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断罪上等!!
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生徒会長と生徒会役員2名とキャサリンの元友人の令嬢達。
そして私達の間には火花が散っているような雰囲気が流れていた。
「私は父の会社役員と筆頭株主の令嬢を連れて来られキャサリン様に虐められたと署名しないと父をクビにすると此方の令嬢に脅されました。私はキャサリン様には虐められた事はありません。」
エミリアが生徒会長に向かって堂々と発言したのを皮切りに8名も脅された経緯を話始めた。
主犯のライズ家の令嬢以外は顔色が青く倒れそうな者もいる。
「なるほど。父親の仕事をクビにするとね。やり方が汚いですねライズさん?」
生徒会長がチラっとライズ令嬢を見る。
ライズは顔色は変えず沈黙したままだ。
クライスが生徒会長の前に出る。
「会長、もう1つ報告宜しいですか?此方のライズさんはもう直ぐ王子の婚約者になれると御友人に言ってらしたそうですよ?」
その話を聞いた瞬間に顔色が赤くなった。恥ずかしさと言うより怒りの赤だ。
「王子の婚約者はキャサリンです。どうして婚約者になれるんでしょうか?謹慎処分の後で退学処分にされるからですかね?」
「あっ。この話は1ヶ月前くらいに言ってたそうですよ。計画的ですね。笑えます。」
クライスはにっこり笑って生徒会長を見た。
キャサリンの顔がショックそうだった。取り巻き令嬢がこんな計画を立てるなんてな。
「しっかりと理解しました。ライズさん?弁解しますか?」
生徒会長は淡々と答える。
「私も婚約者候補だったのよね。たった少しの家柄の違いだけでフラームが選ばれて。小学校、中学校は王子に寄ってくる女の子を虐めたりしてた癖に。そのせいで王子に嫌われていたとも知らないでさ。王子のフラームを見る顔見てたら婚約破棄も時間の問題だと思って、どんどん虐めさせるように煽ってやってたわ!」
「私が煽るとフラームは面白いくらい言う事聞いて虐めるのよ!」
そう言って笑い出した。
「それなのに此奴。この学院に入って急に良い子になったのよ。王子と婚約破棄まで後少しだったのに!!」
キッとキャサリンを睨みつける。
「やれやれお前、やっぱバカだな。」
私は呆れて呟く。
「何よクソ庶民の癖に!あんたよ!全てはあんたと付き合い出してからフラームは変わってしまった!」
此方を睨みつけ唇を噛み締めている。
別に怖くも何ともないけどな。
「お前みたいな奴、王子は婚約しねーよ。王子の好みじゃねーもん!!」
なあ?と王子を見る。
「ルナリーの言う通りだね。僕は例えキャサリンが謹慎になっても退学処分になっても婚約破棄何てしない!!」
王子はキッとライズを睨み言い放った。
「何故?何処が良いのよ?ただの財閥令嬢じゃない?私の方が顔も美しいし音楽の才能もあるのよ?」
「何故?簡単な事だよ。僕はキャサリンが好きだから。」
王子は少し照れながらハッキリと言った。
ライズの顔は苦痛に歪んでいた。
やったじゃねーか?!キャサリンの方を見ると。。あっ立ったま気絶してる。。。取り敢えずほっとくか。
「惚気はどうでも良いです。ではライズさんと貴女方の処分を決めます。」
会長は顔色1つ変えない。こいつ人間なんだろうかと思えてくる。
「キャサリン・フラームの謹慎処分は無しとします。代わりにビオレッタ・ライズを謹慎処分2週間。他の貴女方は謹慎処分1週間とします。あっこれ掲示板に張り出して下さい。」
生徒会長は役員に謹慎処分通知の書類を渡した。
サイボーグ生徒会長。私は心の中であだ名を付けた。
生徒会室を出た瞬間!!
「やったー!!!」
皆で叫び合う!
キャサリンは号泣し署名した生徒達も笑顔と涙でぐちゃぐちゃだ。
「フラーム様、本当にすみませんでした。」
グズグズに泣きながら生徒達がキャサリンに謝って行く。
「いいの。本当の事話してくれて。」
これからはコイツら庶民の事も時々気にかけとかねーとなと思う。虐められない様に護ろう。
ちなみにキャサリンは婚約破棄はしないと王子が言った時から嬉しすぎて気絶して記憶がないらしい。
王子、改めて告白しないと。こいつ解ってねーぞー!
