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宿題監禁?合宿
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はーい!ルナリーです!今、キャサリン家の別荘に皆で来ていまーす。
別荘は豪華で客室も広いし、ご飯を作ってくれる料理人さんやメイドさんもいまーす!何と窓からは海が見えるのー!!
ゴツっ!!!痛ってえええ!
ルイスにゲンコツを食らう
「さっさと宿題終わらせろ!」
はい。練習以外は見張り付きで宿題やらされております。
信用ならない私はキャサリンの家の別荘で監禁中
いや、練習合宿&強制宿題中
「ルイス、痛えよ!」
私は頭を押さえて睨み付ける。
「何で宿題やってねーんだよ!せめて少しくらい手つけてるもんだろ?」
さっき、前世でお前誰だっけ?と聞いてから特にスパルタになってきやがった。素直に聞いただけじゃーん。ルイスも自分の名前も私の前世の名前も忘れている癖に。絶対八つ当たりだ。
頑張れ私ー。早く歌いたいー。
とりあえず15歳までは真面目に生きてきたので勉強に着いて行けていない訳ではないのだがヤル気が。。。
はい。やります。すみません。
「ねーねー。ルイスー」
「あぁ?!」
ぐはぁ。怖ぇ。優しさの欠片くらい欲しい。
「頑張るからー。ご褒美くれ」
蔑むように睨まないでくれ。私はドMではない。
「ちぇ。いいよ。頑張るよ。。ツーリング連れてって欲しかったなあ。」
単車に乗りたくてたまらん。後ろでいいから乗りたい。
ブツブツ言いながら数学の問題を解いていく。
「行きたいなら。どっか行くか。宿題ちゃんと終わらせたら」
何故か後ろを向いてボソリとルイスが呟く。
「うぇーい!頑張ろーっと」
問題を解きながら鼻歌まで出てくる。テンションアップ。
私の見張りは1時間交代。
優しいエミリアちゃんが交代でやって来た。
「終わりそう?」
「うん。多分。。」
エミリアちゃんは心配そうに眺めている。どっかの誰かさんとは大違いだ。
良し、テンション上がっているので数学が何とか終わりそうな気配。
「ジョージ様は大丈夫でしょうかね?」
この監禁合宿にはジョージは参加していない。流石に誘拐事件の翌日だしなあ。
「身体弱いみたいだもんね」
そう言うとエミリアちゃんは心配そうにしていた。優しい子だ。
「交代するわよ」
もう1時間か!あと少しで数学終わるぞ。集中出来てる。
キャサリンが交代で来た。
「まさか終わってないとはねえ。」
キャサリンは昨日の私の爆弾発言から合宿を提案してくれた。
「すまねぇ。練習終わって帰って、ご飯食べたら自主練して寝るって生活してた。」
「まあ。いいわよ。1つ屋根の下にジェファーソン様がいるのよ」
ぽっと顔が赤くなる。
「ある意味利用っすね。キャサリンさん」
私はニヤリと微笑む。お主も悪よのお。。。
「悪役令嬢として転生して最初はどうしようかと思ったけど今は貴女が主人公で良かったと思ってるわ」
本当に嬉しそうだ。
「よーし!数学終わり!後は歴史と生物と音楽か」
まだまだあるなあ。他の学校よりは楽なんだろうけど。
「ところで、キャサリンって前世の名前何?」
キャサリンはまじまじと見詰めてきた。そして困った顔をして
「覚えてないのよー」
と溜息を付く。
「やっぱり皆、覚えてねぇんだなあ」
「ん?皆?」
「ああ。そうそう。ルイスも前世持ち。元暴走族で私の知り合いらいしよ」
「まじで?!」
キャサリン、王子、クライス、ルイスは幼少期から繋がりがある。カイン、ジョージは小学校からこの6人は学校がずっと一緒だそうな。
「最近、言葉使いがルナリーに似てきたってカインと話してたんだよね」
「あはははは。ウケるー。私も急に変わったからな」
「私も性格悪いお嬢様だったからねぇ。変わったと思われてるかもしれないわ」
キャサリンは良い方に変わったと思われてると思う。
取り巻きとだけ親しくし、王子以外の幼なじみの今の仲間とは会話も殆ど無かったそうだ。
自分がゲームの世界に転生したと記憶が戻ってから話し掛ける事が増えたと言っていた。
もうすぐ3時間か。そろそろ疲れて来たぞ。
「歴史が記憶がぐちゃぐちゃ過ぎる」
私は項垂れる。前世は殆ど勉強してなかったけど変な歴史上の人物がこの世界と混ざっているのだ。
えーと。歴代の王の名前。徳川家康とか居ねーよな。違うなー。覚えたよ。15歳までの期間に!
えー。645年に起こったボードウェン国の革命の名前。大化の改新!!いやいやいやいや。
「交代するわねー。頑張れー!」
キャサリンと交代でカインがやって来た。
歴史助けてくれー!
別荘は豪華で客室も広いし、ご飯を作ってくれる料理人さんやメイドさんもいまーす!何と窓からは海が見えるのー!!
ゴツっ!!!痛ってえええ!
ルイスにゲンコツを食らう
「さっさと宿題終わらせろ!」
はい。練習以外は見張り付きで宿題やらされております。
信用ならない私はキャサリンの家の別荘で監禁中
いや、練習合宿&強制宿題中
「ルイス、痛えよ!」
私は頭を押さえて睨み付ける。
「何で宿題やってねーんだよ!せめて少しくらい手つけてるもんだろ?」
さっき、前世でお前誰だっけ?と聞いてから特にスパルタになってきやがった。素直に聞いただけじゃーん。ルイスも自分の名前も私の前世の名前も忘れている癖に。絶対八つ当たりだ。
頑張れ私ー。早く歌いたいー。
とりあえず15歳までは真面目に生きてきたので勉強に着いて行けていない訳ではないのだがヤル気が。。。
はい。やります。すみません。
「ねーねー。ルイスー」
「あぁ?!」
ぐはぁ。怖ぇ。優しさの欠片くらい欲しい。
「頑張るからー。ご褒美くれ」
蔑むように睨まないでくれ。私はドMではない。
「ちぇ。いいよ。頑張るよ。。ツーリング連れてって欲しかったなあ。」
単車に乗りたくてたまらん。後ろでいいから乗りたい。
ブツブツ言いながら数学の問題を解いていく。
「行きたいなら。どっか行くか。宿題ちゃんと終わらせたら」
何故か後ろを向いてボソリとルイスが呟く。
「うぇーい!頑張ろーっと」
問題を解きながら鼻歌まで出てくる。テンションアップ。
私の見張りは1時間交代。
優しいエミリアちゃんが交代でやって来た。
「終わりそう?」
「うん。多分。。」
エミリアちゃんは心配そうに眺めている。どっかの誰かさんとは大違いだ。
良し、テンション上がっているので数学が何とか終わりそうな気配。
「ジョージ様は大丈夫でしょうかね?」
この監禁合宿にはジョージは参加していない。流石に誘拐事件の翌日だしなあ。
「身体弱いみたいだもんね」
そう言うとエミリアちゃんは心配そうにしていた。優しい子だ。
「交代するわよ」
もう1時間か!あと少しで数学終わるぞ。集中出来てる。
キャサリンが交代で来た。
「まさか終わってないとはねえ。」
キャサリンは昨日の私の爆弾発言から合宿を提案してくれた。
「すまねぇ。練習終わって帰って、ご飯食べたら自主練して寝るって生活してた。」
「まあ。いいわよ。1つ屋根の下にジェファーソン様がいるのよ」
ぽっと顔が赤くなる。
「ある意味利用っすね。キャサリンさん」
私はニヤリと微笑む。お主も悪よのお。。。
「悪役令嬢として転生して最初はどうしようかと思ったけど今は貴女が主人公で良かったと思ってるわ」
本当に嬉しそうだ。
「よーし!数学終わり!後は歴史と生物と音楽か」
まだまだあるなあ。他の学校よりは楽なんだろうけど。
「ところで、キャサリンって前世の名前何?」
キャサリンはまじまじと見詰めてきた。そして困った顔をして
「覚えてないのよー」
と溜息を付く。
「やっぱり皆、覚えてねぇんだなあ」
「ん?皆?」
「ああ。そうそう。ルイスも前世持ち。元暴走族で私の知り合いらいしよ」
「まじで?!」
キャサリン、王子、クライス、ルイスは幼少期から繋がりがある。カイン、ジョージは小学校からこの6人は学校がずっと一緒だそうな。
「最近、言葉使いがルナリーに似てきたってカインと話してたんだよね」
「あはははは。ウケるー。私も急に変わったからな」
「私も性格悪いお嬢様だったからねぇ。変わったと思われてるかもしれないわ」
キャサリンは良い方に変わったと思われてると思う。
取り巻きとだけ親しくし、王子以外の幼なじみの今の仲間とは会話も殆ど無かったそうだ。
自分がゲームの世界に転生したと記憶が戻ってから話し掛ける事が増えたと言っていた。
もうすぐ3時間か。そろそろ疲れて来たぞ。
「歴史が記憶がぐちゃぐちゃ過ぎる」
私は項垂れる。前世は殆ど勉強してなかったけど変な歴史上の人物がこの世界と混ざっているのだ。
えーと。歴代の王の名前。徳川家康とか居ねーよな。違うなー。覚えたよ。15歳までの期間に!
えー。645年に起こったボードウェン国の革命の名前。大化の改新!!いやいやいやいや。
「交代するわねー。頑張れー!」
キャサリンと交代でカインがやって来た。
歴史助けてくれー!
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