313 / 369
遊園地堪能
しおりを挟む
修学旅行最終日
「遊園地だー!!」
テンションが上がる!この時代だしアトラクションへの期待はしていなかった。
だがしかし!園内の地図を貰って見たんだが。
『もしや浅草花やしきレベルはあるんじゃないか?』
会長が日本語ボソッと呟いた。
私、ルイス、キャサリンは会長の顔を見詰める。
「まさにそれ!!」
うん。思っていたより豪華だ。
「はーい!集合!遊園地内は自由行動です。乗り物に乗るには1回いくらとお金がかかります。お昼ご飯はレストランがありますからそこで食べて下さい。」
先生も何だか嬉しそう。大人もワクワクするよな。
では!解散!と声がかけられて皆で回ることにした。
「アーシェンバードって凄いですね。」
園内の様子を見て王子が感心している。
本当に広い敷地にアトラクションがあって中の作りもしっかりしているよ。想像以上過ぎてびっくりした。
「建築家が凄いって言ってましたもんね。」
カインがそう言ってあれ!行ってみましょう!と指さした。
これは!メリーゴーランドっすね。
高校生にもなってとは思ったが懐かしいから乗るかー!
全員で並ぶ。
「凄い回ってますねー。」
「可愛いー!」
うんうん。ちゃんと馬も馬車もある。まさにメリーゴーランド。
順番が来て何に乗ろうかな!?やっぱり馬だな!
おー!懐かしい。上下にはまだ動かないのかあ。
王子の馬乗り姿が様になっているし似合いすぎて笑える。白馬に乗った王子様って言いたくなる。
「めちゃくちゃ恥ずかしいんだが。」
「ぷッ!ルイス似合ってるよー!」
ウケる。馬が小さく見えるよ。
ワルツの音楽がかかりメリーゴーランドが回り出す。メルヘンだなあ。
感想は様々で皆も楽しんだ様だ。
「よし!次行こう!」
何の乗り物があるかなー。
「ジェットコースターだわ!」
キャサリンが遠くを指さした。
「本当だ!木製コースター!いいねー!」
会長も乗る気満々。皆を引っ張って連れていく。
「ローラーコースターって書いてますよ?」
王子がキャサリンに言っている。
「そっか。ちょっと違うんだわ。」
「ジェットコースターは多分プラゲ国限定の言い方かもね?」
会長がうんうんと頷く。
ローラーコースターは勿論、それ程傾斜の無い子供遊園地くらいの絶叫マシンとは程遠い感じ。
スピードも車くらいは出る様で見ていると結構楽しそうだ。
他の生徒も並んでいて本当にアリア全員満喫中だ。
「わー!怖そう!」
順番待ちでクライスがそう言うとカインが大丈夫だろ?と馬鹿にしている。
「カイン。観覧車乗せますよ!」
「ぐっ・・・。待て!無茶だ。」
笑える。観覧車はカインに取っては最強の絶叫マシンだろう。
さあ、順番!コースターはほぼ木製で1部コンクリート造りかな?
椅子のシートベルトは落ちはしないだろうけどちょっと貧相だ。
いざ!今世初のローラーコースター!
ガッタンと音がなりカタカタと進んでいく。あれだな造りが心配で怖い感じ。
「ドキドキするー!」
「うんうん!このジワジワがドキドキですね!」
ジョージとエミリアが後ろで言っているのが聞こえる。ちなみに私とルイスは1番前。
コースターが1番上まで行きジワジワと・・・。
降りたー!!
体感は40キロ~60キロくらいかな?
「楽しー!」
「いーねー!!」
あっという間に終わってしまった。
ローラーコースターにハマった様でその後3回も並んでしまった。
日本みたいに1時間も2時間も並ばなくて良いから楽だったけど。
その後レストランで昼食をとる事にした。
「次、何処行きます?」
「大半面白そうなのは乗ったよね。」
遊園地のゲートで貰った園内の地図を見て相談中。
殆ど回らないコーヒーカップ、ミラーハウスは行ったし。
観覧車はカインが怖がるし。
「ここなんだろ?」
園の端の方にある。
「えーと?あー!アスレチックフィールドじゃないか?」
アーシェンバード語は何とか読める感じな私達。
「運動する所だね。」
「行く?」
そう言えばアリア学院には体育の授業が無い。体育の授業に割く時間が無いのか怪我させられないお金持ちが多いからなのか。時代的なものか?
あんまり考えたこと無かったなあ。
「行きますかー。やっぱり全制覇ですよね。」
王子がそう言うのでいざ!アスレチック!
園内は平日と言うこともあってアリア学院の生徒ばかりだ。
皆、本当に楽しそう。
「おお!想像以上!」
アスレチックもなかなかの作りだ。
制服でやるには限界がありそうだなあ。それでも遊びにかかる私達。
「うそ!網登るの?」
既にワタワタするジョージ。頑張れーと声をかける。
「すまない。誰か。ヘルプー!!!」
網を登り階段を上がり結構な高さだと気がついたカイン。
飛行船の時程では無いがこれ以上動けないと固まっている。
「カイン待ってろー!」
見守っていたルイスが動き出す。
で、そのままターザンロープまで連れて来た。
「待てこれは!拷問?!」
「いや。ターザンロープだって。」
それ程高くは無いんだけれどなあ。
小学生が遊ぶレベルだし。
先にターザンロープで降りた王子とクライス、会長が向こうで手を振っている。
「大丈夫でしたよー!カインおいでー!」
クライスが笑っている。
「私、やってみます!」
エミリアが先に挑戦。
シュルルルルーと下へ下っていく。
ちゃんと成功。
戻ってきたロープを掴む。その後キャサリンもチャレンジし私達だけ残った。
「やっと追いついたー!網嫌いー!」
ジョージがブツブツ言いながらターザンロープは楽しそう!とチャレンジ。
「あー!もう行くって!!」
意を決してカインがロープを掴む。
「あー!!!怖い怖い怖いこわーいー!!」
良かった。ここ園内の隅っこで。カインの叫びが響き渡る。
無事着地出来たカイン。はぁはぁ言っていたが
「結構・・・。楽しかった。」
と呟いた。もしかしたら少しは克服出来たかもしれないな。
私とルイスは片手離して楽しくターザンロープを堪能した。懐かしーい!
楽しかった遊園地も集合時間。
堪能しまくったアーシェンバード修学旅行。
明日、帰宅。
「遊園地だー!!」
テンションが上がる!この時代だしアトラクションへの期待はしていなかった。
だがしかし!園内の地図を貰って見たんだが。
『もしや浅草花やしきレベルはあるんじゃないか?』
会長が日本語ボソッと呟いた。
私、ルイス、キャサリンは会長の顔を見詰める。
「まさにそれ!!」
うん。思っていたより豪華だ。
「はーい!集合!遊園地内は自由行動です。乗り物に乗るには1回いくらとお金がかかります。お昼ご飯はレストランがありますからそこで食べて下さい。」
先生も何だか嬉しそう。大人もワクワクするよな。
では!解散!と声がかけられて皆で回ることにした。
「アーシェンバードって凄いですね。」
園内の様子を見て王子が感心している。
本当に広い敷地にアトラクションがあって中の作りもしっかりしているよ。想像以上過ぎてびっくりした。
「建築家が凄いって言ってましたもんね。」
カインがそう言ってあれ!行ってみましょう!と指さした。
これは!メリーゴーランドっすね。
高校生にもなってとは思ったが懐かしいから乗るかー!
全員で並ぶ。
「凄い回ってますねー。」
「可愛いー!」
うんうん。ちゃんと馬も馬車もある。まさにメリーゴーランド。
順番が来て何に乗ろうかな!?やっぱり馬だな!
おー!懐かしい。上下にはまだ動かないのかあ。
王子の馬乗り姿が様になっているし似合いすぎて笑える。白馬に乗った王子様って言いたくなる。
「めちゃくちゃ恥ずかしいんだが。」
「ぷッ!ルイス似合ってるよー!」
ウケる。馬が小さく見えるよ。
ワルツの音楽がかかりメリーゴーランドが回り出す。メルヘンだなあ。
感想は様々で皆も楽しんだ様だ。
「よし!次行こう!」
何の乗り物があるかなー。
「ジェットコースターだわ!」
キャサリンが遠くを指さした。
「本当だ!木製コースター!いいねー!」
会長も乗る気満々。皆を引っ張って連れていく。
「ローラーコースターって書いてますよ?」
王子がキャサリンに言っている。
「そっか。ちょっと違うんだわ。」
「ジェットコースターは多分プラゲ国限定の言い方かもね?」
会長がうんうんと頷く。
ローラーコースターは勿論、それ程傾斜の無い子供遊園地くらいの絶叫マシンとは程遠い感じ。
スピードも車くらいは出る様で見ていると結構楽しそうだ。
他の生徒も並んでいて本当にアリア全員満喫中だ。
「わー!怖そう!」
順番待ちでクライスがそう言うとカインが大丈夫だろ?と馬鹿にしている。
「カイン。観覧車乗せますよ!」
「ぐっ・・・。待て!無茶だ。」
笑える。観覧車はカインに取っては最強の絶叫マシンだろう。
さあ、順番!コースターはほぼ木製で1部コンクリート造りかな?
椅子のシートベルトは落ちはしないだろうけどちょっと貧相だ。
いざ!今世初のローラーコースター!
ガッタンと音がなりカタカタと進んでいく。あれだな造りが心配で怖い感じ。
「ドキドキするー!」
「うんうん!このジワジワがドキドキですね!」
ジョージとエミリアが後ろで言っているのが聞こえる。ちなみに私とルイスは1番前。
コースターが1番上まで行きジワジワと・・・。
降りたー!!
体感は40キロ~60キロくらいかな?
「楽しー!」
「いーねー!!」
あっという間に終わってしまった。
ローラーコースターにハマった様でその後3回も並んでしまった。
日本みたいに1時間も2時間も並ばなくて良いから楽だったけど。
その後レストランで昼食をとる事にした。
「次、何処行きます?」
「大半面白そうなのは乗ったよね。」
遊園地のゲートで貰った園内の地図を見て相談中。
殆ど回らないコーヒーカップ、ミラーハウスは行ったし。
観覧車はカインが怖がるし。
「ここなんだろ?」
園の端の方にある。
「えーと?あー!アスレチックフィールドじゃないか?」
アーシェンバード語は何とか読める感じな私達。
「運動する所だね。」
「行く?」
そう言えばアリア学院には体育の授業が無い。体育の授業に割く時間が無いのか怪我させられないお金持ちが多いからなのか。時代的なものか?
あんまり考えたこと無かったなあ。
「行きますかー。やっぱり全制覇ですよね。」
王子がそう言うのでいざ!アスレチック!
園内は平日と言うこともあってアリア学院の生徒ばかりだ。
皆、本当に楽しそう。
「おお!想像以上!」
アスレチックもなかなかの作りだ。
制服でやるには限界がありそうだなあ。それでも遊びにかかる私達。
「うそ!網登るの?」
既にワタワタするジョージ。頑張れーと声をかける。
「すまない。誰か。ヘルプー!!!」
網を登り階段を上がり結構な高さだと気がついたカイン。
飛行船の時程では無いがこれ以上動けないと固まっている。
「カイン待ってろー!」
見守っていたルイスが動き出す。
で、そのままターザンロープまで連れて来た。
「待てこれは!拷問?!」
「いや。ターザンロープだって。」
それ程高くは無いんだけれどなあ。
小学生が遊ぶレベルだし。
先にターザンロープで降りた王子とクライス、会長が向こうで手を振っている。
「大丈夫でしたよー!カインおいでー!」
クライスが笑っている。
「私、やってみます!」
エミリアが先に挑戦。
シュルルルルーと下へ下っていく。
ちゃんと成功。
戻ってきたロープを掴む。その後キャサリンもチャレンジし私達だけ残った。
「やっと追いついたー!網嫌いー!」
ジョージがブツブツ言いながらターザンロープは楽しそう!とチャレンジ。
「あー!もう行くって!!」
意を決してカインがロープを掴む。
「あー!!!怖い怖い怖いこわーいー!!」
良かった。ここ園内の隅っこで。カインの叫びが響き渡る。
無事着地出来たカイン。はぁはぁ言っていたが
「結構・・・。楽しかった。」
と呟いた。もしかしたら少しは克服出来たかもしれないな。
私とルイスは片手離して楽しくターザンロープを堪能した。懐かしーい!
楽しかった遊園地も集合時間。
堪能しまくったアーシェンバード修学旅行。
明日、帰宅。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載

【完結】内緒で死ぬことにした〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を、なぜわたしは生まれ変わったの?〜
たろ
恋愛
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であるカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
★内緒で死ぬことにした の最終話
キリアン君15歳から14歳
アイシャ11歳から10歳
に変更しました。
申し訳ありません。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる