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王子の誕生日パーティー②
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カイン、クライス、ジョージ、エミリアを発見!!
4人一緒に居た。
「ルイス、行こう!」
私は組んでいるルイスの腕をグイッと引っ張る。
「おっ。来てるじゃん!」
ルイスも笑顔になる。
「やっと会えたー!もう既に疲れた」
私がそう言うと4人は笑っている。
「私も此処は場違いだと。本当に沢山の方々が3人にご挨拶に来られるんですよお」
エミリアは半泣きしている。やはり御令嬢達にこの方は?等と聞かれまくったらしい。
「私はルイスの元婚約者に睨まれたのを腐れがと思いながら笑顔で切り抜けて来たし!」
思い出しただけでイライラする。思わず目付きも悪くなる。そんな私の顔を見てカインとクライスが幸せそうな顔をしていた。
誕生日パーティが始まった。
王子が堂々と挨拶をしている。その後方にはキャサリンも居た。
そして、ダンスパーティが始まる。王子とキャサリンがオーケストラの音楽に合わせて中央で踊る。
キャサリン上手いわ!凄く綺麗だ。
幸せそうだなあ。こっちも嬉しくなるぜ!
続いて財閥の方々が。。
「行くぞ」
まじっすかぁー!
婚約者の居ないクライスは妹と踊るらしい。
注目が怖い。気合いだ!押忍!ダンス上等!
「ルナリー」
ルイスがそっと腰に手を回す。当たり前なのだが恥ずかしい。
「今日は巻き込んで悪かった」
「全くだ。今度ツーリング連れてけよ」
ルイスはフフっと笑顔になる。私も釣られて笑顔になる。
やっぱダンス上手いな。上手くリードされて自分が上手くなった気がする。
無事に踊りきれた。
拍手が起きていた。笑顔と羨望と、、、嫉妬が刺さる。
会場の隅が落ち着く。
「ルイス、ありがとう。何とか踊れたー」
「お前、上手いな!昔から運動神経良かったもんな」
うんうん。と何か納得していた。
王子は御令嬢たちの相手をする事になっているのでキャサリンが此方にやって来た。
「お疲れ!」
「頑張ったー!王子モテすぎ!」
御令嬢達に睨みを効かせる事無く笑顔で頑張ったと言っていた。
きっと思いは届くと思う。キャサリン頑張ってるよ。
「ねぇ!ルイスとはどうなの?!」
キャサリンが耳打ちして来る。
「は?どうって?」
「婚約したの?」
何処からそうなる?
「してないし」
「噂になってたわよ!でも良いんじゃない?前世は友達だったんなら」
婚約者なしの財閥の御曹司が庶民を婚約者にしていると令嬢の間では格好のネタになっているそーな。
「おい!ルイス!私ら婚約してる事になってるらしいぞ?」
私はルイスに笑いかける
ルイスはちょっと照れたように笑いながら
「まっ、いーんじゃねーの?」
と言っていた。まっいっか。
「みんな!忘れてないでしょうね?」
キャサリンの計画!パーティ後に決行予定!
「勿論!楽しく祝いましょう」
私達はパーティが終わったら王子へ誕生日ソングを歌う事にしている。
昨日、誕生日パーティの準備で忙しく練習に王子が来なかったので急遽決めたのだ。
誕生日の普通の歌って実はなかなか無い。独唱曲も合唱曲もオペラのアリアもめでたい曲って案外少ない。
恋や結婚や悲恋、神への歌。何か違うんだよなあ。
そんな中、キャサリンは前世の日本の歌謡曲をボードウェン語に翻訳して提案して来た。私もルイスも知らなかったので死んだ後に流行った曲なのだろう。編曲とアレンジを加え完成させた。
簡単だけど楽しい曲だ。
作詞作曲キャサリンにしようとしたが作曲は今後出来ないから止めてと言われたので。作詞キャサリン、作曲ルイスとルナリー、編曲カイン、クライス、エミリア、ジョージとした。
王子、喜ぶぜー!!
4人一緒に居た。
「ルイス、行こう!」
私は組んでいるルイスの腕をグイッと引っ張る。
「おっ。来てるじゃん!」
ルイスも笑顔になる。
「やっと会えたー!もう既に疲れた」
私がそう言うと4人は笑っている。
「私も此処は場違いだと。本当に沢山の方々が3人にご挨拶に来られるんですよお」
エミリアは半泣きしている。やはり御令嬢達にこの方は?等と聞かれまくったらしい。
「私はルイスの元婚約者に睨まれたのを腐れがと思いながら笑顔で切り抜けて来たし!」
思い出しただけでイライラする。思わず目付きも悪くなる。そんな私の顔を見てカインとクライスが幸せそうな顔をしていた。
誕生日パーティが始まった。
王子が堂々と挨拶をしている。その後方にはキャサリンも居た。
そして、ダンスパーティが始まる。王子とキャサリンがオーケストラの音楽に合わせて中央で踊る。
キャサリン上手いわ!凄く綺麗だ。
幸せそうだなあ。こっちも嬉しくなるぜ!
続いて財閥の方々が。。
「行くぞ」
まじっすかぁー!
婚約者の居ないクライスは妹と踊るらしい。
注目が怖い。気合いだ!押忍!ダンス上等!
「ルナリー」
ルイスがそっと腰に手を回す。当たり前なのだが恥ずかしい。
「今日は巻き込んで悪かった」
「全くだ。今度ツーリング連れてけよ」
ルイスはフフっと笑顔になる。私も釣られて笑顔になる。
やっぱダンス上手いな。上手くリードされて自分が上手くなった気がする。
無事に踊りきれた。
拍手が起きていた。笑顔と羨望と、、、嫉妬が刺さる。
会場の隅が落ち着く。
「ルイス、ありがとう。何とか踊れたー」
「お前、上手いな!昔から運動神経良かったもんな」
うんうん。と何か納得していた。
王子は御令嬢たちの相手をする事になっているのでキャサリンが此方にやって来た。
「お疲れ!」
「頑張ったー!王子モテすぎ!」
御令嬢達に睨みを効かせる事無く笑顔で頑張ったと言っていた。
きっと思いは届くと思う。キャサリン頑張ってるよ。
「ねぇ!ルイスとはどうなの?!」
キャサリンが耳打ちして来る。
「は?どうって?」
「婚約したの?」
何処からそうなる?
「してないし」
「噂になってたわよ!でも良いんじゃない?前世は友達だったんなら」
婚約者なしの財閥の御曹司が庶民を婚約者にしていると令嬢の間では格好のネタになっているそーな。
「おい!ルイス!私ら婚約してる事になってるらしいぞ?」
私はルイスに笑いかける
ルイスはちょっと照れたように笑いながら
「まっ、いーんじゃねーの?」
と言っていた。まっいっか。
「みんな!忘れてないでしょうね?」
キャサリンの計画!パーティ後に決行予定!
「勿論!楽しく祝いましょう」
私達はパーティが終わったら王子へ誕生日ソングを歌う事にしている。
昨日、誕生日パーティの準備で忙しく練習に王子が来なかったので急遽決めたのだ。
誕生日の普通の歌って実はなかなか無い。独唱曲も合唱曲もオペラのアリアもめでたい曲って案外少ない。
恋や結婚や悲恋、神への歌。何か違うんだよなあ。
そんな中、キャサリンは前世の日本の歌謡曲をボードウェン語に翻訳して提案して来た。私もルイスも知らなかったので死んだ後に流行った曲なのだろう。編曲とアレンジを加え完成させた。
簡単だけど楽しい曲だ。
作詞作曲キャサリンにしようとしたが作曲は今後出来ないから止めてと言われたので。作詞キャサリン、作曲ルイスとルナリー、編曲カイン、クライス、エミリア、ジョージとした。
王子、喜ぶぜー!!
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