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第2話 枝豆
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梶と会社に帰って、真木さんに報告する。
「お疲れさん」と真木さんが笑う。
温和な真木さんは社内でも人気の上司だ。
報告書の作成や外出中に溜まっていた仕事をやっつけた。
夕方の4時頃になって梶が「休憩しましょ」と誘ってきて、約束だからとコーヒーをおごってくれた。
案外律儀なヤツだな、と思っていたら、定時を30分ほど過ぎて区切りがついた頃、「行きますよ」と言っていた通り本当に飲みに誘ってきた。
特に予定もなく、蒸し暑い日だった。
冷えた生を想像するだけで唾液を飲み込んでしまった。
俺は梶と一緒に会社近くの居酒屋へ向かった。
ここでも向かい合わせで座った。
座敷がメインの店で、2人でも座敷席に通される。
上着を脱ぐと「貸してください」と、もう上着を脱いだ梶が腕を伸ばして俺のを受け取りハンガーにかけてくれた。
梶の白いワイシャツにしわが寄っている。
1日が終わった証拠だ。
梶は座ると、ネクタイのノットの上に右手を伸ばし、人差し指をワイシャツの襟との間に入れた。
くっと曲がった指が作る角度が鋭角で、骨ばった指が余計にかくかくとして見えた。
そして他の指を蜘蛛の足のようにしてノットをつかむと小さく左右にゆすりながらネクタイを緩めた。
俺も両手でネクタイを緩め、ついでに第一ボタンも外した。
首が太いので、結構締めつけられて苦しい。
冷房が効いてはいたが身体の中に熱が籠っている感じがしたので、昼間と同じように腕まくりもしてメニュー表を開いた。
「フライドポテト、また食べます?」
ふざけたことを言う梶を無視してメニュー表を見ていると冷たいおしぼりを店員が持ってきてくれた。
梶は「生2つと枝豆。冷奴。んー、そうだな、鶏の竜田揚げ」と次々に注文していたので「俺、たこわさ」と滑り込むように自分の希望も言った。
2人きりのことはないが、会社のヤツと何度かここに飲みにきたことがあるので、お互い好き嫌いがあまりないことは知っている。
すぐに生ビールが運ばれてきた。
「ひとまずかんぱーい!」
梶がジョッキを上げたので俺もそれに合わせ、かちんと乾杯して冷え冷えの生を飲む。
ごくっごくっごくっ
とうまそうな音を立てて梶がビールを飲む。
また、喉仏が不思議な生き物のように動くのが見えた。
「ふーっ、うまーい!」
「今日は暑かったからな」
「そうですね」
梶は一息ついてにっこりと笑うと、枝豆に手を伸ばした。
あの長い第一関節が曲がり枝豆をつまむとそれを横にして口元に運んでいく。
唇に指がつくかどうか際どいくらいに持っていき、さやを押して中の豆を口の中に出す。
それを器用に片手で繰り返していた。
まるでリスのような動きなのに、指だけ目がいってしまう。
枝豆は水分があるせいか、それとも少しだけ口に指を含んでしまうせいか、梶の人差し指と中指と親指はぬらぬらと湿ってきた。
「引田さん、食べないんですか?」
「あ、食うよ」
俺ははっとして、冷奴の皿を引き寄せる。
「醤油、取って」
「はい」
梶はおしぼりで濡れた指先を拭くと、醤油を取ってくれた。
「ありがと」
俺は取り皿に豆腐を2切れ入れ、醤油をかけた。
ん、ここの豆腐、うまいな。
大豆が甘い。
「梶って大豆好きなの?」
「え、どうしてです?」
「だって枝豆に冷奴って、イソフラボン祭りじゃん」
ぶふーっと梶が噴き出した。
「なにそれ、面白い。
イソフラボン祭り!」
「あ、いや。
元カノが女性ホルモンがどうとか言って、イソフラボンが含まれてる大豆製品ばっか食ってたんだよ。
寿司を食えば納豆巻き、ケーキはおからのチーズケーキ、アイスは豆腐アイスにきな粉と黒蜜がけ。
ほんとはマグロとチョコケーキとチョコミントアイスが好きなくせにさ。
そんなの、好きなもん、食えばいいのにな」
ナチュラルにイソフラボンという単語が出てきたのがよほどおかしかったのか、梶はしばらくくすくすと笑っていた。
俺は恥ずかしくなってきた。
そこへたこわさと鶏の竜田揚げが運ばれてきた。
「おー、うまそう!
レモンかけてもいいですか?」
「から揚げはいいけど、竜田揚げはだめー」
「なんです、そのビミョーなこだわり」
「つけだれの風味が損なわれるから、いやなの。
先にとっとく」
俺は新しい小皿にまだじゅうじゅういっている竜田揚げを3つのせると、そのうちのひとつにかじりついた。
にんにくの効いた醤油ダレが香ばしく、外側がぱりぱりしている。
「うまっ」
俺はすかさずビールを飲んだ。
梶がじっとこっちを見てる。
「もうレモンをかけてもいいぞ」
「引田さん、それじゃ少ないでしょ。
はい」
梶は律儀に竜田揚げが半分ずつになるくらい俺の小皿に追加すると、残りにたっぷりとレモンを絞った。
指先に力が入り、人差し指の第一関節がちょっとだけ反る。
果汁が散らないように左の手のひらでガードしながらぎゅーっと絞っていた。
絞り終わると、果汁で濡れた指先を舐める。
「すっぱ」
そしてまたおしぼりでそれをふき取り、竜田揚げを食っていた。
と、唇にもっさりした感触がした。
気がつくと、梶が枝豆のさやを俺の口にくっつけていた。
けばけばしている、ってことは新鮮なんだな、この枝豆。
「出しますよ」と梶が言い、指でさやを押した。
ぴゅっと口の中に枝豆が飛び込んできた。
でか。
「ね、うまいでしょ。
ここの枝豆」
俺はもぐもぐしながらうなずいた。
「でかいな」
「丹波の黒豆ですよ。
でかくて味が濃くてうまいんです。
きちんと食べてから飲まないと、悪酔いしますよ」
梶はまたけばけばしているさやを唇に押しつける。
「じ、自分で食うよ」
俺は顔を引いた。
梶は笑って、「えー、せっかく引田さんを餌付けしようと思ったのに」と、そのままそのさやを自分の唇に近づけ、まだ残っていた枝豆を食った。
また、餌付け、とか……
「あほか」
俺は自分で枝豆をつまむとぷちぷちとさやから豆を押し出した。
だいぶ出来上がってきた。
梶も目がとろんとしている。
ここの居酒屋は締めのミニラーメンがうまい。
俺が塩を頼むと梶は醤油を注文した。
「引田さん、ちゃんと食ってます?」
「ん、まぁ、な」
「なんかコンビニ弁当ばっか食ってそう」
「そんな感じかな。
一人暮らししてたら、そんなもんだろ。
おまえは?」
「俺は実家住みなんで。
栄養バランスは取れてますよ、多分」
「いいじゃん。
家族は大事にしろ」
「それはありがたいんですけど、30も近くなると煙たがられるんです」
「ん?
梶、おまえ、今いくつ?」
「先週、29になったばっかです。
引田さん、来週30になるんですよね。
2週間だけ、同い年ですよ」
梶はにやにやしている。
あほか、この酔っ払いめ。
あ、きたきた。
小ぶりの丼に出汁の効いたスープ。
それもアルコールで興奮している胃を温かく包んでくれるような優しい味。
なのに、どっしりとした存在感で、麺は細め。
別料金を払えば追加してくれるチャーシューは1枚で十分。
俺たちは無言でラーメンをすする。
あつ。
半分くらい食べたところで、丼から顔を上げると、赤い顔をした梶も顔を上げてこちらを見てた。
俺はワイシャツの第二ボタンも外した。
「引田さん、俺ね、実家にいていいことも多いんですけど」
「んあ?」
「一番困るのが遠いんですよね。
片道2時間半かかる」
「そりゃ遠いな」
「だから近くに引っ越そうかと思ってて」
「まぁ、経験しておいて悪くはないし、もっと遊べるようになるぞ」
「でね、終バスなくなりました。
泊めてください」
「は?」
「電車はまだあるんです。
そこからバスで30分なんですけど、それが終わるのが早くて。
だから泊めてください」
「おまえ、飲みのときいつもどうしてるんだ?」
「んー、ビジネスホテル取ったり、友達のところに押しかけたり」
「じゃ、ホテル取れ」
「えー、やですよ。
いきましょう、引田さんの部屋」
「待て待て待て。
おまえ、酔ってるな?」
「もちろん酔ってますよー。
俺、迷子になったらどうしようかなぁ」
「甘えるな、気持ち悪い」
「カノジョさんとかが待ってる?」
「待ってない。
そもそも恋人がいない」
「ならいいでしょ。
決定!
どんなに散らかっていてもいいですよ、俺、驚きませんから」
「あ、ちょっと」
「早く食べましょ。
帰りにコンビニに寄りましょう。
もうちょっと飲めますよね。
二次会は引田さんち」
「おい、勝手に決めるな」
梶はもう無言でもくもくと塩ラーメンをすすっている。
酔っぱらった梶はどうにも手に負えなくなっていた。
「お疲れさん」と真木さんが笑う。
温和な真木さんは社内でも人気の上司だ。
報告書の作成や外出中に溜まっていた仕事をやっつけた。
夕方の4時頃になって梶が「休憩しましょ」と誘ってきて、約束だからとコーヒーをおごってくれた。
案外律儀なヤツだな、と思っていたら、定時を30分ほど過ぎて区切りがついた頃、「行きますよ」と言っていた通り本当に飲みに誘ってきた。
特に予定もなく、蒸し暑い日だった。
冷えた生を想像するだけで唾液を飲み込んでしまった。
俺は梶と一緒に会社近くの居酒屋へ向かった。
ここでも向かい合わせで座った。
座敷がメインの店で、2人でも座敷席に通される。
上着を脱ぐと「貸してください」と、もう上着を脱いだ梶が腕を伸ばして俺のを受け取りハンガーにかけてくれた。
梶の白いワイシャツにしわが寄っている。
1日が終わった証拠だ。
梶は座ると、ネクタイのノットの上に右手を伸ばし、人差し指をワイシャツの襟との間に入れた。
くっと曲がった指が作る角度が鋭角で、骨ばった指が余計にかくかくとして見えた。
そして他の指を蜘蛛の足のようにしてノットをつかむと小さく左右にゆすりながらネクタイを緩めた。
俺も両手でネクタイを緩め、ついでに第一ボタンも外した。
首が太いので、結構締めつけられて苦しい。
冷房が効いてはいたが身体の中に熱が籠っている感じがしたので、昼間と同じように腕まくりもしてメニュー表を開いた。
「フライドポテト、また食べます?」
ふざけたことを言う梶を無視してメニュー表を見ていると冷たいおしぼりを店員が持ってきてくれた。
梶は「生2つと枝豆。冷奴。んー、そうだな、鶏の竜田揚げ」と次々に注文していたので「俺、たこわさ」と滑り込むように自分の希望も言った。
2人きりのことはないが、会社のヤツと何度かここに飲みにきたことがあるので、お互い好き嫌いがあまりないことは知っている。
すぐに生ビールが運ばれてきた。
「ひとまずかんぱーい!」
梶がジョッキを上げたので俺もそれに合わせ、かちんと乾杯して冷え冷えの生を飲む。
ごくっごくっごくっ
とうまそうな音を立てて梶がビールを飲む。
また、喉仏が不思議な生き物のように動くのが見えた。
「ふーっ、うまーい!」
「今日は暑かったからな」
「そうですね」
梶は一息ついてにっこりと笑うと、枝豆に手を伸ばした。
あの長い第一関節が曲がり枝豆をつまむとそれを横にして口元に運んでいく。
唇に指がつくかどうか際どいくらいに持っていき、さやを押して中の豆を口の中に出す。
それを器用に片手で繰り返していた。
まるでリスのような動きなのに、指だけ目がいってしまう。
枝豆は水分があるせいか、それとも少しだけ口に指を含んでしまうせいか、梶の人差し指と中指と親指はぬらぬらと湿ってきた。
「引田さん、食べないんですか?」
「あ、食うよ」
俺ははっとして、冷奴の皿を引き寄せる。
「醤油、取って」
「はい」
梶はおしぼりで濡れた指先を拭くと、醤油を取ってくれた。
「ありがと」
俺は取り皿に豆腐を2切れ入れ、醤油をかけた。
ん、ここの豆腐、うまいな。
大豆が甘い。
「梶って大豆好きなの?」
「え、どうしてです?」
「だって枝豆に冷奴って、イソフラボン祭りじゃん」
ぶふーっと梶が噴き出した。
「なにそれ、面白い。
イソフラボン祭り!」
「あ、いや。
元カノが女性ホルモンがどうとか言って、イソフラボンが含まれてる大豆製品ばっか食ってたんだよ。
寿司を食えば納豆巻き、ケーキはおからのチーズケーキ、アイスは豆腐アイスにきな粉と黒蜜がけ。
ほんとはマグロとチョコケーキとチョコミントアイスが好きなくせにさ。
そんなの、好きなもん、食えばいいのにな」
ナチュラルにイソフラボンという単語が出てきたのがよほどおかしかったのか、梶はしばらくくすくすと笑っていた。
俺は恥ずかしくなってきた。
そこへたこわさと鶏の竜田揚げが運ばれてきた。
「おー、うまそう!
レモンかけてもいいですか?」
「から揚げはいいけど、竜田揚げはだめー」
「なんです、そのビミョーなこだわり」
「つけだれの風味が損なわれるから、いやなの。
先にとっとく」
俺は新しい小皿にまだじゅうじゅういっている竜田揚げを3つのせると、そのうちのひとつにかじりついた。
にんにくの効いた醤油ダレが香ばしく、外側がぱりぱりしている。
「うまっ」
俺はすかさずビールを飲んだ。
梶がじっとこっちを見てる。
「もうレモンをかけてもいいぞ」
「引田さん、それじゃ少ないでしょ。
はい」
梶は律儀に竜田揚げが半分ずつになるくらい俺の小皿に追加すると、残りにたっぷりとレモンを絞った。
指先に力が入り、人差し指の第一関節がちょっとだけ反る。
果汁が散らないように左の手のひらでガードしながらぎゅーっと絞っていた。
絞り終わると、果汁で濡れた指先を舐める。
「すっぱ」
そしてまたおしぼりでそれをふき取り、竜田揚げを食っていた。
と、唇にもっさりした感触がした。
気がつくと、梶が枝豆のさやを俺の口にくっつけていた。
けばけばしている、ってことは新鮮なんだな、この枝豆。
「出しますよ」と梶が言い、指でさやを押した。
ぴゅっと口の中に枝豆が飛び込んできた。
でか。
「ね、うまいでしょ。
ここの枝豆」
俺はもぐもぐしながらうなずいた。
「でかいな」
「丹波の黒豆ですよ。
でかくて味が濃くてうまいんです。
きちんと食べてから飲まないと、悪酔いしますよ」
梶はまたけばけばしているさやを唇に押しつける。
「じ、自分で食うよ」
俺は顔を引いた。
梶は笑って、「えー、せっかく引田さんを餌付けしようと思ったのに」と、そのままそのさやを自分の唇に近づけ、まだ残っていた枝豆を食った。
また、餌付け、とか……
「あほか」
俺は自分で枝豆をつまむとぷちぷちとさやから豆を押し出した。
だいぶ出来上がってきた。
梶も目がとろんとしている。
ここの居酒屋は締めのミニラーメンがうまい。
俺が塩を頼むと梶は醤油を注文した。
「引田さん、ちゃんと食ってます?」
「ん、まぁ、な」
「なんかコンビニ弁当ばっか食ってそう」
「そんな感じかな。
一人暮らししてたら、そんなもんだろ。
おまえは?」
「俺は実家住みなんで。
栄養バランスは取れてますよ、多分」
「いいじゃん。
家族は大事にしろ」
「それはありがたいんですけど、30も近くなると煙たがられるんです」
「ん?
梶、おまえ、今いくつ?」
「先週、29になったばっかです。
引田さん、来週30になるんですよね。
2週間だけ、同い年ですよ」
梶はにやにやしている。
あほか、この酔っ払いめ。
あ、きたきた。
小ぶりの丼に出汁の効いたスープ。
それもアルコールで興奮している胃を温かく包んでくれるような優しい味。
なのに、どっしりとした存在感で、麺は細め。
別料金を払えば追加してくれるチャーシューは1枚で十分。
俺たちは無言でラーメンをすする。
あつ。
半分くらい食べたところで、丼から顔を上げると、赤い顔をした梶も顔を上げてこちらを見てた。
俺はワイシャツの第二ボタンも外した。
「引田さん、俺ね、実家にいていいことも多いんですけど」
「んあ?」
「一番困るのが遠いんですよね。
片道2時間半かかる」
「そりゃ遠いな」
「だから近くに引っ越そうかと思ってて」
「まぁ、経験しておいて悪くはないし、もっと遊べるようになるぞ」
「でね、終バスなくなりました。
泊めてください」
「は?」
「電車はまだあるんです。
そこからバスで30分なんですけど、それが終わるのが早くて。
だから泊めてください」
「おまえ、飲みのときいつもどうしてるんだ?」
「んー、ビジネスホテル取ったり、友達のところに押しかけたり」
「じゃ、ホテル取れ」
「えー、やですよ。
いきましょう、引田さんの部屋」
「待て待て待て。
おまえ、酔ってるな?」
「もちろん酔ってますよー。
俺、迷子になったらどうしようかなぁ」
「甘えるな、気持ち悪い」
「カノジョさんとかが待ってる?」
「待ってない。
そもそも恋人がいない」
「ならいいでしょ。
決定!
どんなに散らかっていてもいいですよ、俺、驚きませんから」
「あ、ちょっと」
「早く食べましょ。
帰りにコンビニに寄りましょう。
もうちょっと飲めますよね。
二次会は引田さんち」
「おい、勝手に決めるな」
梶はもう無言でもくもくと塩ラーメンをすすっている。
酔っぱらった梶はどうにも手に負えなくなっていた。
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