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帰国前に
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パルドデア国の皆様を見送った後は自由行動となった。
僕とクライスはプラゲ城の光国さんのお宅にお邪魔する事にした。
多分、あると思っていたけど部屋では無くて城の広い敷地内に一戸建て。
こう言う家臣達が城の周りとかに住むって言うのは日本の江戸やそれ以前の城の形態と同じなんだなあ。
「会長、何か光国殿に用事だったの?」
「うん。まあ、光国殿くらいしか教えてくれなさそうだし。」
城の客間に荷物を置いて聞いていた道を行く。
良いなあ。こういう風景も。
都会の波に揉まれまくって自分が解らなくなる東京しか知らなかった。
「ここだね!僕でも読める!」
とクライスが徳川の表札を見つけた。
木戸をカラカラと開けて中に入る。
「お洒落だねー。何かプラゲ!!って感じがするよ!」
「そうだね。庭も良いね。」
光国殿の家は正に想像通りの日本家屋で嬉しくなった。
『光国殿。お邪魔しまーす!』
玄関を開けると武士の従者?とか居てそうか。一人暮らしでは無いんだと改めて時代劇を思い出す。
僕らの家でもメイドや料理人とか居るしなあ。プラゲでもそうか・・・。
『どうぞ。此方へ。』
武士の方に案内されて奥の部屋へ。
城の中程では無いけれど綺麗な家屋だなあ。障子や襖ってやっぱり良いよね。
『おー。よう来た。』
光国殿の家の客間の様だ。
『突然、家に行ってみたい等と我儘言ってすみません。』
良い良いと光国殿は笑顔だ。
女中と言うのかな?着物の女性がお茶を持って来てくれて。先ずは美味しく頂いた。
『胡座でも良いですか?』
正座はなかなか慣れない。
『勿論、崩してくれ。すまぬ。気が利かなかったのお。』
「クライス、足崩して良いって。」
「あー。良かった。既に痺れそうだった。」
『光国殿。ちょっとお恥ずかしながらどうしても聞きたい事がありまして。』
いざ話すとなると恥ずかしくなってきた。
『なんじゃ?何でも聞くが良い。』
あっけらかんと光国殿は笑う。
『あのー。衆道について。その、やり方とか?』
そう、僕らの将来の為に!聞きに来たのだ。
『ケビン殿は知っておったでは無いか?ん?そもそも、したいのか?』
やはりツッコミ入ったか。
『ええ。僕達、付き合っているんです。』
『あっ。そう言う事?そうです。恋人です!』
クライスもプラゲ語が理解出来たらしく照れながら2人で報告した。
『ほほう。そりゃあ。似合いじゃな。』
案外すんなり受け入れられた・・。やっぱりこの時代はまだ衆道多いんだなあ。
『儂も経験あるしのお。』
うんうんと光国殿は頷く。
『そうなんです!だから途中経過を教えて下さい。』
光国殿は僕らの顔を見てなるほどと言った。
そこからは下ネタだ・・・。
そうだよね。痛いからやはり慣らすんだ。
油ね。そっかローション無いからそれでもアリなのか!!
舐める?!!それは難度が高そう。
所々、クライスが解らないので通訳するのが恥ずかしい。
僕らの顔は赤面。
『ありがとうございました!』
いやー。なかなか大変そうだ。
『お役に立てて良かったぞ。』
光国殿が何故か嬉しそうだし。
その後は普通の世間話やプラゲの事やボードウェンの話等と盛り上がって夕飯前まで光国殿の家に居た。
『そろそろ、城へ参るか!』
『そうですね。』
晩御飯は城の客間で。光国殿と共にプラゲ城へ行く事にした。
「会長?聞けて良かった。僕、頑張るからね!!」
行きすがらクライスが何か気合い入った発言するし。
でも、場所がなあ。
卒業したら旅行でも行くかな。
等と考えながら僕自身も聞いて良かったと思った。
僕とクライスはプラゲ城の光国さんのお宅にお邪魔する事にした。
多分、あると思っていたけど部屋では無くて城の広い敷地内に一戸建て。
こう言う家臣達が城の周りとかに住むって言うのは日本の江戸やそれ以前の城の形態と同じなんだなあ。
「会長、何か光国殿に用事だったの?」
「うん。まあ、光国殿くらいしか教えてくれなさそうだし。」
城の客間に荷物を置いて聞いていた道を行く。
良いなあ。こういう風景も。
都会の波に揉まれまくって自分が解らなくなる東京しか知らなかった。
「ここだね!僕でも読める!」
とクライスが徳川の表札を見つけた。
木戸をカラカラと開けて中に入る。
「お洒落だねー。何かプラゲ!!って感じがするよ!」
「そうだね。庭も良いね。」
光国殿の家は正に想像通りの日本家屋で嬉しくなった。
『光国殿。お邪魔しまーす!』
玄関を開けると武士の従者?とか居てそうか。一人暮らしでは無いんだと改めて時代劇を思い出す。
僕らの家でもメイドや料理人とか居るしなあ。プラゲでもそうか・・・。
『どうぞ。此方へ。』
武士の方に案内されて奥の部屋へ。
城の中程では無いけれど綺麗な家屋だなあ。障子や襖ってやっぱり良いよね。
『おー。よう来た。』
光国殿の家の客間の様だ。
『突然、家に行ってみたい等と我儘言ってすみません。』
良い良いと光国殿は笑顔だ。
女中と言うのかな?着物の女性がお茶を持って来てくれて。先ずは美味しく頂いた。
『胡座でも良いですか?』
正座はなかなか慣れない。
『勿論、崩してくれ。すまぬ。気が利かなかったのお。』
「クライス、足崩して良いって。」
「あー。良かった。既に痺れそうだった。」
『光国殿。ちょっとお恥ずかしながらどうしても聞きたい事がありまして。』
いざ話すとなると恥ずかしくなってきた。
『なんじゃ?何でも聞くが良い。』
あっけらかんと光国殿は笑う。
『あのー。衆道について。その、やり方とか?』
そう、僕らの将来の為に!聞きに来たのだ。
『ケビン殿は知っておったでは無いか?ん?そもそも、したいのか?』
やはりツッコミ入ったか。
『ええ。僕達、付き合っているんです。』
『あっ。そう言う事?そうです。恋人です!』
クライスもプラゲ語が理解出来たらしく照れながら2人で報告した。
『ほほう。そりゃあ。似合いじゃな。』
案外すんなり受け入れられた・・。やっぱりこの時代はまだ衆道多いんだなあ。
『儂も経験あるしのお。』
うんうんと光国殿は頷く。
『そうなんです!だから途中経過を教えて下さい。』
光国殿は僕らの顔を見てなるほどと言った。
そこからは下ネタだ・・・。
そうだよね。痛いからやはり慣らすんだ。
油ね。そっかローション無いからそれでもアリなのか!!
舐める?!!それは難度が高そう。
所々、クライスが解らないので通訳するのが恥ずかしい。
僕らの顔は赤面。
『ありがとうございました!』
いやー。なかなか大変そうだ。
『お役に立てて良かったぞ。』
光国殿が何故か嬉しそうだし。
その後は普通の世間話やプラゲの事やボードウェンの話等と盛り上がって夕飯前まで光国殿の家に居た。
『そろそろ、城へ参るか!』
『そうですね。』
晩御飯は城の客間で。光国殿と共にプラゲ城へ行く事にした。
「会長?聞けて良かった。僕、頑張るからね!!」
行きすがらクライスが何か気合い入った発言するし。
でも、場所がなあ。
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等と考えながら僕自身も聞いて良かったと思った。
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