250 / 369
打ち上げ!やっぱりダミアンが心配
しおりを挟む
無事コンサートも終わったし。ダミアンとの長年の蟠りも改善!
本当にスッキリした!
個室のあるレストランに到着。やっぱり個室が落ち着く。
皆、それぞれ好きなピザやデザートを注文。うん本当に楽しい。
「ジェファーソン御機嫌だね?」
クライスが笑顔で隣に座った。反対側には勿論キャサリン。
「やっぱりダミアンの件がスッキリしたからねー。」
本当に皆には感謝しかない。
「僕もスッキリしたよ。何だかんだでずっと気を使ってたんだよね。」
「実は私も。」
クライスとキャサリンにそう言われ反省。
「ごめんね。もしかしてルイスも?」
そう聞くと
「いや?そうでも無い。」
と相変わらずの発言だ。昔から気にしないタイプのルイスは本当に助けられて来た。
「本当にごめんね。しかし、なんでそんなに顔の事とか髪とか気にしてたんだろう?」
「あー。知ってるぞー。」
とルイスとルナリーが此方を見た。
「え?なんで知ってるの?!」
聞くと大司教様が心配でルイスの家に来たと言う。僕は色んな人に気を使わせてしまっていた。大反省だ。
しかし、ルイスとルナリーの話を聞くとちょっと腹が立ってきた。
「じゃあ、ダミアンはアーシェンバードの王様とお后様に愛されないで育ったって事?」
「うーん?皇太子、結構卑屈だったから解らないな。コンプレックスからの思い込みかも知れないし。」
ルイスはピザをモグモグ食べながら首を捻る。
「何とかしてあげたいなあ。」
でも、他人の家庭しかも王族だし。難題だ。
「ジェファーソン、もしかして企んでる?」
キャサリンがそう聞いて来たけど
「企みたいけど全然良い案が思い浮かばない。」
正直に答える。
「だよなあ。皇太子を可愛がって下さいってお願いするのも変だしな。」
ルナリーが最もな事を言う。
「エリザベス様に愛されたのが解ったから少し変わると思うんですけどねぇ。」
会長はパニーニにかぶり付きながら考え事をしている感じ。
「もし事実だったらどうする?」
カインが聞くがそれもどうしたら良いか解らない。こう言うのってモヤモヤする。
取り敢えず偵察したい。本当に事実かどうか。出来れば国民からも話を聞けたら最高だ。
「外交じゃ無くてプライベートで旅行でもする?」
ジョージとクライスはそこまで気になるならと提案。
プライベートかあ。うーん。
「バレるよねー。父と母に。」
そう呟くと皆もそれは面倒になるのか。と溜息をつく。
「あっ!良い方法あったよ。」
会長がポンっと手を打った。
「修学旅行!別にアーシェンバードでも良いんだよ?」
会長の話によると修学旅行の行先は普段は他市の観光地らしいが近隣諸国でも良いらしい。生徒会が決定権を握っていると言う。
「カイン生徒会長だしね。」
皆がカインを一斉に見た。
「それ、有りですね!修学旅行なら偵察を兼ねてアーシェンバードへ行ける。」
「まだ修学旅行先決定してないから確かに大丈夫か。去年と同じにしようかと思ってた。」
カインが良かったーと笑顔で頷く。
「僕はこっそり着いていくから。」
会長も勿論、行ってくれると助かる。
「いやー!本当に良かった。」
モヤモヤ解決すると本当に気分が良い。
その後は次のレコード販売の話やコンサートの話で盛り上がる。
夕方になりまた明日、学校で!と解散した。
「ジェファーソン!」
キャサリンが帰り際ピタっと横に寄り添う。
「今まで気を使わせてごめんね。」
謝ると笑顔で大丈夫ですよと言うキャサリン。本当に申し訳無かったなあ。
「ジェファーソン、やっぱり皇太子の事心配ですか?」
キャサリンが尋ねる。
「うん。最悪の事態って言うのをつい考えちゃうからね。」
キャサリンは首を傾げる。
「もしもだよ?」
僕は最悪の事態であってそうなるとは限らないと念を押す。
「お気に入りの弟を世継ぎにしたいとなったら?ダミアンはどうなるんだろう?」
キャサリンは口を噤んで難しい顔をした。
「他にもある近隣諸国の揉め事はボードウェンにも影響する。今後の外交とかさ。弟の人格も解らないし。」
ダミアンが王になったら今後の外交は弟がやる事になると思うし。
「兄上が苦労するのは見たくないしねー。国のトップが変わったら情勢がガラリと変わる国もある。」
キャサリンはうんうんと頷いた。
「お節介かもしれないけど。行く行くはボードウェンの為になるかな?と思ってるよ。」
本当に将来、大人になったらこれ以上に色々とやる事も増える。
「私も頑張ります!!」
キャサリンが笑顔で見詰める。
可愛い。
警護人が邪魔だ。キスくらい自由にしたい。
キャサリンの車まで送り乗る時にそっとキス。
「もう。ジェファーソンたら!」
思わぬキスにパッと顔を赤らめるキャサリンが可愛い。
「また明日ね!」
手を振り見送る。
さてと。修学旅行の計画立てよーっと!
本当にスッキリした!
個室のあるレストランに到着。やっぱり個室が落ち着く。
皆、それぞれ好きなピザやデザートを注文。うん本当に楽しい。
「ジェファーソン御機嫌だね?」
クライスが笑顔で隣に座った。反対側には勿論キャサリン。
「やっぱりダミアンの件がスッキリしたからねー。」
本当に皆には感謝しかない。
「僕もスッキリしたよ。何だかんだでずっと気を使ってたんだよね。」
「実は私も。」
クライスとキャサリンにそう言われ反省。
「ごめんね。もしかしてルイスも?」
そう聞くと
「いや?そうでも無い。」
と相変わらずの発言だ。昔から気にしないタイプのルイスは本当に助けられて来た。
「本当にごめんね。しかし、なんでそんなに顔の事とか髪とか気にしてたんだろう?」
「あー。知ってるぞー。」
とルイスとルナリーが此方を見た。
「え?なんで知ってるの?!」
聞くと大司教様が心配でルイスの家に来たと言う。僕は色んな人に気を使わせてしまっていた。大反省だ。
しかし、ルイスとルナリーの話を聞くとちょっと腹が立ってきた。
「じゃあ、ダミアンはアーシェンバードの王様とお后様に愛されないで育ったって事?」
「うーん?皇太子、結構卑屈だったから解らないな。コンプレックスからの思い込みかも知れないし。」
ルイスはピザをモグモグ食べながら首を捻る。
「何とかしてあげたいなあ。」
でも、他人の家庭しかも王族だし。難題だ。
「ジェファーソン、もしかして企んでる?」
キャサリンがそう聞いて来たけど
「企みたいけど全然良い案が思い浮かばない。」
正直に答える。
「だよなあ。皇太子を可愛がって下さいってお願いするのも変だしな。」
ルナリーが最もな事を言う。
「エリザベス様に愛されたのが解ったから少し変わると思うんですけどねぇ。」
会長はパニーニにかぶり付きながら考え事をしている感じ。
「もし事実だったらどうする?」
カインが聞くがそれもどうしたら良いか解らない。こう言うのってモヤモヤする。
取り敢えず偵察したい。本当に事実かどうか。出来れば国民からも話を聞けたら最高だ。
「外交じゃ無くてプライベートで旅行でもする?」
ジョージとクライスはそこまで気になるならと提案。
プライベートかあ。うーん。
「バレるよねー。父と母に。」
そう呟くと皆もそれは面倒になるのか。と溜息をつく。
「あっ!良い方法あったよ。」
会長がポンっと手を打った。
「修学旅行!別にアーシェンバードでも良いんだよ?」
会長の話によると修学旅行の行先は普段は他市の観光地らしいが近隣諸国でも良いらしい。生徒会が決定権を握っていると言う。
「カイン生徒会長だしね。」
皆がカインを一斉に見た。
「それ、有りですね!修学旅行なら偵察を兼ねてアーシェンバードへ行ける。」
「まだ修学旅行先決定してないから確かに大丈夫か。去年と同じにしようかと思ってた。」
カインが良かったーと笑顔で頷く。
「僕はこっそり着いていくから。」
会長も勿論、行ってくれると助かる。
「いやー!本当に良かった。」
モヤモヤ解決すると本当に気分が良い。
その後は次のレコード販売の話やコンサートの話で盛り上がる。
夕方になりまた明日、学校で!と解散した。
「ジェファーソン!」
キャサリンが帰り際ピタっと横に寄り添う。
「今まで気を使わせてごめんね。」
謝ると笑顔で大丈夫ですよと言うキャサリン。本当に申し訳無かったなあ。
「ジェファーソン、やっぱり皇太子の事心配ですか?」
キャサリンが尋ねる。
「うん。最悪の事態って言うのをつい考えちゃうからね。」
キャサリンは首を傾げる。
「もしもだよ?」
僕は最悪の事態であってそうなるとは限らないと念を押す。
「お気に入りの弟を世継ぎにしたいとなったら?ダミアンはどうなるんだろう?」
キャサリンは口を噤んで難しい顔をした。
「他にもある近隣諸国の揉め事はボードウェンにも影響する。今後の外交とかさ。弟の人格も解らないし。」
ダミアンが王になったら今後の外交は弟がやる事になると思うし。
「兄上が苦労するのは見たくないしねー。国のトップが変わったら情勢がガラリと変わる国もある。」
キャサリンはうんうんと頷いた。
「お節介かもしれないけど。行く行くはボードウェンの為になるかな?と思ってるよ。」
本当に将来、大人になったらこれ以上に色々とやる事も増える。
「私も頑張ります!!」
キャサリンが笑顔で見詰める。
可愛い。
警護人が邪魔だ。キスくらい自由にしたい。
キャサリンの車まで送り乗る時にそっとキス。
「もう。ジェファーソンたら!」
思わぬキスにパッと顔を赤らめるキャサリンが可愛い。
「また明日ね!」
手を振り見送る。
さてと。修学旅行の計画立てよーっと!
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

悪役令嬢カテリーナでございます。
くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ……
気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。
どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。
40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。
ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。
40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる