137 / 369
私達流プラゲ語の覚え方
しおりを挟む
今日も朝から語学学習!!
本日は全員で授業となった。
と言うより授業前に徳川さんが夏目がやった方が上手く教えれるであろう?儂は教えるのは下手くそじゃ。任せるぞ!と押し付けているのを聞いてしまった。
確かに昨日は雑談しかし無かったからなあ。私達には良い情報源だったんだけど。残念だ。
『今日もプラゲ語だけで会話出来るように頑張りましょう!』
夏目さんの挨拶と共に授業開始。
はい!!私は手を挙げて
『プラゲ語の歌を教えて下さい!最初は簡単な歌からお願いします!』
と言った。夏目さんは?歌!?と言いながらも確かにプラゲ語を覚えるには効果あるかも。と呟いて
『私は音痴なので徳川殿!歌って下さい!』
と押し付けた徳川さんをふふっと笑いながら唄うように促した。
徳川さんはゲっと言った顔をしたが考えながら童謡を唄いだした。
ちょうちょ、かごめかごめ、にらめっこ。
歌われた童謡をさっと五線譜に書き出し歌詞を書く。歌詞はプラゲ語とフリガナとしてちょっとローマ字表記をしてっと。最初はこんな感じかな?
「はい!でーきた!歌ってみて。」
歌にするとカタコトだったメンバーもスラスラと歌える。
特に童謡は1回で覚えてしまった。夏目さんが単語や動詞の意味を教えると楽譜を見ながら皆、大きく頷く。
「歌だと楽勝です!」
クライスとカインが自信を取り戻した様に言った。
「確かに簡単に覚えられる!」
最近、歌って無かったストレスもあったのだろう皆の目がキラキラして来てもっと教えて欲しい!!となった。
蛍の光、荒城の月、これももう歌われてるんだなあと思いつつ楽譜に起こす。
『綺麗な歌ですね!』
『覚えました!』
エミリアもジョージも楽譜を見ながら美声を披露している。
歌い上げた後に意味を聞くと言うのを繰り返す。
『貴方方って聞いては居ましたが歌声が素晴らしいですね。そして、今までの覚えられなかった事が嘘の様に一瞬で。。』
夏目さんは呆気に取られている。
前世で英語は話せなくても洋楽って聞いたら歌詞も全部覚えたよなーと言う記憶からの提案。
皆、音楽に関しては国中のトップクラスの高校生の集まりなので本当に理解度が早い。
どんどん歌のレベルも上がっていく。長唄や小唄。聞いた事ない曲も歌われ始めた。
「ごめん、会長、キャサリン、ルイスも手伝って。」
聞いた事ない曲は流石に1回じゃ無理だ。
楽譜を担当し歌詞はお願いする。
『儂、もう疲れたぞ!終いにしようぞー!』
と徳川さんが疲れるまで歌わせてしまった。
『すみません。つい調子に乗ってしまって。』
謝ると夏目さんは良いですよ。凄い上達法ですと言われた。徳川さんも皆、良い声をしておると褒めて下さった。
おかげでジェファーソン達もかなりの単語や色々な言い回しをすっかり覚えてた。
『歌の力って素晴らしいですね。もっと聞きたいくらいです。』
ジェファーソンがサラッとプラゲ語を話す。
『飽きませんし単語が直ぐに覚えられますね。』
カインもプラゲ語で答える。
お昼ご飯はピザ。何種類か用意して貰ってシェアをした。
そうそう。天ぷらを作らないといけない。1度作って見て料理長に覚えて貰ったら後は任せる事にした。揚げたてが美味しいし。
多少失敗しても小麦粉は沢山ある。初なので水加減が難しい。
揚げ油はオリーブオイル。ちょっと贅沢な量だけど致し方ない。
「1回揚げてみよう!」
ジュワーっと油で揚げる。
「ちょっと水多かったかな?」
料理下手過ぎる私達だが何とか海老天が完成。美味い!!
天つゆは無いけど塩でいけるだろう。
「あー。天ぷらマジうめー!」
最高だねとルイスも会長も堪能している。
感動しながら後は料理人と料理長に任せて授業に戻った。
『お疲れ様!上手く出来た?』
クライスがプラゲ語で質問して来たのでちょっと驚いてしまった。
『凄い!話せてる!』
でしょ?と嬉しそうだ。午後は習った歌を何回も歌ったらしい。
今からは漢字の練習をするそうだ。
帰るまでにもう数曲教えて貰おう。本当に理解度が凄い。
プラゲ国の音楽も気に入ってくれた様だし。コンサートで歌っても良いな。
本日は全員で授業となった。
と言うより授業前に徳川さんが夏目がやった方が上手く教えれるであろう?儂は教えるのは下手くそじゃ。任せるぞ!と押し付けているのを聞いてしまった。
確かに昨日は雑談しかし無かったからなあ。私達には良い情報源だったんだけど。残念だ。
『今日もプラゲ語だけで会話出来るように頑張りましょう!』
夏目さんの挨拶と共に授業開始。
はい!!私は手を挙げて
『プラゲ語の歌を教えて下さい!最初は簡単な歌からお願いします!』
と言った。夏目さんは?歌!?と言いながらも確かにプラゲ語を覚えるには効果あるかも。と呟いて
『私は音痴なので徳川殿!歌って下さい!』
と押し付けた徳川さんをふふっと笑いながら唄うように促した。
徳川さんはゲっと言った顔をしたが考えながら童謡を唄いだした。
ちょうちょ、かごめかごめ、にらめっこ。
歌われた童謡をさっと五線譜に書き出し歌詞を書く。歌詞はプラゲ語とフリガナとしてちょっとローマ字表記をしてっと。最初はこんな感じかな?
「はい!でーきた!歌ってみて。」
歌にするとカタコトだったメンバーもスラスラと歌える。
特に童謡は1回で覚えてしまった。夏目さんが単語や動詞の意味を教えると楽譜を見ながら皆、大きく頷く。
「歌だと楽勝です!」
クライスとカインが自信を取り戻した様に言った。
「確かに簡単に覚えられる!」
最近、歌って無かったストレスもあったのだろう皆の目がキラキラして来てもっと教えて欲しい!!となった。
蛍の光、荒城の月、これももう歌われてるんだなあと思いつつ楽譜に起こす。
『綺麗な歌ですね!』
『覚えました!』
エミリアもジョージも楽譜を見ながら美声を披露している。
歌い上げた後に意味を聞くと言うのを繰り返す。
『貴方方って聞いては居ましたが歌声が素晴らしいですね。そして、今までの覚えられなかった事が嘘の様に一瞬で。。』
夏目さんは呆気に取られている。
前世で英語は話せなくても洋楽って聞いたら歌詞も全部覚えたよなーと言う記憶からの提案。
皆、音楽に関しては国中のトップクラスの高校生の集まりなので本当に理解度が早い。
どんどん歌のレベルも上がっていく。長唄や小唄。聞いた事ない曲も歌われ始めた。
「ごめん、会長、キャサリン、ルイスも手伝って。」
聞いた事ない曲は流石に1回じゃ無理だ。
楽譜を担当し歌詞はお願いする。
『儂、もう疲れたぞ!終いにしようぞー!』
と徳川さんが疲れるまで歌わせてしまった。
『すみません。つい調子に乗ってしまって。』
謝ると夏目さんは良いですよ。凄い上達法ですと言われた。徳川さんも皆、良い声をしておると褒めて下さった。
おかげでジェファーソン達もかなりの単語や色々な言い回しをすっかり覚えてた。
『歌の力って素晴らしいですね。もっと聞きたいくらいです。』
ジェファーソンがサラッとプラゲ語を話す。
『飽きませんし単語が直ぐに覚えられますね。』
カインもプラゲ語で答える。
お昼ご飯はピザ。何種類か用意して貰ってシェアをした。
そうそう。天ぷらを作らないといけない。1度作って見て料理長に覚えて貰ったら後は任せる事にした。揚げたてが美味しいし。
多少失敗しても小麦粉は沢山ある。初なので水加減が難しい。
揚げ油はオリーブオイル。ちょっと贅沢な量だけど致し方ない。
「1回揚げてみよう!」
ジュワーっと油で揚げる。
「ちょっと水多かったかな?」
料理下手過ぎる私達だが何とか海老天が完成。美味い!!
天つゆは無いけど塩でいけるだろう。
「あー。天ぷらマジうめー!」
最高だねとルイスも会長も堪能している。
感動しながら後は料理人と料理長に任せて授業に戻った。
『お疲れ様!上手く出来た?』
クライスがプラゲ語で質問して来たのでちょっと驚いてしまった。
『凄い!話せてる!』
でしょ?と嬉しそうだ。午後は習った歌を何回も歌ったらしい。
今からは漢字の練習をするそうだ。
帰るまでにもう数曲教えて貰おう。本当に理解度が凄い。
プラゲ国の音楽も気に入ってくれた様だし。コンサートで歌っても良いな。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです

【完結】100日後に処刑されるイグワーナ(悪役令嬢)は抜け毛スキルで無双する
みねバイヤーン
恋愛
せっかく悪役令嬢に転生したのに、もう断罪イベント終わって、牢屋にぶち込まれてるんですけどー。これは100日後に処刑されるイグワーナが、抜け毛操りスキルを使って無双し、自分を陥れた第一王子と聖女の妹をざまぁする、そんな物語。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。

悪役令嬢カテリーナでございます。
くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ……
気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。
どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。
40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。
ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。
40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる