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耐える晩餐会
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VIPルームに1人か。寂しい。僕も皆とワイワイしたいのに。
たまにこう言う気遣いが辛い。
早目に着替えてルイスの部屋にでも行こうかな。
トントン。部屋をノックするとルイスの声が聞こえた。
「入るよ?」
声をかけてドアを開ける。着替え真っ最中だった。
「どうした?暇だったんだろ?」
ルイスがニヤっと笑うので正直に1人は暇!と訴えてソファへ腰掛けた。
「アルマーニ王子って、どうでした?第一印象。」
会長がネクタイを結びながら聞いてきた。
「うーん?微妙な感じ。パルドデア国とは対等だからこのくらいで済んだのかも。」
燃料輸入しているプラゲ国は立場が弱いのかもなあ。
一頻り話しこんで晩餐会へ。
ご飯はイマイチなんだよね。仕方ない。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「お?ルイスの部屋に居たんだ?」
王子も揃って出てきた。
「行きましょ。やはり皆と一緒が良いですよね。」
キャサリンが王子の腕を取る。
「ルイスとルナリーも夫婦だからエスコートした方が良いですよ。」
そう言われルイスの手を取る。
「じゃ僕らは背後から着いていくから。」
会長がクスクスと笑う。クライス達も部屋から出てきた。
晩餐会会場は豪華ー!!
煌びやかな装飾が壁に施され立派なシャンデリアがドーンと中央の天井に吊るされていた。音楽は生演奏。15人の楽団員が部屋の隅に待機していた。
王と王妃に王子3人とその婚約者かな?
王子はそちら側の席へ案内されまた1人可哀想に。
王の挨拶と共に晩餐会が開催。
へっ下手くそ・・・。楽団の演奏のレベルが低い。デイビス王子の言う通り歌や演奏家は本当に少ないのかも。
そして想像通りのステーキ。本当に肉文化なんだなあ。
こりゃ今のプラゲ国人には辛いだろう。味付け濃いめ。ガーリックステーキソースか。これ翌日臭い残るレベル。
肉ちょっと硬い。
「演奏を聴きながら食事は素晴らしいでしょう?」
アルマーニ王子が自慢する様に王子に聞いていた。王子はそうですねと愛想笑い。
あっ音狂った。出てない。あー半音下がってーる!
耳が悪くなりそう。
今回は外交と言ってもラジオ局に来たのと輸入をどうするかの案件なので国王と王妃は食事後は王子達に任せて退席された。
食後の珈琲飲んだら私達も退席するかと思っていたが生演奏でダンスと言う展開になってしまった。
この音楽で踊りたくねー!ってのが本音なのだが交流なので仕方ない。
ペアなのは王子とキャサリンと私達だけなので他は見ている事に。
「ルナリー、俺、まじでヴァイオリン教えてあげたくなった。」
踊りながらルイスが呟く。
「同感だ。」
苦笑する。
ダンスが終わったがまだ退席出来そうな雰囲気にならない。
王子に話しかけるパルドデア国アルマーニ王子は酒も入ったせいか些か高圧的になってきた。年齢も離れているしなあ。
「我が国の技術レベルは凄いでしょう?」
「今、世界の最先端はパルドデアだ。」
王子は実際にその通りなのでうんうんと頷いて聞いている。
「ジェファーソン王子は歌手活動をしているそうだがそれで良いのか?もっと国の為に技術革新に費やした方が良い!」
「音楽に現を抜かす暇があれば勉学に励んだ方が良い!」
30代の良い歳の王子が高校生に絡み酒か。
うーん。どうしようか?
皆の顔を見る。
キャサリンは不安そうな顔しているし。
デイビス王子と目が合うとすまなさそうな顔をしている。
アンドレ王子は口数が少ないタイプなのか酒を飲むと寡黙になるのか助けてくれそうな気配無し。
「音楽は素晴らしいですよ。」
王子が笑顔で反撃。ちょっとストレス溜まったのかもしれない。
「いや、音楽では国は豊かにならない!」
「心は豊かなりますから。試しに何か歌いましょうか?」
反論に反論で返している。心配になってきた。
「別に興味が無いので結構ですよ。」
アルマーニ王子も譲らない。
彼は外交に向いていないんじゃないだろうか。
「じゃあ、またの機会に。」
王子が大人しく引いた。遥かに大人だ。
「皆様お疲れでしょうからそろそろお開きにしましょう。ね!兄様達!」
デイビス王子が立ち上がり私達に目配せして王子の背中をポンと叩いた。
「ジェファーソン王子、ゆっくり休まれて下さいね!」
必死の三男とまだ良いじゃないか!とグダグダの次男。
我関せずの長男。
私達は笑顔でまた明日よろしくお願いします!と席を立つ。
何とか晩餐会会場を脱出出来た。
「ルイス部屋に集合。」
部屋を出てすぐに王子が呟く。顔を見合わせて頷く。
ひたすら早足で2階寝室へ。各々の部屋に一旦戻り着替えて集合。
「絡み酒だったわね。」
「タチの悪い大人でした!!」
キャサリンもエミリアも見ていてハラハラしたと言う。
「ルナリーは?イライラもハラハラもしなかった?!」
と聞かれ
「楽団の下手な演奏が気になってそっちを止めさせたかったよ。」
と言うとそれも解るー!!と笑われた。本当に気になって気になって仕方無かったよ。
ラフな格好に着替えてルイス部屋に集合。
「もーー!疲れた!!キャサリン隣に座って下さい!」
部屋に入ると開口一番の王子。
「ストレス溜まりまくりね。」
キャサリンは気の毒そうな顔ををしてソファに座る王子の隣へ。
王子は皆さんの前でイチャイチャすみませんと一言言ってキャサリンの手を握った。
普通の3人部屋の寝室だがソファは6人掛けサイズだし別にテーブルと椅子席もあるので適当に皆で座る、
「先ずはお疲れ様!特にジェファーソン!」
会長が苦笑する。
「酒は人格を変えるからねー。でも子供にしかも他国の王子に絡む事じゃないな。」
グレンさんが呆れたよとやはり苦笑い。
「なあ、皆、歌に自信あるよな?」
グレンさんがニヤニヤ笑いだした。
「勿論ですよ!全くあの王子は馬鹿にしすぎです!」
王子が不満そうに愚痴を言う。
「歌いたかったね。一泡ふかせたかった!」
クライスもうんうん!と頷く。
「良し!ラジオはきちんと輸入しよう!で、見返りはお前らのレコード販売だ。後はコンサートツアーもやらせて貰うかな。」
グレンさんは確実に儲かるぞ?と話始めた。
「馬鹿にしてますから簡単に話に乗りそうですね!それは面白いかも!」
「売りましょう!」
カインもジョージも不満顔から笑顔になった。
「おじさんがうまーく交渉してやるからなぁ!」
グレンさんがニヤニヤと笑う。
その後一頻り愚痴と計画に花を咲かせて寝室へ戻った。
たまにこう言う気遣いが辛い。
早目に着替えてルイスの部屋にでも行こうかな。
トントン。部屋をノックするとルイスの声が聞こえた。
「入るよ?」
声をかけてドアを開ける。着替え真っ最中だった。
「どうした?暇だったんだろ?」
ルイスがニヤっと笑うので正直に1人は暇!と訴えてソファへ腰掛けた。
「アルマーニ王子って、どうでした?第一印象。」
会長がネクタイを結びながら聞いてきた。
「うーん?微妙な感じ。パルドデア国とは対等だからこのくらいで済んだのかも。」
燃料輸入しているプラゲ国は立場が弱いのかもなあ。
一頻り話しこんで晩餐会へ。
ご飯はイマイチなんだよね。仕方ない。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「お?ルイスの部屋に居たんだ?」
王子も揃って出てきた。
「行きましょ。やはり皆と一緒が良いですよね。」
キャサリンが王子の腕を取る。
「ルイスとルナリーも夫婦だからエスコートした方が良いですよ。」
そう言われルイスの手を取る。
「じゃ僕らは背後から着いていくから。」
会長がクスクスと笑う。クライス達も部屋から出てきた。
晩餐会会場は豪華ー!!
煌びやかな装飾が壁に施され立派なシャンデリアがドーンと中央の天井に吊るされていた。音楽は生演奏。15人の楽団員が部屋の隅に待機していた。
王と王妃に王子3人とその婚約者かな?
王子はそちら側の席へ案内されまた1人可哀想に。
王の挨拶と共に晩餐会が開催。
へっ下手くそ・・・。楽団の演奏のレベルが低い。デイビス王子の言う通り歌や演奏家は本当に少ないのかも。
そして想像通りのステーキ。本当に肉文化なんだなあ。
こりゃ今のプラゲ国人には辛いだろう。味付け濃いめ。ガーリックステーキソースか。これ翌日臭い残るレベル。
肉ちょっと硬い。
「演奏を聴きながら食事は素晴らしいでしょう?」
アルマーニ王子が自慢する様に王子に聞いていた。王子はそうですねと愛想笑い。
あっ音狂った。出てない。あー半音下がってーる!
耳が悪くなりそう。
今回は外交と言ってもラジオ局に来たのと輸入をどうするかの案件なので国王と王妃は食事後は王子達に任せて退席された。
食後の珈琲飲んだら私達も退席するかと思っていたが生演奏でダンスと言う展開になってしまった。
この音楽で踊りたくねー!ってのが本音なのだが交流なので仕方ない。
ペアなのは王子とキャサリンと私達だけなので他は見ている事に。
「ルナリー、俺、まじでヴァイオリン教えてあげたくなった。」
踊りながらルイスが呟く。
「同感だ。」
苦笑する。
ダンスが終わったがまだ退席出来そうな雰囲気にならない。
王子に話しかけるパルドデア国アルマーニ王子は酒も入ったせいか些か高圧的になってきた。年齢も離れているしなあ。
「我が国の技術レベルは凄いでしょう?」
「今、世界の最先端はパルドデアだ。」
王子は実際にその通りなのでうんうんと頷いて聞いている。
「ジェファーソン王子は歌手活動をしているそうだがそれで良いのか?もっと国の為に技術革新に費やした方が良い!」
「音楽に現を抜かす暇があれば勉学に励んだ方が良い!」
30代の良い歳の王子が高校生に絡み酒か。
うーん。どうしようか?
皆の顔を見る。
キャサリンは不安そうな顔しているし。
デイビス王子と目が合うとすまなさそうな顔をしている。
アンドレ王子は口数が少ないタイプなのか酒を飲むと寡黙になるのか助けてくれそうな気配無し。
「音楽は素晴らしいですよ。」
王子が笑顔で反撃。ちょっとストレス溜まったのかもしれない。
「いや、音楽では国は豊かにならない!」
「心は豊かなりますから。試しに何か歌いましょうか?」
反論に反論で返している。心配になってきた。
「別に興味が無いので結構ですよ。」
アルマーニ王子も譲らない。
彼は外交に向いていないんじゃないだろうか。
「じゃあ、またの機会に。」
王子が大人しく引いた。遥かに大人だ。
「皆様お疲れでしょうからそろそろお開きにしましょう。ね!兄様達!」
デイビス王子が立ち上がり私達に目配せして王子の背中をポンと叩いた。
「ジェファーソン王子、ゆっくり休まれて下さいね!」
必死の三男とまだ良いじゃないか!とグダグダの次男。
我関せずの長男。
私達は笑顔でまた明日よろしくお願いします!と席を立つ。
何とか晩餐会会場を脱出出来た。
「ルイス部屋に集合。」
部屋を出てすぐに王子が呟く。顔を見合わせて頷く。
ひたすら早足で2階寝室へ。各々の部屋に一旦戻り着替えて集合。
「絡み酒だったわね。」
「タチの悪い大人でした!!」
キャサリンもエミリアも見ていてハラハラしたと言う。
「ルナリーは?イライラもハラハラもしなかった?!」
と聞かれ
「楽団の下手な演奏が気になってそっちを止めさせたかったよ。」
と言うとそれも解るー!!と笑われた。本当に気になって気になって仕方無かったよ。
ラフな格好に着替えてルイス部屋に集合。
「もーー!疲れた!!キャサリン隣に座って下さい!」
部屋に入ると開口一番の王子。
「ストレス溜まりまくりね。」
キャサリンは気の毒そうな顔ををしてソファに座る王子の隣へ。
王子は皆さんの前でイチャイチャすみませんと一言言ってキャサリンの手を握った。
普通の3人部屋の寝室だがソファは6人掛けサイズだし別にテーブルと椅子席もあるので適当に皆で座る、
「先ずはお疲れ様!特にジェファーソン!」
会長が苦笑する。
「酒は人格を変えるからねー。でも子供にしかも他国の王子に絡む事じゃないな。」
グレンさんが呆れたよとやはり苦笑い。
「なあ、皆、歌に自信あるよな?」
グレンさんがニヤニヤ笑いだした。
「勿論ですよ!全くあの王子は馬鹿にしすぎです!」
王子が不満そうに愚痴を言う。
「歌いたかったね。一泡ふかせたかった!」
クライスもうんうん!と頷く。
「良し!ラジオはきちんと輸入しよう!で、見返りはお前らのレコード販売だ。後はコンサートツアーもやらせて貰うかな。」
グレンさんは確実に儲かるぞ?と話始めた。
「馬鹿にしてますから簡単に話に乗りそうですね!それは面白いかも!」
「売りましょう!」
カインもジョージも不満顔から笑顔になった。
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