教室から始まるおもゆり話

xita

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5-2.汚れたもの

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 パンツを履き続けて数日。けれどもまだ一週間には程遠い日。私はトイレの後のおしっこを落とすため便器の上で腰をふる。

「結構汚れるな……」

 下ろしたパンツは、数日分のおしっこの残りがこびりついており、おしっこの出てくる出口からグラデーション状に黄色く変色してしまっている。
 今まであまり気にしたことがなかったけど、クロッチ部分には少し白い物、オリモノがこびりついて取れない。

 それに一週間我慢できず悶々とした時にパンツを脱いでやったものの、当然拭けないのでカピカピになった愛液が付いていた。


 それら全てが合わさって吸水性の高いパンツからはかなりの匂いが滲み出ている。
 消臭剤にスカートとスパッツを履いているから一瞬近づいただけではバレないけど、よく匂いを嗅げば女の子の生臭さと、おしっこのアンモニア臭がすることだろう。

 トイレから立ち上がってパンツを上げる。

「んっ」



 何度もしてるのに慣れない感覚。どれだけ振ってもどうしてもおしっこは残るようで、染みになっているクロッチにはまた追加のおしっこが投下された。

「なんか外も色が変わってきた?」

 吸水性が高いとはいえ、内側だけで一週間分の少女の汚れは隠しきれないのだろう。しかも白色の無地の生地が使われているのでおしっこの色が大変わかりやすい。
 丁度当たる部分から少し色が変わってる気がする。

 でも私は履くことを辞めない。別に辞めても誰からも文句を言われないけど、辞めない。

 それは瑞希との約束だからなのか、プライドなのか、それともこの後の興奮に期待しているからなのか、分からない。わからないけど私はこのパンツを履き続ける。


 学校に着いた私は、机の上で腕を組んで眠る。私には友達がおらず話し相手は瑞希しかいないけど、私も瑞希も静かな方だからそういうスイッチが入らないとあまり喋らない。
 寝る以外に他にすることも無いので私は寝ていた。

 少しお尻を動かす

 ああ、もう一つ眠る理由があった。トイレに行っては少し濡れ、オリモノが出ては少し濡れ、をずっと繰り返したパンツは少しデロデロになっている。
 スカートとスパッツで完全に隠しているものの下手に動き回れば下半身が気持ち悪くなるし、この色々な排泄物が混ざり合った匂いを振り撒くことになる。私の下半身がこんなことになってるなんて誰にも見せられないのだ。



 退屈な授業を受ける。適当に近い所に入れればいいやと選んだこの学校。親も私にはあまり興味が無いので自由にしていいと言った。

 最低限進学出来ればいいし、あんまり頑張るのも辛いという適当な生き方をしているせいで平均点位の点数しか毎回取れないけど、進学は出来てるから問題ないだろう。 


 そうこうして何時間か受ける内に少しトイレに行きたくなった。

「瑞希、トイレ行こう」
「行こうか」

 流石に瑞希がおもらししたことは昔の話でもう話題に上がっておらず、クラスの中は別の話題で持ちきりだった。でも瑞希の元々の友人はあれからも話しづらいのか近付いて来ない。私だけが瑞希を独占していた。

「下はどうなの?」

 歩きながらこっそりと瑞希が聞いてくる。目線は私の顔と制服のあまり短くしていないスカートの方を行き来していた。

「放課後わかるよ」

 少し含みを込めた言い方。いま見せなくても放課後は見せる場だし、十分の休憩もトイレに行って帰ってくればすぐに終わってしまう。

 また少しだけ残ったおしっこでパンツを濡らし教室に戻る。



 授業始めの数十分、どうしても濡れているパンツが気になる。
 このままお股を掻きたい気持ちにもなるけど、流石に学校内でそんな行為はできないし、今出した分は全て一週間後まで持ち越されるから無理だった。



 私は部活には入っていない。サボって実質入っていないとか言ってたら本当に辞めさせられた。
 内申点上がるかなって気持ちだけで入ってたから別に気にも止めていないけど、みんな入れって言う同調圧力の中、何処にも所属していない人はほとんどいなかった。

 瑞希は部活ではなく委員会活動をしているみたいでたまに掃除をしているところを見かける。中学の頃はソフトテニスをやっていたらしいけど、先輩達が本当にクソだったから辞めたと聞いた。


 昼休み、コンビニで適当に買った安いパンを口に運ぶ。隣では色とりどりの物が使われた綺麗な弁当を口に運んでいる。

「今日もお兄さんが?」
「そうだよ」

 パディシエってケーキとかを作るだけだと思ってたけど普通の料理もうまいらしい。

「桃香はまた終わってる食事してるね」

「そう? 学生ってこんなもんじゃない?」
「野菜とか摂ってるの? 親帰ってこないからだれも見てないと言わずにちゃんと意識したほうが良いよ」
「摂ってるよ。私はトマトの飛び散る感じが嫌いなだけで他の野菜は好きだから。そんなこと言うと母親みたいになっちゃうよ」


 小さい頃から親は家におらず、たまにしか帰ってこない。両親は社会に溶け込むために結婚して義務的に私を産んだらしい。
 私が貰ったのは日々の生活費と、美形な両親の遺伝子。後は全て自由にしていいと言われた。

 テストで満点を取っても、赤点を取っても、もっと上の学校に行けたかもしれないのに近場の学校を選んだことも、もちろん何も言われなかった。

 昔々、両親から男だったらな…と呟かれたこともあった。いかにも社会に溶け込みたい両親らしい考え。嫌だったらまた産めばいいのに、両親は2人目は要らないと言っていた。私だって好きで女に生まれた訳じゃない。


 でも瑞希に会ってから少し変わった気がする。あの瑞希のおもらしに興奮して、結果的に友達になってお互いに触りあって…こんなこと私が男だったら出来ない気がする。
 本当なら瑞希を解放して彼氏を作らせたりした方がいいのかもしれないけど、もう離れられる気はしなかった。




 待ちに待った放課後、私と瑞希はまた誰もいないトイレに向かう。最初の命令を無視してパンツを洗うなんて瑞希を裏切ることをするはずがない。

「ほら、桃香下を見せて」

 言葉通りパンツを捲ってスパッツを脱ぐと、朝よりも少し濃ゆくなった匂いと、外側も黄色くなり始めたパンツが見える。

ジュンッ

 この瞬間、少しだけパンツがまた濡れた。

「最初はあまり変わらなくて大丈夫かなって思ったけど、この感じだといい感じになりそうだね」

「いつものパンツだと普通に危なかったかも。後の日にち分持つかな?」

 少し心配になる。残りの日にちをずっと履いていたら果たしてどうなってしまうのか、もうわからない。



「えい!」
「ちょっと何するの!?」

 瑞希は私のパンツの中に躊躇なく手を入れる。ずっと洗われていないパンツの内側はデロデロになってるからあまり触れたもんじゃない。
 でもそんなこと気にしないかのように瑞希は私の膣の中に指を入れてかき混ぜる。

「あっ、ち、ちょっとっ」

 スイッチが入ってトロトロとした愛液が股から滲み出す。まだ日にちがあるからあまり汚したくないのに…!


「いや、なんかあまり汚したくないって顔してたらいたずらしちゃった」

 私のパンツから手を出すと、瑞希の指は私の長時間のおしっこと愛液とおりものですごい匂いがしていた。

 やめられてからも私の女性器はまだ刺激が欲しいと愛液を出し続けて、その全てがパンツに染み込んでいっている。

「なんでやめるの?」
「だって汚したくないんでしょ?」
「で、でも」

 体は完全に瑞希の刺激を受け入れる用意をしている。

「だーめ。ここから先はお預けだから」


 強引に濡らされた場所がまだ熱い気がする。

 悶々とした気持ちで家に帰って、全裸になり指を入れて何度もイっているのにどこか物足りない。瑞希に与えられた瑞希は瑞希でしか解消できないのだろう。
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