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第20話
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たくさん泣いてしまってどうしようかと思ったが、お屋敷の人たちは優しかった。
なりあきさまは特に優しかった。
こうして俺はまた一か月、このお屋敷にいることになった。
なりあきさまは「ずっといてください」とおっしゃっていたけれど、中川さんが止めた。
そうして俺は前の一か月でさぼっていたことを突きつけられた。
それは、「伯爵様の妻」という立場でいいのか、というものだった。
俺はお暇をいただくつもりだったので、そこは考えずにいた。
今回は考えなくてはならない。
仕事をしながら、考えてみるがさっぱりわからない。
相当困ってしまったので、中川さんに聞いてみることにした。
このお屋敷の最年長で執事長なので、ものはよく知っていると思う。
いつも頼りにしている人だ。
聞きたいことがある、と言うと、中川さんは執務室に俺を入れてくれた。
「伯爵様の妻、とはどういうものなんでしょうか」
「………」
「田村様の奥様なら知っているけれど、ちょっと見たことあるくらいだし、屋敷を切り盛りしていた、といっても、俺みたいな下っ端ではなにをされていたのかさっぱりわからないし」
中川さんは俺が話すのを聞いてから、口を開いた。
「伴侶、という意味ならば、お立場や人それぞれの考えで、どういうものか違ってくると思います」
「はぁ」
「旦那様の妻、ということでしたら、旦那様にお聞きするのが一番だと思います」
「はぁ」
「キヨノさんは恋をしたことがありますか」
「こい?」
「はい」
こい?
「人に好意を持つことでです」
「はぁ」
「ただ好きというだけではなくて、もっと一緒にいたい、手を握りたい、そばにいたい、など人によって違いはありますが、そういう気持ちも伴うものです」
「はぁ」
こい。
「私の理想はそうやってお互い好き合って恋を経て結婚することですね。
誰かが決めたり、勝手にさせられるものでないほうが好ましいと考えます」
「はぁ」
「しかしお立場としてそれができる方と難しい方がいるのも現実です」
「どうして結婚をするのでしょう」
「さあ、私は結婚をしたことがないのでわかりません」
「したい、と思ったことはありますか」
「はい」
もっと聞いてみたかったけれど、なんだか中川さんが俺が知っている中川さんじゃなくなってきたので、止めることにしました。
「よくわからないけれど、なりあきさまに聞いてみます」
「それがいいですね」
「今夜はどれくらい遅くなられるかな」
出がけに今夜は黒須様と白洲様とお食事をするので帰宅が遅くなるとなりあきさまはおっしゃっていた。
「仲のよいお三人ですからね。
どうでしょうか」
「………」
「それでも明日、旦那様はお休みだと思いますよ。
お時間があるときにゆっくりとお聞きするのもいいと思います」
「はい」
「もし遅くなられた場合は、わたくしから旦那様にキヨノさんがお聞きしたことがある、とお伝えしましょうか」
「はい、よろしくお願いします」
その夜、なりあきさまはいつまで経っても帰ってこられなかった。
藤代さんに聞かれ、俺はなりあきさまの邪魔にならないように和室で寝ると答えた。
土曜日の朝、なりあきさまはまだ眠そうだったけれど、一緒に朝餉を食べた。
うーん、味噌汁が胃にしみる。
「昨日はすみません、帰りが遅くなってしまいました。
なにか聞きたいことがあるということですが、なんですか」
「朝餉の後でもいいですか」
「ええ、もちろん。
そうだ、庭を見ませんか。
春めいてきて花も少しずつ咲いているらしいですね」
「はい、そうです。
桜の蕾も膨らんでいました」
「そうですか、それは楽しみだ」
食後、俺たちは庭に出た。
「手、を繋ぎませんか」
なりあきさまがそう聞いてきた。
『ただ好きというだけではなくて、もっと一緒にいたい、手を握りたい、そばにいたい、など人によって違いはありますが、そういう気持ちも伴うものです』
突然、昨日の中川さんの言葉を思い出す。
なりあきさま、って俺のこと、好き、なの?
そう言えばそんなこと言われたことがあるようなないような、どうだったっけ。
「また今度にしましょうね」
俺が答えずに止まったままでいると、なりあきさまはそうおっしゃった。
あ、いえ、嫌だというわけでもなく、赤ん坊扱いをされていないというのはわかっているんですが、ちょっと考え事をしていまして。
すみません。
このお屋敷に来て一か月以上も経つと春めいてきた。
山よりも暖かいようで、先週見た匣乃屋の庭より新しい明るい緑色の葉っぱが出て、名前も知らない春先に咲く花は開いている。
お庭には桜の木が一本あって、俺はそこの蕾をいつも見ている。
藤代さんは「ちっとも変っていませんよ」と言うが、小林さんは「少し膨らみましたね」と言ってくれる。
俺は膨らんでいると思っている。
実際に花が咲くのはあと一か月くらいかかると思うけど。
そうか。
俺、桜、見られるかな。
「それで聞きたいこと、とは?」
「はい。『伯爵様の妻』とはどういうものなんでしょうか。
この一週間、考えてみたのですがさっぱりわからなくて。
中川さんにお聞きしたら、なりあきさまにお聞きするのが一番だと言われました」
俺は中川さんに話したこと、中川さんから聞いたことも全部なりあきさまにお話した。
それから宰相様の夜会で会った女たちのことも。
「ふーむ。確かに田村さんの奥方のように屋敷を取り仕切る方もいらっしゃいますね。
けれど、うちは貴方が来られる前から回っているので、キヨノさんが取り仕切らなくても問題ありません」
「はぁ。
じゃあ、女の人はどうでしょう」
田村様でお務めをしていたときの使用人の男たちは「男はオンナが好きなんだ」とずっと言っていた。
それから温泉でも隣の湯から聞こえる女たちの声に鼻の下を伸ばした男がいた。
なりあきさまはどうなのだろう。
「私は」
気がつくと俺は伯爵様を見上げていた。
伯爵様は大きく、覆いかぶさるように上から俺を見ていた。
今日も綺麗なお顔だ。
目の下のほくろがにじんでいる。
「キヨノさんが女性でも愛したでしょう。
あるいはもっと年上でも、もしご老人であっても愛したでしょう」
「はぁ」
「性別も年齢も関係ありません。
貴方だから愛しているのです、キヨノさん」
「はぁ」
「私がこんな気持ちになるのは貴方だけですよ」
「はぁ」
「今だってほら」
伯爵様は冷たい指ですっと俺の唇をなでた。
「ここにキスしたいと思ってる」
「う」
えーっと。確かそこに口づけをするのは……
「そ、それでは口吸いになってしまいます!」
「おや、そんな言葉、キヨノさんはご存知だったんですね」
あ、いや。
田村様のところにいた時に、その子の落とし物だと散々からかった、と意地悪く笑う使用人の男たちから見せられた浮世絵にあっただけだ。
有名なお芝居の人気の一場面を描いているのだと思ったが、そこには男女が着物の合わせをはだけさせ、口吸いをしていた。
「口吸いをしているんだぜ」
「あいつ、おぼこいように見えて、こんなの持ってて随分ませていやがる」
あの男たちも卑下た笑いを浮かべていた。
何も言えずにいたら「キヨノには早すぎたか」と俺もからかわれた。
どうして気がつかなかったのだろう。
神社の奥の院で俺は伯爵様に口吸いをされそうになっていて、そして、今もまた。
伯爵様は俺に口吸いがしたいとおっしゃってて。
昨日、中川さん、なんて言っていたっけ。
「嫌がることはしませんよ。
ただね、知っておいてください。
こういうこともしたいくらい、貴方が好きなんです」
「はぁ」
でもとても近い。
なりあきさまのお顔は俺の顔のすぐ前に迫ってきている。
俺は動けない。
「屋敷を仕切ることは考えずに。
キヨノさんが私と一緒にいたいかどうかで考えてください」
ふっとおでこにそよ風のような感触。
あんなに迫っていた伯爵様が俺から離れていく。
近すぎていた。
一緒にいたいだけなら、結婚をしなくてもよかったんじゃないのか。
「そうですね」
うぐ。
ほっとして思ったことが口に出ていた。
「でも貴方とつながりがほしかったんです」
「なりあきさまは結婚ってどういうものかご存知なんですか」
「いいえ。これが初めてですから」
「はぁ」
「キヨノさんと一緒です。なにも知りません。だけど」
はぁ。
「あのまま田村さんの使用人のキヨノさんには次、いつ会えるかわからないでしょう」
そうだな。
「やり方が強引だったと反省はしています。
だから、貴方が私を好きになってほしいと思いますが、どうやったらそうなってくれるのか、私にもわからないんです」
「それは困りましたね」
「ええ、大層、困っていますよ」
「俺もです」
「そうですね」
なりあきさまは声を上げて笑った。
俺もつられて笑った。
「あと三週間か……
キヨノさんがどんな答えを出しても受け入れようとは思っていますが、受け入れきれずにどうにもできなかったら、黒須や白洲の力も借りますから安心してください」
「はぁ」
「もし……お嫌じゃなかったら」
俺はなりあきさまを見上げた。
「この桜の花は一緒に見たいものです」
「はぁ」
この日からまた、伯爵様は俺に和室で寝るように言った。
俺は従った。
もう一番の寒さの峠は越した。
春になるのを待てばいい。
お風邪はもうひかないだろう。
それに御守りもお持ちだから。
なりあきさまは特に優しかった。
こうして俺はまた一か月、このお屋敷にいることになった。
なりあきさまは「ずっといてください」とおっしゃっていたけれど、中川さんが止めた。
そうして俺は前の一か月でさぼっていたことを突きつけられた。
それは、「伯爵様の妻」という立場でいいのか、というものだった。
俺はお暇をいただくつもりだったので、そこは考えずにいた。
今回は考えなくてはならない。
仕事をしながら、考えてみるがさっぱりわからない。
相当困ってしまったので、中川さんに聞いてみることにした。
このお屋敷の最年長で執事長なので、ものはよく知っていると思う。
いつも頼りにしている人だ。
聞きたいことがある、と言うと、中川さんは執務室に俺を入れてくれた。
「伯爵様の妻、とはどういうものなんでしょうか」
「………」
「田村様の奥様なら知っているけれど、ちょっと見たことあるくらいだし、屋敷を切り盛りしていた、といっても、俺みたいな下っ端ではなにをされていたのかさっぱりわからないし」
中川さんは俺が話すのを聞いてから、口を開いた。
「伴侶、という意味ならば、お立場や人それぞれの考えで、どういうものか違ってくると思います」
「はぁ」
「旦那様の妻、ということでしたら、旦那様にお聞きするのが一番だと思います」
「はぁ」
「キヨノさんは恋をしたことがありますか」
「こい?」
「はい」
こい?
「人に好意を持つことでです」
「はぁ」
「ただ好きというだけではなくて、もっと一緒にいたい、手を握りたい、そばにいたい、など人によって違いはありますが、そういう気持ちも伴うものです」
「はぁ」
こい。
「私の理想はそうやってお互い好き合って恋を経て結婚することですね。
誰かが決めたり、勝手にさせられるものでないほうが好ましいと考えます」
「はぁ」
「しかしお立場としてそれができる方と難しい方がいるのも現実です」
「どうして結婚をするのでしょう」
「さあ、私は結婚をしたことがないのでわかりません」
「したい、と思ったことはありますか」
「はい」
もっと聞いてみたかったけれど、なんだか中川さんが俺が知っている中川さんじゃなくなってきたので、止めることにしました。
「よくわからないけれど、なりあきさまに聞いてみます」
「それがいいですね」
「今夜はどれくらい遅くなられるかな」
出がけに今夜は黒須様と白洲様とお食事をするので帰宅が遅くなるとなりあきさまはおっしゃっていた。
「仲のよいお三人ですからね。
どうでしょうか」
「………」
「それでも明日、旦那様はお休みだと思いますよ。
お時間があるときにゆっくりとお聞きするのもいいと思います」
「はい」
「もし遅くなられた場合は、わたくしから旦那様にキヨノさんがお聞きしたことがある、とお伝えしましょうか」
「はい、よろしくお願いします」
その夜、なりあきさまはいつまで経っても帰ってこられなかった。
藤代さんに聞かれ、俺はなりあきさまの邪魔にならないように和室で寝ると答えた。
土曜日の朝、なりあきさまはまだ眠そうだったけれど、一緒に朝餉を食べた。
うーん、味噌汁が胃にしみる。
「昨日はすみません、帰りが遅くなってしまいました。
なにか聞きたいことがあるということですが、なんですか」
「朝餉の後でもいいですか」
「ええ、もちろん。
そうだ、庭を見ませんか。
春めいてきて花も少しずつ咲いているらしいですね」
「はい、そうです。
桜の蕾も膨らんでいました」
「そうですか、それは楽しみだ」
食後、俺たちは庭に出た。
「手、を繋ぎませんか」
なりあきさまがそう聞いてきた。
『ただ好きというだけではなくて、もっと一緒にいたい、手を握りたい、そばにいたい、など人によって違いはありますが、そういう気持ちも伴うものです』
突然、昨日の中川さんの言葉を思い出す。
なりあきさま、って俺のこと、好き、なの?
