ヤンキー乙女ゲームの主人公になる!虐め?上等!夜露死苦!

美浪

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リサ

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出会いは何時も突然。


クリスマスミサコンサートには毎年通っている。今年はレオナルドとジミーと一緒に来た。

毎年変わり映えしないのよね。


そう思っていた時だった。

可愛いサンタクロースの衣装に身を包んだ高校生達。


歌が何よりも衝撃的で私の心に落雷が落ちた様だった。


ソプラノの美少女が私に微笑みかけて歌っている。

可愛い。可愛い。可愛い。


もっと聞きたい。ずっと聞きたい。

あの子は天使だ。


何とかしてまた逢いたいと思っていたら共演依頼が来た。あの会場に居た先生も納得のいく歌声だったらしく共演OKを出していた。

あぁ。これは運命。


どうやったら仲良くなれるかしら?

家を調べないと。


指輪をしている。

相手は誰かしら?


何時しか彼女が男性と話すだけで虫唾が走る思いがして来た。

ルナリー。貴女は私のモノなのよ?


私の勘は当たる。ジミーが天使に対していやらしい目付きで見ている。

此奴は排除しなければならない。


ジミー?私は女で非力だと思ったら大間違いよ。

ルナリーの後をつけたジミーをその場で刺すか迷った。暗闇で良く見えないし私の天使を傷つけてしまうかもしれない。


良かった。ルナリーのお母様が助けてくれたみたい。


すごすごと帰るジミーを追いかける。


さよなら。ジミー。もう二度と会うことはないでしょう。


ルナリー?貴女と私を邪魔する奴はもう居ないわ。



アレックスがルナリーの鞄に手紙を入れていた。そう貴方もなの。邪魔ね。

でも。明日の公演が終わるまで待ってあげる。今、アレックスの代わりは居ない。



公演が終わって。何処?!

アレックス!ルナリーを何処へ隠した?

血眼になって探して漸く見つけた。


汚らわしい!汚らわしい!汚らわしい!


私はナイフを手にアレックス目掛けて駆けた。


ルナリーは誰にも渡さない!!



・・・・・・・・・・・・・・・・


何が起こったのかしら?


私、警察に捕まっているの?


おかしいなあ。何処で間違ったんだろう。


ただ愛していただけなのに。


ルナリー


天使じゃなかった


悪魔より強かった


ジミー。ごめんね。友達だったのに。

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