14 / 24
13:魔王がいれば勇者がいる。世界の真理。
しおりを挟む小舟の見守りはマイケルがやってくれると言うので、わたしたちは一旦外に出た。そろそろ日が傾いてきたので、食事の支度をするためだ。
「改めて、俺はデニス・ミーミス。街道警備隊を抜けてからは冒険者をやってる」
「ホセでーす」
「ヤニと呼んでください、お美しい聖女サマ」
世紀末冒険者ヒデブ・アベシ・タワバがそれぞれ名乗ってくれた。三人のうち、元ヒデブだけ姓がある。
「デニスは貴族なの?」
「んなわけあるか。隊長格になると村の名前をつけて名乗るんだよ」
あーなるほど。
ミーミス村のデニスさんってことか。出身地をつけて名乗るというのは、たしか、ルネサンスイタリアもそうだった気がする。ヴィンチ村のレオナルドさんとかね。
話をしながら、三人組が推定村長さん宅の庭に焚き火を起こしてくれた。
わたしはパンの実を焼く準備をする。
麻袋にいっぱい詰め込んできたけど、さすがに減ってしまって心細い。そろそろ補充したいけど、見渡す限りの荒地にはそれっぽい木はなかった。まあ、わたしはパンの木がどんなのか知らないんだけどさ。
ゴブリンの住んでいたあたりは食べ物がある分いい土地だったんだなって、やっと理解した。
逃げ出したゴブリンたちは無事だろうか。黒肘くんも謝罪くんも元気でいますように。
「ケーちゃん、ちょっと待っててね」
「それ、魔物の幼体? やけに大人しいけど」
わたしが焚き火から少し離してケウケゲンを下ろしてやると、ヤニが不思議そうな顔で言った。
「こういう魔物がいるってこと?」
「うーん、見たことはねーけど、いろんなヤツがいるからな。ここはもう、魔界のすぐそばだし」
ホセとデニスはパンの実を不思議そうに確かめている。
ひょっとして、ヒト族はあんまり食べないものなのかもしれない。
わたし、最初の遭遇がゴブリンたちだったから、この世界では常食しているんだと思いこんでたわ。
まあ、毒はなかったし、結果オーライってことで。
それよりも気になることはある。
「魔界って何なんですか?」
「魔界は魔界だよ。魔王を戴く魔物どもが棲んでんの。人間は生きてけない場所だ」
黒雲を纏った大いなる門が雷鳴とともに開き、そこから溢れて出てくる悪魔妖怪魑魅魍魎。
そういうイメージがあったけど、ヤニの説明は少し違っていた。
まとめると。
昔から魔物や魔獣はいたし、人間の生活を脅かす存在だった。魔物を討伐する凄腕の冒険者たちはみんなの英雄で、王国軍には専門の討伐部隊もあったのだそうだ。
でも、十年くらい前から魔物が群れになって集落を襲うようになった。
そもそも人間は魔物と戦うには不利で、一対一では余程の強者でなければ相手にならない。魔物はそれぞれがとても強い。
それでも追い払えていたのは、人間の数が圧倒的に多かったからだ。組織力はたしかに、人間が持っている力だ。具体的には軍隊ってこと。
でも、魔物が規律を持って動くようになったら、その優位もなくなる。指揮官がいるみたいに陣を作って戦うようになった魔物とは勝負にもならなかったらしい。
どんどん増えた魔物は、自分たちが住む領域を増やした。
つまり、それが魔界。
「ギリギリんとこで持ち堪えてたんだぜ。王国軍には勇者もいたしな」
ファンタジーワールド必須要素の安定のひとつ『勇者』、キタコレ。
魔王がいれば勇者がいる。世界の真理。
正直、興味津々。わたしはさらに突っ込んだ。
「勇者って、魔王を退治するんでしょ?」
「前の勇者様は見事、魔王を退治した」
「……けど、今度の勇者は逃げ出しちまったらしいんだよ」
話に加わってきたデニスとホセの言い方は、ちょっと呆れたかんじだ。
「勇者が、逃げた、だと……?」
わたしだって思わず悪役口調になってしまった。
「噂だよ。今の俺らは冒険者だから詳しいことはわからねーよ」
「てかさ、これ、食えるもんだったのか。マヨネーズっての?」
マヨネーズを塗ったパンの実を炙ってくれるふたりの手つきは大変慣れている。今夜は三人組が持ってた干し肉も提供してくれたので、とても楽しみだ。お肉。この世界でははじめてのお肉。
もとい。話は途中だ。
「勇者、本当に逃げちゃったの?」
「軍はガタガタ、王様は死にかけ、魔界に沈んでく町は増える一方じゃ、羊飼いの小僧がブルっちまってもしかたねーだろ」
ホセが言い終わったところで、焚き火の周りで作業をしていたわたしたちの上に人影がさした。
おじいさんだった。
ずっと村の入り口にいたおじいさんが、いつの間にか推定村長さん宅の庭にいた。杖をついて自分で坂をあがってきたんだろう。この村に着くまでヨロヨロしてたのに、マヨネーズが急に効いたんだろうか。
が。
呑気なわたしの感想を、おじいさんが思いっきり打ち砕いた。
「逃げたんじゃない。負けたんだ。……聖剣なしで魔王に挑んだから」
しわがれた酷い声だったが、ちゃんと聞き取れた。前より確かに回復している。けど、今の問題はそこじゃない。
え? なんですと?
勇者が、負けた?
「じいさん何言ってんの? てか、お前、しゃべれるんじゃねーか」
ヤニとホセが立ち上がって、おじいさんに凄むように向き合った。
杖を捨てたおじいさんはふたりを睨み返している。
おじいさん、ちゃんと立ててる。すごい。足の向きがおかしかったのも正しくなってる気がする。
これって、あれかな。ハンドレッドパワーで超回復ってやつ?
わたしの混乱は気づかれないまま、険悪な会話は進んでいく。
「勇者は負けたと言ったんだ」
「なんで言い切れるんだ、じいさん。あんた、ついに頭もキちまったか?」
デニスの口調はまるでおじいさんを知っているみたいだな?
そうしたら、わたしの顔色を読んだみたいに、ヤニが、
「このじいさん、荷物持ちに使ってたんだ。ゴブリンの森に置いてきちまったんすけどね」
とコソコソ教えてくれた。
「つまり、置いてけぼりで逃げたってことじゃん」
酷い非道。
ボロボロの状態の高齢者を、夜、あんなところに放り出したら命も危ないことくらいわかるだろうに。ひとでなしどもめ。
やっぱり世紀末冒険者だ。世の中が荒むと人の心も荒れていくのだ。
「……あー。聖女サマの言いたいことはわかるが、あの時はまだイラカリしてたんすよ。なんつか、黒の病のせいってことでひとつ、穏便に……」
ホセが恥ずかしそうに言うと、デニスも顔を顰めてちょっと頭を下げてきた。
「謝るんならわたしじゃなくて本人にどうぞ」
「それもそうだ」
三人組は妙に納得して、揃っておじいさんと相対した。
「で、じいさん。あんた何が言いたいんだ。勇者の肩でも持つってか?」
おいこら。
デニスの言い方はまったく謝っていないぞ。
おじいさんも怖い顔のままだ。
「……思い上がった無能者のことなんかどうでもいい」
おじいさんは吐き捨てるように言って、わたしを見た。
エメラルドグリーンの瞳が燃えているみたいに思えた。グラグラに煮立っているのは怒りだ。おじいさんはものすごく怒っている。
わたしに?
なんでさ?
困惑で動けずにいると、マイケルが推定村長さん宅から元気よく飛び出してきた。
「セイジョサマ! ナイナタ!」
「ナイナタか!」
地獄に仏、渡りに船。
わたしも同じくらい元気いっぱいに返事をして、マイケルと手を繋いで家の中に逃げ込んだ。
だってさー。男の人の怒った声って苦手なんだよ。不快。なので避けたい。
「ところで、何がナイなの?」
「マヨネ、ナイ」
なんですとー?
入ってすぐの土間に置いた小舟の中を満たしていたはずのマヨネーズはなくなっていて、寝かせた男の人は、なんと、おじさんだということが判別できるくらいに回復していた。
四十代後半、かな。ものすごく痩せてるけど、呼吸も落ち着いている気がする。
マヨネーズ風呂は着ているものには影響がないみたいで、チュニックもズボンもさらっとしていた。マヨネーズ産出後のわたしの胸元と同じってことだ。
ケウケゲン、魔グリズリー、このおじさん。わたし。
デニスたちにも確認してみないとわからないけど、マヨネーズは毛や服の上からでも体に吸収されている気がする。
なんだかすごいな。
地味に奇跡では?
そういえば、奇跡レベルとか言ってたな。
この世界のダメシステムは、バックログもなければステータス呼び出しもできない。おかげで奇跡レベルも浄化レベルも、手に入れたレシピも不明なままなんだよね。
責任者、出てこーい。
「……よし。マイケル、またこの舟いっぱいにマヨネーズを貯めるから手伝ってくれる?」
「ワカタ」
「あ、その前に外にいるひとたちを呼んできて」
「ワカタ」
揉め事、落ち着いてたらいいんだけどな。
なんて思えたのは一瞬のことでありました。
マイケルがドアから出ようとするのを遮って、おじいさんが入ってきたからだ。そのすぐ後ろにはデニスがいる。
うわ、全然揉め事クライマックスじゃん!
「な、何……?」
思わず逃げ越しになったのは当たり前だよね。だって、さっきより怖い顔してたんだもん。
おじいさんは黙ってわたしを睨みつけて、小舟に寝ている村長さん(推定)を見下ろした。
「……浄化だ。やっぱり、あなたは本当に聖女なんだな」
しわがれ声だけど、おじいさんの喋り方は若い。若者っぽいっていうか、見た目とチグハグ。
いや、そりゃね、一人称「わし」で語尾に「じゃ」って付けるのが高齢者の役割語だってことくらい知ってるよ。
知った上で感じる違和感ってこと。
翻訳機能のエラーじゃない前提だけどね。
「すっげえや! やっぱり本物の聖女サマかよ!」
小舟の中の推定村長さんを覗き込んで大声をあげたデニスがわたしを見た。キラキラ輝く瞳がまぶしい。尊敬とか期待とか憧憬とか、なんかそういうプラス感情が溢れかえっているのがわかる。
ちょ、ちょっとプレッシャー、では……?
怯んだけど、そんなの序の口だった。
「聖女マヨネーズ」
重々しく言ったおじいさんがわたしの前で膝をついたのだ。
バランスを崩したやつではない。跪いた。騎士や剣士が偉いひとの前で取る礼姿勢だ。映画で見たことがある、気がする。
「どうか、わたしに聖剣をお授けください。それとも、もう遅いのでしょうか」
おじいさんが言った。
まだ怒っているとは思う。でも、それ以上に怯えている、ような……。
うーん、わからん!
おじいさんは跪いたまま動かない。
デニスさんは体を起こして一歩引いて、面白がってるニヤニヤ笑みわたしを見ている。性格悪いのは世紀末だから仕方ないのか。
マイケルは戸口のところで待機中で、やっぱりわたしをまっすぐ見つめてくる。他のふたりとケウケゲンは多分、火のそばだ。
誰もしゃべらないから沈黙が痛い。
「……えーっと、聖剣、よね」
聖剣。聖なる剣。
エクスカリバー、グラム、天叢雲剣あたりが有名なところかな。聖剣については色々な伝説があるけど、竜退治とセットで語られることが多い。
この世界では、魔王退治とセットなのかな。
「そういえば、クママックス王子が言ってたっけ。『真なる力を示し、聖なる剣を与えられよ』って」
「クマ? 今、王子様っていやあ、もうテオドリクス王太子しか残ってねえぞ?」
デニスが首を傾げた。
「そう、それ! そいつ! 失礼なクマックス!」
クママックスは言いにくいからマを一個省略だ。
そうしたらおじいさんが勢いよく顔を上げた。
思い切り睨みつけられる。
え、こわい。
「なぜ、聖女は王太子殿下のもとを去ったのだ」
「去ったんじゃなくて捨てられたの。袋に詰められてポイだよ」
言葉にするとはっきり蘇る理不尽。
わたしは思わず拳を握った。
召喚から、胸を探られた挙句に袋詰めだ。説明もナシ。普通に怒っていい案件だよ。訴えたらわたしが勝てるはず。
「……殿下が、聖女を捨てた? 聖剣は?」
「知らない。クマ王子はマヨネーズが嫌いなんじゃない?」
言って、わたしは胸からマヨネーズを出した。
すかさずマイケルが壺を持ってきてくれた。ほんとに素晴らしい。大好きマイケル。
「聖剣を、出せない、聖女……?」
おじいさんは絶望顔で小舟の中の村長さん(推定)を見て、またわたしを見上げた。
「……聖女よ、どうか、僕も浄化してください」
「え?」
思わずマイケルを見て、デニスを見た。
「俺を見るなよ。知らねーよ」
デニスは軽く目をむいて、肩を軽く竦めた。
「……あなたの力で僕を浄化できたのなら、知っていることをすべて話します」
おじいさんは跪いたまま、頭を下げた。
あからさまに関係者っぽい発言は、勇者の身内か、師匠か。
勇者の行方を知っているのかも知れない。王子とも知り合いなニュアンスがあったし。
「デニスさん、小舟をもうひとつ、探して来てもらえますか」
重症者とおじいさん。
いっぺんにマヨネーズ漬け(物理)にしてあげようじゃないのさ!
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる