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閑話 エリザベス様で遊ぶ by会長
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皇太子様は一連の騒動で疲れたのか先に部屋へ上がられ、ジェファーソンはキャサリンと明日の朝食の件で厨房へ。残ったエリザベス様と僕らで軽く片付け。
その後2階の大部屋へ向かう。ジェファーソンが皆一緒にと言うから今回も大部屋だ。男子全員揃うとまた一段と楽しい。
大部屋はVIPルームとは階段を上がって調度右と左に分かれる感じ。
皆で話しながら左へ曲がろうとした時エリザベス様が突然話し掛けて来た。
「あの!もしかして皆さんお部屋御一緒なんですか?」
僕は男女分かれて何時も泊まってますと笑顔で答えた。
「まさかの!!?!!」
何を妄想したのかエリザベス様が幸せそうな顔で失神しようとしたのを会長と慌てて抱える。
「クライス、刺激が強すぎたのかもしれない。」
会長はクスクス笑いながらエリザベス様を立たせた。
「そっかあ。なるほど。」
衆道好き女子ってさっきも思ったけれどめちゃくちゃ妄想激しいのか。
僕と会長が付き合っていると思っていたみたいだし。
うーん?ちょっとそれも悪くないと思えてしまう自分が居る。
「大丈夫ですか?エリザベス様。」
会長が尋ねるとそれは笑顔で
「大丈夫です。ちょっと幸せ過ぎました。」
と笑われた。
「見た目は美しく無いですがプラゲ国には結構、そう言う男性カップルが居ますよ。1度訪問したら楽しいかもしれないですね。」
会長が言うとエリザベス様は目を輝かせて本当ですか?!
と食い入るように聞いてきた。
実際、会長が狙われて襲われそうになった件を話すとそれは辛かったですね。と仰る。
「やはり思い合った同士で無いとダメですよね!」
「そうですね。やはり選ぶ権利もありますから。」
と会長とエリザベス様は楽しそうに会話している。
明らかに会長。遊んでますよね?
「ケビン様は本当にお付き合いされてないのですか?」
キラキラした瞳で僕らを見詰める。
僕はどう答えて良いか解らない。何だろう?不思議な気分。
「将来、結婚出来なければクライスとジョージとカインと僕とで一緒に住もうかとは話してますよ?」
ふふっと会長が笑うとエリザベス様はハーレム!!と言ってまた倒れそうになる。
会長、だから完全に遊んでますよね?
彼女を支えて再び立たせる。
「でも、本当に将来住みたいよね?」
会長の問に僕は頷く。
「ああ。やはり素敵です。今日は眠れるかしら。また明日、おやすみなさいませー。」
エリザベス様は嬉しそうに部屋へ行かれた。
エリザベス様に手を振り大部屋へ向かう。
「会長、遊びすぎー!」
「まあ、夢を与えるのもアイドルの宿命だよー!」
と会長はクスクス笑う。
この人の腹の中が読めそうで読めない。
何処まで本気なのか、全て冗談なのか。
時折見せる女性的な感性。会長ってやっぱり不思議。
大部屋の扉を開けるとお疲れの皆は風呂へ行く用意をしていた。
部屋風呂と別にある4人くらいで入れる大きな風呂と何時も分かれて入ると効率が良い。
「遅かったな?クライスと会長!」
ルイスが先に風呂行くぞーと声を掛ける。
「エリザベス様で遊んでた。」
会長が笑いながら僕は部屋で入るよと言う。
「あー。面白い御令嬢でしたねー。衆道好きな女子って初めてですよ。」
カインも笑いながら風呂の支度中。
「妄想聞いてたら笑えたよね。」
ジョージもクスクス笑う。
さてと、僕もお風呂行こうっと。
明日のコンサートも頑張らないとね。
その後2階の大部屋へ向かう。ジェファーソンが皆一緒にと言うから今回も大部屋だ。男子全員揃うとまた一段と楽しい。
大部屋はVIPルームとは階段を上がって調度右と左に分かれる感じ。
皆で話しながら左へ曲がろうとした時エリザベス様が突然話し掛けて来た。
「あの!もしかして皆さんお部屋御一緒なんですか?」
僕は男女分かれて何時も泊まってますと笑顔で答えた。
「まさかの!!?!!」
何を妄想したのかエリザベス様が幸せそうな顔で失神しようとしたのを会長と慌てて抱える。
「クライス、刺激が強すぎたのかもしれない。」
会長はクスクス笑いながらエリザベス様を立たせた。
「そっかあ。なるほど。」
衆道好き女子ってさっきも思ったけれどめちゃくちゃ妄想激しいのか。
僕と会長が付き合っていると思っていたみたいだし。
うーん?ちょっとそれも悪くないと思えてしまう自分が居る。
「大丈夫ですか?エリザベス様。」
会長が尋ねるとそれは笑顔で
「大丈夫です。ちょっと幸せ過ぎました。」
と笑われた。
「見た目は美しく無いですがプラゲ国には結構、そう言う男性カップルが居ますよ。1度訪問したら楽しいかもしれないですね。」
会長が言うとエリザベス様は目を輝かせて本当ですか?!
と食い入るように聞いてきた。
実際、会長が狙われて襲われそうになった件を話すとそれは辛かったですね。と仰る。
「やはり思い合った同士で無いとダメですよね!」
「そうですね。やはり選ぶ権利もありますから。」
と会長とエリザベス様は楽しそうに会話している。
明らかに会長。遊んでますよね?
「ケビン様は本当にお付き合いされてないのですか?」
キラキラした瞳で僕らを見詰める。
僕はどう答えて良いか解らない。何だろう?不思議な気分。
「将来、結婚出来なければクライスとジョージとカインと僕とで一緒に住もうかとは話してますよ?」
ふふっと会長が笑うとエリザベス様はハーレム!!と言ってまた倒れそうになる。
会長、だから完全に遊んでますよね?
彼女を支えて再び立たせる。
「でも、本当に将来住みたいよね?」
会長の問に僕は頷く。
「ああ。やはり素敵です。今日は眠れるかしら。また明日、おやすみなさいませー。」
エリザベス様は嬉しそうに部屋へ行かれた。
エリザベス様に手を振り大部屋へ向かう。
「会長、遊びすぎー!」
「まあ、夢を与えるのもアイドルの宿命だよー!」
と会長はクスクス笑う。
この人の腹の中が読めそうで読めない。
何処まで本気なのか、全て冗談なのか。
時折見せる女性的な感性。会長ってやっぱり不思議。
大部屋の扉を開けるとお疲れの皆は風呂へ行く用意をしていた。
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「遅かったな?クライスと会長!」
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「エリザベス様で遊んでた。」
会長が笑いながら僕は部屋で入るよと言う。
「あー。面白い御令嬢でしたねー。衆道好きな女子って初めてですよ。」
カインも笑いながら風呂の支度中。
「妄想聞いてたら笑えたよね。」
ジョージもクスクス笑う。
さてと、僕もお風呂行こうっと。
明日のコンサートも頑張らないとね。
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