ヤンキー乙女ゲームの主人公になる!虐め?上等!夜露死苦!

美浪

文字の大きさ
上 下
3 / 369

自由気まま!だってヤンキーだから♪

しおりを挟む
制服を改造したい。

スカート長くしたい。


ずっとこの可愛い制服で過ごすと思うと憂鬱になる。


そうだ!!刺繍をしよう!

制服の裏地は刺繍よねー。

日本語ならバレないよな文字は何にしよう


紅夜叉特攻隊長かな。とりあえず

チクチク刺繍をしていく。手先は昔から器用なのだ!


夜遅くまでやっていたので眠い。授業中寝てていいか


「ウェールズさん、顔色が悪いよ。保健室行きなよ」

いや、眠いだけです。でも、ベッドで寝れるのは良いよな。

「おー。ちょっと寝てくるわ」

クライスはまた驚いた顔をしていたが気にする事はねーよなー。


保健室に行って少し体調不良の演技をすると寝かせてくれた。

「あー。ねっむー」

爆睡させて貰った。どうやら隣のベッドにも寝てた奴が居たようで起きたら話しかけてきた。


「君も具合い悪いの?」

本当に体調悪そうな美少年だった。

「あっ。ああそうだよ」

イビキかいてなかったよな。あっ涎ついてる。


美少年はピアノ科の1年生でジョージ・アンダーソンと言うらしい。身体が子供の頃から弱いとか色々話をしてきた。


乙女ゲーム?と言うやつは自動的に男が寄ってくるんだなあ

しかし全く興味が湧かない


「まー。元気出せよ!しっかり飯食って寝ろ!そして運動しろ!そしたら元気になるよ」

とアドバイスしたら呆気に取られていた。

言葉使いが記憶を取り戻す前に戻れそうにないです。



寝てすっかり元気になった所で昼飯だー!

何かお洒落な中庭で弁当を広げる。

お母様お手製お弁当は可愛らしく物足りたい。。

牛丼食いたいなあ


ん?何だあいつら?

カツアゲかな?


集団でカツアゲとかダサいって。眺めているとどうやら様子が違うようだ。

「ちっ!苛めかよ」

私は囲まれて泣きそうな女の子の元へ向かう


聞こえてきたのはまた

「庶民の癖に!」

「フルート何て庶民が弾くものではないわ!」


また庶民かよ。金持ちは語彙力ねーのかね


苛めの首謀者らしい女の肩を後ろからグッと掴む

「おい!何やってんだ?」

睨みを利かす

「何よ貴方!私を誰だと思っているのよ!」

「知らん。お前こそ何だ集団苛めか?馬鹿女」

肩に更に力を込める


「痛い!離しなさいよ!」

此奴引かねーなー

「ほらよ!」

肩を離して壁にポンと突き放す


ダン!!壁ドンだ。80年代は威圧行動なんだよ!

「お嬢ちゃん、お痛が過ぎるとやっちゃうよー?」

顔がすっかり怯えている


「行きますわよ!覚えてらっしゃい!」

昨日の金持ち令嬢の様にそそくさと逃げて行ってしまった。

1発殴らせろ

昨日からどいつもこいつも詰まらん


「大丈夫か?」

あー。ビビらせたか。

「ありがとうございました」

ちょっと涙目な彼女。悪い事をした。


「ごめんな。追い払う為だったんだけど怖かったよな」

「いえ。カッコよかったです。私、エミリア・ブラウンです。管楽器科の1年です」

涙目からの笑顔が可愛い子だった。

この子もうちと同じ中流家庭らしい


金持ちより庶民は努力と才能で入学してるから目障りなんだろーなー。

「私はルナリー・ウェールズ!宜しくな!」


エミリアと私は友達になった。



その時カインが熱い視線を送っていた事はまだ知らない。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

ある王国の王室の物語

朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。 顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。 それから 「承知しました」とだけ言った。 ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。 それからバウンドケーキに手を伸ばした。 カクヨムで公開したものに手を入れたものです。

婚約破棄されなかった者たち

ましゅぺちーの
恋愛
とある学園にて、高位貴族の令息五人を虜にした一人の男爵令嬢がいた。 令息たちは全員が男爵令嬢に本気だったが、結局彼女が選んだのはその中で最も地位の高い第一王子だった。 第一王子は許嫁であった公爵令嬢との婚約を破棄し、男爵令嬢と結婚。 公爵令嬢は嫌がらせの罪を追及され修道院送りとなった。 一方、選ばれなかった四人は当然それぞれの婚約者と結婚することとなった。 その中の一人、侯爵令嬢のシェリルは早々に夫であるアーノルドから「愛することは無い」と宣言されてしまい……。 ヒロインがハッピーエンドを迎えたその後の話。

【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。

氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。 私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。 「でも、白い結婚だったのよね……」 奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。 全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。 一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。 断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?

こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。 「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」 そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。 【毒を検知しました】 「え?」 私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。 ※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです

わたしを捨てた騎士様の末路

夜桜
恋愛
 令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。  ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。 ※連載

親切なミザリー

みるみる
恋愛
第一王子アポロの婚約者ミザリーは、「親切なミザリー」としてまわりから慕われていました。 ところが、子爵家令嬢のアリスと偶然出会ってしまったアポロはアリスを好きになってしまい、ミザリーを蔑ろにするようになりました。アポロだけでなく、アポロのまわりの友人達もアリスを慕うようになりました。 ミザリーはアリスに嫉妬し、様々な嫌がらせをアリスにする様になりました。 こうしてミザリーは、いつしか親切なミザリーから悪女ミザリーへと変貌したのでした。 ‥ですが、ミザリーの突然の死後、何故か再びミザリーの評価は上がり、「親切なミザリー」として人々に慕われるようになり、ミザリーが死後海に投げ落とされたという崖の上には沢山の花が、毎日絶やされる事なく人々により捧げられ続けるのでした。 ※不定期更新です。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます

結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】 ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

処理中です...