
そんな会話をしていたらご主人が帰宅された様だ。
ドキドキの御対面ね。
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