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6-1.二人でお出かけ
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「ねぇ桃香!」
「うわ、ちょっと何!?」
瑞希が飛びかかって来る。いつものゆるふわ系の柔らかい袖と、シャンプーで洗われたツインテールのいい匂いがする。
ここは少し遠くにあるアウトレットモール。昼ぐらいに集まった私達は、学校で話し合ってた通り適当に昼ご飯を食べて服とか見ようと考えていた。
「ちぇっ、漏らさないか…」
何いってんの? 確かにおもらしするのは好きだけど、いつだってしたい訳では無い。それに今日は別の用事だ。
「朝一で漏らしてたら今日何もできなくて終わっちゃうよ?」
「それはそうだけどさ、ちょっと気になるじゃん。桃香最後にトイレ行ったのいつなの?」
「ついさっきだよ」
瑞希は何故か残念そうな顔をした。
「えーっ、つまんない」
「今日はそういうので来てないよ」
「そうだけどさ」
アウトレットモールの中にあるイートスペースに向かう。昼時だから席はほぼ埋まっていたものの、なんとか席を見つけて2人で座った。
「瑞希は何を食べる?」
「私はそうだなー、うどんでも食べようかな?」
「いいね。私はラーメンでも食べようかな」
適当に隣にあった店を選んだ。
入れ違いに店に向かって商品を受け取ると、テーブルに着いてラーメンを食べる。私も瑞希も服に飛び散らないように気を使いながら食べていた。
ラーメンと言えば啜るものだけど、流石にこの外行きの服を汚すわけにはいかない。
「このあとはどうする?」
食事をしたらなんだか買い物もせずに満足してしまった。
「取り敢えず服でも見に行こうよ」
瑞希は当初の予定通り服を見るらしい。
「いいね。行こう!」
私もそれに同意した。
私と瑞希はイートインを後にして衣料品の店が固まっているエリアに向かう。
「これは?」
所謂甘ロリという奴だろうか? 暖色系の学校の制服を模したような服を瑞希は試着していた。
いつもの象徴的なツインテールも相まってとっても似合っている気がする。似合っている気がするけど…
「うーん、似合ってるんだけど、常用するには結構厳しいね…」
「確かに、結構こまめなメンテを要求してるね」
服の説明には結構な数の注意書きが書かれている。これを買って普段着るにはかなりの神経を使うだろう。
「そういう桃華は何着たの?」
いつもの白黒なシンプル系の服を選んだのだけど…
「うーん、ここまでやっちゃうとやりすぎたね」
結構装飾のついた黒を基調とした服は、ゴスロリ系と言っても過言ではないだろう。甘ロリとゴスロリ、瑞希と私で対照的な感じで良いんだけど…
「なんかコスプレしてるみたい」
「何言ってるのさ」
ちょっと傷ついた。
流石に装飾が多すぎて普通の人に思えない。そもそも薄化粧の日本人にゴスロリは合わなくて、なんかそういうキャラクターのコスプレみたい。
互いに服を見せあって、結局服は買わずに着衣室で元の服に着替えてその場を後にした。
別の衣料品店で瑞希は棚の上に置いてあった黒いつば付き帽子を手に取る。
「帽子とかは被らないの? 私はツインテールが好きだから被れないけど、桃華は髪も隠せるしいいんじゃない?」
私のなにをしようが自由に跳ねる髪を見ながら言う。
「帽子ね…」
あまり好きじゃないのは事実。
「なんか頭が締め付けられるのが嫌いなんだよね」
「まあ分からないでも無いけど」
「それに蒸れるし」
「高くない?」
「これ?」
雑貨屋に、置いてあったペンダント型のアクセサリー。色んな説明が書いてあるけど、値札を見て少し驚いた。確かに色んな工賃とか掛かってるんだろうけど……
「アクセサリーにここまでは出せないかな…」
私達の価値観には合わなかった。
「あ、水着」
「水着ねえ…どっか行く予定あったっけ?」
夏の予定はまだ何も決まっていない。
「予定が無くても何か買うのもありじゃない?」
店の中を回った結果、私はワンピースタイプの黒い水着を買って、瑞希はなんか黄色いビキニタイプのを買っていた。それも結構際どいやつ。
「え、それどこで着るの?」
「どこで着るとか考えたらいけないよ。欲しかったから買っただけ」
………
「持ったまま歩くの面倒くさくない?」
なんか勢いで買っちゃってその後の事を何も考えてなかった。
「買うの最後にしとけばよかったね」
水着の入った紙袋は小さいものの、ずっと持ってると流石に邪魔だなっと思った。
ゲーム屋の中に入る。私はパソコンでゲームをやる事が多いからあまり関係ないけど、瑞希が持っているゲーム機のソフトがちょっと気になって入った。
「これとかは?」
手に取ったのは色々な作品の登場人物が戦うゲーム。
「桃香、あの感じで私が勝てると思うの?」
「あっ……」
そもそもあのゲームはまだ終わってない。あの横スクロールアクションのゲームをクリアしてから次のゲームを買うのもありだろう。
「瑞希って本とか読むんだっけ?」
紙の匂いがする本屋。絶滅危惧種となった本屋は単独で開くのではなく、モールとか何処かに寄生しないと生きていけないだろう。
「あんまり読まないんだよね」
「読まないんだったらここ行ってもどうしようもないね」
今までの中で最短時間で本屋を後にする。
「あ、ミサンガあるじゃん」
適当に入った雑貨屋にあったのは色とりどりなミサンガ。値段も手頃だし、水着と違って嵩張りもしない。
「桃香、ついでだし同じの買おう?」
「そうだね」
「じゃあ桃香の桃でピンク色で」
白とピンクで編み込まれたミサンガを買った。せっかくなので2人共にその場で手首に付ける。
「お揃いだね」
「うーん…なんかいい感じの小物は結構あったけどい服はないね」
小さなものばっかりがどんどん荷物に増えていく。服とか、大きいものは水着以外何も買ってなかった
「まあ買えたらいい位の軽い気持ちだし、別にいいんじゃない? それよりも喉が乾いたしあれ飲まない?」
瑞希がそう言って指差した先にあったのは果汁ジュース屋。
確かに、服を買おうとして歩いてたから暑くなってきたし、ちょっと疲れたから飲みながら休むのもありだろう。
「いいじゃん。飲もう」
気温のせいか少し並んでいたけど、ちょっと待てば普通に買えた。プラスチック容器にストローが刺さった物が手渡される。
端にあったベンチに座って私はいちご味のジュースを飲み、瑞希はみかん味のジュースを飲んで休んでいた。
散々歩いて乾いた喉と火照った体に冷たい飲み物が流れ込んで気持ちいい。
「なんか疲れたな…」
「ずっと歩いていたからね」
通りを歩く人々は多い。午後3時位。買い物エリアに一番人が集まる時間だ。食事処にいた人達も帰り際についでに買いものしようと考え始める時間。
「うんっ、」
少し瑞希が動く。
「桃香、ちょっとトイレ行ってきていい?」
「うん、いいよ」
「ちょっと荷物見てて」
瑞希はそう言って飲み終わったジュースをゴミ箱に捨て、ベンチを後にした。
話し相手が居なくなったので荷物を手元に寄せてスマホをいじる。
SNSをいじって色んな人の場所を見にいく。私は見る専なので何も投稿はしていない。世間は夏の話題で賑わっていた。
最近の出来事を見終わったので他に特にすることもなくて、適当にスマホのアプリを放浪する。
この前の私が汚れたパンツを着ている写真が目に入る。瑞希があの後送ってくれたものだ。あの時の証拠はこうして消えることなく残っている。
別の写真を見ると、私と瑞希が一緒に撮っている写真ばかりだった。
一緒に昼ご飯を食べてる写真
一緒に駅前で撮った写真
一緒に瑞希の部屋で撮った写真
一緒に今日のアウトレットモールの前で撮った写真
私の両親と撮った写真は1枚もこのスマホの中に入っていない。そもそも瑞希に会うまでの写真はメモ目的でしか使っていない。
何かの思い出として写真を使い始めたのは、瑞希と出会ってからだ。それまでは思い出に残すことなんて何もなかったのだろう。
「瑞希遅いな…」
写真も大体見終わってしまった。スマホは既に2周目のSNS巡回に向かっているけど、もう見た投稿が結構あってあまり興味をそそられない。
スマホを持つ手をスカートに押し付ける。
ちょっとおしっこしたいな。そう思った。瑞希はまだ帰ってこない。荷物は2人で分担して持っていたから、1人では結構な量があって持てる気がしない。
このまま置いて行くこともできないから勝手にトイレに行くことも出来なかった。瑞希に見張りを交代してもらってトイレに行こうかな? ちょっとしたくなった程度でまだ待てる気はする。
「瑞希まだ帰ってこないな……」
未だに帰ってこない瑞希をスマホを弄りながら待った。
「うわ、ちょっと何!?」
瑞希が飛びかかって来る。いつものゆるふわ系の柔らかい袖と、シャンプーで洗われたツインテールのいい匂いがする。
ここは少し遠くにあるアウトレットモール。昼ぐらいに集まった私達は、学校で話し合ってた通り適当に昼ご飯を食べて服とか見ようと考えていた。
「ちぇっ、漏らさないか…」
何いってんの? 確かにおもらしするのは好きだけど、いつだってしたい訳では無い。それに今日は別の用事だ。
「朝一で漏らしてたら今日何もできなくて終わっちゃうよ?」
「それはそうだけどさ、ちょっと気になるじゃん。桃香最後にトイレ行ったのいつなの?」
「ついさっきだよ」
瑞希は何故か残念そうな顔をした。
「えーっ、つまんない」
「今日はそういうので来てないよ」
「そうだけどさ」
アウトレットモールの中にあるイートスペースに向かう。昼時だから席はほぼ埋まっていたものの、なんとか席を見つけて2人で座った。
「瑞希は何を食べる?」
「私はそうだなー、うどんでも食べようかな?」
「いいね。私はラーメンでも食べようかな」
適当に隣にあった店を選んだ。
入れ違いに店に向かって商品を受け取ると、テーブルに着いてラーメンを食べる。私も瑞希も服に飛び散らないように気を使いながら食べていた。
ラーメンと言えば啜るものだけど、流石にこの外行きの服を汚すわけにはいかない。
「このあとはどうする?」
食事をしたらなんだか買い物もせずに満足してしまった。
「取り敢えず服でも見に行こうよ」
瑞希は当初の予定通り服を見るらしい。
「いいね。行こう!」
私もそれに同意した。
私と瑞希はイートインを後にして衣料品の店が固まっているエリアに向かう。
「これは?」
所謂甘ロリという奴だろうか? 暖色系の学校の制服を模したような服を瑞希は試着していた。
いつもの象徴的なツインテールも相まってとっても似合っている気がする。似合っている気がするけど…
「うーん、似合ってるんだけど、常用するには結構厳しいね…」
「確かに、結構こまめなメンテを要求してるね」
服の説明には結構な数の注意書きが書かれている。これを買って普段着るにはかなりの神経を使うだろう。
「そういう桃華は何着たの?」
いつもの白黒なシンプル系の服を選んだのだけど…
「うーん、ここまでやっちゃうとやりすぎたね」
結構装飾のついた黒を基調とした服は、ゴスロリ系と言っても過言ではないだろう。甘ロリとゴスロリ、瑞希と私で対照的な感じで良いんだけど…
「なんかコスプレしてるみたい」
「何言ってるのさ」
ちょっと傷ついた。
流石に装飾が多すぎて普通の人に思えない。そもそも薄化粧の日本人にゴスロリは合わなくて、なんかそういうキャラクターのコスプレみたい。
互いに服を見せあって、結局服は買わずに着衣室で元の服に着替えてその場を後にした。
別の衣料品店で瑞希は棚の上に置いてあった黒いつば付き帽子を手に取る。
「帽子とかは被らないの? 私はツインテールが好きだから被れないけど、桃華は髪も隠せるしいいんじゃない?」
私のなにをしようが自由に跳ねる髪を見ながら言う。
「帽子ね…」
あまり好きじゃないのは事実。
「なんか頭が締め付けられるのが嫌いなんだよね」
「まあ分からないでも無いけど」
「それに蒸れるし」
「高くない?」
「これ?」
雑貨屋に、置いてあったペンダント型のアクセサリー。色んな説明が書いてあるけど、値札を見て少し驚いた。確かに色んな工賃とか掛かってるんだろうけど……
「アクセサリーにここまでは出せないかな…」
私達の価値観には合わなかった。
「あ、水着」
「水着ねえ…どっか行く予定あったっけ?」
夏の予定はまだ何も決まっていない。
「予定が無くても何か買うのもありじゃない?」
店の中を回った結果、私はワンピースタイプの黒い水着を買って、瑞希はなんか黄色いビキニタイプのを買っていた。それも結構際どいやつ。
「え、それどこで着るの?」
「どこで着るとか考えたらいけないよ。欲しかったから買っただけ」
………
「持ったまま歩くの面倒くさくない?」
なんか勢いで買っちゃってその後の事を何も考えてなかった。
「買うの最後にしとけばよかったね」
水着の入った紙袋は小さいものの、ずっと持ってると流石に邪魔だなっと思った。
ゲーム屋の中に入る。私はパソコンでゲームをやる事が多いからあまり関係ないけど、瑞希が持っているゲーム機のソフトがちょっと気になって入った。
「これとかは?」
手に取ったのは色々な作品の登場人物が戦うゲーム。
「桃香、あの感じで私が勝てると思うの?」
「あっ……」
そもそもあのゲームはまだ終わってない。あの横スクロールアクションのゲームをクリアしてから次のゲームを買うのもありだろう。
「瑞希って本とか読むんだっけ?」
紙の匂いがする本屋。絶滅危惧種となった本屋は単独で開くのではなく、モールとか何処かに寄生しないと生きていけないだろう。
「あんまり読まないんだよね」
「読まないんだったらここ行ってもどうしようもないね」
今までの中で最短時間で本屋を後にする。
「あ、ミサンガあるじゃん」
適当に入った雑貨屋にあったのは色とりどりなミサンガ。値段も手頃だし、水着と違って嵩張りもしない。
「桃香、ついでだし同じの買おう?」
「そうだね」
「じゃあ桃香の桃でピンク色で」
白とピンクで編み込まれたミサンガを買った。せっかくなので2人共にその場で手首に付ける。
「お揃いだね」
「うーん…なんかいい感じの小物は結構あったけどい服はないね」
小さなものばっかりがどんどん荷物に増えていく。服とか、大きいものは水着以外何も買ってなかった
「まあ買えたらいい位の軽い気持ちだし、別にいいんじゃない? それよりも喉が乾いたしあれ飲まない?」
瑞希がそう言って指差した先にあったのは果汁ジュース屋。
確かに、服を買おうとして歩いてたから暑くなってきたし、ちょっと疲れたから飲みながら休むのもありだろう。
「いいじゃん。飲もう」
気温のせいか少し並んでいたけど、ちょっと待てば普通に買えた。プラスチック容器にストローが刺さった物が手渡される。
端にあったベンチに座って私はいちご味のジュースを飲み、瑞希はみかん味のジュースを飲んで休んでいた。
散々歩いて乾いた喉と火照った体に冷たい飲み物が流れ込んで気持ちいい。
「なんか疲れたな…」
「ずっと歩いていたからね」
通りを歩く人々は多い。午後3時位。買い物エリアに一番人が集まる時間だ。食事処にいた人達も帰り際についでに買いものしようと考え始める時間。
「うんっ、」
少し瑞希が動く。
「桃香、ちょっとトイレ行ってきていい?」
「うん、いいよ」
「ちょっと荷物見てて」
瑞希はそう言って飲み終わったジュースをゴミ箱に捨て、ベンチを後にした。
話し相手が居なくなったので荷物を手元に寄せてスマホをいじる。
SNSをいじって色んな人の場所を見にいく。私は見る専なので何も投稿はしていない。世間は夏の話題で賑わっていた。
最近の出来事を見終わったので他に特にすることもなくて、適当にスマホのアプリを放浪する。
この前の私が汚れたパンツを着ている写真が目に入る。瑞希があの後送ってくれたものだ。あの時の証拠はこうして消えることなく残っている。
別の写真を見ると、私と瑞希が一緒に撮っている写真ばかりだった。
一緒に昼ご飯を食べてる写真
一緒に駅前で撮った写真
一緒に瑞希の部屋で撮った写真
一緒に今日のアウトレットモールの前で撮った写真
私の両親と撮った写真は1枚もこのスマホの中に入っていない。そもそも瑞希に会うまでの写真はメモ目的でしか使っていない。
何かの思い出として写真を使い始めたのは、瑞希と出会ってからだ。それまでは思い出に残すことなんて何もなかったのだろう。
「瑞希遅いな…」
写真も大体見終わってしまった。スマホは既に2周目のSNS巡回に向かっているけど、もう見た投稿が結構あってあまり興味をそそられない。
スマホを持つ手をスカートに押し付ける。
ちょっとおしっこしたいな。そう思った。瑞希はまだ帰ってこない。荷物は2人で分担して持っていたから、1人では結構な量があって持てる気がしない。
このまま置いて行くこともできないから勝手にトイレに行くことも出来なかった。瑞希に見張りを交代してもらってトイレに行こうかな? ちょっとしたくなった程度でまだ待てる気はする。
「瑞希まだ帰ってこないな……」
未だに帰ってこない瑞希をスマホを弄りながら待った。
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