騎士が花嫁

Kyrie

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番外編 騎士が花嫁こぼれ話

50. 薔薇に滴(4)

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結婚を決めた二人は身近な人にそっとそれを告げた。
そして、始まりの森でささやかな結婚式を挙げることにした。
誰を招待するかを考えていると、クラディウスがぽつりと言った。

「ティア、家族に知らせなくていいのか?」

「え?」

突然のことに、インティアは目を瞬かせた。

「僕の家族…?」

「そうだ。
会って報告しなくてもいいのか?」

「だって今どこにいるのか知らないし」

「俺は知っている」

クラディウスはインティアの家族の所在をずっと調べさせていた。
王位継承の動乱もあったが、先日無事に居場所だけではあるが見つけることができた。

「ええっ!
ディー、知ってるの?
みんな元気なの?」

「ああ。
だから会いに行かないか。
結婚の報告をしに」

インティアの中に懐かしさがこみ上げる。
家が貧しいため娼館に売られたが、それで家族が生きていけているのだと思うとつらいことも乗り越えられた。
売られるときの契約で、今後家族との接触を一切断つことがあったので、家族がどうなっているのか知る由もなかった。

「行きたい」

インティアは呟いた。
大変だったけど、今はとても幸せであることを家族に知らせたかった。
立派な騎士の伴侶になることや神殿の歌巫士になったことも話したかった。
嬉しさと興奮とで上気したインティアの顔を見て、クラディウスは嬉しそうに微笑んでいた。

突然訪ねても向こうも困るだろう、と使者を送って前もって約束をし、正体を隠すために当日はみすぼらしい馬車に乗り、二人は長くて色の濃い外套を着、フードを目深にかぶって行った。
インティアはこの日のために幾ばくかの金や甘い焼き菓子、美しい布を準備した。
確か、両親と弟と妹がいたはずだ。
四人が喜ぶ姿を思い描き、インティアは緊張と興奮を隠せない様子で、家族のいる家の前に立った。
クラディウスがそれに寄り添う。
深呼吸を一つし、そっとノックをすると中から一人の男が顔を覗かせ、おどおどしながら二人を招き入れた。



家は街の中心から外れたところにあった。
傷んではいたが、雨漏りや隙間風はなさそうだった。
中にはあまりものはなく、みすぼらしいテーブルに椅子が4脚あった。
まだそんな年でもなさそうなのに、まるで老人のような男がインティアの父親だった。
部屋の中に入ると二人はフードを取り、顔を見せた。
男はおどおどと二人に椅子を勧めた。

インティアはつまらなく思った。
想像していたのは、明るく温かい家族4人が自分を迎え入れてくれる姿だった。
久しぶりの再会を喜び、自分を抱きしめてくれるはずだった。
なのに。

目の前の男は自分を見ようとしない。
クラディウスの正体を知っているせいかもしれない、と思った。
やはり街の人にとっては騎士というのは、ある意味恐れられている存在だから。

「お久しぶりです、お父さん」

「はっ、はああああ」

男はみっともなくテーブルに頭をなすりつけた。
まるで貴族かなにかに対してするみたいに。

「そんなにしないでください。
会えて嬉しいです。
お母さんや弟妹は元気ですか?」

「あの時は悪かった。
どうやっても立ちいかなくて、おまえを売るしかなくて。
すまなかった。
すまなかった。
許してくれ。
どうにもならなくて。
な、これで許してくれ」

かみ合わない会話にインティアは戸惑った。

「あの、お土産を持ってきました。
皆さんで食べてくださいね。
布も持ってきたので服を仕立ててください」

男はインティアが差し出した土産の入った籠の底に金貨が入った袋があったのを見逃さなかった。
焼き菓子にも布には目もくれず、ただただその籠の底ばかりを見ていた。

インティアの心は次第に冷たくなってきた。
それでも、なんとかしようと明るく努める。

「お父さん、僕、結婚が決まったんです。
騎士のクラディウス様です」

喜んでほしかった。
しかし、男は上の空で「…あ…、ああ…」と言っただけで、やはり籠の底を気にしていた。
インティアは唇を噛んだ。
血がにじむほど噛みしめていた。

「インティアを私の伴侶とし、幸せにします」

クラディウスが淡々と告げた。
男はまたテーブルに額をなすりつけていた。
クラディウスは立ち上がり、インティアもそうするように促した。
そして男を冷たい目で見下した。

「おいとましよう」

クラディウスは豊かな金の髪を隠し、来た時と同じようにフードをすっぽりとかぶった。
そしてインティアのほわほわした髪もフードに隠し、顔がわからないようにした。

「忙しいところ邪魔をしたな」

ドアに向かってクラディウスは歩き出す。
立ち尽くすインティアに気づき、腰に手を回しホールドする。
インティアはぎこちなく足を動かす。

ドアの前に来た時、男がインティアの外套の裾を引っ張った。
インティアは微かに期待した。
もしかしたら罪悪感でいっぱいだったり緊張したりしてこんな態度だったが、別れのハグをしてくれるのかもしれない。

「なぁ、もうここには来ないでくれ」

インティアの心が凍った。

「おまえがここに来ると困るんだよ。
ほら、あんな仕事をして、男娼狂いの騎士と結婚するだなんて。
おまえがうちと関わりがあると他にわかると都合が悪いんだよ。
うちには年頃の息子と娘がいるから、悪い噂が立つと結婚もできなくなっちまう」

「……わかったよ」

氷の欠片を吐き出すように、インティアは言った。

「僕の我儘で押しかけてごめんなさい。
もう来ないから。
今日、会えて嬉しかったです、お父さん。
では、お元気で」

そう言い終わるやいなや、クラディウスが外套の内側にインティアを隠してしまった。
そして冷たく光る青い眼で男を射抜き、ドアから出ていった。
二人は待たせていた馬車にすぐに乗り込み、出発させた。

馬車が家から遠ざかると、泣き叫ぶ声が聞こえた。
インティアだった。
どうしようもない感情が身体中を駆け巡り、行き場がなく、それが涙と叫びになって表に現れた。
クラディウスはそんなインティアを胸に抱くしかなかった。
ただ、優しく髪や背中をなでるしかできなかった。
馬車に同乗していたラバグルトは突然の慟哭にただただ驚くしかなかった。



屋敷に帰りついても、インティアは泣き止むことはなかった。
静かな屋敷に悲痛な声が一晩中響き渡った。
しかし、誰も何も言わなかった。
クラディウスはずっとインティアのそばに付き添った。

翌日、夜も明けないうちからジュリアスに付き添われて、リノがクラディウスの屋敷にすっとんで来た。
リノはベッドの上でクラディウスの胸の中で泣き叫ぶインティアを見つけると、手を伸ばし駆け寄った。
呼応するようにインティアも手を伸ばし、二人はお互いの名前を呼びながら抱き合い、そして同じように泣き始めた。
クラディウスは自分の役目をリノに代わられたのだと知ると、そっとベッドから下りた。
ジュリアスの勧めもあり、クラディウスはまずは服を着替えた。
ジュリアスは泣いている二人をまとめて抱きしめ、交互に柔らかな布で涙を拭い、こめかみにキスをした。
そうされると二人はわんわん泣いた。
ジュリアスは泣きたいだけ二人を泣かせた。
そして、少しぬるめの甘いミルクティーを淹れて飲ませた。
二人はえずきながらも飲み、終わるとまた泣いた。

王宮に上がる時間が近づいてきたので、クラディウスとジュリアスは二人のことをラバグルトに任せ、屋敷を出ていった。





自分の仕事に誇りを持っていた。
それを恥じる気持ちは今も微塵もない。
しかし、周りはそうでもない。
そんなことはこれまでも何度もあったが、誇り高くいようとインティアは決めていた。

つらい現実から少し目を背け、たった一晩の夢を見させることに心を砕いた。
閨の中で見せる人の弱さは愛おしかった。
自分の歌や踊り、会話を面白そうにしている客の顔は忘れられなかった。
普段ひた隠しにしている欲望をむき出しにし、自分を貪る客の姿に「僕を食べてあなたの糧にするといい」といつも願っていた。
一瞬の快楽を求めることに、なんの罪があるのだろう。
甘い夢を見れば、また現実に立ち向かっていこう、と思えることもあるかもしれない。

ただ、これは理解はされなかった。
インティアも語ることはしなかった。
すべては秘められた一夜限りの夢。



「全部、なくなっちゃったよう…」

インティアはむせび泣く。

主の突然の慟哭に驚き、クラディウスからインティアの父親のことを聞いたラバグルトは気づけば、リノとジュリアスの家に赴いていた。
そして主の切羽詰まった様子を話し、助けを乞うた。
真夜中すぎだったが、すぐに屋敷に行こうとするリノをジュリアスが止めた。

「なんでっ!」

「明日、夜明け前に行こう。
クラディウスは王の謁見があり、必ず王宮に行かなければならない。
あいつが留守の間、インティアを守ってやろう」

「でもっ」

「クラディウスは婚約者だ。
付き添ってやりたいのはクラディウスのほうだと思うぞ。
無理でも寝ておけ。
明日、クラディウスがいない間、あいつの代わりをしてやれ」

ジュリアスはラバグルトに労いの言葉をかけ、クラディウスの館に帰らせた。
そして、リノを無理矢理ベッドに突っ込み、自分も同じベッドに入るとリノが起き出さないようにぐっと抱きしめた。

「リノ」

「ジュリさん…、俺、俺…」

「今、俺がいるのにインティアが来たらおまえはインティアと抱き合って悲しみを分け合いたいか?」

「…う…ううん、ジュリさんがいい」

「ならば今は横になって目を閉じておきなさい。
疲れかたが違う。
明日、朝一番に行こう」

「うん…」

ジュリアスはリノのこめかみにキスをした。




インティアがつらそうに泣くのを、リノは抱きしめ、髪をなで、そして自分も泣いた。
二人は共鳴しているように泣いた。
リノには家族を失うつらさがわかるのかもしれない。
自分のことのように泣く。

俺は両親を殺されて、会おうにも叶わないけど。
インティアの家族はまだ生きていて、会おうと思ったら会えるのに。
どうしてっ!
どうしてっ!

リノはインティアと同じように怒りと悲しみとで涙を流した。

ああ、クラディウス様、インティアのこと、お願いします!
俺、ずっと見てきたんだ。
クラディウス様のことが好きで好きでたまらないインティアのことを。
騒動のあと、クラディウス様のことを「ディー」と恥ずかしそうに呼ぶインティアは本当に可愛らしくて天使様みたいに幸せそうで。
それがっ!
それがこんなになるまで泣いて…
ひどすぎるよおおおおおおっ。

思いは渦巻けど、インティアにかける言葉にはならない。
ただそばにいて、共に泣くだけだった。

リノが泣いてくれたので、インティアは安心して泣けた。

馬車の中ではどうしようもない感情が自分の内側から湧き上がって、それに任せて泣いた。
クラディウスには手がつけられないのも、よくわかっている。
少しだけ落ち着くと、クラディウスのために泣き止まなくてはならないのか、と考えた。
しかし、涙と悲しみと怒りは止まらない。
泣き止みたくなかった。
クラディウスに心配をかけてしまう心苦しさはあったが、気が済むまで泣いてやりたかった。
今までぐっと抑え込んでいたので、こんなに泣きわめいたことはなかった。

そんな中、リノがやってきて共鳴するようにわんわん泣いた。
インティアは一緒に泣いてくれる友が来て、安心して泣くことができた。

我慢しなくてもいい。
泣きたいだけ泣けばいい。
リノは決して泣き止まそうとはしない。
リノには泣き止まないことで罪悪感を持たなくていい。

そして、リノも、クラディウスもまた家族を失っている。
迷子の子どもが泣くように。
クラディウスの中の小さな子どもが泣くように。
インティアは泣いた。






いつしかくたびれて眠っていたらしい。
大きくて温かな手が背中をさすっている。
ごつごつした剣だこが当たる。

「…ディー?」

出したはずの声は掠れてしまい、自分でも聞き取れないほどだった。
手は動きを止め、頬に唇の感触を覚えた。

「目が開かないだろう。
腫れてしまっている。
今、冷やしているところだから、もう少しこのままでいろ」

ああ、ディーだ。
……あれ?

「リノは?」

「やれやれ、泣き止んだと思ったらすぐに他の男の名前を呼ぶのか」

「……」

「安心しろ。
ジュリアスが別室で付き添っている」

あからさまに肩の力を抜くインティアにクラディウスは苦笑しながら、目の上の濡れた布の位置を直してやった。
ただそれだけだったのに、泣いた原因を思い出してしまい、またじわりと涙がせり上がってくる。

「ディー…、僕、全部なくなっちゃった…
今までの僕、全部なくなっちゃったよ…」

クラディウスは濡れた布がずれるのも構わずにインティアを胸に抱きしめ、言った。

「おまえは自由になったんだよ、インティア。
もう、誰かのために生きなくてもいい。
家族のためにも。
客のためにも。
もちろん俺のためにも、生きなくてもいい。
自由になったんだ」

「……」

「好きに生きてみればいいんだ。
言いたい奴には言わせておけばいい。
そんなこと、大したことではない」

「ディー…」

「どうする、ティア。
婚約も白紙に戻せるぞ。
すべてを真っ白にして選び直すか?
自由になってどこかへ飛んでいくか?」

「やだ」

インティアはぎゅっとクラディウスの胸に顔を押し当てた。

「ディーと結婚することはきちんと自分で選んだ。
そこは白紙に戻さなくてもいい」

「そうか。
嬉しいよ、ティア」

「ディー、そばにいて。
僕のそばにいて」

「もちろん」

いつもはクラディウスが言う言葉をインティアが口にした。
インティアから言葉にして求められることはあまりなかったので、クラディウスは驚きながらも嬉しさに包まれた。

「おまえを渇きで枯れさせはしないよ、ティア。
いつまでも美しく咲いていろ」

インティアは安心したのか、すぅっと寝入っていった。
クラディウスは濡れた布を目元にのせてやった。
そして彼もまた、安心したのか眠り始めた。









***

結婚式の日は気持ちよく晴れ上がった。
クラディウスは騎士の制服に白いマントをつけていた。
サイドの髪を編み込みすっきりとさせ、露わになった耳の青い滴がよく見えるようにしていた。
インティアは白い簡素な服を着ていた。
絹でもなく豪奢な刺繍もない。
インティアも髪を結い、耳に咲く青い薔薇が一際煌めくように見せていた。

始まりの森の神殿に白い揃いのマントの第三騎士団の団員13人が立ち並ぶのは壮観だった。
そして、リノとラバグルト、騎士団医のユエ。
招待されたのはこの16人だった。

神官テヤは青白く光る儀式のときに着る衣装で現れ、クラディウスとインティアの前に立った。
16人が見守る中、テヤは祝福の言葉を述べ、誓いの言葉を二人に投げた。
二人はその誓いに従うと答え、誓いの口づけをした。
緊張していたインティアがやっと微笑み、頬をほんのりと染めた。
それを見ていたリノ、ロバート、ラバグルトは大泣きをしていた。

テヤは身振りで静かにするように伝え、呼吸を整えた。
そして朗々と婚儀の祝いの歌を歌い始めた。
たっぷりとした声量は神殿の高い天井まで満たし、歌が天から降ってくるようにも聞こえた。
ありとあらゆるものが二人を祝福し見守っていることを豊かに歌う。
聴いている者全員が幸せな気持ちになり、二人を見守る。
インティアは大粒の涙を流している。
それをそっと柔らかな布でクラディウスが拭ってやる。
インティアも見上げたクラディウスの目尻に光る涙を見つけ、指先で拭い取る。
リノ、ロバート、ラバグルトはもちろん号泣している。

テヤが歌い終わり、恭しく礼をすると割れんばかりの拍手が送られ、そして婚姻の儀式は終わった。


参加者は神殿の周りに簡単なテーブルを作り、クラディウスがラバグルトに用意させたワインの樽を開け、簡単な食事をふるまった。

参列者が次々と二人の元を訪れ、祝いの言葉を述べ、ワインを注ぐ。
クラディウスはずっとインティアの腰を抱きながら挨拶を交わす。

「クラディウス様!
インティア!
結婚おめでとう!」

最後のあたりでようやくリノがジュリアスと共に挨拶に来た。
リノは泣きすぎで目の縁を真っ赤にしていた。
インティアはリノを抱きしめて「ありがとう」と礼を言った。

「本当にインティア、綺麗だよ。
まるで天使様みたいだ。
本当に、本当によ、よ、よか…った……」

またもや泣き始めるリノの涙を慣れたように拭くジュリアスは、ワイングラスを掲げた。

「二人とも、おめでとう」

「ありがとう、ジュリアス」

インティアが可愛らしく礼を言った。

「リノはなんだか父親のような気分になっていて、この数日大変だった。
まるで娘を嫁に出すようだ、と」

「なななななに言ってるんですか、ジュリさん!
こんなところで言わなくてもっ!」

ジュリアスの暴露話にインティアが驚く。
そして嬉しそうに笑った。



和やかに時間が過ぎていく。
クラディウスとインティアは青い薔薇と滴のピアス誇らしく思いながら、祝福を受けた。

僕は枯れはしない。
クラディウスと共に生きていく。
失ったものを二人で満たしていく。
ディーのそばにいて、ディーにそばにいてもらって、僕は最後まで咲き切る。

満足した顔でクラディウスを見上げていると、視線に気づいたクラディウスがインティアを見た。
インティアは腕を伸ばしクラディウスの首に巻き付けると、自分に引き寄せ心を込めて口づけをした。






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