32 / 369
文化祭デート ちょっと進展する草食系達
しおりを挟む
誘ってしまった!!
ルナリーとルイスが警護人を倒した後のスッキリした気分の高揚した勢いで。。
何時も一緒に居るけれど改めて2人でって誘ったのは初めての事でしかも文化祭だし。嫌がっては居なかった。うん。
文化祭の2日目は街から露店の出店がある。見て回りたい。
「キャサリン!!」
笑顔で此方に向かってくる彼女に手を振る。
「お待たせしました。ジェファーソン様」
可愛い。髪をちょっと編み込んで髪飾りで止めている。
並んで歩くキャサリン。
「あの、似合ってるよ髪型」
そう言うと凄く嬉しそうな笑顔を見せた。本当にいつからこんなに可愛い笑顔を見せてくれる様になったんだろう。
露店のスイーツにはしゃぐキャサリン。可愛い。
一緒にジェラートを食べた。キャサリンはストロベリー、僕はグレープ。何方も美味しそう。
そう思った僕の心を読んだのか?
キャサリンがストロベリージェラートをスプーンですくって
「はい!」
と僕の前に差し出して来た。思わず驚いてしまったが笑顔に押されてパクっと食べた。冷たくて甘くて。。関節キスだ。。
顔が赤くなるのが解る。
「美味しいです」
そう答えるのが精一杯で。ドキドキ。あっ僕のもあげなきゃ。
グループジェラートをキャサリンにすくって顔の前に差し出す。
「あっ。ありがとうございます」
キャサリンもパクって食べてくれた。
お互いに顔が赤い。何とか誤魔化す様に他の露店を見て回った。
これ!似合いそうだなあ。でも、本物の金じゃないし。嫌がられるだろうか。安物を与える王子ってどうなんだろう。
そう言えば自分でキャサリンにプレゼント選んであげたことなかった。誕生日もクリスマスも執事やメイドに任せてた。ダメな婚約者だ。
だから怖いんだ。拒絶されるのが。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「明日の文化祭一緒に回ろう」
これは夢?いや幻?
もしかしたら走り過ぎて白昼夢を見たのかしらと思いつつも念の為に今日は髪を編んでみたりする。
居なかったら今日はどうしようと思っていると待ち人有り!
「お待たせしました!ジェファーソン様!」
あー。夢じゃなかったあ!
何を話したら良いか解らない。。そう思った時に髪型を褒めてくれた。
言葉が出ない程嬉しい。顔が赤くなるのが解る。恥ずかしい。
露店!そう露店を見よう!いっぱいある!
2人でジェラート屋さんに並ぶ。これはまさにデートよね。
ストロベリーとグレープ迷うなあ。ジェファーソン様がグレープなら私はストロベリーにしよう。
美味しい!好きな人と食べるジェラートって最高だ。
1度やってみたかった事がある。
でも所詮夢なのよねー。拒否されたら?
誤魔化そう!!何だか私、ルナリーに似てきたわ。そう思いながら、
「はい!」あーん!
思い切って王子に自分のジェラートを差し出した。
パクって。。
食べた。食べてくれた。心臓がバクバクする。
そして王子からも?!
「あっ、ありがとうございます」
もうそう言うのが精一杯で。冷たいジェラートを食べているのに顔が赤いのが解る。
王子も顔が赤いわ。これ関節キスって気づいてるわ!
そうだ。露店を見よう。顔を合わせられない。
ん?ジェファーソン様、何見てるんだろう?
・・・・・・・・・・・・・・・・
「ジェファーソン様?何見てるんですか?」
「わっ!キャサリン!」
「ごめんなさい。驚かせてしまって。。。あっ可愛い!」
小さなアクセサリーが沢山。
「えと。似合うかなあって。いや、要らないよね。安物だし!」
僕は必死で誤魔化す。
「欲しいです。。」
強請っちゃ不味いかな。小声で呟く。
「どれが良い?!」
「これとかどう?」
恐る恐る似合うかと思っていたネックレスを指さした。
「はい!凄く良いと思います!」
可愛い!ジェファーソン様が選んでくれた。
値段じゃないのよ!
