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本編
29. ふあふあの猫 - リノ
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いつもより遅い時間に自分の部屋に戻ってきた。
残りの仕事を1人でやったからだ。
インティアのことが気になったけど、こんなに遅くなっちゃったから訪ねていけないや。
明日、様子を見に行こう。
そう思って、ベッドに寝転んだ時だった。
ノックがして、俺が出るとラバグルトさんが立っていた。
「遅くにすみません」
俺はぎょっとした。
「インティアになにかあったんですか?!」
「あったというかなんというか…
お疲れのところ申し訳ありませんが、インティア様のところに行ってやってもらえないでしょうか」
「はあ」
歯切れの悪いラバグルトさんの様子も気になりながら、案内されてインティアの部屋に行った。
インティアの部屋のドアを開けるとぷんとアルコールの匂いが鼻についた。
「ラバグルト、お説教なら僕は聞かないから。
早くリノを呼んできて」
インティアは高そうなグラスを持って、だらしなくベッドに寝そべっていた。
「インティア?
具合はいいの?」
俺は挨拶もそこそこに部屋に入るとインティアに話しかけた。
インティアは俺に気づくと「リノ!」と嬉しそうに叫び、酔っているのかよろよろしながらベッドから下りてきて俺の手を取って広いベッドに上がらせようとした。
「インティア様、リノはさっき戻られたばかりです。
お疲れですから、今日は…」
「そうやっていいコばっかりさせようとするんだから。
ラバグルトの言うことなんて聞かない!
リーノ、こっち来て!飲も!」
困った様子のラバグルトさんといつもと違うインティアが気になった。
「ラバグルトさん、俺、大丈夫です。
お酒もそんなに飲みません」
「でもお疲れでは…」
「少しだけ。明日もあるし早めに切り上げますから!」
「ほら、リノもこう言ってるから、ラバグルトはもう下がって」
心配そうにしながらラバグルトさんが退室すると、リノは満足したのか俺にグラスを持たせて酒を注いだ。
恐ろしく透明な酒で、嗅いだことのないきつい匂いだった。
「じゃあ、かんぱーい」
インティアは赤い顔をして、必要以上にはしゃぎながらグラスを合わせてきた。
俺もそれにならい、そしてグラスに少し口をつけた。
「ひゃああああああああああああ???!!」
な、なにこれっ?!
俺はこぼさないようにグラスをベッドの上の銀のトレイに注意深く置いた。
熱い。
燃えそうだ。
舐めただけなのに、熱い塊が食道と胃を通っていくのがわかる。
「んふふ、すごいでしょう?
これが火酒だよ」
「火酒?!
北の火酒?」
インティアはうなづいて赤い舌をちろりと出し、火酒をひと舐めした。
これがジュリさんの国の火酒。
「火酒」というだけあって、熱い。というか痛いくらい。
アルコール度数、いくらなんだろう?
厳しく寒い季節を乗り切るために好まれて飲むという火酒…
「クラディウスが僕をここへ呼び寄せたとき、リノもいるっていうから用意させたの。
ほら、大怪我したとき火酒の器を守っていた、って聞いたから。
ここに来たとき一番に渡そうと思ってたんだけどぉ」
唇を尖らせてインティアはそっぽを向きながら言った。
「ジュリアスのためにほしかったんでしょ?
挨拶しにきたとき、ジュリアスとめちゃくちゃ仲良しだったから腹が立っちゃって渡すの止めた」
「はぁ…」
なんで腹が立つの?
俺、なにか怒らせたかなぁ。
「いいなぁ、リノは。
ジュリアスと仲良しで」
インティアもグラスをトレイに置き、ベッドに寝転んで枕を抱きしめた。
「どうしたの?」
「どーもしない」
そう?
なんだかぷんぷん怒っている気がするけど。
「飲みすぎた?」
「まさか。僕を誰だと思ってるの?
高級男娼のインティアだよ。
お酒のたしなみ方ぐらい知ってる」
「うん、そうだね」
ごろごろしているインティアはまるで猫みたいだ。
かわいいな。
「でも倒れたじゃん。
体調は大丈夫なの?」
思わずふあふあの髪を猫にするみたいになでた。
「ん。気持ちいい。
リノ、もっと髪なでて」
「あ、うん」
俺が髪をなでると、インティアは目を細め本物の猫のように嬉しそうに「にゃあ」と鳴いた。
手入れをしているとはいえ、俺と一緒に手伝いを始めてインティアの手は水仕事も多いせいか、かさかさに荒れた。
インティアはそれを見て溜息をつくが、手伝いを止めるとは決して言わない。
少しずつ、みんな疲弊しているのを感じる。
インティアがこんなふうに甘えた様子なのも久しぶりに見た。
俺は髪をなで続ける。
「リノ、優しいね」
「うん?」
「リノが旦那さんだったらよかった」
は?!
「お、俺はジュリさんのだから!」
インティアは枕に顔を埋めたまま話し続ける。
「ねぇ、ジュリアスをやめて僕にしない?
僕、力もあるし器用だし、リノを気持ちよくさせることも喜ばせることもできるよ。
こう見えて一途で尽くす男だから」
いやいやいやいや、突然なに言い出すの?!
インティアは枕を抱えたまま、俺にすり寄ってきた。
「ほんと、リノだったらよかったのに」
困ったなぁ。
俺は髪をなで続けた。
「俺はインティアが気にしている人にはなれないよ」
インティアの身体がびくっとした。
「その人とうまくいってないからって俺を相手にしても、俺じゃ満足しないでしょ、インティアは」
「なんだよ、リノ、生意気」
「はいはい。
もうちょっと髪をなでてあげるから、そろそろ寝ようね」
「ほんとに腹立つ。
リノが大人だ」
悪態をつくけど、インティアはしおしおに萎れていて元気がない。
俺にこんな姿を見せるだなんて、相当だ。
ぶーぶー言いながらも、インティアは丸くなってなでられていた。
「クラディウス様の怪我、軽かったらいいね」
「あんなふてぶてしいヤツ、そう簡単に倒れるもんか」
「うん、クラディウス様は強いもんね」
俺はしばらく髪をなで続けた。
が、あくびが出てきた。
そろそろ俺も眠いな。
「インティア、眠れそう?」
それまで大人しくなでられていたインティアがむくりと起き上がった。
枕抱えたままだけど。
「行っちゃうの…?」
「うん。明日もあるしそろそろ寝なくちゃ、インティアも俺も」
「一緒に寝て。行かないで」
どうしよう…
「我儘だなぁ、インティアは」
「そう?」
「うん」
ジュリさん、怒るかなあ。
「ヘンなことしない?」
「ヘンなこと?」
「ユーワクとか、さ。
俺、ジュリさんを悲しませたくないんだ」
「しない」
「よかった、そう言ってくれて。
じゃ、寝ようか。
インティアのことも1人にしておくのは心配だし」
俺はベッドから下り、グラスが並んだトレイを近くにあった小さなテーブルの上の置いた。
「でも、いいの?」
「なにが?」
「リノの奥さん、すっごい嫉妬する…」
「わかっていて誘ったじゃん。
1人じゃいたくないんだろ?
ジュリさんには謝るよ。
許してもらえなかったら、そうだなぁ、どうしようかなぁ」
でもきっと許してくれると思う。
甘えかな?
嫉妬と言えば、俺もしてる。
クラディウス様がジュリさんを独占してるんだ。
「うーん、もし怒って離縁されたら、またプロポーズしに行くかな」
「なにそれ」
「はいはい、火を消すよ」
俺はベッドから下りたついでにランプの火を落とした。
いつもジュリさんがしてくれていたことを俺がする。
会いたいよ、ジュリさん。
俺はそっとベッドに上がった。
インティアが少し不安そうにしているのがわかる。
「さ、寝よう」
俺はベッドに横になる。
「ねぇ、リノ」
「ん?」
「手、繋いでいい?」
「うん」
俺が手を伸ばすとインティアがそれを握ってきた。
ほら、かさかさしてる。
「明日、クラディウス様の様子をお聞きしよう」
「…うん」
「おやすみ、インティア」
「おやすみ、リノ」
瞼を閉じると、俺はあっと言う間に眠ってしまった。
疲れていたんだと思う。
ジュリさんを恋しく思いながら眠った。
きっと、インティアも同じだと思う。
残りの仕事を1人でやったからだ。
インティアのことが気になったけど、こんなに遅くなっちゃったから訪ねていけないや。
明日、様子を見に行こう。
そう思って、ベッドに寝転んだ時だった。
ノックがして、俺が出るとラバグルトさんが立っていた。
「遅くにすみません」
俺はぎょっとした。
「インティアになにかあったんですか?!」
「あったというかなんというか…
お疲れのところ申し訳ありませんが、インティア様のところに行ってやってもらえないでしょうか」
「はあ」
歯切れの悪いラバグルトさんの様子も気になりながら、案内されてインティアの部屋に行った。
インティアの部屋のドアを開けるとぷんとアルコールの匂いが鼻についた。
「ラバグルト、お説教なら僕は聞かないから。
早くリノを呼んできて」
インティアは高そうなグラスを持って、だらしなくベッドに寝そべっていた。
「インティア?
具合はいいの?」
俺は挨拶もそこそこに部屋に入るとインティアに話しかけた。
インティアは俺に気づくと「リノ!」と嬉しそうに叫び、酔っているのかよろよろしながらベッドから下りてきて俺の手を取って広いベッドに上がらせようとした。
「インティア様、リノはさっき戻られたばかりです。
お疲れですから、今日は…」
「そうやっていいコばっかりさせようとするんだから。
ラバグルトの言うことなんて聞かない!
リーノ、こっち来て!飲も!」
困った様子のラバグルトさんといつもと違うインティアが気になった。
「ラバグルトさん、俺、大丈夫です。
お酒もそんなに飲みません」
「でもお疲れでは…」
「少しだけ。明日もあるし早めに切り上げますから!」
「ほら、リノもこう言ってるから、ラバグルトはもう下がって」
心配そうにしながらラバグルトさんが退室すると、リノは満足したのか俺にグラスを持たせて酒を注いだ。
恐ろしく透明な酒で、嗅いだことのないきつい匂いだった。
「じゃあ、かんぱーい」
インティアは赤い顔をして、必要以上にはしゃぎながらグラスを合わせてきた。
俺もそれにならい、そしてグラスに少し口をつけた。
「ひゃああああああああああああ???!!」
な、なにこれっ?!
俺はこぼさないようにグラスをベッドの上の銀のトレイに注意深く置いた。
熱い。
燃えそうだ。
舐めただけなのに、熱い塊が食道と胃を通っていくのがわかる。
「んふふ、すごいでしょう?
これが火酒だよ」
「火酒?!
北の火酒?」
インティアはうなづいて赤い舌をちろりと出し、火酒をひと舐めした。
これがジュリさんの国の火酒。
「火酒」というだけあって、熱い。というか痛いくらい。
アルコール度数、いくらなんだろう?
厳しく寒い季節を乗り切るために好まれて飲むという火酒…
「クラディウスが僕をここへ呼び寄せたとき、リノもいるっていうから用意させたの。
ほら、大怪我したとき火酒の器を守っていた、って聞いたから。
ここに来たとき一番に渡そうと思ってたんだけどぉ」
唇を尖らせてインティアはそっぽを向きながら言った。
「ジュリアスのためにほしかったんでしょ?
挨拶しにきたとき、ジュリアスとめちゃくちゃ仲良しだったから腹が立っちゃって渡すの止めた」
「はぁ…」
なんで腹が立つの?
俺、なにか怒らせたかなぁ。
「いいなぁ、リノは。
ジュリアスと仲良しで」
インティアもグラスをトレイに置き、ベッドに寝転んで枕を抱きしめた。
「どうしたの?」
「どーもしない」
そう?
なんだかぷんぷん怒っている気がするけど。
「飲みすぎた?」
「まさか。僕を誰だと思ってるの?
高級男娼のインティアだよ。
お酒のたしなみ方ぐらい知ってる」
「うん、そうだね」
ごろごろしているインティアはまるで猫みたいだ。
かわいいな。
「でも倒れたじゃん。
体調は大丈夫なの?」
思わずふあふあの髪を猫にするみたいになでた。
「ん。気持ちいい。
リノ、もっと髪なでて」
「あ、うん」
俺が髪をなでると、インティアは目を細め本物の猫のように嬉しそうに「にゃあ」と鳴いた。
手入れをしているとはいえ、俺と一緒に手伝いを始めてインティアの手は水仕事も多いせいか、かさかさに荒れた。
インティアはそれを見て溜息をつくが、手伝いを止めるとは決して言わない。
少しずつ、みんな疲弊しているのを感じる。
インティアがこんなふうに甘えた様子なのも久しぶりに見た。
俺は髪をなで続ける。
「リノ、優しいね」
「うん?」
「リノが旦那さんだったらよかった」
は?!
「お、俺はジュリさんのだから!」
インティアは枕に顔を埋めたまま話し続ける。
「ねぇ、ジュリアスをやめて僕にしない?
僕、力もあるし器用だし、リノを気持ちよくさせることも喜ばせることもできるよ。
こう見えて一途で尽くす男だから」
いやいやいやいや、突然なに言い出すの?!
インティアは枕を抱えたまま、俺にすり寄ってきた。
「ほんと、リノだったらよかったのに」
困ったなぁ。
俺は髪をなで続けた。
「俺はインティアが気にしている人にはなれないよ」
インティアの身体がびくっとした。
「その人とうまくいってないからって俺を相手にしても、俺じゃ満足しないでしょ、インティアは」
「なんだよ、リノ、生意気」
「はいはい。
もうちょっと髪をなでてあげるから、そろそろ寝ようね」
「ほんとに腹立つ。
リノが大人だ」
悪態をつくけど、インティアはしおしおに萎れていて元気がない。
俺にこんな姿を見せるだなんて、相当だ。
ぶーぶー言いながらも、インティアは丸くなってなでられていた。
「クラディウス様の怪我、軽かったらいいね」
「あんなふてぶてしいヤツ、そう簡単に倒れるもんか」
「うん、クラディウス様は強いもんね」
俺はしばらく髪をなで続けた。
が、あくびが出てきた。
そろそろ俺も眠いな。
「インティア、眠れそう?」
それまで大人しくなでられていたインティアがむくりと起き上がった。
枕抱えたままだけど。
「行っちゃうの…?」
「うん。明日もあるしそろそろ寝なくちゃ、インティアも俺も」
「一緒に寝て。行かないで」
どうしよう…
「我儘だなぁ、インティアは」
「そう?」
「うん」
ジュリさん、怒るかなあ。
「ヘンなことしない?」
「ヘンなこと?」
「ユーワクとか、さ。
俺、ジュリさんを悲しませたくないんだ」
「しない」
「よかった、そう言ってくれて。
じゃ、寝ようか。
インティアのことも1人にしておくのは心配だし」
俺はベッドから下り、グラスが並んだトレイを近くにあった小さなテーブルの上の置いた。
「でも、いいの?」
「なにが?」
「リノの奥さん、すっごい嫉妬する…」
「わかっていて誘ったじゃん。
1人じゃいたくないんだろ?
ジュリさんには謝るよ。
許してもらえなかったら、そうだなぁ、どうしようかなぁ」
でもきっと許してくれると思う。
甘えかな?
嫉妬と言えば、俺もしてる。
クラディウス様がジュリさんを独占してるんだ。
「うーん、もし怒って離縁されたら、またプロポーズしに行くかな」
「なにそれ」
「はいはい、火を消すよ」
俺はベッドから下りたついでにランプの火を落とした。
いつもジュリさんがしてくれていたことを俺がする。
会いたいよ、ジュリさん。
俺はそっとベッドに上がった。
インティアが少し不安そうにしているのがわかる。
「さ、寝よう」
俺はベッドに横になる。
「ねぇ、リノ」
「ん?」
「手、繋いでいい?」
「うん」
俺が手を伸ばすとインティアがそれを握ってきた。
ほら、かさかさしてる。
「明日、クラディウス様の様子をお聞きしよう」
「…うん」
「おやすみ、インティア」
「おやすみ、リノ」
瞼を閉じると、俺はあっと言う間に眠ってしまった。
疲れていたんだと思う。
ジュリさんを恋しく思いながら眠った。
きっと、インティアも同じだと思う。
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