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ミサコンサート
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普段は礼拝堂で行われるミサコンサートだが。
人が溢れ返っていて急遽クリスマスミサ使う大礼拝堂で行われる事になった。
礼拝堂の倍以上収容可能な席が満席状態だ。
「もう、市民ホールみたいな数になってますよね。」
「次のコンサートはもうちょっと大きなホールにしても集客出来ますね。」
王子は流石に国立ボードウェン音楽ホールは自信が無いのでシーサイドホールにしようかなあ?もっと大きい所?と考え初めている。また突然コンサートが決まりそうで怖い。
大司教さんから挨拶がありお呼びがかかる。
「さて、行きましょうか。」
拍手で迎えられる。大礼拝堂はやっぱり大きいなあ。
「本日もお越しいただきありがとうございます!ノネット・クライムでーす!」
歓声と黄色い声援と拍手。
「今日はWe are the worldと言う新曲披露しますね。」
ジョージがそう言ってピアノに向かうと御令嬢達がジョージ様がピアノだわ。
ジョージ様ピアノ科ですものね!素敵ですわ!
演奏前から「ジョージ様!!」
と声援が飛ぶ。
ジョージは少し照れながら演奏を始めた。
本来は9人では足りないくらいの人数で歌われた曲を各人の個性で補う。
本当に良い曲だ。
礼拝者が1つになる。手拍子が始まる。
そんなにか!?今日は黄色い声援では無い。泣いている御令嬢が多数だ。
感動してくれているのは嬉しいしそう言う曲なのだが涙感染者が続出してしまった。
「ありがとうございましたー!」
挨拶をすると拍手と涙声の歓声。
「何て良い曲なのかしら。」
「世界が平和で幸せになりますように。」
祈りまで始まってしまった。そそくさと退場し控え室へ。
「えーと。お疲れ様でした。」
「アンコール起きない?」
「想像していたのと違う感じで盛り上がってしまいましたね。」
中から様子を聞き耳立てているが。感動の声がずっと続いている感じだ。
「この曲はコンサートでラスト以外は歌えなさそうですね。」
王子が複雑そうな顔で今日はこれで終わりますかと言っている。
大司教さんが祈り出した礼拝者達にまた祈りを捧げる言葉を言ってくれ何とか皆で祈って終了した。
「お疲れ様でした。何か感動されまくりでしたね。」
「大司教様ありがとうございました。ちょっと対応に困りましたので助かりました。」
王子が頭を下げてお礼を言っていた。
世界平和はみんなの願い。
改めてこの国の国民は心が優しいと解った気がする。
良い国だ。
国民の優しさに触れ私達も温かい気持ちで帰宅した。
人が溢れ返っていて急遽クリスマスミサ使う大礼拝堂で行われる事になった。
礼拝堂の倍以上収容可能な席が満席状態だ。
「もう、市民ホールみたいな数になってますよね。」
「次のコンサートはもうちょっと大きなホールにしても集客出来ますね。」
王子は流石に国立ボードウェン音楽ホールは自信が無いのでシーサイドホールにしようかなあ?もっと大きい所?と考え初めている。また突然コンサートが決まりそうで怖い。
大司教さんから挨拶がありお呼びがかかる。
「さて、行きましょうか。」
拍手で迎えられる。大礼拝堂はやっぱり大きいなあ。
「本日もお越しいただきありがとうございます!ノネット・クライムでーす!」
歓声と黄色い声援と拍手。
「今日はWe are the worldと言う新曲披露しますね。」
ジョージがそう言ってピアノに向かうと御令嬢達がジョージ様がピアノだわ。
ジョージ様ピアノ科ですものね!素敵ですわ!
演奏前から「ジョージ様!!」
と声援が飛ぶ。
ジョージは少し照れながら演奏を始めた。
本来は9人では足りないくらいの人数で歌われた曲を各人の個性で補う。
本当に良い曲だ。
礼拝者が1つになる。手拍子が始まる。
そんなにか!?今日は黄色い声援では無い。泣いている御令嬢が多数だ。
感動してくれているのは嬉しいしそう言う曲なのだが涙感染者が続出してしまった。
「ありがとうございましたー!」
挨拶をすると拍手と涙声の歓声。
「何て良い曲なのかしら。」
「世界が平和で幸せになりますように。」
祈りまで始まってしまった。そそくさと退場し控え室へ。
「えーと。お疲れ様でした。」
「アンコール起きない?」
「想像していたのと違う感じで盛り上がってしまいましたね。」
中から様子を聞き耳立てているが。感動の声がずっと続いている感じだ。
「この曲はコンサートでラスト以外は歌えなさそうですね。」
王子が複雑そうな顔で今日はこれで終わりますかと言っている。
大司教さんが祈り出した礼拝者達にまた祈りを捧げる言葉を言ってくれ何とか皆で祈って終了した。
「お疲れ様でした。何か感動されまくりでしたね。」
「大司教様ありがとうございました。ちょっと対応に困りましたので助かりました。」
王子が頭を下げてお礼を言っていた。
世界平和はみんなの願い。
改めてこの国の国民は心が優しいと解った気がする。
良い国だ。
国民の優しさに触れ私達も温かい気持ちで帰宅した。
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