そう言えばそんなこと言われたことがあるようなないような、どうだったっけ。
「また今度にしましょうね」
俺が答えずに止まったままでいると、なりあきさまはそうおっしゃった。
あ、いえ、嫌だというわけでもなく、赤ん坊扱いをされていないというのはわかっているんですが、ちょっと考え事をしていまして。
すみません。
このお屋敷に来て一か月以上も経つと春めいてきた。
山よりも暖かいようで、先週見た匣乃屋の庭より新しい明るい緑色の葉っぱが出て、名前も知らない春先に咲く花は開いている。
お庭には桜の木が一本あって、俺はそこの蕾をいつも見ている。
藤代さんは「ちっとも変っていませんよ」と言うが、小林さんは「少し膨らみましたね」と言ってくれる。
俺は膨らんでいると思っている。
実際に花が咲くのはあと一か月くらいかかると思うけど。
そうか。
俺、桜、見られるかな。
「それで聞きたいこと、とは?」
「はい。『伯爵様の妻』とはどういうものなんでしょうか。
この一週間、考えてみたのですがさっぱりわからなくて。
中川さんにお聞きしたら、なりあきさまにお聞きするのが一番だと言われました」
俺は中川さんに話したこと、中川さんから聞いたことも全部なりあきさまにお話した。
それから宰相様の夜会で会った女たちのことも。
「ふーむ。確かに田村さんの奥方のように屋敷を取り仕切る方もいらっしゃいますね。
けれど、うちは貴方が来られる前から回っているので、キヨノさんが取り仕切らなくても問題ありません」
「はぁ。
じゃあ、女の人はどうでしょう」
田村様でお務めをしていたときの使用人の男たちは「男はオンナが好きなんだ」とずっと言っていた。
それから温泉でも隣の湯から聞こえる女たちの声に鼻の下を伸ばした男がいた。
なりあきさまはどうなのだろう。
「私は」
気がつくと俺は伯爵様を見上げていた。
伯爵様は大きく、覆いかぶさるように上から俺を見ていた。
今日も綺麗なお顔だ。
目の下のほくろがにじんでいる。
「キヨノさんが女性でも愛したでしょう。
あるいはもっと年上でも、もしご老人であっても愛したでしょう」
「はぁ」
「性別も年齢も関係ありません。
貴方だから愛しているのです、キヨノさん」
「はぁ」
「私がこんな気持ちになるのは貴方だけですよ」
「はぁ」
「今だってほら」
伯爵様は冷たい指ですっと俺の唇をなでた。
「ここにキスしたいと思ってる」
「う」
えーっと。確かそこに口づけをするのは……
「そ、それでは口吸いになってしまいます!」
「おや、そんな言葉、キヨノさんはご存知だったんですね」
あ、いや。
田村様のところにいた時に、その子の落とし物だと散々からかった、と意地悪く笑う使用人の男たちから見せられた浮世絵にあっただけだ。
有名なお芝居の人気の一場面を描いているのだと思ったが、そこには男女が着物の合わせをはだけさせ、口吸いをしていた。
「口吸いをしているんだぜ」
「あいつ、おぼこいように見えて、こんなの持ってて随分ませていやがる」
あの男たちも卑下た笑いを浮かべていた。
何も言えずにいたら「キヨノには早すぎたか」と俺もからかわれた。
どうして気がつかなかったのだろう。
神社の奥の院で俺は伯爵様に口吸いをされそうになっていて、そして、今もまた。
伯爵様は俺に口吸いがしたいとおっしゃってて。
昨日、中川さん、なんて言っていたっけ。
「嫌がることはしませんよ。
ただね、知っておいてください。
こういうこともしたいくらい、貴方が好きなんです」
「はぁ」
でもとても近い。
なりあきさまのお顔は俺の顔のすぐ前に迫ってきている。
俺は動けない。
「屋敷を仕切ることは考えずに。
キヨノさんが私と一緒にいたいかどうかで考えてください」
ふっとおでこにそよ風のような感触。
あんなに迫っていた伯爵様が俺から離れていく。
近すぎていた。
一緒にいたいだけなら、結婚をしなくてもよかったんじゃないのか。
「そうですね」
うぐ。
ほっとして思ったことが口に出ていた。
「でも貴方とつながりがほしかったんです」
「なりあきさまは結婚ってどういうものかご存知なんですか」
「いいえ。これが初めてですから」
「はぁ」
「キヨノさんと一緒です。なにも知りません。だけど」
はぁ。
「あのまま田村さんの使用人のキヨノさんには次、いつ会えるかわからないでしょう」
そうだな。
「やり方が強引だったと反省はしています。
だから、貴方が私を好きになってほしいと思いますが、どうやったらそうなってくれるのか、私にもわからないんです」
「それは困りましたね」
「ええ、大層、困っていますよ」
「俺もです」
「そうですね」
なりあきさまは声を上げて笑った。
俺もつられて笑った。
「あと三週間か……
キヨノさんがどんな答えを出しても受け入れようとは思っていますが、受け入れきれずにどうにもできなかったら、黒須や白洲の力も借りますから安心してください」
「はぁ」
「もし……お嫌じゃなかったら」
俺はなりあきさまを見上げた。
「この桜の花は一緒に見たいものです」
「はぁ」
この日からまた、伯爵様は俺に和室で寝るように言った。
俺は従った。
もう一番の寒さの峠は越した。
春になるのを待てばいい。
お風邪はもうひかないだろう。
それに御守りもお持ちだから。
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