僕は初めて自分でキャサリンにプレゼントを選んで渡せた。こんな露店の品なのに彼女が笑顔で嬉しい。
今度の誕生日は君の為に沢山時間をかけて選ぶから。
ジェファーソン様が似合うって言ってネックレスを買ってくれた。これはもう!恋人達のデート。幸せ過ぎる。倒れそう。。
ルナリーとルイスが警護人を倒した後のスッキリした気分の高揚した勢いで。。
何時も一緒に居るけれど改めて2人でって誘ったのは初めての事でしかも文化祭だし。嫌がっては居なかった。うん。
文化祭の2日目は街から露店の出店がある。見て回りたい。
「キャサリン!!」
笑顔で此方に向かってくる彼女に手を振る。
「お待たせしました。ジェファーソン様」
可愛い。髪をちょっと編み込んで髪飾りで止めている。
並んで歩くキャサリン。
「あの、似合ってるよ髪型」
そう言うと凄く嬉しそうな笑顔を見せた。本当にいつからこんなに可愛い笑顔を見せてくれる様になったんだろう。
露店のスイーツにはしゃぐキャサリン。可愛い。
一緒にジェラートを食べた。キャサリンはストロベリー、僕はグレープ。何方も美味しそう。
そう思った僕の心を読んだのか?
キャサリンがストロベリージェラートをスプーンですくって
「はい!」
と僕の前に差し出して来た。思わず驚いてしまったが笑顔に押されてパクっと食べた。冷たくて甘くて。。関節キスだ。。
顔が赤くなるのが解る。
「美味しいです」
そう答えるのが精一杯で。ドキドキ。あっ僕のもあげなきゃ。
グループジェラートをキャサリンにすくって顔の前に差し出す。
「あっ。ありがとうございます」
キャサリンもパクって食べてくれた。
お互いに顔が赤い。何とか誤魔化す様に他の露店を見て回った。
これ!似合いそうだなあ。でも、本物の金じゃないし。嫌がられるだろうか。安物を与える王子ってどうなんだろう。
そう言えば自分でキャサリンにプレゼント選んであげたことなかった。誕生日もクリスマスも執事やメイドに任せてた。ダメな婚約者だ。
だから怖いんだ。拒絶されるのが。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「明日の文化祭一緒に回ろう」
これは夢?いや幻?
もしかしたら走り過ぎて白昼夢を見たのかしらと思いつつも念の為に今日は髪を編んでみたりする。
居なかったら今日はどうしようと思っていると待ち人有り!
「お待たせしました!ジェファーソン様!」
あー。夢じゃなかったあ!
何を話したら良いか解らない。。そう思った時に髪型を褒めてくれた。
言葉が出ない程嬉しい。顔が赤くなるのが解る。恥ずかしい。
露店!そう露店を見よう!いっぱいある!
2人でジェラート屋さんに並ぶ。これはまさにデートよね。
ストロベリーとグレープ迷うなあ。ジェファーソン様がグレープなら私はストロベリーにしよう。
美味しい!好きな人と食べるジェラートって最高だ。
1度やってみたかった事がある。
でも所詮夢なのよねー。拒否されたら?
誤魔化そう!!何だか私、ルナリーに似てきたわ。そう思いながら、
「はい!」あーん!
思い切って王子に自分のジェラートを差し出した。
パクって。。
食べた。食べてくれた。心臓がバクバクする。
そして王子からも?!
「あっ、ありがとうございます」
もうそう言うのが精一杯で。冷たいジェラートを食べているのに顔が赤いのが解る。
王子も顔が赤いわ。これ関節キスって気づいてるわ!
そうだ。露店を見よう。顔を合わせられない。
ん?ジェファーソン様、何見てるんだろう?
・・・・・・・・・・・・・・・・
「ジェファーソン様?何見てるんですか?」
「わっ!キャサリン!」
「ごめんなさい。驚かせてしまって。。。あっ可愛い!」
小さなアクセサリーが沢山。
「えと。似合うかなあって。いや、要らないよね。安物だし!」
僕は必死で誤魔化す。
「欲しいです。。」
強請っちゃ不味いかな。小声で呟く。
「どれが良い?!」
「これとかどう?」
恐る恐る似合うかと思っていたネックレスを指さした。
「はい!凄く良いと思います!」
可愛い!ジェファーソン様が選んでくれた。
値段じゃないのよ!
僕は初めて自分でキャサリンにプレゼントを選んで渡せた。こんな露店の品なのに彼女が笑顔で嬉しい。
今度の誕生日は君の為に沢山時間をかけて選ぶから。
ジェファーソン様が似合うって言ってネックレスを買ってくれた。これはもう!恋人達のデート。幸せ過ぎる。倒れそう。。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載

【完結】内緒で死ぬことにした〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を、なぜわたしは生まれ変わったの?〜
たろ
恋愛
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であるカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
★内緒で死ぬことにした の最終話
キリアン君15歳から14歳
アイシャ11歳から10歳
に変更しました。
申し訳ありません。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる