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本編
20. 傷だらけのリノ(2) - ジュリアス
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空が白んできた。
リノのうなされようはひどいものだった。
怪我の腫れは増し、呼吸をするのも苦しそうだ。
もしかしたら肋骨がどうにかなっているかもしれない。
早く医者に診せたい。
南の海を渡った向こうの大陸に黒く高い山脈があるという。
誰一人、それを越えた者はいないらしい。
山の向こうには妖精と魔術師の世界があり、白魔法はあらゆる怪我や病気を治すと聞いたことがある。
今すぐそこへリノを連れて行きたい。
この苦しみからどうにかして救い出したい。
俺はなすすべもなく、ただリノのそばにいるしかなかった。
がんがんと乱暴にドアが叩かれた。
俺が出る前に、「邪魔をするぞ」とクラディウスが小屋に入っていた。
傍若無人の騎士は俺に会釈をするとずかずかとリノのベッドのそばに行き、様子を見た。
「ひどいな」
「…ああ」
「昨日の提案、答えは出たか?」
「百合の黒豹」が利害なくなにかするとは思えなかった。
しかし、このままここにいてもリノに十分な治療を受けさせてやることもできず、収入もないからリノと2人で倒れてしまうだろう。
「リノに十分な治療を。
そして寝心地のよいベッド、快適な部屋、安全。
それらは保証されるか?
それができるなら世話になりたい」
「よし、ジュリアスが話がわかるヤツでよかった。
そこは俺が保証する。
もう馬車を用意してきたんだ。
ここを出るぞ。
伯爵には俺が後で話をつける」
「わかった」
「リノ、これはまずいな。
肋骨なんとかなってるかもな」
クラディウスはリノの顔を覗き込み、上掛けを少しはいで観察し、眉をひそめた。
「ここにあるものは後から部下に取りにこさせるから、まずは出るぞ」
クラティウスは俺にリノを運ぶように指示した。
上掛けをはいでリノの首と膝の裏に腕を差し入れると、それだけでリノはうめいた。
「すぐにユエに診せてやる。
少し我慢するんだぞ、リノ」
クラディウスは俺が抱き上げたリノに声をかけ、俺の前に立って歩き始めた。
玄関で足枷のことを思い出す。
「そんなもの、捨てておけ。
気になるあとで回収に来させてもいい。
おまえには必要ない」
そう言い捨てると外に出てしまったクラディウスを追うように、俺はついていった。
馬車は快適だったが、小さな振動でもリノにはつらいらしく、ずっとうめいていた。
クラディウスと俺はそれを黙って聞いていた。
大きな屋敷の敷地に馬車が入った。
その奥にこぢんまりとした離れがあった。
とはいえ、これまでいた小屋より大きく、作りは立派だ。
馬車の音がしたのに気がついたのか、中から人が出てきた。
長く伸ばした灰色の髪を一つにくくり眼鏡をかけたこの人物がユエといい、騎士団医だった。
あとでわかったのは、クラディウスの第三騎士団専属のような医者だった。
離れに用意してあったベッドに寝かせたリノの様子を手際よく見ると「肋骨にひびがはいっているかもしれない。あと打撲の腫れがひどすぎる」と言い、その処置をした。
ユエはクラディウスの敷地半分を使った第三騎士団の訓練場にある寮の一角を自分の診療室にし、そばに自分の部屋を持っていた。
だから日に3回、リノを診察し、必要であれば包帯を取り換えてくれた。
クラディウスは話がわかるようで、リノのベッドがある部屋に俺のベッドも用意してくれていた。
俺はつきっきりでリノの看病をした。
それこそ上から下まで。
自分がこんなに誰かの世話ができるとは思っていなかった。
嫌だと思ったことは1度もなかった。
離れに移ってからの三日三晩、リノは高熱と痛みにうなされた。
俺はほとんど寝ずにリノのそばにいた。
四日目の午後、俺がついうとうととしてしまったときだった。
「…ジ…」
微かな声で目が覚めた。
リノを見ると、唇が震えている。
「リノ!」
「ジュ…リ…さ……ごめ……
ひざ…け……シ…ツ…」
なんてことだろう。
ようやく気がついたリノは俺に火酒とシャツのことを詫びている。
「旦那様!
そんなことはいんです!
私は旦那様が怪我なく無事でいらっしゃるほうが大事です。
心配しました。
本当に心配しました。
こんなに心配したことはありません」
できることなら、俺はリノを抱きしめたり、髪を梳いてやりたかったがまだ打撲の腫れが引いていないので、それもできない。
「…ご…んな…さ…」
「もう謝らないでください。
元気になったらお話しましょう。
よかった。
気がつかれてよかったです。
四日もうなされていだんですよ」
俺は包帯が巻かれていない手の指先にそっと触れた。
少しでもリノに俺がそばにいることをわかってほしくて。
「本当によかった…」
内から絞り出すように、安堵の思いを吐き出す。
脱力して倒れそうだ。
「…っ……」
小さな声にならない声をリノが出した。
「旦那様?」
見ると、左目には包帯が巻かれ、右の周りも青くなっている目から涙がこぼれていた。
俺はそばにあった清潔な布でそれを拭った。
「泣かないでください。
これからは治るばっかりですよ。
ユエ先生を呼んでもらいましょう。
先生もクラディウスも随分心配していましたよ」
見えているかどうかわからないが、俺はリノを安心させるように笑いかけた。
しばらくリノは痛みと戦っていた。
それと同時に意識が戻ったので、俺に世話をされるのを嫌がったが、「他の人がいいのか」と聞くとおとなしくなった。
リノが望むのなら、他の人に代わるのも仕方ないが、できれば俺が世話を続けたかったので、嬉しかった。
薄皮をはぐように、リノは回復をしていった。
俺はできるだけリノのそばにいた。
ユエ先生は日に2回の診察、クラディウスも忙しいはずなのに時間を見つけてはちょくちょく顔を出した。
クラディウスは約束通り、伯爵の小屋にあった荷物をすべてこの離れに運び込んだ。
もともとものはそんなになかったが、まとめて使っていない部屋に突っ込まれていた。
リノが安定して眠っている間に少しずつ、整理をしていった。
中にリノの文字の本と小さな黒板が出てきた。
リノが回復したら、また勉強したがるかもしれない。と嬉しく思った。
これまでになく、リノと一緒に過ごした。
回復が進むと、ぽつぽつと話をするようになった。
俺は改めて、リノの生い立ちを知った。
このメリニャの西の国境付近で生まれたが、ピニャータ王が西の国と戦争を始め、それに巻き込まれた。
戦火から逃げる間に両親は西の兵士に殺され、残された幼いリノが泣いているとメリニャの騎士が現れた。
そして「自分の到着が遅くなってすまなかった」とリノに謝罪し、リノを保護した。
ほどなく西の国に勝利したが、戦争孤児となってしまったリノの居場所はなく、その騎士は王都までリノを連れて行き、施設を世話した。
この体験から、リノの騎士に対する崇拝とも言える価値観が生まれたらしい。
両親を殺した西の兵士に恨みを持たず、自分を助けてくれた騎士だけを見つめている。
俺は切なくなった。
「騎士様は皆さま、立派なのです!」とリノは断言し、なので敵味方関係なく騎士というだけで、俺のことも大切にしているようだった。
言いたいことは山ほどあったが、今はそれは言わないことにした。
幼いリノが生き延びるのに、彼を助けた騎士を希望の光にしてしまったのは仕方のないことかもしれない。
リノも俺の生い立ちについて聞きたがった。
俺は貴族であり騎士でもある父と貴族の娘であった母の間に生まれたことや、兄弟はいないこと、騎士の訓練学校で学んだこと、得意なのは大剣ではなくメイスであることなどを話した。
そしてせがまれて初めて酒を飲んだ話をし、俺が酒が好きなのを知ると「やっぱりあの北の火酒を飲ませたかったなぁ」とぼやいた。
俺は酒よりシャツよりなにより、自分の生命や身体を優先するように言い含めた。
「火酒もシャツも替えが効きますが、旦那様はどうにもならないんですよ」
「だって…」
「だってじゃありません。
もし旦那様になにかあったら今の私なら鬼神になってしまいますが、よろしいですか?」
「え、だめです、そんなことしちゃっ!」
「では私が鬼神にならないように、身を守ってくださいね」
「…う…ん…」
リノはしぶしぶうなづいた。
「でも…」
俺は言葉を続けた。
「旦那様が私を思って火酒を求めてくださったことは、とても嬉しいです。
ありがとうございます」
「あ。いやその。ええ。うん、うん…うん」
リノは真っ赤になってあたふたして、そして言った。
「あの、俺、元気になって稼いで、またジュリさんに火酒を買いますね」
今度は俺が真っ赤になる番だった。
リノのうなされようはひどいものだった。
怪我の腫れは増し、呼吸をするのも苦しそうだ。
もしかしたら肋骨がどうにかなっているかもしれない。
早く医者に診せたい。
南の海を渡った向こうの大陸に黒く高い山脈があるという。
誰一人、それを越えた者はいないらしい。
山の向こうには妖精と魔術師の世界があり、白魔法はあらゆる怪我や病気を治すと聞いたことがある。
今すぐそこへリノを連れて行きたい。
この苦しみからどうにかして救い出したい。
俺はなすすべもなく、ただリノのそばにいるしかなかった。
がんがんと乱暴にドアが叩かれた。
俺が出る前に、「邪魔をするぞ」とクラディウスが小屋に入っていた。
傍若無人の騎士は俺に会釈をするとずかずかとリノのベッドのそばに行き、様子を見た。
「ひどいな」
「…ああ」
「昨日の提案、答えは出たか?」
「百合の黒豹」が利害なくなにかするとは思えなかった。
しかし、このままここにいてもリノに十分な治療を受けさせてやることもできず、収入もないからリノと2人で倒れてしまうだろう。
「リノに十分な治療を。
そして寝心地のよいベッド、快適な部屋、安全。
それらは保証されるか?
それができるなら世話になりたい」
「よし、ジュリアスが話がわかるヤツでよかった。
そこは俺が保証する。
もう馬車を用意してきたんだ。
ここを出るぞ。
伯爵には俺が後で話をつける」
「わかった」
「リノ、これはまずいな。
肋骨なんとかなってるかもな」
クラディウスはリノの顔を覗き込み、上掛けを少しはいで観察し、眉をひそめた。
「ここにあるものは後から部下に取りにこさせるから、まずは出るぞ」
クラティウスは俺にリノを運ぶように指示した。
上掛けをはいでリノの首と膝の裏に腕を差し入れると、それだけでリノはうめいた。
「すぐにユエに診せてやる。
少し我慢するんだぞ、リノ」
クラディウスは俺が抱き上げたリノに声をかけ、俺の前に立って歩き始めた。
玄関で足枷のことを思い出す。
「そんなもの、捨てておけ。
気になるあとで回収に来させてもいい。
おまえには必要ない」
そう言い捨てると外に出てしまったクラディウスを追うように、俺はついていった。
馬車は快適だったが、小さな振動でもリノにはつらいらしく、ずっとうめいていた。
クラディウスと俺はそれを黙って聞いていた。
大きな屋敷の敷地に馬車が入った。
その奥にこぢんまりとした離れがあった。
とはいえ、これまでいた小屋より大きく、作りは立派だ。
馬車の音がしたのに気がついたのか、中から人が出てきた。
長く伸ばした灰色の髪を一つにくくり眼鏡をかけたこの人物がユエといい、騎士団医だった。
あとでわかったのは、クラディウスの第三騎士団専属のような医者だった。
離れに用意してあったベッドに寝かせたリノの様子を手際よく見ると「肋骨にひびがはいっているかもしれない。あと打撲の腫れがひどすぎる」と言い、その処置をした。
ユエはクラディウスの敷地半分を使った第三騎士団の訓練場にある寮の一角を自分の診療室にし、そばに自分の部屋を持っていた。
だから日に3回、リノを診察し、必要であれば包帯を取り換えてくれた。
クラディウスは話がわかるようで、リノのベッドがある部屋に俺のベッドも用意してくれていた。
俺はつきっきりでリノの看病をした。
それこそ上から下まで。
自分がこんなに誰かの世話ができるとは思っていなかった。
嫌だと思ったことは1度もなかった。
離れに移ってからの三日三晩、リノは高熱と痛みにうなされた。
俺はほとんど寝ずにリノのそばにいた。
四日目の午後、俺がついうとうととしてしまったときだった。
「…ジ…」
微かな声で目が覚めた。
リノを見ると、唇が震えている。
「リノ!」
「ジュ…リ…さ……ごめ……
ひざ…け……シ…ツ…」
なんてことだろう。
ようやく気がついたリノは俺に火酒とシャツのことを詫びている。
「旦那様!
そんなことはいんです!
私は旦那様が怪我なく無事でいらっしゃるほうが大事です。
心配しました。
本当に心配しました。
こんなに心配したことはありません」
できることなら、俺はリノを抱きしめたり、髪を梳いてやりたかったがまだ打撲の腫れが引いていないので、それもできない。
「…ご…んな…さ…」
「もう謝らないでください。
元気になったらお話しましょう。
よかった。
気がつかれてよかったです。
四日もうなされていだんですよ」
俺は包帯が巻かれていない手の指先にそっと触れた。
少しでもリノに俺がそばにいることをわかってほしくて。
「本当によかった…」
内から絞り出すように、安堵の思いを吐き出す。
脱力して倒れそうだ。
「…っ……」
小さな声にならない声をリノが出した。
「旦那様?」
見ると、左目には包帯が巻かれ、右の周りも青くなっている目から涙がこぼれていた。
俺はそばにあった清潔な布でそれを拭った。
「泣かないでください。
これからは治るばっかりですよ。
ユエ先生を呼んでもらいましょう。
先生もクラディウスも随分心配していましたよ」
見えているかどうかわからないが、俺はリノを安心させるように笑いかけた。
しばらくリノは痛みと戦っていた。
それと同時に意識が戻ったので、俺に世話をされるのを嫌がったが、「他の人がいいのか」と聞くとおとなしくなった。
リノが望むのなら、他の人に代わるのも仕方ないが、できれば俺が世話を続けたかったので、嬉しかった。
薄皮をはぐように、リノは回復をしていった。
俺はできるだけリノのそばにいた。
ユエ先生は日に2回の診察、クラディウスも忙しいはずなのに時間を見つけてはちょくちょく顔を出した。
クラディウスは約束通り、伯爵の小屋にあった荷物をすべてこの離れに運び込んだ。
もともとものはそんなになかったが、まとめて使っていない部屋に突っ込まれていた。
リノが安定して眠っている間に少しずつ、整理をしていった。
中にリノの文字の本と小さな黒板が出てきた。
リノが回復したら、また勉強したがるかもしれない。と嬉しく思った。
これまでになく、リノと一緒に過ごした。
回復が進むと、ぽつぽつと話をするようになった。
俺は改めて、リノの生い立ちを知った。
このメリニャの西の国境付近で生まれたが、ピニャータ王が西の国と戦争を始め、それに巻き込まれた。
戦火から逃げる間に両親は西の兵士に殺され、残された幼いリノが泣いているとメリニャの騎士が現れた。
そして「自分の到着が遅くなってすまなかった」とリノに謝罪し、リノを保護した。
ほどなく西の国に勝利したが、戦争孤児となってしまったリノの居場所はなく、その騎士は王都までリノを連れて行き、施設を世話した。
この体験から、リノの騎士に対する崇拝とも言える価値観が生まれたらしい。
両親を殺した西の兵士に恨みを持たず、自分を助けてくれた騎士だけを見つめている。
俺は切なくなった。
「騎士様は皆さま、立派なのです!」とリノは断言し、なので敵味方関係なく騎士というだけで、俺のことも大切にしているようだった。
言いたいことは山ほどあったが、今はそれは言わないことにした。
幼いリノが生き延びるのに、彼を助けた騎士を希望の光にしてしまったのは仕方のないことかもしれない。
リノも俺の生い立ちについて聞きたがった。
俺は貴族であり騎士でもある父と貴族の娘であった母の間に生まれたことや、兄弟はいないこと、騎士の訓練学校で学んだこと、得意なのは大剣ではなくメイスであることなどを話した。
そしてせがまれて初めて酒を飲んだ話をし、俺が酒が好きなのを知ると「やっぱりあの北の火酒を飲ませたかったなぁ」とぼやいた。
俺は酒よりシャツよりなにより、自分の生命や身体を優先するように言い含めた。
「火酒もシャツも替えが効きますが、旦那様はどうにもならないんですよ」
「だって…」
「だってじゃありません。
もし旦那様になにかあったら今の私なら鬼神になってしまいますが、よろしいですか?」
「え、だめです、そんなことしちゃっ!」
「では私が鬼神にならないように、身を守ってくださいね」
「…う…ん…」
リノはしぶしぶうなづいた。
「でも…」
俺は言葉を続けた。
「旦那様が私を思って火酒を求めてくださったことは、とても嬉しいです。
ありがとうございます」
「あ。いやその。ええ。うん、うん…うん」
リノは真っ赤になってあたふたして、そして言った。
「あの、俺、元気になって稼いで、またジュリさんに火酒を買いますね」
今度は俺が真っ赤になる番だった。
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