17 / 47
第五話「クライムアワー~都市伝説捜査譚~」
5-1.クライムアワー~都市伝説捜査譚~
しおりを挟む
トゥルルルル……。
電話の着信を示す音が鳴り響く。
日も沈み切り、夜になろうかという時間帯。自分の部屋に戻ろうとしていた駆人は、廊下に置いてある電話機の受話器を手に取った。
「はい」
「七生さんのお宅ですか。駆人君はいますか」
見知った声に丁寧な口調、しかしいつもよりワントーン声が高い気がする。この感じは。
「あ、空子さんですか?駆人です」
「なんじゃ。カルトじゃったか。わしじゃよ。天子じゃよ」
果たして電話の相手は、化け狐の天子だった。天子から電話がかかってくるのは初めてだ。というか電話番号を把握されてるのか。
「天子様でしたか。電話口だと空子さんみたいになるんですね」
「やかましい。ごほん。要件に入るぞ。明日はうちに来れるのかの?」
一つ咳ばらいを置いて本題に入る声は、いつもの天子のものだ。
「はい。行けますよ。でも、いつもは電話なんかしてきませんよね?何かあるんですか」
「うむ。明日は仕事を頼みたくてな。別の場所で集合じゃ」
続けて集合場所と時間を告げる。
「……、分かりました。あと、明日あった時に僕の携帯電話の番号教えますね」
「なんじゃ、持っちょったのか。まあ、とにかく明日は頼むぞ。じゃあな。早めに寝るんじゃぞ」
ガチャリ。
電話が切れた後に思い出されるのは、最初に電話に出た時の天子の声。いつもと違う丁寧な口調の天子が何だか面白かった。
翌日。
天子から聞いた場所は、駆人の自宅からはそれなりに離れた別の住宅街。待ち合わせ場所の、その住宅街の端にあるコンビニに向かうと、天子が立っていた。
「お待たせしました。この近くに出たんですか?」
「出た……、というか。まあ行って見てみるのが早いじゃろうな」
挨拶もそこそこに、天子の案内で住宅街に入っていく。少し進んで角を曲がると、奥まったところに何やらテープが張られている。『立入禁止』と書かれているそれの前には何人か警察官が立っていて、パトカーも来ているようだ。物々しい雰囲気は正に……。
「さ、殺人現場か何かですか」
「みたいなもんじゃな。どれ」
天子は立っている警察官に一言二言話すと、テープをくぐって中に入る。そして駆人にこっちに来るようにと手を振った。ということはこの中に都市伝説がいるのだろうか。駆人はこちらを物珍しそうに見る警察官に軽く頭を下げながら、テープの中へと入っていった。
テープの中に入ると、テレビの刑事ドラマのようにあちらこちらで忙しなく人が動いている。なにやら地面を調べている人もいる。確か鑑識とかいうのだろう。やはり何かしらの事件の現場なのは間違いないらしい。
天子はその中の指示を出しているらしい初老の男性に声をかける。
「おう。やっとるか」
「ん。天子様か。お呼びだてして申し訳ない」
「うむ。早速じゃが、この件が怪奇事件というのは間違いなそうか?」
「ああ。それも単なる怪奇事件じゃなさそうだ」
二人は何やら難しい顔で話し込んでいる。ふと、男の方が駆人の存在に気付く。
「天子様。彼が噂の少年ですか」
「おお、そうじゃったな。カルト、こっちへ来い」
「あ、はい」
「こやつがわしらの仕事を手伝ってくれちょるカルトじゃ」
「初めまして、七生駆人です」
「なるほど、君が。俺は月岡誠だ。よろしくな」
そう挨拶してワイシャツの袖をまくった手を差し出す。駆人は握手に応じた。ごつごつとして大きな手だ。
「あの、警察の方なんですよね。都市伝説の担当なんですか」
「ああ」
その問いに誠は、手を額に辺りにあげてはきはきとした口調で答える。
「四葉署『怪奇現象犯罪対策課』、月岡誠であります!……、てか?」
「怪奇現象犯罪?そんなのがあるんですか」
駆人は特に警察に詳しいわけではないとはいえ、そんな部署は聞いたことがない。天子は誠のしゃべり方が面白かったのか、後ろで笑い転げている。
「基本的には秘密にされているからな。警察内部でも関わらない奴の中には知らない奴もいる」
「そうなんですか」
「そうだ。ま、一般市民には、税金で成り立ってる警察が、お化け追っかけまわしてます。なんて言えないからな」
「あ、なるほど……」
最近の都市伝説の被害は、あくまで『人に見える怪異』であるから多少騒ぎになっているわけだ。普段の怪奇現象はほとんどの人には見えず、被害だけが残るから、あくまで秘密にしておけるのだろう。
「つっても、大層なことを言っちゃあいるが、結局俺らも君と同じ霊感があるだけの人間だ。おかしな事件が起きた時に怪奇犯罪であることを突き止めたら、そこの天子様とか、プロの怪奇ハンターに頼まなくちゃいけないわけだがな」
「それでも、ここにいる人はみんな霊感を持ってるんですか?」
「いや、ここに来ている中では、俺ともう一人だけだ。持ってない奴にも現場や被害者を調べてもらっている」
そこまで言うと、あたりを調べている人の中の一人に声をかける。
「真紀奈。ちょっとこっちきてくれ」
真の声に反応して、その中から一人、こちらに向かってくる。警察の制服を着た……、少女?
「はーい!何か御用ですか?」
「前に伝えておいた天子様の所の少年だ」
「ははー。あなたが噂の都市伝説キラーですか!あっ、申し遅れました。私の名前は牧島真紀奈!怪奇現象犯罪対策課所属です!」
コロコロと表情を変えながら自己紹介をする少女は、どう見ても駆人より年下、中学生くらいに見える。
「さっき言った、霊感があるもう一人だ」
誠がそう紹介するなら警察であることは間違いないのだろうが、それにしてはずいぶん幼い。
「いやん。あんまり見つめられるとマキナ困っちゃいますよう」
「あっ、いや」
少し凝視しすぎた。慌てて目線をそらす。
「あの、僕は七生駆人です。よろしくお願いします」
「カルトさんですね!よろしくおねがいします!」
ぴょこぴょこと体を動かしながら元気にしゃべる。ただ単に童顔の人なのだろうか。ただ、駆人の周りには年齢と外見の合わない人も多い。天子はあれで221歳だ。そういう類の、要は人ではない可能性もある。
少し訝し気な顔をしていると、俊介がその雰囲気を察したようだ。
「なんでこんなガキが警察の恰好してこんなところにいるんだ、とか思ってんだろ?」
図星。
「その辺のことも含めて色々教えてやってくれ。長い付き合いになりそうだからな」
「はい!」
くるりと一回転。
「実は、マキナは怪奇現象犯罪解決のためのロボットなんです!」
なるほど、そうきたか。
電話の着信を示す音が鳴り響く。
日も沈み切り、夜になろうかという時間帯。自分の部屋に戻ろうとしていた駆人は、廊下に置いてある電話機の受話器を手に取った。
「はい」
「七生さんのお宅ですか。駆人君はいますか」
見知った声に丁寧な口調、しかしいつもよりワントーン声が高い気がする。この感じは。
「あ、空子さんですか?駆人です」
「なんじゃ。カルトじゃったか。わしじゃよ。天子じゃよ」
果たして電話の相手は、化け狐の天子だった。天子から電話がかかってくるのは初めてだ。というか電話番号を把握されてるのか。
「天子様でしたか。電話口だと空子さんみたいになるんですね」
「やかましい。ごほん。要件に入るぞ。明日はうちに来れるのかの?」
一つ咳ばらいを置いて本題に入る声は、いつもの天子のものだ。
「はい。行けますよ。でも、いつもは電話なんかしてきませんよね?何かあるんですか」
「うむ。明日は仕事を頼みたくてな。別の場所で集合じゃ」
続けて集合場所と時間を告げる。
「……、分かりました。あと、明日あった時に僕の携帯電話の番号教えますね」
「なんじゃ、持っちょったのか。まあ、とにかく明日は頼むぞ。じゃあな。早めに寝るんじゃぞ」
ガチャリ。
電話が切れた後に思い出されるのは、最初に電話に出た時の天子の声。いつもと違う丁寧な口調の天子が何だか面白かった。
翌日。
天子から聞いた場所は、駆人の自宅からはそれなりに離れた別の住宅街。待ち合わせ場所の、その住宅街の端にあるコンビニに向かうと、天子が立っていた。
「お待たせしました。この近くに出たんですか?」
「出た……、というか。まあ行って見てみるのが早いじゃろうな」
挨拶もそこそこに、天子の案内で住宅街に入っていく。少し進んで角を曲がると、奥まったところに何やらテープが張られている。『立入禁止』と書かれているそれの前には何人か警察官が立っていて、パトカーも来ているようだ。物々しい雰囲気は正に……。
「さ、殺人現場か何かですか」
「みたいなもんじゃな。どれ」
天子は立っている警察官に一言二言話すと、テープをくぐって中に入る。そして駆人にこっちに来るようにと手を振った。ということはこの中に都市伝説がいるのだろうか。駆人はこちらを物珍しそうに見る警察官に軽く頭を下げながら、テープの中へと入っていった。
テープの中に入ると、テレビの刑事ドラマのようにあちらこちらで忙しなく人が動いている。なにやら地面を調べている人もいる。確か鑑識とかいうのだろう。やはり何かしらの事件の現場なのは間違いないらしい。
天子はその中の指示を出しているらしい初老の男性に声をかける。
「おう。やっとるか」
「ん。天子様か。お呼びだてして申し訳ない」
「うむ。早速じゃが、この件が怪奇事件というのは間違いなそうか?」
「ああ。それも単なる怪奇事件じゃなさそうだ」
二人は何やら難しい顔で話し込んでいる。ふと、男の方が駆人の存在に気付く。
「天子様。彼が噂の少年ですか」
「おお、そうじゃったな。カルト、こっちへ来い」
「あ、はい」
「こやつがわしらの仕事を手伝ってくれちょるカルトじゃ」
「初めまして、七生駆人です」
「なるほど、君が。俺は月岡誠だ。よろしくな」
そう挨拶してワイシャツの袖をまくった手を差し出す。駆人は握手に応じた。ごつごつとして大きな手だ。
「あの、警察の方なんですよね。都市伝説の担当なんですか」
「ああ」
その問いに誠は、手を額に辺りにあげてはきはきとした口調で答える。
「四葉署『怪奇現象犯罪対策課』、月岡誠であります!……、てか?」
「怪奇現象犯罪?そんなのがあるんですか」
駆人は特に警察に詳しいわけではないとはいえ、そんな部署は聞いたことがない。天子は誠のしゃべり方が面白かったのか、後ろで笑い転げている。
「基本的には秘密にされているからな。警察内部でも関わらない奴の中には知らない奴もいる」
「そうなんですか」
「そうだ。ま、一般市民には、税金で成り立ってる警察が、お化け追っかけまわしてます。なんて言えないからな」
「あ、なるほど……」
最近の都市伝説の被害は、あくまで『人に見える怪異』であるから多少騒ぎになっているわけだ。普段の怪奇現象はほとんどの人には見えず、被害だけが残るから、あくまで秘密にしておけるのだろう。
「つっても、大層なことを言っちゃあいるが、結局俺らも君と同じ霊感があるだけの人間だ。おかしな事件が起きた時に怪奇犯罪であることを突き止めたら、そこの天子様とか、プロの怪奇ハンターに頼まなくちゃいけないわけだがな」
「それでも、ここにいる人はみんな霊感を持ってるんですか?」
「いや、ここに来ている中では、俺ともう一人だけだ。持ってない奴にも現場や被害者を調べてもらっている」
そこまで言うと、あたりを調べている人の中の一人に声をかける。
「真紀奈。ちょっとこっちきてくれ」
真の声に反応して、その中から一人、こちらに向かってくる。警察の制服を着た……、少女?
「はーい!何か御用ですか?」
「前に伝えておいた天子様の所の少年だ」
「ははー。あなたが噂の都市伝説キラーですか!あっ、申し遅れました。私の名前は牧島真紀奈!怪奇現象犯罪対策課所属です!」
コロコロと表情を変えながら自己紹介をする少女は、どう見ても駆人より年下、中学生くらいに見える。
「さっき言った、霊感があるもう一人だ」
誠がそう紹介するなら警察であることは間違いないのだろうが、それにしてはずいぶん幼い。
「いやん。あんまり見つめられるとマキナ困っちゃいますよう」
「あっ、いや」
少し凝視しすぎた。慌てて目線をそらす。
「あの、僕は七生駆人です。よろしくお願いします」
「カルトさんですね!よろしくおねがいします!」
ぴょこぴょこと体を動かしながら元気にしゃべる。ただ単に童顔の人なのだろうか。ただ、駆人の周りには年齢と外見の合わない人も多い。天子はあれで221歳だ。そういう類の、要は人ではない可能性もある。
少し訝し気な顔をしていると、俊介がその雰囲気を察したようだ。
「なんでこんなガキが警察の恰好してこんなところにいるんだ、とか思ってんだろ?」
図星。
「その辺のことも含めて色々教えてやってくれ。長い付き合いになりそうだからな」
「はい!」
くるりと一回転。
「実は、マキナは怪奇現象犯罪解決のためのロボットなんです!」
なるほど、そうきたか。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
東遊鬼(とうゆうき)
碧井永
キャラ文芸
巫祝(ふしゅく)とは、摩訶不思議の方術(ほうじゅつ)を駆使する者のこと。
隠形法(おんぎょうほう)や召鬼法(しょうきほう)などの術の執行者であり、本草学(ほんぞうがく)をはじめとする膨大な知識を蓄えている巫祝・羽張(はばり)龍一郎(りゅういちろう)は、これまでに祓ってきた多くの「鬼(き)」を役鬼(やくき)として使役している。
過去に財をきずいた龍一郎は現在、巫蠱呪(ふこじゅ)で使役しているウサギと仲よく同居中。
人語を解してしゃべるウサギと好物のたい焼を取り合ってケンカをし、鬼を制御するための水盤をひっくり返してしまった龍一郎は、逃げてしまった鬼を捕まえて劾鬼術(がいきじゅつ)をかけなおす日々をおくっている。
【第一話】自称・ライターの各務理科(かがみりか)がもたらした大学生・久多羅木紲(くたらぎきずな)の情報をもとに、雨のごとく金が降る幻を見せる鬼を追う。
【第二話】理科からペア宿泊券を譲り受けた龍一郎。旅先で、高校生・田井村鈴鹿(たいむらすずか)から女性が誘拐されて妊娠させられている話を聞き、苦手とする鬼・袁洪(えんこう)の仕業と見抜く。
【第三話】話は一年ほど遡る。大好物のたい焼をウサギと取り合った龍一郎は、鬼を制御するための水盤をひっくり返してしまう。たい焼がきっかけで、まだ大学生の理科と知り合いとなり、理科の先輩が巻き込まれた牡丹を巡るトラブルは花妖(かよう)が原因と判断する。
【第四話】温泉の一件で損害を被った龍一郎は、その補填をさせるべく袁洪を使役中。またも理科がもち込んできた話から、紫の絹を織る鮫人(こうじん)のしでかしたことと気づく。
【第五話】時は、龍一郎が字(あざな)を羽張(うちょう)と名乗り、大陸で暮らしていた頃までさかのぼる。自然と向き合い独学で修練を積んだ羽張は渡海に憧れている。本草学の知識を活かし不老長生薬を研究するようになる羽張は、貴族の依頼を受け、民を苦しめている龍の飼育人と相対することに。呼び出した袁洪を連れ、鬼の弾劾に向かう。
龍一郎は鬼を捕まえるたびに多くの情報をウサギに与えながら、まったりと生きていく。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
僕は終末
one pad
キャラ文芸
ある日、とある少年はいかにも胡散臭い男にある物を渡された。
それは世界を滅ぼすことのできる「終末ボタン」
どう使うかは、あなた次第…
これは、たった1つのボタンに翻弄される少年の物語。
Strain:Cavity
Ak!La
キャラ文芸
生まれつき右目のない青年、ルチアーノ。
家族から虐げられる生活を送っていた、そんなある日。薄ら笑いの月夜に、窓から謎の白い男が転がり込んできた。
────それが、全てのはじまりだった。
Strain本編から30年前を舞台にしたスピンオフ、シリーズ4作目。
蛇たちと冥王の物語。
小説家になろうにて2023年1月より連載開始。不定期更新。
https://ncode.syosetu.com/n0074ib/
神雅人妖譚
Blatt
キャラ文芸
人と妖が共存する街、神雅(こうが)。
秩序を守る為に軍が存在し、中でも一番厄介な事件を担当する部署に六花、手鞠、勒樹の3人は所属していた。
この3人には、ある秘密と共通の目的があり、事件を解決しながらその目的を果たすために、日々を過ごしていた。
•••••これは、その3人の記録である。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる