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クリスマスイブはデート。byクライス
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クリスマスミサコンサートの練習を終えて本日はイブなのでやっぱりデートとなりました。
毎年、僕らって男4人でイブを過ごして来た。
今年は・・。どうしよう。ケビンと2人でデートをしたい!
「どうする?帰る?ご飯行く?」
カインが僕達に聞いてきた。
ルイスとルナリー、ジェファーソンとキャサリン、エミリアはブルーさんとデート。
そして・・・。うーん。やっぱり2人でって厳しいかな。
「あっ・・・。クライスと会長は?」
ジョージが気を使ってくれてる。
「あー。そっか。ジョージ2人で行く?」
カインもウッカリしてたと言う顔をしているが・・。
ケビンと目が合った。悩んでいる感じかな。そうなんだよねー。ジョージとカイン2人でご飯行かせるのも何か味気無いか。
「会長。4人で行きますか!」
「そうだね。今年も仲良く過ごすかー!」
うん。それもまあ楽しいか。
「いいの?」
2人はちょっと心配しているけれど実はケビンと2人になるとイチャイチャしたくてしたくて仕方無くなるんだ。
外では絶対にしちゃダメだって解っているんだけどね。
「会長、何食べに行く?」
会長は当然の様に
「勿論、ちょっと高級店!!」
と言った。
4人で今年もちょっと高級店に。去年はエミリアと同じ店になったんだったなあ。
1年ってあっという間だ。
「ピザは外せないんだよねー。」
カインお勧めの創作ピザ店。
初めて来た。
少し暗めの店内はお洒落。
「個室空いてますか?」
会長が尋ねると案内してくれた。
僕は会長の隣に座った。
ノンアルコールシャンパンで乾杯。
「メリークリスマスイブ!!」
「メリークリスマスイブ!」
今年もそう言って乾杯だ。
「本当にオリジナルなピザだねー。」
ポルチーニやトリュフのトッピングが美味しそう。
「ね?ちょっと高級だろ?」
うんうんと僕達は頷いた。
「冬休みが終わると間もなく卒業だね。」
しみじみとジョージが言った。
「やる事は変わらないけどね。学校に行かないだけ。」
会長は卒業しても練習、曲作りにラジオでしょ?コンサートにレコード販売って日常だよ。と笑いながら言った。
「ずっと皆と楽しくやっていきたいな。」
僕がそう言うと勿論と3人は言う。
やっぱりノネットって居心地良い。
本当に出会えて良かったなあ。
「去年や一昨年は婚約者を如何にして作らずに生きていくかって話してたのにねー。」
カインが僕の方を見てニヤっと笑った。
「うーん。だって。会長の事好きになったから。ねえ?」
会長の方を見る。
「僕にふるか?まあね。僕もそうだし。」
会長照れてる。可愛い。
カインとジョージに冷やかされるのも何か嬉しい。
高級ピザをおなかいっぱい食べて解散!
「明日は頑張ろうね!」
「また、明日!」
そう言ってお互いの車に乗り込もうとした時だった。
「クライス。ちょっと良いかな?」
「うん。」
ケビンに呼び止められた。
「えーと。クリスマスプレゼントを渡したいんだ。」
わわわ!!何か急に言われてドキドキしてきた。
僕は明日、渡そうと思っていたのに。どうしよう。
「家に来て!」
思わずそう言ってしまった。
ケビンはクスっと笑って了解と言った。
我が家に到着。
「お帰りなさいませ。クライス様。これはケビン様いらっしゃいませ。」
「部屋にお茶持って来て。」
執事にお願いして自室にケビンを案内。
初めて招く!!僕の部屋。
「おー。クライスって感じの部屋だ。」
僕みたいな部屋ってどんな部屋なんだよーと思ったけど。ケビンは嬉しそう。
ソファに腰掛けて貰って2人でお茶を飲む。
ドキドキ・・・。
イチャイチャしたい。でも自分の家って。
親が入って来たら?とか思うと出来ないものなんだね。初めて気づいたよ。
「はい。クライス。」
ケビンがプレゼントを渡してくれた。
「ありがとう。僕からも。」
開けて良い?ケビンに聞かれて勿論と答えた。
結構、悩んで悩んで考えたプレゼント。
「おお!カッコイイ!」
腕時計にした。ケビンに似合いそうなんだ。
ケビンからのプレゼントは。
「ブレスレットだ!」
シンプルでお洒落。
「お揃いにしてみた。」
ケビンが照れた笑みで見せてくれた。
嬉しい!!
「ありがとう。お揃い!!本当だ!」
2人で嵌めてみた。
ケビンは時計もしてくれた。
「嬉しい。何か照れるね。」
ダメだー。抑えられない!
「ケビン。ちょっとだけ。」
「ちょっとって。もー。」
そう言いながらもケビンも僕を抱き締める。
温もりが好き。
幸せ過ぎる。
「キスする。」
この前、触れた唇が忘れられなかった。
ずっとまたしたくて。
本当は毎日、キスしたい。
ケビンを優しく抱き締めてキス。
チュッと触れる。柔らかくてとろける。
「ねえ?クライス。ちょっとディープなやつして良い?」
ケビンが照れた様に見詰めてきた。
僕は頷く。
わぁ・・・。舌が絡む。
ダメ。止まらない。止めたくない。
もっとしたくなる。
ケビンが愛しい。
「キスって凄い・・・。」
「うん。凄いね。」
この前、光国殿に聞いたけど。自分の家では・・・。出来ないよなあ。
残念だけど。今日はキスまで!!
それでも幸せなクリスマスイブだった。
来年も再来年もずっとずっと。僕はケビンとクリスマスを迎えたい。
毎年、僕らって男4人でイブを過ごして来た。
今年は・・。どうしよう。ケビンと2人でデートをしたい!
「どうする?帰る?ご飯行く?」
カインが僕達に聞いてきた。
ルイスとルナリー、ジェファーソンとキャサリン、エミリアはブルーさんとデート。
そして・・・。うーん。やっぱり2人でって厳しいかな。
「あっ・・・。クライスと会長は?」
ジョージが気を使ってくれてる。
「あー。そっか。ジョージ2人で行く?」
カインもウッカリしてたと言う顔をしているが・・。
ケビンと目が合った。悩んでいる感じかな。そうなんだよねー。ジョージとカイン2人でご飯行かせるのも何か味気無いか。
「会長。4人で行きますか!」
「そうだね。今年も仲良く過ごすかー!」
うん。それもまあ楽しいか。
「いいの?」
2人はちょっと心配しているけれど実はケビンと2人になるとイチャイチャしたくてしたくて仕方無くなるんだ。
外では絶対にしちゃダメだって解っているんだけどね。
「会長、何食べに行く?」
会長は当然の様に
「勿論、ちょっと高級店!!」
と言った。
4人で今年もちょっと高級店に。去年はエミリアと同じ店になったんだったなあ。
1年ってあっという間だ。
「ピザは外せないんだよねー。」
カインお勧めの創作ピザ店。
初めて来た。
少し暗めの店内はお洒落。
「個室空いてますか?」
会長が尋ねると案内してくれた。
僕は会長の隣に座った。
ノンアルコールシャンパンで乾杯。
「メリークリスマスイブ!!」
「メリークリスマスイブ!」
今年もそう言って乾杯だ。
「本当にオリジナルなピザだねー。」
ポルチーニやトリュフのトッピングが美味しそう。
「ね?ちょっと高級だろ?」
うんうんと僕達は頷いた。
「冬休みが終わると間もなく卒業だね。」
しみじみとジョージが言った。
「やる事は変わらないけどね。学校に行かないだけ。」
会長は卒業しても練習、曲作りにラジオでしょ?コンサートにレコード販売って日常だよ。と笑いながら言った。
「ずっと皆と楽しくやっていきたいな。」
僕がそう言うと勿論と3人は言う。
やっぱりノネットって居心地良い。
本当に出会えて良かったなあ。
「去年や一昨年は婚約者を如何にして作らずに生きていくかって話してたのにねー。」
カインが僕の方を見てニヤっと笑った。
「うーん。だって。会長の事好きになったから。ねえ?」
会長の方を見る。
「僕にふるか?まあね。僕もそうだし。」
会長照れてる。可愛い。
カインとジョージに冷やかされるのも何か嬉しい。
高級ピザをおなかいっぱい食べて解散!
「明日は頑張ろうね!」
「また、明日!」
そう言ってお互いの車に乗り込もうとした時だった。
「クライス。ちょっと良いかな?」
「うん。」
ケビンに呼び止められた。
「えーと。クリスマスプレゼントを渡したいんだ。」
わわわ!!何か急に言われてドキドキしてきた。
僕は明日、渡そうと思っていたのに。どうしよう。
「家に来て!」
思わずそう言ってしまった。
ケビンはクスっと笑って了解と言った。
我が家に到着。
「お帰りなさいませ。クライス様。これはケビン様いらっしゃいませ。」
「部屋にお茶持って来て。」
執事にお願いして自室にケビンを案内。
初めて招く!!僕の部屋。
「おー。クライスって感じの部屋だ。」
僕みたいな部屋ってどんな部屋なんだよーと思ったけど。ケビンは嬉しそう。
ソファに腰掛けて貰って2人でお茶を飲む。
ドキドキ・・・。
イチャイチャしたい。でも自分の家って。
親が入って来たら?とか思うと出来ないものなんだね。初めて気づいたよ。
「はい。クライス。」
ケビンがプレゼントを渡してくれた。
「ありがとう。僕からも。」
開けて良い?ケビンに聞かれて勿論と答えた。
結構、悩んで悩んで考えたプレゼント。
「おお!カッコイイ!」
腕時計にした。ケビンに似合いそうなんだ。
ケビンからのプレゼントは。
「ブレスレットだ!」
シンプルでお洒落。
「お揃いにしてみた。」
ケビンが照れた笑みで見せてくれた。
嬉しい!!
「ありがとう。お揃い!!本当だ!」
2人で嵌めてみた。
ケビンは時計もしてくれた。
「嬉しい。何か照れるね。」
ダメだー。抑えられない!
「ケビン。ちょっとだけ。」
「ちょっとって。もー。」
そう言いながらもケビンも僕を抱き締める。
温もりが好き。
幸せ過ぎる。
「キスする。」
この前、触れた唇が忘れられなかった。
ずっとまたしたくて。
本当は毎日、キスしたい。
ケビンを優しく抱き締めてキス。
チュッと触れる。柔らかくてとろける。
「ねえ?クライス。ちょっとディープなやつして良い?」
ケビンが照れた様に見詰めてきた。
僕は頷く。
わぁ・・・。舌が絡む。
ダメ。止まらない。止めたくない。
もっとしたくなる。
ケビンが愛しい。
「キスって凄い・・・。」
「うん。凄いね。」
この前、光国殿に聞いたけど。自分の家では・・・。出来ないよなあ。
残念だけど。今日はキスまで!!
それでも幸せなクリスマスイブだった。
来年も再来年もずっとずっと。僕はケビンとクリスマスを迎えたい。
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