そして私達の間には火花が散っているような雰囲気が流れていた。
「私は父の会社役員と筆頭株主の令嬢を連れて来られキャサリン様に虐められたと署名しないと父をクビにすると此方の令嬢に脅されました。私はキャサリン様には虐められた事はありません。」
エミリアが生徒会長に向かって堂々と発言したのを皮切りに8名も脅された経緯を話始めた。
主犯のライズ家の令嬢以外は顔色が青く倒れそうな者もいる。
「なるほど。父親の仕事をクビにするとね。やり方が汚いですねライズさん?」
生徒会長がチラっとライズ令嬢を見る。
ライズは顔色は変えず沈黙したままだ。
クライスが生徒会長の前に出る。
「会長、もう1つ報告宜しいですか?此方のライズさんはもう直ぐ王子の婚約者になれると御友人に言ってらしたそうですよ?」
その話を聞いた瞬間に顔色が赤くなった。恥ずかしさと言うより怒りの赤だ。
「王子の婚約者はキャサリンです。どうして婚約者になれるんでしょうか?謹慎処分の後で退学処分にされるからですかね?」
「あっ。この話は1ヶ月前くらいに言ってたそうですよ。計画的ですね。笑えます。」
クライスはにっこり笑って生徒会長を見た。
キャサリンの顔がショックそうだった。取り巻き令嬢がこんな計画を立てるなんてな。
「しっかりと理解しました。ライズさん?弁解しますか?」
生徒会長は淡々と答える。
「私も婚約者候補だったのよね。たった少しの家柄の違いだけでフラームが選ばれて。小学校、中学校は王子に寄ってくる女の子を虐めたりしてた癖に。そのせいで王子に嫌われていたとも知らないでさ。王子のフラームを見る顔見てたら婚約破棄も時間の問題だと思って、どんどん虐めさせるように煽ってやってたわ!」
「私が煽るとフラームは面白いくらい言う事聞いて虐めるのよ!」
そう言って笑い出した。
「それなのに此奴。この学院に入って急に良い子になったのよ。王子と婚約破棄まで後少しだったのに!!」
キッとキャサリンを睨みつける。
「やれやれお前、やっぱバカだな。」
私は呆れて呟く。
「何よクソ庶民の癖に!あんたよ!全てはあんたと付き合い出してからフラームは変わってしまった!」
此方を睨みつけ唇を噛み締めている。
別に怖くも何ともないけどな。
「お前みたいな奴、王子は婚約しねーよ。王子の好みじゃねーもん!!」
なあ?と王子を見る。
「ルナリーの言う通りだね。僕は例えキャサリンが謹慎になっても退学処分になっても婚約破棄何てしない!!」
王子はキッとライズを睨み言い放った。
「何故?何処が良いのよ?ただの財閥令嬢じゃない?私の方が顔も美しいし音楽の才能もあるのよ?」
「何故?簡単な事だよ。僕はキャサリンが好きだから。」
王子は少し照れながらハッキリと言った。
ライズの顔は苦痛に歪んでいた。
やったじゃねーか?!キャサリンの方を見ると。。あっ立ったま気絶してる。。。取り敢えずほっとくか。
「惚気はどうでも良いです。ではライズさんと貴女方の処分を決めます。」
会長は顔色1つ変えない。こいつ人間なんだろうかと思えてくる。
「キャサリン・フラームの謹慎処分は無しとします。代わりにビオレッタ・ライズを謹慎処分2週間。他の貴女方は謹慎処分1週間とします。あっこれ掲示板に張り出して下さい。」
生徒会長は役員に謹慎処分通知の書類を渡した。
サイボーグ生徒会長。私は心の中であだ名を付けた。
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「やったー!!!」
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「フラーム様、本当にすみませんでした。」
グズグズに泣きながら生徒達がキャサリンに謝って行く。
「いいの。本当の事話してくれて。」
これからはコイツら庶民の事も時々気にかけとかねーとなと思う。虐められない様に護ろう。
ちなみにキャサリンは婚約破棄はしないと王子が言った時から嬉しすぎて気絶して記憶がないらしい。
王子、改めて告白しないと。こいつ解ってねーぞー!
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