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ちっちゃいものくらぶ♪再結成!
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「すみません。あの子ってヨーゼフ王子ですかね?」
会長が露店のおじちゃんに確認。おじちゃんは遠くの取り巻きに囲まれる金髪の男の子を見て
「あー。そうだねぇ。」
と苦笑い。
「うちの国の王子たちは兄がモテない。弟がモテモテって感じなんだよー。あっ。内緒ね!君達、旅行者だよね?」
と話してくれた。
「ヨーゼフ王子って婚約者居ないんですか?」
サラッと知らない振りして王子が聞く。
「リリー様って婚約者が子供の頃に決まったんだけど。あまり仲睦まじいって噂は聞かないね。逆にダミアン皇太子とエリザベス様は何時も一緒に居て微笑ましいよ。」
おじちゃんはうんうんと遠くのヨーゼフ王子を見て言った。
「跡継ぎが兄だと安心ですよねー。」
カインも知らない振り上手い。
「最近は出て来る様になったんだけど皇太子は公の場にあまり出て来ない子だったんだよね。漸く国民のウケが良くなった感じかね!でも、まだ弟の素性を知らない人は弟派って言うのも居るよ!」
隣の珈琲を売っていたおばちゃんが話に割って入って来た。
「あんた達は何処の国だい?」
フレンドリーなおばちゃん。
「ボードウェンです。お隣の。修学旅行なんですよ。」
クライスが微笑むとボードウェンは王家がしっかりしていて良い国みたいだねえ。としみじみ言っていた。
何となく国の現状が把握出来てきた。
話をしてくれたスイーツ店のおじちゃんと珈琲屋のおばちゃんに軽く会釈をしてまたフラフラと露店を見て回る。
「うーん。なかなか困った弟君の様ですね。」
王子はダミアンがひねくれ者になったのが解る気がすると溜息をついた。
「ちょっと生徒に噂聞いてこようか?ジョージとエミリアで。」
カインが思い付いた様に2人を見た。
「あー。昔、2人で潜入したよねぇ。」
懐かしの1年の文化祭。他の出場者の練習を聞きに彼等は頑張ってくれた。
「小学生に紛れるのか・・・。」
ジョージとエミリアはちょっと複雑そうな顔をしたが少し校内を回ってみるよ!と言ってくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何か懐かしいよね?」
「あの日はドキドキしましたよね!」
1年の文化祭前を思い出した。
僕とエミリアは小柄で目立ちにくい。
これでも身長伸びたんだけどなあ。でも、まだノネットの男性陣の誰よりも小さい。それは仕方ない。
「ジョージは伸びましたよね?かなり!!」
「うん!最近はルナリーやキャサリンと同じくらいだよ!」
2人で身長の話をしながら校内に入り割と堂々と歩く。
確かにね。高学年になると僕より身長高い子居るね。一般客だけど目立たない僕達。
小学生の描いた可愛い絵が飾ってあるのを眺めながら考える。
ところで?誰に聞くの?
困った。安請け合いしちゃったけど。
「ジョージ。さっきパンフレットにも載ってたやつですね。」
エミリアがポスターを指差す。
美少年コンテストか。飛び入り参加OK。
「ジョージ、出たら?」
「え?僕?!待ってよ流石に無理があるよー。」
高校3年だし少年では無いよ!
「でも、ジョージだったら勝てますよ?」
エミリアが真剣そう。
顔は無理だろうけど。このコンテストの審査に音楽発表ってある。これだけは勝てそう。
「いやいや。少年じゃないから!もー!」
エミリアに他を見て回ろうとその場を離れる。
校内は綺麗だし小学校って可愛い感じ。
一般客にすれ違いざまに会釈する生徒達。良い国なのが解る。
「ジョージ!!あれ!」
エミリアが外の中庭を指さした。
女生徒に囲まれる可愛い女の子。
泣いてる!?
「虐めだ!行こう!」
エミリアと中庭まで走る。
「早く婚約破棄しなさいよね!!」
そう言っている声が聞こえた。
「ちょっと、君達何してるの?」
声をかけると女の子達は慌てた様子で逃げて行ってくれた。
良かった。揉めずに済んだ。
「君、大丈夫?」
優しく泣いている女の子に声をかけた。
「可哀想に集団虐めだなんて!もう大丈夫よ。」
エミリアも女の子の背中を優しく撫でた。
「すみません。大丈夫です。慣れてますから。」
女の子は涙を拭って顔をあげた。
「慣れているだなんて!ダメよ!ちゃんと戦わないと!」
エミリアも庶民のくせに!と御令嬢に虐められた経験があるからか女の子を必死で励ましていた。
「ありがとうございます。でも、無理なんです。」
女の子は悲しそうな顔をした。
「何か理由があるの?」
可哀想に。そう聞くと
「私、リリー・パシフィックと申します。私はこの国の第2王子の婚約者なんです。今、私を囲んで居たのは・・・。王子のその・・取り巻き令嬢と言うか。」
複雑そうな顔で目を逸らした。
さっき見た沢山の女生徒に囲まれて歩くヨーゼフ王子を思い出した。
「本当にお恥ずかし所をお見せしました!」
リリーさんは頭を下げて立ち去ろうとする。
あー。どうしよう。
「ちょっと待って!リリーさんはヨーゼフ王子が好きなのかな?えーと?婚約破棄しろって言われてたよね?」
リリーさんは頷いた。
「決して王子だから婚約している訳では無いです!子供の頃からずっと好きなんです。でも、ヨーゼフ様はモテ過ぎて。」
溜息をついて苦笑する。
あまり国の事情を話したくは無いのだろう。
リリーさんはやっぱりこの場を離れたがっている。エミリアと顔を見合わせて見送った。
「収穫ありましたね。」
「うん。これは報告しないとね。」
皆の元へ戻る時ふと中学の頃のキャサリンを思い出した。
モテる王子の婚約者って大変そうだよね。
「お帰り!どうだった?」
「上手くいった?」
皆が笑顔で迎えてくれた。
「王子の婚約者のリリーさんに会いました!虐められてたんです!」
エミリアがさっき見た出来事を報告している。
それを聞いて皆、凄く嫌な顔をしていた。特にルナリーとキャサリン。
「最低だな!その王子!」
「腹立つわね!リリーちゃん可哀想だわ!」
「ねぇ。明日の交流会の後にまた此処に来ても良いかな?」
僕は皆を見てそう言った。
「美少年コンテストに出たいんだ!ちょっと年が少年じゃないけれど!!何かあの王子をギャフンと言わせたい!!」
音楽発表だけは自信あるし!
でも、自ら美少年コンテストに出た言って言うのもちょっと恥ずかしい。しかも少年。
「勝てるよ!だって美少年だし!」
「うん!ジョージは美少年だ!」
皆、大きく頷き大賛成してくれた。
あれ?少年なんだ・・・・。ちょっと複雑。
会長が露店のおじちゃんに確認。おじちゃんは遠くの取り巻きに囲まれる金髪の男の子を見て
「あー。そうだねぇ。」
と苦笑い。
「うちの国の王子たちは兄がモテない。弟がモテモテって感じなんだよー。あっ。内緒ね!君達、旅行者だよね?」
と話してくれた。
「ヨーゼフ王子って婚約者居ないんですか?」
サラッと知らない振りして王子が聞く。
「リリー様って婚約者が子供の頃に決まったんだけど。あまり仲睦まじいって噂は聞かないね。逆にダミアン皇太子とエリザベス様は何時も一緒に居て微笑ましいよ。」
おじちゃんはうんうんと遠くのヨーゼフ王子を見て言った。
「跡継ぎが兄だと安心ですよねー。」
カインも知らない振り上手い。
「最近は出て来る様になったんだけど皇太子は公の場にあまり出て来ない子だったんだよね。漸く国民のウケが良くなった感じかね!でも、まだ弟の素性を知らない人は弟派って言うのも居るよ!」
隣の珈琲を売っていたおばちゃんが話に割って入って来た。
「あんた達は何処の国だい?」
フレンドリーなおばちゃん。
「ボードウェンです。お隣の。修学旅行なんですよ。」
クライスが微笑むとボードウェンは王家がしっかりしていて良い国みたいだねえ。としみじみ言っていた。
何となく国の現状が把握出来てきた。
話をしてくれたスイーツ店のおじちゃんと珈琲屋のおばちゃんに軽く会釈をしてまたフラフラと露店を見て回る。
「うーん。なかなか困った弟君の様ですね。」
王子はダミアンがひねくれ者になったのが解る気がすると溜息をついた。
「ちょっと生徒に噂聞いてこようか?ジョージとエミリアで。」
カインが思い付いた様に2人を見た。
「あー。昔、2人で潜入したよねぇ。」
懐かしの1年の文化祭。他の出場者の練習を聞きに彼等は頑張ってくれた。
「小学生に紛れるのか・・・。」
ジョージとエミリアはちょっと複雑そうな顔をしたが少し校内を回ってみるよ!と言ってくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何か懐かしいよね?」
「あの日はドキドキしましたよね!」
1年の文化祭前を思い出した。
僕とエミリアは小柄で目立ちにくい。
これでも身長伸びたんだけどなあ。でも、まだノネットの男性陣の誰よりも小さい。それは仕方ない。
「ジョージは伸びましたよね?かなり!!」
「うん!最近はルナリーやキャサリンと同じくらいだよ!」
2人で身長の話をしながら校内に入り割と堂々と歩く。
確かにね。高学年になると僕より身長高い子居るね。一般客だけど目立たない僕達。
小学生の描いた可愛い絵が飾ってあるのを眺めながら考える。
ところで?誰に聞くの?
困った。安請け合いしちゃったけど。
「ジョージ。さっきパンフレットにも載ってたやつですね。」
エミリアがポスターを指差す。
美少年コンテストか。飛び入り参加OK。
「ジョージ、出たら?」
「え?僕?!待ってよ流石に無理があるよー。」
高校3年だし少年では無いよ!
「でも、ジョージだったら勝てますよ?」
エミリアが真剣そう。
顔は無理だろうけど。このコンテストの審査に音楽発表ってある。これだけは勝てそう。
「いやいや。少年じゃないから!もー!」
エミリアに他を見て回ろうとその場を離れる。
校内は綺麗だし小学校って可愛い感じ。
一般客にすれ違いざまに会釈する生徒達。良い国なのが解る。
「ジョージ!!あれ!」
エミリアが外の中庭を指さした。
女生徒に囲まれる可愛い女の子。
泣いてる!?
「虐めだ!行こう!」
エミリアと中庭まで走る。
「早く婚約破棄しなさいよね!!」
そう言っている声が聞こえた。
「ちょっと、君達何してるの?」
声をかけると女の子達は慌てた様子で逃げて行ってくれた。
良かった。揉めずに済んだ。
「君、大丈夫?」
優しく泣いている女の子に声をかけた。
「可哀想に集団虐めだなんて!もう大丈夫よ。」
エミリアも女の子の背中を優しく撫でた。
「すみません。大丈夫です。慣れてますから。」
女の子は涙を拭って顔をあげた。
「慣れているだなんて!ダメよ!ちゃんと戦わないと!」
エミリアも庶民のくせに!と御令嬢に虐められた経験があるからか女の子を必死で励ましていた。
「ありがとうございます。でも、無理なんです。」
女の子は悲しそうな顔をした。
「何か理由があるの?」
可哀想に。そう聞くと
「私、リリー・パシフィックと申します。私はこの国の第2王子の婚約者なんです。今、私を囲んで居たのは・・・。王子のその・・取り巻き令嬢と言うか。」
複雑そうな顔で目を逸らした。
さっき見た沢山の女生徒に囲まれて歩くヨーゼフ王子を思い出した。
「本当にお恥ずかし所をお見せしました!」
リリーさんは頭を下げて立ち去ろうとする。
あー。どうしよう。
「ちょっと待って!リリーさんはヨーゼフ王子が好きなのかな?えーと?婚約破棄しろって言われてたよね?」
リリーさんは頷いた。
「決して王子だから婚約している訳では無いです!子供の頃からずっと好きなんです。でも、ヨーゼフ様はモテ過ぎて。」
溜息をついて苦笑する。
あまり国の事情を話したくは無いのだろう。
リリーさんはやっぱりこの場を離れたがっている。エミリアと顔を見合わせて見送った。
「収穫ありましたね。」
「うん。これは報告しないとね。」
皆の元へ戻る時ふと中学の頃のキャサリンを思い出した。
モテる王子の婚約者って大変そうだよね。
「お帰り!どうだった?」
「上手くいった?」
皆が笑顔で迎えてくれた。
「王子の婚約者のリリーさんに会いました!虐められてたんです!」
エミリアがさっき見た出来事を報告している。
それを聞いて皆、凄く嫌な顔をしていた。特にルナリーとキャサリン。
「最低だな!その王子!」
「腹立つわね!リリーちゃん可哀想だわ!」
「ねぇ。明日の交流会の後にまた此処に来ても良いかな?」
僕は皆を見てそう言った。
「美少年コンテストに出たいんだ!ちょっと年が少年じゃないけれど!!何かあの王子をギャフンと言わせたい!!」
音楽発表だけは自信あるし!
でも、自ら美少年コンテストに出た言って言うのもちょっと恥ずかしい。しかも少年。
「勝てるよ!だって美少年だし!」
「うん!ジョージは美少年だ!」
皆、大きく頷き大賛成してくれた。
あれ?少年なんだ・・・・。ちょっと複雑。
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