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コンサートその2
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後方でルイスがギターを私はピアノを弾くのでスタンバイ。
「3人のユニット曲!聞いてね!」
ジョージ様ー!!
「仮面舞踏会!」
カイン様!クライス様!ジョージ様!
止まらない歓声の中歌が始まる。
出だしのダンスからキレキレだ。
キャー!!!キャー!!
1人また1人倒れる御令嬢達。この曲も御令嬢キラーだな。
歌詞に酔いしれる御令嬢達。
本当に魔性っすね。クライス様ー!!
カイン様!素敵!!ジョージ様!!
曲が終わると割れんばかりの拍手でまた会場が揺れた。
倒れた御令嬢達も少しずつ復活している。
カインとジョージが手を振りながら舞台からはける。
私とルイスもそのまま伴奏。
「今度は僕の個人曲なんだ。」
キャー!!!!!!
クライス人気はやっぱり凄い。クライス様コールが響く。
「ラブ・ストーリーは突然に。」
スローで切ないメロディーとクライスにメロメロだ。
歌詞が切なくてクライスの声とピッタリ合う。
熱狂で倒れると言うより幸せに足から崩れていく感じの御令嬢達。
「ありがとー!」
拍手喝采!うっすらと涙。クライス様ー!!メロメロな皆様。
「倒れた人大丈夫?次は皆で歌うよー!!」
クライスが私達を呼ぶ。
王子とピアノは交代し8人で前に並ぶ。
まだ皇太子と警護人は座ったままか。怒りというより落ち込んでいる顔をしている。婚約者が横で立って嬉しそうしているしなあ。
「今度の曲はとっても歌い易い曲なの。皆も是非覚えて帰ってね!」
キャサリンが会場に声を掛ける。
「愛は勝つ!!」
歓声と共に王子の軽快なピアノがスタート。
観客の優しい手拍子が続く。
全員でユニゾンで歌い上げる。
わっ!!っと歓声が湧く。
感受性豊かな国民性はこの曲でも涙を誘う。
「ありがうございます!残すところ後、2曲となりました!」
えーー!!今回もありがとう。いいともみたいだよ。
私はピアノへキャサリンとエミリアはギターを弾く。
「世界に一つだけの花」
ジェファーソンがそう言って曲が始まる。
伝わると良いな。皇太子へのメッセージ。
心を込めて歌うから。
会場は優しい手拍子とうっとり涙を浮かべる御令嬢達。
そのままの勢いでラストWe are the worldへ。
御令嬢や御子息の間からちらっと俯く皇太子が見えた。
泣いてる?
会場は涙と拍手喝采に包まれた。声援の中
「今日はありがとうございましたー!」
皆でお辞儀。
最前列の御令嬢達は鼻を真っ赤にして泣いてる。心から感謝だなあ。
「またねー!!」
一旦舞台を降りる。
アンコール!アンコール!アンコール!
はけて直ぐのアンコール。嬉しいものだよ。
「じゃ行きますか!」
三線持参で舞台へ。
わー!!!!と歓声が湧く。
ノネット!!ノネット!!
「島唄!」
会長がそう言うと歓声が更に高まる。
今、気が付いた。警護人も立っている。
皇太子!立ち上がれよ!
でも自分の殻から出られないのかもしれない。
頑なになってしまった心。
島唄を歌い終わり拍手喝采を受ける。
アンコール!アンコール!
もう舞台を降りる前からアンコール。
マイクパフォーマンスで会長が無茶ぶりをしてきた。
「そう言えば!ルイスとルナリーが結婚しました!!」
キャー!!おめでとう!おめでとう!
ルナリーさーん!ルイス様ー!
会長にマイクを渡され
「ありがとうございます!」
「この度、結婚致しました。」
と2人で頭を下げる。
温かい拍手と歓声に包まれてちょっと嬉しい。
「じゃ、歌おうか!愛が生まれた日。」
おいおい予定に無かったぞー!
会長はウインクして肩を叩く。曲に組み込むの忘れてたと言いながら。
皆もうんうん。と頷く。
と言う訳で急遽デュエット披露になってしまった。
恥ずかしいが舞台だと何か歌えてしまう。
おめでとうー!!拍手喝采と温かい声援。
「ありがとうございました!」
2人で手を取り合ってお辞儀した。
一旦舞台をはける。
アンコールはまた起こっていた。
「会長!!まじ突然すぎ!」
「歌えたけどさー!!」
ルイスと私がプリプリ怒ると会長も皆も爆笑している。
「勿体ないし。折角、歌作ったのにさあ。」
まあ、最もな意見だが。
「皇太子だけだね。」
俯いたまま。
「何か悲しいですね。」
王子も流石に心配している。
「ラスト行こうか!」
鳴り止まないアンコールの会場へ戻る。
キャー!!!ノネット!!ノネット!!ノネット!!
ノネットコールが一斉に起こった。
「3人のユニット曲!聞いてね!」
ジョージ様ー!!
「仮面舞踏会!」
カイン様!クライス様!ジョージ様!
止まらない歓声の中歌が始まる。
出だしのダンスからキレキレだ。
キャー!!!キャー!!
1人また1人倒れる御令嬢達。この曲も御令嬢キラーだな。
歌詞に酔いしれる御令嬢達。
本当に魔性っすね。クライス様ー!!
カイン様!素敵!!ジョージ様!!
曲が終わると割れんばかりの拍手でまた会場が揺れた。
倒れた御令嬢達も少しずつ復活している。
カインとジョージが手を振りながら舞台からはける。
私とルイスもそのまま伴奏。
「今度は僕の個人曲なんだ。」
キャー!!!!!!
クライス人気はやっぱり凄い。クライス様コールが響く。
「ラブ・ストーリーは突然に。」
スローで切ないメロディーとクライスにメロメロだ。
歌詞が切なくてクライスの声とピッタリ合う。
熱狂で倒れると言うより幸せに足から崩れていく感じの御令嬢達。
「ありがとー!」
拍手喝采!うっすらと涙。クライス様ー!!メロメロな皆様。
「倒れた人大丈夫?次は皆で歌うよー!!」
クライスが私達を呼ぶ。
王子とピアノは交代し8人で前に並ぶ。
まだ皇太子と警護人は座ったままか。怒りというより落ち込んでいる顔をしている。婚約者が横で立って嬉しそうしているしなあ。
「今度の曲はとっても歌い易い曲なの。皆も是非覚えて帰ってね!」
キャサリンが会場に声を掛ける。
「愛は勝つ!!」
歓声と共に王子の軽快なピアノがスタート。
観客の優しい手拍子が続く。
全員でユニゾンで歌い上げる。
わっ!!っと歓声が湧く。
感受性豊かな国民性はこの曲でも涙を誘う。
「ありがうございます!残すところ後、2曲となりました!」
えーー!!今回もありがとう。いいともみたいだよ。
私はピアノへキャサリンとエミリアはギターを弾く。
「世界に一つだけの花」
ジェファーソンがそう言って曲が始まる。
伝わると良いな。皇太子へのメッセージ。
心を込めて歌うから。
会場は優しい手拍子とうっとり涙を浮かべる御令嬢達。
そのままの勢いでラストWe are the worldへ。
御令嬢や御子息の間からちらっと俯く皇太子が見えた。
泣いてる?
会場は涙と拍手喝采に包まれた。声援の中
「今日はありがとうございましたー!」
皆でお辞儀。
最前列の御令嬢達は鼻を真っ赤にして泣いてる。心から感謝だなあ。
「またねー!!」
一旦舞台を降りる。
アンコール!アンコール!アンコール!
はけて直ぐのアンコール。嬉しいものだよ。
「じゃ行きますか!」
三線持参で舞台へ。
わー!!!!と歓声が湧く。
ノネット!!ノネット!!
「島唄!」
会長がそう言うと歓声が更に高まる。
今、気が付いた。警護人も立っている。
皇太子!立ち上がれよ!
でも自分の殻から出られないのかもしれない。
頑なになってしまった心。
島唄を歌い終わり拍手喝采を受ける。
アンコール!アンコール!
もう舞台を降りる前からアンコール。
マイクパフォーマンスで会長が無茶ぶりをしてきた。
「そう言えば!ルイスとルナリーが結婚しました!!」
キャー!!おめでとう!おめでとう!
ルナリーさーん!ルイス様ー!
会長にマイクを渡され
「ありがとうございます!」
「この度、結婚致しました。」
と2人で頭を下げる。
温かい拍手と歓声に包まれてちょっと嬉しい。
「じゃ、歌おうか!愛が生まれた日。」
おいおい予定に無かったぞー!
会長はウインクして肩を叩く。曲に組み込むの忘れてたと言いながら。
皆もうんうん。と頷く。
と言う訳で急遽デュエット披露になってしまった。
恥ずかしいが舞台だと何か歌えてしまう。
おめでとうー!!拍手喝采と温かい声援。
「ありがとうございました!」
2人で手を取り合ってお辞儀した。
一旦舞台をはける。
アンコールはまた起こっていた。
「会長!!まじ突然すぎ!」
「歌えたけどさー!!」
ルイスと私がプリプリ怒ると会長も皆も爆笑している。
「勿体ないし。折角、歌作ったのにさあ。」
まあ、最もな意見だが。
「皇太子だけだね。」
俯いたまま。
「何か悲しいですね。」
王子も流石に心配している。
「ラスト行こうか!」
鳴り止まないアンコールの会場へ戻る。
キャー!!!ノネット!!ノネット!!ノネット!!
ノネットコールが一斉に起こった。
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