169 / 369
帰国
しおりを挟む
長いようで短い旅も終わりを迎える。
尚泰王とお妃に心からの感謝を述べ首里城を後にする。
バスに乗り琉球の町に別れを告げる。
「日焼けが痛い。」
「赤くなりましたねー。」
昨日の海を満喫し過ぎた。
空港への到着も凄く早い気がする。あっという間だったなあ。
何から何までお世話になった夏目さん。光国さんや吉宗さんにもご挨拶したい所だったが。琉球からそのまま帰国する。
「本当にありがとうございました!皆様に宜しくお伝え下さい。」
全員で深々とお辞儀をした。
「今度は此方からゆっくり外交の話をしに来ますよ。」
夏目さんは光国さんとまたボードウェン国に行きます!と約束してくれた。
「また今度!またお会いしましょう!」
最後まで手を振る。
また絶対来よう。プラゲ国。
「もー。空はいーやーだー!」
感慨深い思いを今日もカインがぶち壊す。
「カインが居ると涙も出ないわ。」
キャサリンがそう言うと皆、大きく頷く。
「でーもー。あー。浮いてきたー!待って待ってー!」
はいはい。頑張って睨みましょ。ルイスと罵声を浴びせながらカインを落ち着かせる。
恒例行事だなあ。
上空へ上がると落ち着いたし。
「取り敢えず、帰ったら王子の誕生日パーティーだなあ。」
今年は会長も参加だね。
「皆さん絶対参加ですよ!」
王子は誕生日を忘れていたのか慌てて皆に訴えた。
「行きますよー。社交辞令がまた大変ですねー。」
クライスは今回も御令嬢達のターゲットなんだろうな。
「クライス程では無いけど僕らもだよね。」
カイン、ジョージ、会長が溜息をつく。
「嫌そうな顔しないで下さいよ!!」
王子が拗ねている。
「あの!私、ブルーさんと参加して良いですか?!」
エミリアが目を輝かせて王子を見ている。
王子もキャサリンも是非!と笑顔で答えていた。
「もう、クライスとカインとジョージと会長でエスコートし合ったら良いんじゃないか?」
ルイスが笑いながら言うとめっちゃブーイングが来た。
「ルイスー。嫌味だ。」
「ルイスのアホー。」
「でも、それも面白いかもよ?僕と踊る?」
会長がシラっと誘っていた。会長半分本気だと思う。
「そうか。会長と踊ればもう御令嬢に付きまとわれ無くなるのか。なるほど。」
クライスは本気かも知れない。。
「ルナリー、ドレス借りるかい?」
ローズさんからまた有難いお話。助かるー。
「是非!借ります!」
「今年は嘘じゃないもんな?仮だけど婚約者として参加だぞ!」
「うん。いくらでも愛想笑いしてやるぜ!」
何か嬉しい。もう去年と違ってご想像にお任せしますじゃ無いんだもんなあ。
旅の疲れか夕食後は皆、早めに寝てしまった。
やっぱり後部スペースで私とルイスはごろ寝する。
「良かったな。プラゲ国。」
「うん。行って良かった。」
おやすみ。軽くキスをする。そっと抱き寄せられてそのまま温もりを感じながら眠りに着いた。
朝起きたらやっぱりローズさんとグレンさんに挟まれてたけど。
カインの絶叫を楽しみながら無事に帰国。
「姐さんもルイスも酷い!!笑いすぎ!!」
「もう、面白すぎるんだよ。」
久しぶりのボードウェン国だ!!
「あー!我が国が1番!」
王子が我が家が1番みたいな発言で飛行船を降りて伸びをしていた。
私達も
「うん!我が国が1番だ!!」
いつもの空気。見慣れた風景。
出迎えに王様とお妃様がいらっしゃって居た。
「只今戻りました!」
王子が一礼したのに合わせて礼をする。
「お帰りなさい、ジェファーソン、皆さん。楽しかったですか?」
「はい!!それはもう!!」
私設兵が沢山の楽器を降ろしているのを見て王様もお妃様も嬉しそうに微笑んでいた。
「頑張って新しい歌を演奏して下さいね。」
お妃様がキャサリンに笑顔を向けていた。
「はい!ありがとうございます。頑張ります!」
キャサリンは深々とお辞儀をした。
「今日は解散ですね!明日から練習したいですけど僕はパーティーの準備があるので。すみません。」
王子が申し訳なさそうに謝った。
「大丈夫!誕生日パーティーは大事だよ。」
皆の所も迎えが来始めた様だ。
「アレックスさん!!」
エミリアのお迎えはブルーさんが来てくれた。
「お帰りなさい。エミリア!」
2人とも嬉しそう。
「俺らも帰ろ。」
「お言葉に甘えて車乗せて。」
私はマッケンジー家の車に乗せてもらう。
本日は解散。我が家が1番。ゆっくり寝よう。
尚泰王とお妃に心からの感謝を述べ首里城を後にする。
バスに乗り琉球の町に別れを告げる。
「日焼けが痛い。」
「赤くなりましたねー。」
昨日の海を満喫し過ぎた。
空港への到着も凄く早い気がする。あっという間だったなあ。
何から何までお世話になった夏目さん。光国さんや吉宗さんにもご挨拶したい所だったが。琉球からそのまま帰国する。
「本当にありがとうございました!皆様に宜しくお伝え下さい。」
全員で深々とお辞儀をした。
「今度は此方からゆっくり外交の話をしに来ますよ。」
夏目さんは光国さんとまたボードウェン国に行きます!と約束してくれた。
「また今度!またお会いしましょう!」
最後まで手を振る。
また絶対来よう。プラゲ国。
「もー。空はいーやーだー!」
感慨深い思いを今日もカインがぶち壊す。
「カインが居ると涙も出ないわ。」
キャサリンがそう言うと皆、大きく頷く。
「でーもー。あー。浮いてきたー!待って待ってー!」
はいはい。頑張って睨みましょ。ルイスと罵声を浴びせながらカインを落ち着かせる。
恒例行事だなあ。
上空へ上がると落ち着いたし。
「取り敢えず、帰ったら王子の誕生日パーティーだなあ。」
今年は会長も参加だね。
「皆さん絶対参加ですよ!」
王子は誕生日を忘れていたのか慌てて皆に訴えた。
「行きますよー。社交辞令がまた大変ですねー。」
クライスは今回も御令嬢達のターゲットなんだろうな。
「クライス程では無いけど僕らもだよね。」
カイン、ジョージ、会長が溜息をつく。
「嫌そうな顔しないで下さいよ!!」
王子が拗ねている。
「あの!私、ブルーさんと参加して良いですか?!」
エミリアが目を輝かせて王子を見ている。
王子もキャサリンも是非!と笑顔で答えていた。
「もう、クライスとカインとジョージと会長でエスコートし合ったら良いんじゃないか?」
ルイスが笑いながら言うとめっちゃブーイングが来た。
「ルイスー。嫌味だ。」
「ルイスのアホー。」
「でも、それも面白いかもよ?僕と踊る?」
会長がシラっと誘っていた。会長半分本気だと思う。
「そうか。会長と踊ればもう御令嬢に付きまとわれ無くなるのか。なるほど。」
クライスは本気かも知れない。。
「ルナリー、ドレス借りるかい?」
ローズさんからまた有難いお話。助かるー。
「是非!借ります!」
「今年は嘘じゃないもんな?仮だけど婚約者として参加だぞ!」
「うん。いくらでも愛想笑いしてやるぜ!」
何か嬉しい。もう去年と違ってご想像にお任せしますじゃ無いんだもんなあ。
旅の疲れか夕食後は皆、早めに寝てしまった。
やっぱり後部スペースで私とルイスはごろ寝する。
「良かったな。プラゲ国。」
「うん。行って良かった。」
おやすみ。軽くキスをする。そっと抱き寄せられてそのまま温もりを感じながら眠りに着いた。
朝起きたらやっぱりローズさんとグレンさんに挟まれてたけど。
カインの絶叫を楽しみながら無事に帰国。
「姐さんもルイスも酷い!!笑いすぎ!!」
「もう、面白すぎるんだよ。」
久しぶりのボードウェン国だ!!
「あー!我が国が1番!」
王子が我が家が1番みたいな発言で飛行船を降りて伸びをしていた。
私達も
「うん!我が国が1番だ!!」
いつもの空気。見慣れた風景。
出迎えに王様とお妃様がいらっしゃって居た。
「只今戻りました!」
王子が一礼したのに合わせて礼をする。
「お帰りなさい、ジェファーソン、皆さん。楽しかったですか?」
「はい!!それはもう!!」
私設兵が沢山の楽器を降ろしているのを見て王様もお妃様も嬉しそうに微笑んでいた。
「頑張って新しい歌を演奏して下さいね。」
お妃様がキャサリンに笑顔を向けていた。
「はい!ありがとうございます。頑張ります!」
キャサリンは深々とお辞儀をした。
「今日は解散ですね!明日から練習したいですけど僕はパーティーの準備があるので。すみません。」
王子が申し訳なさそうに謝った。
「大丈夫!誕生日パーティーは大事だよ。」
皆の所も迎えが来始めた様だ。
「アレックスさん!!」
エミリアのお迎えはブルーさんが来てくれた。
「お帰りなさい。エミリア!」
2人とも嬉しそう。
「俺らも帰ろ。」
「お言葉に甘えて車乗せて。」
私はマッケンジー家の車に乗せてもらう。
本日は解散。我が家が1番。ゆっくり寝よう。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載

【完結】内緒で死ぬことにした〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を、なぜわたしは生まれ変わったの?〜
たろ
恋愛
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であるカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
★内緒で死ぬことにした の最終話
キリアン君15歳から14歳
アイシャ11歳から10歳
に変更しました。
申し訳ありません。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる