120 / 369
男心が解らない
しおりを挟む
昼休みにルナリーとルイスを誘って生徒会室へ向かった。
ジェファーソンがパルドデア共和国大使館に訪問しに行った事を告げるとうわぁと言う反応をされた。
「流石だよね。ジェファーソン。日曜日に話してまだ水曜日ですよ?はやっ!!」
会長は予想を上回ったとニヤっと笑った。
「まあ、早くプラゲに行けたらラッキーじゃん?」
ルナリーは特に問題視していないようなので説明をした。
「なるほど、大司教様を頼りたくなさそうだと言う事ね。」
うんうんと頷きながら会長が大きな溜息を付いた。
「さあ。何故か解る?」
会長が意地悪そうに私達に質問をする。
ルナリーは首を傾げているし私にも良く解らない。
ルイスが
「あー。嫉妬か?」
と言った。
流石、男同志は解るね!と会長が話始める。
まあ、沢山溜まってるんだよ。自分が作詞作曲が出来ない事。南ピアーナ国の大学の手配を大司教様が行った事。最近、大司教様がキャサリンにばかり連絡を取ってくる事。
「作詞作曲の件と連絡を密に取ってくる事が1番原因かなー?」
と会長は笑った。
私にとっては笑い事じゃない。。
「男って面倒臭い生き物だからね。」
ルイスもルナリーさえも頷いた。
「これは仕方ねぇ事なんだよ。」
「私はどうしたら良いの?」
王子が困って相談してくるまで好きにやらせること!とルナリーは言った。大司教様へは会長が連絡を取ってくれると言ってくれた。
私が1番ジェファーソンと長く居るのに。
なんで解らないんだろ。
「何か不満そうだね?」
会長が尋ねたので素直に頷いた。
男と女って難しいねー。会長は相変わらず笑っている。
「やれやれ。キャサリンが記憶が戻る前って王子って浮気してたの?してないけど嫉妬してたんでしょ?」
うん。してなかったけど嫉妬してた。
「大司教様とキャサリンは浮気してるの?してないけどジェファーソンは面白くない。」
同じだよ。と会長は言った。
「後ね。音楽の神童と呼ばれて来たジェファーソンの初じめての挫折が作詞作曲だ。」
うぅ。確かにそうだ。
気づいてあげられなかったのが悔しい。頼られて嬉しくて曲を作って来たけれどこれは全部、前世での知識だもん。
ゲームでは作詞作曲何て無かったもんね。
私達が転生した事で全く違う世界になろうとしている。
大司教様。年が離れているし大司教様だし。嫉妬される何て思わなかった。。
「キャサリン、そう落ち込むな。早いうちに学べて良かったじゃないか。」
会長がふふっと笑う。
「だからね。距離感って言ったでしょ?僕との距離感も絶対、気をつけないとダメ。」
肝に銘じます。。男って面倒臭いよねーと会長はまた呟いた。
会長って前世では経験豊富だったんだろうなあ。。
生徒会室を出て教室へ戻る途中。
「ルイスも嫉妬ってするの?」
そう聞くと笑いながらめっちゃ妬くよと言っていた。
「でも、ルイスは解りやすい。」
ルナリーは笑って言う。そして、妬くけど浮気しないって知ってるから。お互い同じ事を言った。
2人の関係が羨ましいなあ。
違う。私はこんなに2人のようにお互いを信頼して頼ってないんだ。
前世からお互いを知っているから2人は話しやすいって言うのは羨ましい。
でも私、両思いになってもジェファーソンを頼ってない!!
ついつい前世がアリラブ仲間と言う共通で今、1番頼っているのは会長だ。。今も頼ってしまったし!
次にルナリーかな。その次はルイス。
3人との会話と比べたら圧倒的にジェファーソンとの会話が足りない!
フラフラと教室に戻った。大丈夫かー?また凹んでるのか?とルナリーに言われたが大丈夫と言って誤魔化した。
大丈夫だけど大丈夫じゃなーい!
私、前世では2次元にしか興味無かったの。目の前の大好きなジェファーソンと何の会話したら良いか解らない!!
本当に大丈夫じゃないわ。私。。
ジェファーソンがパルドデア共和国大使館に訪問しに行った事を告げるとうわぁと言う反応をされた。
「流石だよね。ジェファーソン。日曜日に話してまだ水曜日ですよ?はやっ!!」
会長は予想を上回ったとニヤっと笑った。
「まあ、早くプラゲに行けたらラッキーじゃん?」
ルナリーは特に問題視していないようなので説明をした。
「なるほど、大司教様を頼りたくなさそうだと言う事ね。」
うんうんと頷きながら会長が大きな溜息を付いた。
「さあ。何故か解る?」
会長が意地悪そうに私達に質問をする。
ルナリーは首を傾げているし私にも良く解らない。
ルイスが
「あー。嫉妬か?」
と言った。
流石、男同志は解るね!と会長が話始める。
まあ、沢山溜まってるんだよ。自分が作詞作曲が出来ない事。南ピアーナ国の大学の手配を大司教様が行った事。最近、大司教様がキャサリンにばかり連絡を取ってくる事。
「作詞作曲の件と連絡を密に取ってくる事が1番原因かなー?」
と会長は笑った。
私にとっては笑い事じゃない。。
「男って面倒臭い生き物だからね。」
ルイスもルナリーさえも頷いた。
「これは仕方ねぇ事なんだよ。」
「私はどうしたら良いの?」
王子が困って相談してくるまで好きにやらせること!とルナリーは言った。大司教様へは会長が連絡を取ってくれると言ってくれた。
私が1番ジェファーソンと長く居るのに。
なんで解らないんだろ。
「何か不満そうだね?」
会長が尋ねたので素直に頷いた。
男と女って難しいねー。会長は相変わらず笑っている。
「やれやれ。キャサリンが記憶が戻る前って王子って浮気してたの?してないけど嫉妬してたんでしょ?」
うん。してなかったけど嫉妬してた。
「大司教様とキャサリンは浮気してるの?してないけどジェファーソンは面白くない。」
同じだよ。と会長は言った。
「後ね。音楽の神童と呼ばれて来たジェファーソンの初じめての挫折が作詞作曲だ。」
うぅ。確かにそうだ。
気づいてあげられなかったのが悔しい。頼られて嬉しくて曲を作って来たけれどこれは全部、前世での知識だもん。
ゲームでは作詞作曲何て無かったもんね。
私達が転生した事で全く違う世界になろうとしている。
大司教様。年が離れているし大司教様だし。嫉妬される何て思わなかった。。
「キャサリン、そう落ち込むな。早いうちに学べて良かったじゃないか。」
会長がふふっと笑う。
「だからね。距離感って言ったでしょ?僕との距離感も絶対、気をつけないとダメ。」
肝に銘じます。。男って面倒臭いよねーと会長はまた呟いた。
会長って前世では経験豊富だったんだろうなあ。。
生徒会室を出て教室へ戻る途中。
「ルイスも嫉妬ってするの?」
そう聞くと笑いながらめっちゃ妬くよと言っていた。
「でも、ルイスは解りやすい。」
ルナリーは笑って言う。そして、妬くけど浮気しないって知ってるから。お互い同じ事を言った。
2人の関係が羨ましいなあ。
違う。私はこんなに2人のようにお互いを信頼して頼ってないんだ。
前世からお互いを知っているから2人は話しやすいって言うのは羨ましい。
でも私、両思いになってもジェファーソンを頼ってない!!
ついつい前世がアリラブ仲間と言う共通で今、1番頼っているのは会長だ。。今も頼ってしまったし!
次にルナリーかな。その次はルイス。
3人との会話と比べたら圧倒的にジェファーソンとの会話が足りない!
フラフラと教室に戻った。大丈夫かー?また凹んでるのか?とルナリーに言われたが大丈夫と言って誤魔化した。
大丈夫だけど大丈夫じゃなーい!
私、前世では2次元にしか興味無かったの。目の前の大好きなジェファーソンと何の会話したら良いか解らない!!
本当に大丈夫じゃないわ。私。。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載

【完結】内緒で死ぬことにした〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を、なぜわたしは生まれ変わったの?〜
たろ
恋愛
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であるカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
★内緒で死ぬことにした の最終話
キリアン君15歳から14歳
アイシャ11歳から10歳
に変更しました。
申し訳ありません。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる