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主人公はハイスペック。まじですまねぇ
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課題曲は「カロ・ミオ・ベン」
良い曲だ。
「キャサリン、下手くそ」
思わずサクッと悪口が。王子と比べるのは悪いが差があり過ぎる。
「私、才能ないのよ!」
必死で楽譜を見ながら弾く
素人ではないけど初見じゃないんだから。王子と同じクラスになりたかったんだろうなあ。
「しゃーねーなあ」
私はピアノも弾ける。記憶戻る前にピアノもそこそこやってきた。
「何よ!主人公ハイスペック過ぎる」
キャサリンはかなりショックを受けたようだ。すまねえ。
「お前、歌ってみろ」
キャサリンは戸惑っていたが無理矢理やらせる
アルトだな。質は悪くない。
「ほら!喉開く!腹から声出す!」
発声練習してない割には声出てるじゃん
こいつピアノより向いてそうだな
「良し、私と合わせるぞ!」
伴奏をしながらソプラノパートで歌う。
ハモリ悪くない
「楽しかったろ?」
私が言うとキャサリンが笑顔になった
可愛いじゃねーか!
「これ連弾曲じゃないけど一緒に弾こうか。そして一緒に歌う」
あっ。一応、先生に確認しとくか。成績だけは大事だからなー
「貴女って変わってるわよね」
キャサリンがボソッと呟く
「そりゃ。普通じゃないよ?暴走族だったし」
と言うと、うわぁと呆れたような怯えたような目で見られた
「私は引きこもりだったの」
恥ずかしそうにキャサリンが言う
「?その単語知らねー」
「ルナリーはいつ頃?いつ頃死んだの?」
「1983年に族に入ったから?その後か?覚えてないっす」
目をパチパチさせている
「お母さん達の時代だわ。。転生時期にそんな差があるのね」
そっか。やっぱし乙女ゲームは未来のやつなんだなあ
「私は2018年頃に死んだと思う。覚えてないけど」
「ノストラダムスの予言外れたんだなあ。絶対、世界滅びると思ってた」
私がそう言うとキャサリンにきょとんとされた。うわー。知らねーのかノストラダムス。
「滅びちゃえば良かったのにね」
さらっと恐い発言をするキャサリンは生前は心が病んでたそうだ。なるべくこいつには優しくしてやらねーとな。
でも、こいつの顔見てたら仲間思い出すくらい喧嘩上等な顔してるんだよなあ。
「何よ!」
キャサリンが不満そうな顔する
「ほらその顔!キツイって!笑顔で居ろよ!」
全く、その顔は逆に羨ましいよ。直ぐ番長に慣れそうだし。
残り4日間みっちり練習した。
キャサリンは低音の良い声してる。いざ本番!合同実習発表会に挑む。上等!
良い曲だ。
「キャサリン、下手くそ」
思わずサクッと悪口が。王子と比べるのは悪いが差があり過ぎる。
「私、才能ないのよ!」
必死で楽譜を見ながら弾く
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「しゃーねーなあ」
私はピアノも弾ける。記憶戻る前にピアノもそこそこやってきた。
「何よ!主人公ハイスペック過ぎる」
キャサリンはかなりショックを受けたようだ。すまねえ。
「お前、歌ってみろ」
キャサリンは戸惑っていたが無理矢理やらせる
アルトだな。質は悪くない。
「ほら!喉開く!腹から声出す!」
発声練習してない割には声出てるじゃん
こいつピアノより向いてそうだな
「良し、私と合わせるぞ!」
伴奏をしながらソプラノパートで歌う。
ハモリ悪くない
「楽しかったろ?」
私が言うとキャサリンが笑顔になった
可愛いじゃねーか!
「これ連弾曲じゃないけど一緒に弾こうか。そして一緒に歌う」
あっ。一応、先生に確認しとくか。成績だけは大事だからなー
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キャサリンがボソッと呟く
「そりゃ。普通じゃないよ?暴走族だったし」
と言うと、うわぁと呆れたような怯えたような目で見られた
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恥ずかしそうにキャサリンが言う
「?その単語知らねー」
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「お母さん達の時代だわ。。転生時期にそんな差があるのね」
そっか。やっぱし乙女ゲームは未来のやつなんだなあ
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私がそう言うとキャサリンにきょとんとされた。うわー。知らねーのかノストラダムス。
「滅びちゃえば良かったのにね」
さらっと恐い発言をするキャサリンは生前は心が病んでたそうだ。なるべくこいつには優しくしてやらねーとな。
でも、こいつの顔見てたら仲間思い出すくらい喧嘩上等な顔してるんだよなあ。
「何よ!」
キャサリンが不満そうな顔する
「ほらその顔!キツイって!笑顔で居ろよ!」
全く、その顔は逆に羨ましいよ。直ぐ番長に慣れそうだし。
残り4日間みっちり練習した。
キャサリンは低音の良い声してる。いざ本番!合同実習発表会に挑む。上等!
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