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皆に感謝。そして大ボケな私
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「敵だったらお前は援護な」
ルイスがボソリと呟く。
私は黙って頷く。
スーツの男性とは距離を取って立ち止まった。
「お前達はクライブ家の警護か?」
ルイスがそう聞いた瞬間スーツの男性は襲ってきた。
クライブ家警護人確定。そしてこの辺に長男いるな。
ルイスは2人を自分の方へ引き付ける。私も特殊警棒を構えた。
警護人強い。ルイスの攻撃を交わしてる。
「ルイス危ねぇ!」
後ろから殴り掛かろうとした警護人に飛び蹴りを入れた。
あー。タイマンになっちまったー。
ルイスは相手の攻撃を交わして此方へ応戦してくれる。相手の蹴りが太ももに入る。痛い。。久々に痛い。
「しぶといですね」
警護人がそう言うとシュパッと特殊警棒を出して来た。
流石にやばいよね。
クソ!避けられるし当たっても全然効いてない。
昔ならこんなヤツらと思う。多分、ルイスも同じ事考えている筈だ。この身体は弱い。。
警棒を避けて体制が崩れた。ヤバい!!!
パン!!!
と言う音と共に警護人がガクっと膝を付く。
後を振り返ると拳銃を構えた洗練されたスーツの男達3名。
「大丈夫ですか?」
スーツの男性は私の手を取る。
味方だ。助かったー!!
残りのスーツの男性が速やかに警護人を倒してくれた。
「マッケンジー様、バートリー家の者で御座います」
スーツの男性はルイスに頭を下げた。
「済まない。助かった。情報ではこの辺りの空きビルにクライブ家の長男が隠れている。捜してくれ」
ルイスは澄まし顔でクライスの警護人に命令を下している。
「畏まりました。ジェファーソン王子の私設兵にも連絡致します」
警護人達は一礼して立ち去った。
早く見付かると良いな。
「あー。クソ勝てなかったー!」
ルイスが空に向かって叫ぶ
「お互い鍛えようかルイス。。」
私も非常に悔しい。私は男と喧嘩する事は殆ど無かったがルイスは相当悔しいだろうな。
「ルナリー、お前さあ!!」
ルイスが物凄く睨んでいる。うわぁ。怒られるのかしらー。
「バカ!男に相手に何してんだ!何処やられた!?」
「腕と足。大丈夫だよ。打撲だ」
明日は青紫になっているだろう。
「バカバカバカアホ!!!」
「はい。すみません。。」
次は鍛えて挑みます。すみません。
「なあ、お前の特服って白だったよな?」
「そりゃ特攻隊長は白だろ」
「だよなー」
ルイスは満足そうだ。記憶が戻るって嬉しいもんだよなあ。
話をしていると王子の私設兵やバートリー家の警護人達が沢山集まって来た。フラーム家の警護人も居る。
皆、凄いし優しいよ。うんうん。
それから30分程でクライブ家の長男は私設兵によって確保されて出てきた。
「ジョージは?!」
私設兵がジョージを抱き抱えていた。
私達は駆け寄る
「おい!大丈夫か!?」
「怪我してないか?!」
「大丈夫ですよ。気を失っていらっしゃるだけです。」
ホッと胸を撫で下ろす。
「クライブ家の長男、1発殴りてぇ」
ルイスがボソリと呟いた。気持ち解る。
「マッケンジー様、今から警察に突き出しますのでダメですよ」
優しく私設兵に止められていた。
無事、ジョージは病院に送り届けられ犯人は警察へ。
クライブ病院潰れるんだろうなあ。
学校に戻った私達はようやくフィガロと庭師から解放された。
後半は恥ずかしさすらなかったが。
出来れば仮面はもう嫌だ。
「無事で良かったー!」
キャサリンとエミリアが抱きついてくる。2人の頭をグリグリ撫でといた。心配かけてすまん。
「皆さん私設兵に警護人の手配ありがとうございました!」
私は頭を下げる。
「助かった。感謝する」
ルイスも頭を下げていた。
皆、嬉しそうに笑っている。
一件落着!
夏休みも残り5日となった。夏休み明けから文化祭までの期間は時間をかけての練習も週末だけになる。
ジョージが1日でも早く復活してくれると良いな。
「残り5日!練習頑張ろー!おー!」
私は声をあげる。
「頑張ろー!」
皆、手をあげて声を揃える。
皆の笑顔を見て重大な事を思い出す。残り5日よね。
「ごめん。私、宿題やってないや、、」
ルイスがボソリと呟く。
私は黙って頷く。
スーツの男性とは距離を取って立ち止まった。
「お前達はクライブ家の警護か?」
ルイスがそう聞いた瞬間スーツの男性は襲ってきた。
クライブ家警護人確定。そしてこの辺に長男いるな。
ルイスは2人を自分の方へ引き付ける。私も特殊警棒を構えた。
警護人強い。ルイスの攻撃を交わしてる。
「ルイス危ねぇ!」
後ろから殴り掛かろうとした警護人に飛び蹴りを入れた。
あー。タイマンになっちまったー。
ルイスは相手の攻撃を交わして此方へ応戦してくれる。相手の蹴りが太ももに入る。痛い。。久々に痛い。
「しぶといですね」
警護人がそう言うとシュパッと特殊警棒を出して来た。
流石にやばいよね。
クソ!避けられるし当たっても全然効いてない。
昔ならこんなヤツらと思う。多分、ルイスも同じ事考えている筈だ。この身体は弱い。。
警棒を避けて体制が崩れた。ヤバい!!!
パン!!!
と言う音と共に警護人がガクっと膝を付く。
後を振り返ると拳銃を構えた洗練されたスーツの男達3名。
「大丈夫ですか?」
スーツの男性は私の手を取る。
味方だ。助かったー!!
残りのスーツの男性が速やかに警護人を倒してくれた。
「マッケンジー様、バートリー家の者で御座います」
スーツの男性はルイスに頭を下げた。
「済まない。助かった。情報ではこの辺りの空きビルにクライブ家の長男が隠れている。捜してくれ」
ルイスは澄まし顔でクライスの警護人に命令を下している。
「畏まりました。ジェファーソン王子の私設兵にも連絡致します」
警護人達は一礼して立ち去った。
早く見付かると良いな。
「あー。クソ勝てなかったー!」
ルイスが空に向かって叫ぶ
「お互い鍛えようかルイス。。」
私も非常に悔しい。私は男と喧嘩する事は殆ど無かったがルイスは相当悔しいだろうな。
「ルナリー、お前さあ!!」
ルイスが物凄く睨んでいる。うわぁ。怒られるのかしらー。
「バカ!男に相手に何してんだ!何処やられた!?」
「腕と足。大丈夫だよ。打撲だ」
明日は青紫になっているだろう。
「バカバカバカアホ!!!」
「はい。すみません。。」
次は鍛えて挑みます。すみません。
「なあ、お前の特服って白だったよな?」
「そりゃ特攻隊長は白だろ」
「だよなー」
ルイスは満足そうだ。記憶が戻るって嬉しいもんだよなあ。
話をしていると王子の私設兵やバートリー家の警護人達が沢山集まって来た。フラーム家の警護人も居る。
皆、凄いし優しいよ。うんうん。
それから30分程でクライブ家の長男は私設兵によって確保されて出てきた。
「ジョージは?!」
私設兵がジョージを抱き抱えていた。
私達は駆け寄る
「おい!大丈夫か!?」
「怪我してないか?!」
「大丈夫ですよ。気を失っていらっしゃるだけです。」
ホッと胸を撫で下ろす。
「クライブ家の長男、1発殴りてぇ」
ルイスがボソリと呟いた。気持ち解る。
「マッケンジー様、今から警察に突き出しますのでダメですよ」
優しく私設兵に止められていた。
無事、ジョージは病院に送り届けられ犯人は警察へ。
クライブ病院潰れるんだろうなあ。
学校に戻った私達はようやくフィガロと庭師から解放された。
後半は恥ずかしさすらなかったが。
出来れば仮面はもう嫌だ。
「無事で良かったー!」
キャサリンとエミリアが抱きついてくる。2人の頭をグリグリ撫でといた。心配かけてすまん。
「皆さん私設兵に警護人の手配ありがとうございました!」
私は頭を下げる。
「助かった。感謝する」
ルイスも頭を下げていた。
皆、嬉しそうに笑っている。
一件落着!
夏休みも残り5日となった。夏休み明けから文化祭までの期間は時間をかけての練習も週末だけになる。
ジョージが1日でも早く復活してくれると良いな。
「残り5日!練習頑張ろー!おー!」
私は声をあげる。
「頑張ろー!」
皆、手をあげて声を揃える。
皆の笑顔を見て重大な事を思い出す。残り5日よね。
「ごめん。私、宿題やってないや、、」
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