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質問攻めにあう
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前世持ちは面白い。見事にそちらに転んだ。確かに珍しいしだろうし。普段の彼等の興味持ったら突っ走る(主に王子だが)癖が上手く行ったんだろうなあ。
疑われたら何でも話そう。そうは思っていたが。
質問攻め中・・・・・。
「姐さんとルイスって前世から付き合ってたの!?やっぱり不良だったんですか!?」
カインに聞かれて片思い同士で立派な不良だったと素直に打ち明ける。
「そっかー!もう2人の急な進展に凄く納得したー!!」
クライスも頷く。
「あー!そうだ!キャサリンも居たんですか?恋人!!」
王子が目の色を変える。
「いなかったわ。前世で亡くなったの学生だったし。」
そう言うと安心と亡くなったのが学生と聞いて王子が可哀想にと頭を優しく撫でていた。
「会長は?どんな人?」
ジョージの質問に会長は少し天井を見上げて決意したように皆を見た。
「ジェファーソン!僕とキャサリンの事やっぱり嫉妬していた?」
そう聞かれて
「実は少々・・。後、ルナリーとルイスにもね。ごめん。」
王子は正直だかあ。私達にもか。まあ、結構コソコソ話したりしていたしなあ。
「僕、前世は女性なんだ。」
会長が開き直った様にそう言った。
「えーーー!!」
1番叫んだのはクライスで王子もびっくりしている。
「そうか。性別が変わって生まれてくる事もあるのか。そうですよねー。だから!ルナリーと会長は特に仲良しなのか!で、知ってるルイスは嫉妬しないんですね!!」
王子は目を見開いて納得している。
「まあ、知ってるだけじゃなく前世からの信頼だよ。」
ルイスは苦笑していた。
「これが1番気を使わせるから言うか迷ったんだけど。頼むから今後も男性とし扱って欲しい。実際ずっと男として生きてきたからね。」
会長が苦笑い。良く暴露したなあと思うけれど多分、キャサリンや私との関係で気を使っていたんだろう。
「見た目が男性なので大丈夫ですよ!でも女性の気持ちを良く理解しているとずっと思ってました!」
エミリアがうんうんと頷く。
「ねえ。キャサリンが高校に入って変わったのってルナリーに会ったから?」
ジョージに聞かれてキャサリンはちょっと言葉に詰まって頷く。
「やっぱり!ずっと前世の事で悩んだり寂しかったんですね!本当にもっと早く話してくれて良かったのに。」
王子、少しそれは勘違いだが。良い方向に転がったな。
その後プラゲ語で会話し合って等とリクエスト。
皆、関心している。
「また、ゆっくり話はするからちょっと本題!!」
会長が思い出した様に場を収めた。
そう、話さないとね。
「何故、今、僕らの前世の話をしようと決意したのか聞いて貰わないとね。」
皆、ちょっと落ち着いて会長の話を聞く体制になった。
「パトリック・ガードナー。ガードナー家の長男を知ってるよね?」
皆、ガードナー?!と聞いて凄く嫌そうな顔をした。
「ガードナー家か。どうしたんですか?」
王子もガードナー家と聞いてちょっと困った顔をしている。
「皆で王子の誕生日で歌った曲は前世の曲だったんだ。」
私が言うとそうでしょうねと皆すんなり納得。
「その曲を聞いて記憶をパトリックが取り戻した。奴も前世は私達と同じプラゲ国人。生きてた時代は少し違うけれど。」
まじか?と言う反応。
こんなに沢山日本人。びっくりするよなあ。
「脅されたの。私とルナリーが。皆に前世の事バラすって。それで・・・・。えっと。そのあの。」
キャサリンが言葉に詰まる。
「バラされたくなかったら王子と婚約破棄しろって!言われたんだよ!!」
思い出したら腹が立つ。
「はぁー?!!」
王子がめっちゃキレている。
「まあ、落ち着け。落ち着けないか。キャサリンはジェファーソンと婚約破棄してパトリックと結婚すると言う話になってしまって。僕らは皆に前世の話をする決意をしたんだ。」
「あの!クソ長男!」
クライスもプッツンしている。
「バカですよね。僕がキャサリンと婚約破棄なんてする訳ないのに!僕も学生結婚しようかな。ルイスみたいに。」
王子はイラつきながらもなかなかの爆弾発言。
キャサリンはそして泣き出す。
「嬉しい。。本当に嫌われると思ってた。婚約破棄されたらどうしようってずっとずっと悩んでて。」
皆、キャサリンの頭を撫でたり抱きしめたり。
そして、本気でパトリックに対してキレている。
「私達もさ。曲がオリジナルじゃ無いって言う皆への申し訳無さもあったし。変人だと思われるって悩んでたし。」
「姐さん。変人なのは会った時からですよ?お陰で納得出来てスッキリしたくらいです。」
「クライスに同じく!姐さんとルイスの睨み具合は前世によるものですね!」
クライスとカインの嬉しそうな顔。困った舎弟たちだ。
「曲は良いんじゃないですか?寧ろウェルカム。もっと色々作って下さい!」
王子は沢山これから聞かせて下さいね!と言うし。
うーん。ゲームと言う事を話さなかったら確かに前世の記憶があるって面白いか。皆の反応が見ていて楽しくなる。話は全部じゃないが話せて私もスッキリしている。
「で、パトリックどうする?」
話を元に戻す。
「厄介ですね。ガードナー家か。」
王子まで頭を抱えるので聞いて見よう。
「すまん!ガードナーさんて何屋さん?」
私の質問にエミリア以外が知らないの?!と驚愕的な顔をする。
「何屋さんって。知らなかったの?」
キャサリンまで呆れてる。
「興味無いから知らん!!マッケンジー家が家電扱っているのもこの前知ったし!」
そう言うと
「姐さんって前世からこんななの?」
とクライスがルイスに聞いていた。ルイスはそうそうと笑う。
「我が国で走っている車は全部、ガードナー家の会社の車です。何時も利用しているバスもね。僕らの送迎の車もぜーんぶ!!」
カインが苦笑しながら話す。
「あー!そりゃ金持ちだー。」
納得出来た。
「後は飛行船もね。」
王子が付け加えた。航空会社もなのか。
「すまん。そりゃ桁が違う。」
皆、敵に回したく無いんだろうなあ。
「名案はじっくり練りましょう。即答しなくて大丈夫ですからね!」
会長がそう言うと皆、解った!と頷いた。
そしてまた質問攻めに合う私達であった。ガードナー家の話よりこっちの話が気になるらしい。。
疑われたら何でも話そう。そうは思っていたが。
質問攻め中・・・・・。
「姐さんとルイスって前世から付き合ってたの!?やっぱり不良だったんですか!?」
カインに聞かれて片思い同士で立派な不良だったと素直に打ち明ける。
「そっかー!もう2人の急な進展に凄く納得したー!!」
クライスも頷く。
「あー!そうだ!キャサリンも居たんですか?恋人!!」
王子が目の色を変える。
「いなかったわ。前世で亡くなったの学生だったし。」
そう言うと安心と亡くなったのが学生と聞いて王子が可哀想にと頭を優しく撫でていた。
「会長は?どんな人?」
ジョージの質問に会長は少し天井を見上げて決意したように皆を見た。
「ジェファーソン!僕とキャサリンの事やっぱり嫉妬していた?」
そう聞かれて
「実は少々・・。後、ルナリーとルイスにもね。ごめん。」
王子は正直だかあ。私達にもか。まあ、結構コソコソ話したりしていたしなあ。
「僕、前世は女性なんだ。」
会長が開き直った様にそう言った。
「えーーー!!」
1番叫んだのはクライスで王子もびっくりしている。
「そうか。性別が変わって生まれてくる事もあるのか。そうですよねー。だから!ルナリーと会長は特に仲良しなのか!で、知ってるルイスは嫉妬しないんですね!!」
王子は目を見開いて納得している。
「まあ、知ってるだけじゃなく前世からの信頼だよ。」
ルイスは苦笑していた。
「これが1番気を使わせるから言うか迷ったんだけど。頼むから今後も男性とし扱って欲しい。実際ずっと男として生きてきたからね。」
会長が苦笑い。良く暴露したなあと思うけれど多分、キャサリンや私との関係で気を使っていたんだろう。
「見た目が男性なので大丈夫ですよ!でも女性の気持ちを良く理解しているとずっと思ってました!」
エミリアがうんうんと頷く。
「ねえ。キャサリンが高校に入って変わったのってルナリーに会ったから?」
ジョージに聞かれてキャサリンはちょっと言葉に詰まって頷く。
「やっぱり!ずっと前世の事で悩んだり寂しかったんですね!本当にもっと早く話してくれて良かったのに。」
王子、少しそれは勘違いだが。良い方向に転がったな。
その後プラゲ語で会話し合って等とリクエスト。
皆、関心している。
「また、ゆっくり話はするからちょっと本題!!」
会長が思い出した様に場を収めた。
そう、話さないとね。
「何故、今、僕らの前世の話をしようと決意したのか聞いて貰わないとね。」
皆、ちょっと落ち着いて会長の話を聞く体制になった。
「パトリック・ガードナー。ガードナー家の長男を知ってるよね?」
皆、ガードナー?!と聞いて凄く嫌そうな顔をした。
「ガードナー家か。どうしたんですか?」
王子もガードナー家と聞いてちょっと困った顔をしている。
「皆で王子の誕生日で歌った曲は前世の曲だったんだ。」
私が言うとそうでしょうねと皆すんなり納得。
「その曲を聞いて記憶をパトリックが取り戻した。奴も前世は私達と同じプラゲ国人。生きてた時代は少し違うけれど。」
まじか?と言う反応。
こんなに沢山日本人。びっくりするよなあ。
「脅されたの。私とルナリーが。皆に前世の事バラすって。それで・・・・。えっと。そのあの。」
キャサリンが言葉に詰まる。
「バラされたくなかったら王子と婚約破棄しろって!言われたんだよ!!」
思い出したら腹が立つ。
「はぁー?!!」
王子がめっちゃキレている。
「まあ、落ち着け。落ち着けないか。キャサリンはジェファーソンと婚約破棄してパトリックと結婚すると言う話になってしまって。僕らは皆に前世の話をする決意をしたんだ。」
「あの!クソ長男!」
クライスもプッツンしている。
「バカですよね。僕がキャサリンと婚約破棄なんてする訳ないのに!僕も学生結婚しようかな。ルイスみたいに。」
王子はイラつきながらもなかなかの爆弾発言。
キャサリンはそして泣き出す。
「嬉しい。。本当に嫌われると思ってた。婚約破棄されたらどうしようってずっとずっと悩んでて。」
皆、キャサリンの頭を撫でたり抱きしめたり。
そして、本気でパトリックに対してキレている。
「私達もさ。曲がオリジナルじゃ無いって言う皆への申し訳無さもあったし。変人だと思われるって悩んでたし。」
「姐さん。変人なのは会った時からですよ?お陰で納得出来てスッキリしたくらいです。」
「クライスに同じく!姐さんとルイスの睨み具合は前世によるものですね!」
クライスとカインの嬉しそうな顔。困った舎弟たちだ。
「曲は良いんじゃないですか?寧ろウェルカム。もっと色々作って下さい!」
王子は沢山これから聞かせて下さいね!と言うし。
うーん。ゲームと言う事を話さなかったら確かに前世の記憶があるって面白いか。皆の反応が見ていて楽しくなる。話は全部じゃないが話せて私もスッキリしている。
「で、パトリックどうする?」
話を元に戻す。
「厄介ですね。ガードナー家か。」
王子まで頭を抱えるので聞いて見よう。
「すまん!ガードナーさんて何屋さん?」
私の質問にエミリア以外が知らないの?!と驚愕的な顔をする。
「何屋さんって。知らなかったの?」
キャサリンまで呆れてる。
「興味無いから知らん!!マッケンジー家が家電扱っているのもこの前知ったし!」
そう言うと
「姐さんって前世からこんななの?」
とクライスがルイスに聞いていた。ルイスはそうそうと笑う。
「我が国で走っている車は全部、ガードナー家の会社の車です。何時も利用しているバスもね。僕らの送迎の車もぜーんぶ!!」
カインが苦笑しながら話す。
「あー!そりゃ金持ちだー。」
納得出来た。
「後は飛行船もね。」
王子が付け加えた。航空会社もなのか。
「すまん。そりゃ桁が違う。」
皆、敵に回したく無いんだろうなあ。
「名案はじっくり練りましょう。即答しなくて大丈夫ですからね!」
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