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コンサート曲決め始動
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レコード限定版予約枚数。ボードウェン国5085枚。パルドデア国5125枚。
「パルドデアに負けたぁ。」
「人口の差ですかね?後はラジオ放送の全国化が進んでいるからか。」
私達の予約はまだ全国では無いからなあ。
「でも1万枚超えましたね。」
皆様ありがとうございます。とお互いに礼。そして拍手。
「こりゃ国立ボードウェン音楽ホールでも本当に行けるな。」
会長は独り言の様に呟きながらノートに新曲を作成中。
「限定版10500枚くらい発注して、通常版は5000枚くらいから始めますね。」
王子はレコード会社に発注をしに電話をかけに職員室に向かった。
さて、本当に真剣に曲作りだ。
現在新曲で出来上がっているのは
Girls just Want to have fun(ルナリー個人曲)
never end
贈る言葉
島人ぬ宝
学園天国(ジョージ個人曲)
桃色の片思い(エミリア個人曲)
if
昴(カイン個人曲)
だったかな。
「会長、今回は個人曲4人いるけど?私は次回でも良いぞ。」
会長は出来た曲を確認して本当だな。とうーん?と悩む。
「国立ボードウェン音楽ホールだったらさ。15曲くらい用意しないと。だからキープね!」
なるほど。
「ユニット曲。ユニット曲。」
会長は先程から腕組みして悩んでいる。
毎度の事ながら新曲を思い出すと言うのはキツい。何かあったかなあ。歌えそうな曲。
「御令嬢キラー曲は今回は『君だけに』にしようかなあ。」
会長はニヤっと笑いながら楽譜作成に入った。
「ダメだ。ネタが出ないわ。」
「同じく言葉で詰まる。」
キャサリンと顔を見合わせる。
「なあ?何処までロックで良いの?」
ルイスの問に会長も唸る。
「難しいねー。試しに聞くけど?何?」
ルイスはえっとねー。と言いつつ座っている状態で足踏みと手拍子。
ダンダン!パン!ダンダン!パン!
これには私を含めてキャサリンも会長も解った様で。
「ウィーウィルロックユー!!」
そうそう。
「まだ早いかな?」
「斬新過ぎか?」
私達のやり取りを見ていたクライスが狡いー!最後まで聞かせてよ!と言い出した。
「まあ、確かにちょっと待ってくれ。歌詞がうろ覚え。」
4人で確かこんな感じと書き出して。
王子もレッスンルームに戻って来たので披露する事にした。
「え?新曲?是非聞かせて下さい。」
王子は嬉しそうに席に着いた。
「足踏みは右からで揃えよか。」
「OK!」
ダンダン!パン!ダンダン!パン!・・・・
ルイスがメインで歌い上げる。
本当にこの曲はカッコいいのだが・・。
呆然とする皆。そうなるよね。
「何それ!!カッコイイ!!」
「凄い!ビックリした!」
あっ。結構ウケてる。
「アリだと思う人ー?」
会長が聞くと5人とも挙手。アリなのか。
「これを披露する事になるとはね。まあ、皆が良いなら良いか。」
ありの方向で決まった。ノネットだんだんと方向性がロック寄りになっている。
「受け入れられると良いねどねぇ。」
キャサリンはちょっと考えたけどボカロがいけたから大丈夫かな?と言った。
さて、あと何曲作れば良いのか。
「キャサリン、LOVE LOVE LOVE覚えてる?」
会長が女性ユニットで歌ってよ!と言ってきた。
「あー!大丈夫!」
キャサリンが楽譜作成へ取り掛かる。困った。私、何もしてないぞー。何か思い出せー。
王子と会長とルイス。3人。あれ?最近聞いた名前のグループがあった。
「アルフィ!!」
私が声をあげると
「兄貴?」
とルイスが首を傾げる。会長とキャサリンは違う方を思ったらしく。
「いや、THE ALFEE。」
「あぁ。なるほど。」
うんうん。何か書けそう。
「星空の下のディスタンス!」
うんうん。
会長はやっぱり知ってる曲が古いねぇとしみじみと言ったが私にとっては割と最先端だったのだが。。仕方ない。
「後は既存曲も入れてコンサートいけそうだね。」
会長がホッとした様に背伸びをする。
「お疲れ様。いつも頼ってばかりですね。」
王子がすまなさそうに笑いかける。
「こっちも楽しんでいるし。何より皆が喜ぶのが嬉しいからね。」
会長は笑顔で返す。実際、出来た時の達成感が楽しい。
後は会場の予約。チケット販売。
コンサート計画始動!
「パルドデアに負けたぁ。」
「人口の差ですかね?後はラジオ放送の全国化が進んでいるからか。」
私達の予約はまだ全国では無いからなあ。
「でも1万枚超えましたね。」
皆様ありがとうございます。とお互いに礼。そして拍手。
「こりゃ国立ボードウェン音楽ホールでも本当に行けるな。」
会長は独り言の様に呟きながらノートに新曲を作成中。
「限定版10500枚くらい発注して、通常版は5000枚くらいから始めますね。」
王子はレコード会社に発注をしに電話をかけに職員室に向かった。
さて、本当に真剣に曲作りだ。
現在新曲で出来上がっているのは
Girls just Want to have fun(ルナリー個人曲)
never end
贈る言葉
島人ぬ宝
学園天国(ジョージ個人曲)
桃色の片思い(エミリア個人曲)
if
昴(カイン個人曲)
だったかな。
「会長、今回は個人曲4人いるけど?私は次回でも良いぞ。」
会長は出来た曲を確認して本当だな。とうーん?と悩む。
「国立ボードウェン音楽ホールだったらさ。15曲くらい用意しないと。だからキープね!」
なるほど。
「ユニット曲。ユニット曲。」
会長は先程から腕組みして悩んでいる。
毎度の事ながら新曲を思い出すと言うのはキツい。何かあったかなあ。歌えそうな曲。
「御令嬢キラー曲は今回は『君だけに』にしようかなあ。」
会長はニヤっと笑いながら楽譜作成に入った。
「ダメだ。ネタが出ないわ。」
「同じく言葉で詰まる。」
キャサリンと顔を見合わせる。
「なあ?何処までロックで良いの?」
ルイスの問に会長も唸る。
「難しいねー。試しに聞くけど?何?」
ルイスはえっとねー。と言いつつ座っている状態で足踏みと手拍子。
ダンダン!パン!ダンダン!パン!
これには私を含めてキャサリンも会長も解った様で。
「ウィーウィルロックユー!!」
そうそう。
「まだ早いかな?」
「斬新過ぎか?」
私達のやり取りを見ていたクライスが狡いー!最後まで聞かせてよ!と言い出した。
「まあ、確かにちょっと待ってくれ。歌詞がうろ覚え。」
4人で確かこんな感じと書き出して。
王子もレッスンルームに戻って来たので披露する事にした。
「え?新曲?是非聞かせて下さい。」
王子は嬉しそうに席に着いた。
「足踏みは右からで揃えよか。」
「OK!」
ダンダン!パン!ダンダン!パン!・・・・
ルイスがメインで歌い上げる。
本当にこの曲はカッコいいのだが・・。
呆然とする皆。そうなるよね。
「何それ!!カッコイイ!!」
「凄い!ビックリした!」
あっ。結構ウケてる。
「アリだと思う人ー?」
会長が聞くと5人とも挙手。アリなのか。
「これを披露する事になるとはね。まあ、皆が良いなら良いか。」
ありの方向で決まった。ノネットだんだんと方向性がロック寄りになっている。
「受け入れられると良いねどねぇ。」
キャサリンはちょっと考えたけどボカロがいけたから大丈夫かな?と言った。
さて、あと何曲作れば良いのか。
「キャサリン、LOVE LOVE LOVE覚えてる?」
会長が女性ユニットで歌ってよ!と言ってきた。
「あー!大丈夫!」
キャサリンが楽譜作成へ取り掛かる。困った。私、何もしてないぞー。何か思い出せー。
王子と会長とルイス。3人。あれ?最近聞いた名前のグループがあった。
「アルフィ!!」
私が声をあげると
「兄貴?」
とルイスが首を傾げる。会長とキャサリンは違う方を思ったらしく。
「いや、THE ALFEE。」
「あぁ。なるほど。」
うんうん。何か書けそう。
「星空の下のディスタンス!」
うんうん。
会長はやっぱり知ってる曲が古いねぇとしみじみと言ったが私にとっては割と最先端だったのだが。。仕方ない。
「後は既存曲も入れてコンサートいけそうだね。」
会長がホッとした様に背伸びをする。
「お疲れ様。いつも頼ってばかりですね。」
王子がすまなさそうに笑いかける。
「こっちも楽しんでいるし。何より皆が喜ぶのが嬉しいからね。」
会長は笑顔で返す。実際、出来た時の達成感が楽しい。
後は会場の予約。チケット販売。
コンサート計画始動!
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