教室から始まるおもゆり話

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7-1.お泊り会

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 したくもないけどちょっと親と連絡する必要があったので数ヶ月ぶりに連絡先のグループを開く。

『家に人泊まるけど良い?』
『勝手にしていいぞ』

 数ヶ月ぶりの連絡はこの2つの文だけで終わった。別に気にはしてないけど、それでもなんだコイツといった感情が湧いてくる。
 私から追加で連絡する必要性は感じないし、親も思ってないだろう。私は速攻で親との連絡グループを出た。



 次に個人連絡を見る。強張った顔が勝手に緩んだ気がした。

『うち泊まって良いって』
『了承取れたんだ』
『親は勝手にしろって言うだけだからね』

 そういえばなんで私の家に泊まるのか聞いていなかった。家の大きさだけで言えば離れのある瑞希の家の方が大きいだろう。

『そういえばさ、なんでこっちの家なの?』
『えー、だって桃香の部屋にも行って見たいし、狭いとさ、くっついて眠れるじゃん』
『一緒のベッドで眠るの?』
『そうだよー』

 一緒に寝て、本当に夜寝れるのかな? ちょっとそんな気はしたけど、別に嫌じゃない。

『まあいいわ。寝よう』

 週末瑞希が家に来ることが決定した。


━━◇


「ほお、ここが桃香の家」
「何にもないけどね」

 家の中をリビングに案内する。

「風呂場はこっちで、トイレはこっち。ここは私の部屋で、最後にリビングとダイニングだよ」
「おお、洋式! 畳張りじゃない家って良いよね」

 瑞希は履いている靴下で床面を擦る。畳張りが良いのか板張りが良いのは分からないけど、瑞希が楽しそうでよかった。



「じゃあこの部屋は?」

 私が説明してなくて、扉も閉まりきったままの部屋を指差す。そういえばそんな部屋もあったなと私は思い出した。

「両親の部屋だよ。汚いから開けないほうが良いよ」
「あ、ごめん…」
「いいよ。別に気にしてないし」

 気にしてないって所が嘘だとバレていないだろうか。何故か私は両親が嫌いだということを普通の家庭の瑞希には知って欲しくなかった。

 リビングにあるソファーに座ってもらって私は昨日買ってきたジュースを前に置く。

「それよりも今日は何するの?」
「フッフッフ」

 瑞希は不敵な笑みを浮かべて持ってきたバッグから何かテレビにつなげるケーブルと、その中間の変換器を取り出す。

「お家デートと言えば映画鑑賞っしょ!」

 いそいそとスマホとテレビを繋げ始める。

「私の部屋じゃ母屋の方にしか大っきいテレビは無いけど、桃香の家だとリビングの大きいテレビで見れるっていうから」
「私もそう聞いたからポップコーンとかお菓子とか用意してきたけど」

 ジュースを持ってきた後に大量に買ってきたお菓子を机に並べる。瑞希がスマホを操作して、サブスクしてある動画サイトを開く。上の方には最近の話題作がずらりと並んでいた。

「取り敢えず適当に見よう! まずはこのアクション映画からだね」



 瑞希が押すと某有名英語二文字のロゴが
流れる。

「桃香って映画とか見るの?」
「あんま見ないかな。見る暇あったらゲームとかしちゃってるよ」
「へえー。たまにダラダラ映画観るのも楽しいよ」

 映画を流しながら買ってきたお菓子をジュースで流し込む。
 瑞希は映画をよく見るみたいでテレビに齧りついているけど、私はあまり見ない方なので映画を観るというよりはお菓子を摘んでいるといった方が正しい。

「うわっ、グロ!」

 グロいとは言っても世界的な映画のためそこまでではない。その程度でもグロいと言っている瑞希が面白かった。でもそんなこと言うと引かれそうなので私は言わなかった。

 次に流れたのはよくある実写の恋愛映画。

「小説が原作らしいよ」
「へー」

 私も瑞希も本は読まないのであまり知らないが、結構な大ヒット作品だったらしくその映像化らしい。高校生活の中での出会いと別れ、すれ違いが描かれている。

 映画の中ではヒロインの友達がヒーローに恋してしまい、三角関係になっていた。1人の男を取りあってヒロインと友達の仲が急速に悪くなっていき、やがてヒロインが打たれる。
 でもそこをヒーローが見ていたらしく、ヒロインの友達はそのことを追及されていた。

「ドロドロじゃん」
「最初はそうじゃなかったんだけどな」

 最初は甘酸っぱい青春ものだった筈なのに、気がつけばただの昼ドラ化してる気がしなくもない。



「あ、夜ごはんは私が作るよ」

 瑞希はそう言ってキッチンに立った。

「私も手伝うよ」
「ううん、いいよ。2人でやるにはちょっと狭いし、それに…」

 エプロンをつけて振り返る。

「桃香に私の手料理食べてほしいなって」

 人の家のキッチンとは思えないほど手際よく瑞希はフライパンや鍋を取って作業を始める。なんか本当に入ると邪魔になりそうだったので手持ち無沙汰にだらだらと映画を見ていた

 段々といい匂いが漂ってくる。この家の中ではめったにしない料理の匂いだ。

「そろそろできるよ」

 いいながら並べられたのはオムライス。机に着くと瑞希はケチャップで私の方にハートマークを描いた。

「ほら、あげる」
「じゃあ私も」

 瑞希のオムライスにハートマークを描く。

「これでお揃いだね」


 オムライスは美味しかった。ケチャップライスはいい感じに纏まってたし、卵もほぼ半熟みたいなもので完全に固まっていない。
 それに、久しぶりに自分のために料理してくれる人がいて本当に嬉しかった。

「じゃ、この後、ヤろ!」

 なんだか気分が上がって私は頷いた。



 2人で風呂場に入る。この風呂場に入っているのは両親しか見たことがなかったけど、私も2人で入ることになるのだ。
 いつものツインテールにしている瑞希は髪を下ろしており、小さめなおっぱいと、その下の割れ目をさらけ出していた。

 よく考えれば瑞希が完全に脱いでいるのを見るのはこれが初めてかもしれない。これから好きにしてもいいし、好きにされても構わないと考えると勝手に下半身がほんわかとし、女性器が濡れ始める。

「もう、桃香早いよ」
「ご、ごめん」
「別にいいよ。でも今回はいつももより遊ばせて?」
「うん、良いよ」



「取り敢えず座って、」

 椅子に座らされる。瑞希は後ろに回って、取り敢えず私にシャワーをかける。簡単に髪を洗い、体を洗われた。

「どうせ汚れるからまた後でね」



「ローション塗るね」

 容器からねっとりとした物を取り出すと、容赦なく私の胸の乳輪近くに塗っていく。そのまま瑞希は乳首の周りを周回するように撫で始めた。

「んっ……」
「やっぱり直接感じるほうが良いって人もいるけど、こうして段階を踏んでいくのも気持ちいいよ」

 ゆっくりと、自分の手では無いもので撫で回される。段々と体が溶けていくような感じになり、暖かくなっていく。

「感じてるの?」

 瑞希が後ろから話しかけてくる。

「ちょっとだけ…」
「じゃあこれは?」

 乳首の周りを揉むのを辞めて今度は乳首自体をコリコリとこねくりまわす。

「あ、ちょっと…」
「やっぱり強いほうが良いんだ。それともさっきまでのでスイッチが入ったのかな」

 コリコリと胸がこねられてるのに、何故かお腹が熱くなってお股のほうがムズムズしてくる。

「ほら、もう濡れてんじゃん。直接触らなくても濡らしちゃって…」
「恥ずかしいよ」

 私から出てきた愛液を椅子からつまみ、目の前で伸ばす。瑞希の指の間で愛液は糸を引いていた。

「次からは本番だね!」
「あっ……」

 瑞希の暖かい手が胸から離れていく感覚。ちょっと体が数度冷えた気がした。でも、次は本番という言葉で、直接下の方が触られるのかと期待する。

「色々と考えたのだけど、結局桃香って私の指を入れられるのが好きなんでしょ?」
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