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ミサコンサート②
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生徒会長が目を閉じて大きく深呼吸をした。
そして1歩前に出る。
生徒会長はチラっと此方を振り返りニヤっと笑った。
良し!新しい賛美歌を披露しよう!
礼拝堂に来られている礼拝客へ。そしてこの国へ。
「Oh! Happy day!!」
会長のカウンターテノールが美しく響く。
「Oh Happy day!」
会長に続いて皆でユニゾン
「Oh! Happy day!」
会長とキャサリンが歌う
そこからしばらくは輪唱
会長とキャサリンの美声に合わせて
「LaLaLaLaLaLaLaLa!!」
生徒会長がノリに乗ってきた。両手を拡げて凄く伸びのある声を披露している。
私達も釣られてテンションがどんどん上がってくる。
礼拝客?そんなの気にしてられなくなるくらい楽しくなって来た。
「He taught me how!!」
会長とキャサリンのフォルテから手拍子!
そしてハモり開始!
笑顔で私達は手拍子しお互いを見つめ合う。
パチ、、パチ、、、
私達の手拍子と歌に合わせて礼拝客が一緒に手拍子をしてくれている人が出てきた。
嬉しい。1人でも2人でも心を掴むことが出来た。
曲が終わる頃手拍子をする人の人数も半数くらいに増えていた。
ノリが通じた!
もう一曲!!!
王子がピアノへ向かう。
前奏の後に私がソロだ。
「Hail Holy Queen enthroned above」
「oh Maria」
エミリアとキャサリンに主線率を引き継ぐ
「Hail Mother of Mercy and of love」
この曲は最初は大人しいんだよねー。
王子のピアノの変調が変わる
手拍子と足はステップを踏む
楽しく楽しく楽しく!!
さあ、礼拝客の手拍子が揃って来たぞ!
皆の顔が更に笑顔になっていく。
そうそう。この一体感がないとね!
「Salve Regina!!」
上流階級の皆様が笑顔になっている。
「Salve Regina!!!Ahーーーー!!」
ラストは弾けた高音で閉めた。
ダン!王子のピアノと共に歌が終わる。
1秒、2秒、凄く長く感じる。
反応良かったよね?
3秒。。。礼拝堂に集まる上流階級の方々からの拍手喝采。
私達は深くお辞儀をした。
「素晴らしかった」「新しい賛美歌!美しく楽しい!」「あの子達の声の美しい事!」「何て楽しいクリスマスなんだ」
ザワザワと聞こえる声は賞賛で成功したと見て良いよね。
顔を上げる。王と王妃が満面の笑みを浮かべて拍手をしている。
よっしゃー!!
他の人の親は解らないや。あっエミリアの好きな人?
笑顔で拍手してる。良かったー!!
「アリア音楽学院の皆さんありがとうございました。私の我儘にお付き合い頂きありがとうございます。」
大司教様が挨拶をされる。私達は大司教様へも深くお辞儀をした。
拍手喝采の中、控え室に戻る。
戻る通りで「良かったわよ」「素敵でしたわ」
と言う言葉を頂けた。
控え室の扉を閉める。
「お疲れさーん!!」
ハイタッチ!ハグ!喜びを分かち合う。
「やはり僕達って最強でしたね!」
そう言うクライスにビビってた癖に!!と皆の突っ込みが入る。
「あー!本当に緊張した!」
生徒会長が満面の笑顔を見せる。
「全然、緊張してないよーに見えたけど?」
「それは表のオンの顔。」
と笑う。今回の成功は本当に会長様のおかげでもある。彼が居てこそのOh happy day。
「会長ありがとう!」
王子が握手を求める。
会長はふふっと笑った。
「これからもたまには誘って良いですよ?」
そう言った。やったー!私達は会長にハグやら叩くやらでテンションが可笑しくなっていた。
「痛いってルナリー叩くな!」
本当に良かった!
制服に着替える。そう。この扉を開けたら皆の両親が待っているんだ。
「緊張するわね・・。」
キャサリンが言う。
歌う前と同じくらいの緊張。各家庭の評価が気になるそして怖い。
キャサリンが皆が揃ったのを見て扉を開けた。
そして1歩前に出る。
生徒会長はチラっと此方を振り返りニヤっと笑った。
良し!新しい賛美歌を披露しよう!
礼拝堂に来られている礼拝客へ。そしてこの国へ。
「Oh! Happy day!!」
会長のカウンターテノールが美しく響く。
「Oh Happy day!」
会長に続いて皆でユニゾン
「Oh! Happy day!」
会長とキャサリンが歌う
そこからしばらくは輪唱
会長とキャサリンの美声に合わせて
「LaLaLaLaLaLaLaLa!!」
生徒会長がノリに乗ってきた。両手を拡げて凄く伸びのある声を披露している。
私達も釣られてテンションがどんどん上がってくる。
礼拝客?そんなの気にしてられなくなるくらい楽しくなって来た。
「He taught me how!!」
会長とキャサリンのフォルテから手拍子!
そしてハモり開始!
笑顔で私達は手拍子しお互いを見つめ合う。
パチ、、パチ、、、
私達の手拍子と歌に合わせて礼拝客が一緒に手拍子をしてくれている人が出てきた。
嬉しい。1人でも2人でも心を掴むことが出来た。
曲が終わる頃手拍子をする人の人数も半数くらいに増えていた。
ノリが通じた!
もう一曲!!!
王子がピアノへ向かう。
前奏の後に私がソロだ。
「Hail Holy Queen enthroned above」
「oh Maria」
エミリアとキャサリンに主線率を引き継ぐ
「Hail Mother of Mercy and of love」
この曲は最初は大人しいんだよねー。
王子のピアノの変調が変わる
手拍子と足はステップを踏む
楽しく楽しく楽しく!!
さあ、礼拝客の手拍子が揃って来たぞ!
皆の顔が更に笑顔になっていく。
そうそう。この一体感がないとね!
「Salve Regina!!」
上流階級の皆様が笑顔になっている。
「Salve Regina!!!Ahーーーー!!」
ラストは弾けた高音で閉めた。
ダン!王子のピアノと共に歌が終わる。
1秒、2秒、凄く長く感じる。
反応良かったよね?
3秒。。。礼拝堂に集まる上流階級の方々からの拍手喝采。
私達は深くお辞儀をした。
「素晴らしかった」「新しい賛美歌!美しく楽しい!」「あの子達の声の美しい事!」「何て楽しいクリスマスなんだ」
ザワザワと聞こえる声は賞賛で成功したと見て良いよね。
顔を上げる。王と王妃が満面の笑みを浮かべて拍手をしている。
よっしゃー!!
他の人の親は解らないや。あっエミリアの好きな人?
笑顔で拍手してる。良かったー!!
「アリア音楽学院の皆さんありがとうございました。私の我儘にお付き合い頂きありがとうございます。」
大司教様が挨拶をされる。私達は大司教様へも深くお辞儀をした。
拍手喝采の中、控え室に戻る。
戻る通りで「良かったわよ」「素敵でしたわ」
と言う言葉を頂けた。
控え室の扉を閉める。
「お疲れさーん!!」
ハイタッチ!ハグ!喜びを分かち合う。
「やはり僕達って最強でしたね!」
そう言うクライスにビビってた癖に!!と皆の突っ込みが入る。
「あー!本当に緊張した!」
生徒会長が満面の笑顔を見せる。
「全然、緊張してないよーに見えたけど?」
「それは表のオンの顔。」
と笑う。今回の成功は本当に会長様のおかげでもある。彼が居てこそのOh happy day。
「会長ありがとう!」
王子が握手を求める。
会長はふふっと笑った。
「これからもたまには誘って良いですよ?」
そう言った。やったー!私達は会長にハグやら叩くやらでテンションが可笑しくなっていた。
「痛いってルナリー叩くな!」
本当に良かった!
制服に着替える。そう。この扉を開けたら皆の両親が待っているんだ。
「緊張するわね・・。」
キャサリンが言う。
歌う前と同じくらいの緊張。各家庭の評価が気になるそして怖い。
キャサリンが皆が揃ったのを見て扉を開けた。
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