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初夜
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ノネットメンバー全員が帰ってしまった。
いや、帰るのが普通なのだけれども。
既に緊張してきた私・・・。
「キャサリン。新居に行きましょう。」
「あっ。そうなるのよね。」
今までのジェファーソンの部屋から城の別棟に移動する事になった。
城の別棟は客間等からは離れている。
「別棟は初めてですよね?」
「そうね。初めて!」
私の中のイメージは2世帯住宅?3世代住宅?王族ってなんだかんだで城に住むし。
アレクサンダー王子も結婚したら別の別棟住まいになるのだろう。
到着。
「ほら、警護人は別棟の入口にしか居ないんです!」
ジェファーソンが嬉しそうに言った。
確かに!私も嬉しい。
「さあ、どうぞ。」
ジェファーソンが扉を開けてくれた。
「わぁ!素敵!!」
ジェファーソンの元の部屋より更に広い部屋。
本棚、ピアノ、ソファ。ラジオもあるわ。
ダイニングテーブルセット。
イメージは高級ホテルのスイートルーム?
ベッド・・・。広い。勿論2人用よね。
「キャサリン。」
ジェファーソンが後ろから抱きついてきた。
「気に入ってくれました?」
「勿論。これから2人で・・・。住むのね。」
どうしよう。もうドキドキしてきてるー!
「照れますよね。」
「はい。照れます。」
私達の視線はベッドに向かっていた。
多分、ジェファーソンもドキドキしているんだと思う。
「キャサリン・・・。その、お風呂入りましょうか。」
「そ・・・そうね。」
ジェファーソンは抱きついたままそう言った。
風呂入る事も緊張する。
部屋にお風呂はあってジェファーソンが先ず入った。
風呂上がりはガウン姿。
初めて見た。かっこいいし似合う!!
でも、あの。直ぐに裸になれるって事?
焦る。
「私も入ってくるわね。」
大丈夫かしら。綺麗に洗わないと。ってもう!何考えているのかしら!
初エッチ。前世も今世も初だ。
ルナリーにもちょっと話したけど。
体に触れられるんだ。
恥ずかしさと緊張が入り交じる。
私も用意されていたガウンを着た。
「キャサリン。こっちへ。」
風呂から出るとジェファーソンはダイニングテーブルにお茶を入れてくれていた。
お茶くらいならメイドにも頼まずに入れられる部屋って便利だわ。
「ありがとう。」
紅茶美味しい。
「キャサリン?緊張してますよね?」
「・・・。そうなのよ。」
「僕もです。」
お互い見詰めあってプッと笑ってしまった。
そうね。緊張するわよね。
少し話をしてベッドに行こうとなった。
「あのね。キャサリン。本当にずっと・・・。」
ジェファーソンがギュッと抱き締めてきた。
「貴女を一生、大事にします。生涯、愛します。」
「私も。ジェファーソンを生涯、愛し続けるわ。」
フワッと唇が触れる。
「キャサリン。」
私は頷いてジェファーソンとベッドへ入った。
こっ・・・ここから私はどうしたら良いの!?
マグロ?所謂、マグロで良いのかしら?!
でも、何したら良いの?
いや、此処で昔読んだエッチな漫画のやつとか絶対しちゃダメだろう。
流れに身を任せる。
一緒に横になった。こう言うのすら照れる。
「キャサリンが可愛い。」
微笑みながらジェファーソンが抱き締めてきてキスをする。
キスすらも気持ち良い。
舌が絡む・・・。
「キャサリン。脱がします。」
「はっ・・はい。」
展開早くない?いや?脱がされないと何も始まらないか。
めちゃくちゃ恥ずかしい!!
「キャサリン、綺麗だ。」
裸体を見られた私は恥ずかしさで顔を覆う。
ジェファーソンも脱いでいて綺麗な肌と筋肉が男らしくて・・・。かっこいい。
ジェファーソンは余り体重はかけないように私の上に覆い被さる様に乗ってきた。
そのまま、また熱いキスをする。
肌が触れ合う。
それだけでドキドキして・・。
ジェファーソンが触れる所、全部が敏感になっていて声が止まらなくなってしまった。
「キャサリン・・・。愛してる。」
「私も。」
ジェファーソンの目は興奮している様にも見えた。
少しずつ。ジェファーソンがゆっくりと私の中に入ってくる。
鈍い痛み。
それよりも幸せが大きくて。心が満たされる。ああ。私、めちゃくちゃ幸せだ。
ジェファーソンの気持ち良さそうな顔が何よりも嬉しく感じた。
私もジェファーソンも遂に大人の階段を登りました。
・・・・・・・・・・・・
キャサリンが僕の腕枕で眠っている。
ああ。何て可愛いんだ。
昨日、大丈夫だったかなあ。僕は最高だった。
危険だ・・・。またしたくなる。
ルイスには女性は初めては痛いと言われたし。
本当に気をつけなければ。
「おはよう。」
照れた様にキャサリンが目を覚まし微笑んだ。
「おはよう。」
可愛くてギュッと抱き締めた。
「幸せ。」
「僕も幸せです。」
フフっとお互い笑みが溢れる。
夫婦になったんだなあ。しみじみと幸せを噛み締めて今朝は暫しイチャイチャを楽しんだ。
いや、帰るのが普通なのだけれども。
既に緊張してきた私・・・。
「キャサリン。新居に行きましょう。」
「あっ。そうなるのよね。」
今までのジェファーソンの部屋から城の別棟に移動する事になった。
城の別棟は客間等からは離れている。
「別棟は初めてですよね?」
「そうね。初めて!」
私の中のイメージは2世帯住宅?3世代住宅?王族ってなんだかんだで城に住むし。
アレクサンダー王子も結婚したら別の別棟住まいになるのだろう。
到着。
「ほら、警護人は別棟の入口にしか居ないんです!」
ジェファーソンが嬉しそうに言った。
確かに!私も嬉しい。
「さあ、どうぞ。」
ジェファーソンが扉を開けてくれた。
「わぁ!素敵!!」
ジェファーソンの元の部屋より更に広い部屋。
本棚、ピアノ、ソファ。ラジオもあるわ。
ダイニングテーブルセット。
イメージは高級ホテルのスイートルーム?
ベッド・・・。広い。勿論2人用よね。
「キャサリン。」
ジェファーソンが後ろから抱きついてきた。
「気に入ってくれました?」
「勿論。これから2人で・・・。住むのね。」
どうしよう。もうドキドキしてきてるー!
「照れますよね。」
「はい。照れます。」
私達の視線はベッドに向かっていた。
多分、ジェファーソンもドキドキしているんだと思う。
「キャサリン・・・。その、お風呂入りましょうか。」
「そ・・・そうね。」
ジェファーソンは抱きついたままそう言った。
風呂入る事も緊張する。
部屋にお風呂はあってジェファーソンが先ず入った。
風呂上がりはガウン姿。
初めて見た。かっこいいし似合う!!
でも、あの。直ぐに裸になれるって事?
焦る。
「私も入ってくるわね。」
大丈夫かしら。綺麗に洗わないと。ってもう!何考えているのかしら!
初エッチ。前世も今世も初だ。
ルナリーにもちょっと話したけど。
体に触れられるんだ。
恥ずかしさと緊張が入り交じる。
私も用意されていたガウンを着た。
「キャサリン。こっちへ。」
風呂から出るとジェファーソンはダイニングテーブルにお茶を入れてくれていた。
お茶くらいならメイドにも頼まずに入れられる部屋って便利だわ。
「ありがとう。」
紅茶美味しい。
「キャサリン?緊張してますよね?」
「・・・。そうなのよ。」
「僕もです。」
お互い見詰めあってプッと笑ってしまった。
そうね。緊張するわよね。
少し話をしてベッドに行こうとなった。
「あのね。キャサリン。本当にずっと・・・。」
ジェファーソンがギュッと抱き締めてきた。
「貴女を一生、大事にします。生涯、愛します。」
「私も。ジェファーソンを生涯、愛し続けるわ。」
フワッと唇が触れる。
「キャサリン。」
私は頷いてジェファーソンとベッドへ入った。
こっ・・・ここから私はどうしたら良いの!?
マグロ?所謂、マグロで良いのかしら?!
でも、何したら良いの?
いや、此処で昔読んだエッチな漫画のやつとか絶対しちゃダメだろう。
流れに身を任せる。
一緒に横になった。こう言うのすら照れる。
「キャサリンが可愛い。」
微笑みながらジェファーソンが抱き締めてきてキスをする。
キスすらも気持ち良い。
舌が絡む・・・。
「キャサリン。脱がします。」
「はっ・・はい。」
展開早くない?いや?脱がされないと何も始まらないか。
めちゃくちゃ恥ずかしい!!
「キャサリン、綺麗だ。」
裸体を見られた私は恥ずかしさで顔を覆う。
ジェファーソンも脱いでいて綺麗な肌と筋肉が男らしくて・・・。かっこいい。
ジェファーソンは余り体重はかけないように私の上に覆い被さる様に乗ってきた。
そのまま、また熱いキスをする。
肌が触れ合う。
それだけでドキドキして・・。
ジェファーソンが触れる所、全部が敏感になっていて声が止まらなくなってしまった。
「キャサリン・・・。愛してる。」
「私も。」
ジェファーソンの目は興奮している様にも見えた。
少しずつ。ジェファーソンがゆっくりと私の中に入ってくる。
鈍い痛み。
それよりも幸せが大きくて。心が満たされる。ああ。私、めちゃくちゃ幸せだ。
ジェファーソンの気持ち良さそうな顔が何よりも嬉しく感じた。
私もジェファーソンも遂に大人の階段を登りました。
・・・・・・・・・・・・
キャサリンが僕の腕枕で眠っている。
ああ。何て可愛いんだ。
昨日、大丈夫だったかなあ。僕は最高だった。
危険だ・・・。またしたくなる。
ルイスには女性は初めては痛いと言われたし。
本当に気をつけなければ。
「おはよう。」
照れた様にキャサリンが目を覚まし微笑んだ。
「おはよう。」
可愛くてギュッと抱き締めた。
「幸せ。」
「僕も幸せです。」
フフっとお互い笑みが溢れる。
夫婦になったんだなあ。しみじみと幸せを噛み締めて今朝は暫しイチャイチャを楽しんだ。
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