21 / 369
閑話 草食系男子と女子の眠れぬ夜
しおりを挟む
ジェファーソン様と1つ屋根の下。
別に一緒に寝ている訳ではないけれど何だか嬉しくて眠れない。
来月はジェファーソン様のお誕生日だ。勿論、パーティが開かれる。ドキドキで上手く踊れるかしら。
私、昔はどんな気持ちでパーティ出てたっけ?
周りに見せ付ける様に踊り、話し掛けてくる令嬢に睨みを効かせてたよね。。
「はぁー」
大きな溜息が出る。良く今まで婚約破棄され無かったと思う。ゲームのシナリオなのかも知れないけれど。
シナリオに無かった王子と結ばれる未来。どうかどうか叶いますように。
オタクじゃない人は2次元に恋する者を笑うけれど。前世から王子がずっと好きです。どうかどうか。婚約破棄されませんように。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
名前、名前、俺の名前。彼女の名前。
だー!全然思い出せねー!
俺は白特攻服で彼女を思い出した。顔はバッチリ覚えている。
じゃあ、俺は?
「お前誰だっけ?」
かあ。ショックと腹立たしさでゲンコツしちまうし。
反省しよう。
ツーリングってデートって事だよなあ。デートかあ。デートだ。
婚約。。。してくれねーかなあ。庶民だからなあ。親が何と言うか。そこは気合いで!!絶対!今世では結ばれてみせーる!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
来月は誕生日かあ。パーティの招待状誰に出すか決めないと。
何時もの親族と財閥関係者達と。やはりこの文化祭メンバーは呼びたいなあ。
友達と過ごす誕生日を未だに体験した事がない。王家ってそうなのかもしれないけれど。今年の誕生日は彼等全員と過ごせたら良いなあ。ルナリーとエミリアは来てくれるかな。パーティとか荷が重いだろうなあ。
でも、キャサリンと仲良くしてくれるし是非来て欲しい。
何時もパーティで僕が参列者の令嬢と踊る時詰まらなさそうにしていたキャサリン。婚約者なのに余り相手にしてあげられなくて申し訳無かった。友達と一緒ならキャサリンも退屈しないで済むだろう。
キャサリンって本当は僕の事どう思っているのかな?
親同士が決めた婚約者?
有り得るよなあ。昔は僕も何となく婚約してたけど。
最近、困った事に。否、困る事ではないのだけれど好きになってしまった。初恋って言うのかな。
気持ちを伝えるってどうするんだろう?伝えるのも相手の気持ちを聞くのも恐くてこのままでも良いかと思う日々。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
困りました。僕の性癖。クライスは溜息をつく。
最近。誰でも良いのか、ルイスの睨みにもゾクゾクしている自分がいる。
ルイスの舎弟にもなりたい!兄貴と呼びたい!!
ルイスは幼少期からの幼馴染なのに。何を今更。
昔からルイスはちょっと無鉄砲な所がありましたけど最近は本当に我が道を行く。姐さんと同じ匂いがする。僕の心をゾクゾクさせる人種なのだ。
僕と言いカインと言い何でこうなったのかなあ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして本作の主人公は頭の使い過ぎで爆睡しておりました。
別に一緒に寝ている訳ではないけれど何だか嬉しくて眠れない。
来月はジェファーソン様のお誕生日だ。勿論、パーティが開かれる。ドキドキで上手く踊れるかしら。
私、昔はどんな気持ちでパーティ出てたっけ?
周りに見せ付ける様に踊り、話し掛けてくる令嬢に睨みを効かせてたよね。。
「はぁー」
大きな溜息が出る。良く今まで婚約破棄され無かったと思う。ゲームのシナリオなのかも知れないけれど。
シナリオに無かった王子と結ばれる未来。どうかどうか叶いますように。
オタクじゃない人は2次元に恋する者を笑うけれど。前世から王子がずっと好きです。どうかどうか。婚約破棄されませんように。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
名前、名前、俺の名前。彼女の名前。
だー!全然思い出せねー!
俺は白特攻服で彼女を思い出した。顔はバッチリ覚えている。
じゃあ、俺は?
「お前誰だっけ?」
かあ。ショックと腹立たしさでゲンコツしちまうし。
反省しよう。
ツーリングってデートって事だよなあ。デートかあ。デートだ。
婚約。。。してくれねーかなあ。庶民だからなあ。親が何と言うか。そこは気合いで!!絶対!今世では結ばれてみせーる!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
来月は誕生日かあ。パーティの招待状誰に出すか決めないと。
何時もの親族と財閥関係者達と。やはりこの文化祭メンバーは呼びたいなあ。
友達と過ごす誕生日を未だに体験した事がない。王家ってそうなのかもしれないけれど。今年の誕生日は彼等全員と過ごせたら良いなあ。ルナリーとエミリアは来てくれるかな。パーティとか荷が重いだろうなあ。
でも、キャサリンと仲良くしてくれるし是非来て欲しい。
何時もパーティで僕が参列者の令嬢と踊る時詰まらなさそうにしていたキャサリン。婚約者なのに余り相手にしてあげられなくて申し訳無かった。友達と一緒ならキャサリンも退屈しないで済むだろう。
キャサリンって本当は僕の事どう思っているのかな?
親同士が決めた婚約者?
有り得るよなあ。昔は僕も何となく婚約してたけど。
最近、困った事に。否、困る事ではないのだけれど好きになってしまった。初恋って言うのかな。
気持ちを伝えるってどうするんだろう?伝えるのも相手の気持ちを聞くのも恐くてこのままでも良いかと思う日々。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
困りました。僕の性癖。クライスは溜息をつく。
最近。誰でも良いのか、ルイスの睨みにもゾクゾクしている自分がいる。
ルイスの舎弟にもなりたい!兄貴と呼びたい!!
ルイスは幼少期からの幼馴染なのに。何を今更。
昔からルイスはちょっと無鉄砲な所がありましたけど最近は本当に我が道を行く。姐さんと同じ匂いがする。僕の心をゾクゾクさせる人種なのだ。
僕と言いカインと言い何でこうなったのかなあ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして本作の主人公は頭の使い過ぎで爆睡しておりました。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです

親切なミザリー
みるみる
恋愛
第一王子アポロの婚約者ミザリーは、「親切なミザリー」としてまわりから慕われていました。
ところが、子爵家令嬢のアリスと偶然出会ってしまったアポロはアリスを好きになってしまい、ミザリーを蔑ろにするようになりました。アポロだけでなく、アポロのまわりの友人達もアリスを慕うようになりました。
ミザリーはアリスに嫉妬し、様々な嫌がらせをアリスにする様になりました。
こうしてミザリーは、いつしか親切なミザリーから悪女ミザリーへと変貌したのでした。
‥ですが、ミザリーの突然の死後、何故か再びミザリーの評価は上がり、「親切なミザリー」として人々に慕われるようになり、ミザリーが死後海に投げ落とされたという崖の上には沢山の花が、毎日絶やされる事なく人々により捧げられ続けるのでした。
※不定期更新です。

王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる