カフェ ILYA

Kyrie

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第2話 朧月夜(2)

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突然の男の発言に大いに俺は驚く。
振り向いて黛を見ると、あいつも同じように驚いていた。

「どんな人?」

男はユーヤさんが置いたカップに口をつけながら平然と聞いた。

おい、本当か?
黛に好きな人がいるなんて、俺は聞いてないぞ。

そう言いたいのに言えずに、ただ黛を凝視した。
あいつは驚いた顔をしていたが、大きな呼吸を一つするときりっとした顔つきになり口を開いた。

「います。
そばにいて気持ちのいい人です。
だからずっとそばにいて見ていたい。
最近、疲れているのが続いているので心配だから、特に、です」

きっぱりと言い切った黛は、なぜかすっきりした表情をしていた。
こいつにこんな顔をさせる女って誰だ?
相当だぞ。
これまでの付き合いを知ってるけど、こんな顔になったのを見たのは初めてだ。
俺はぽかんを黛を見ていた。

「『花宴』というのは、源氏が須磨に流れる原因が描かれた話だよ」

真っすぐに黛を見ながら、男は言った。

「右大臣の娘に朧月夜というのがいてね、美しいし女っぷりもいいから天皇に輿入れさせようと考えていたんだ。
源氏と朧月夜が出会ったときはお互いに正体がわからずにいた。
しかしわかってもなお源氏は彼女のところに通い続け、朧月夜も拒みはしなかった。
ライバル視されていた右大臣の娘と、それも天皇の妻になる姫君と危険な恋をした。
それがばれて右大臣の怒りを買い、須磨に流れていったわけだけど」

言葉を切って、男はにやりと笑った。

「私は嫌いじゃないよ。
必ず想いが叶う保障とかモラルとかそんなのそっちのけの身を焦がす恋」

だからか。
俺は黛のカップに口をつけたことを思い出す。
身体が熱くなり、焦れたように疼いたあの飲み物を。
源氏と朧月夜の激しい想いを表現した熱さ。
ユーヤさんが黛に出した理由。
思わず俺は熱っぽい溜息をついた。

「君はどうなの?
なんとしてでも奪いたいと思わない?
周りを全部敵に回して、社会的地位も名誉もすべて捨てても、その人が欲しくないの?」

「いや、そこまでは……」

黛が言い淀む。

「ふーん、じゃあ、その人が他の人に惚れているのを指を咥えて見ているだけか。
そのうち他の人にかっさらわれてもいいんだ」

「なっ」

男はにやりと笑ってはいるが、鋭い眼光で黛を見る。

「君の朧月夜はのんびり屋さんのようだけど、とても魅力的なのは知っているだろう?
このままじゃ、君は源氏になりきれない。
他の誰かが源氏になって、さらっていくよ」

黛がぐっと拳を握りしめた。

「自由で子どものようで、そして大人。
朧月夜はそんな人だ。
純粋過ぎて目の前の自分の興味のあることしか見えていない。
残酷なほどの無邪気さで、君なんて目に入らず、源氏が現れたらそいつのところへ走っていくだろうな。
なんていったって、一途で情熱的なんだから」

過激なことを言う男の言葉にぎょっとしながら、俺は黛が気になって見ている。
黛は奥歯をぎゅっと噛み締めた。

「これまで」

押し殺した黛の声。

「俺は、見ているだけでいいと思っていました。
その人が幸せであればそれでいい、と」

そこまで言うと黛は大きく息を吐いた。

「でも、今夜、思い知りました。
それだけじゃだめだ、って。
その人が他の誰かと幸せであるのを見たいんじゃない。
俺と一緒に幸せになるのが見たい」

内側から絞り出すように黛が一気に言い、そしてなぜか俺を見た。
恐ろしい気迫に俺は思わずのけぞった。


「そろそろ止めてくださいね」

男と黛の会話の間にユーヤさんが口を挟んだ。

「なんだ、先に君がこの人を煽ったんだろう?」

男が少し拗ねたように言う。

「煽っただなんて、人聞きの悪いこと言わないでください」

「だって、『花宴』だろう?
秘めてるだけじゃなくて、なりふり構わず駆け抜けろ、と伝えたいんだと思ったんだけど」

「そこまで乱暴なことは思っていませんよ」

「君が考えたことと私が言ったことは、そう大差はないよ」

「そうですか?」

珍しくユーヤさんが口数多く男に話しかけている。

それを横目に俺はそっと黛の方を向いて、あいつの肘を突っつき小さく聞いてみた。

「好きなやついたの?」

黛は一瞬かっと顔を上気させたが、すぐにさっきの精悍な顔つきになってうなずいた。

いたんだ……

俺は動揺したのがバレないように、できるだけ静かに尋ねた。

「いつから?」

「知り合ったのはずっと前だけど、気持ちを自覚したのは最近」

黛は淀むことなくきっぱりと言った。
本気だ。
これまで恋愛について聞いたとき、黛はのらりくらりかわしてきたのに、今回はなんていうか腹で受け留めている、というか。

誰だ?
どんな人だ?
黛をここまで熱くさせる人って……

たまに調子に乗り過ぎることもあるが、黛はいいヤツだ。
失礼なことも相手を傷つけるようなこともしない、大らかで気持ちのいい男だ。
誠実でマメだから、女性ウケもいい。
はっきり言ってモテる。

「叶うといいな」

「……ああ」

というか、こんないいヤツを振るような女がいるのか。
俺たちもいい歳だし、もしかしたら結婚式で友人代表としてスピーチなんかするのかな。

先を越されたような、じりっとした気分がこみ上げてくる。
焦り?
妬み?
いらつきそうな気持ちにコーヒーをすすると、甘く温かな香りがふわんと鼻腔を満たした。
それで俺は気持ちを切り替えようとした。
ちらりと盗み見た黛もコーヒーを飲んでいた。
くっきりとした横顔に色香が漂っている。

それ飲んで、熱くなるのか。
コーヒーとユーヤさんたちの煽りに乗って、全てを捨てて誰かとの恋に身を焦がすのか。

やりきれない思いに、俺は優しかった「花散里」が途端に物足りなくなってしまった。
優しさが霞み、苦みが胸にこびりつく。



「やれやれ、そろそろお暇する時間のようだね」

カタリと音がして、男が立ち上がった。
しばらくユーヤさんと静かにしかし熱っぽく応酬していたが、きりがついたらしい。
ユーヤさんがカウンターから出てきた。
初めて見た、そんなの。
俺の驚きをよそに、中折れ帽子を被り振り返った男が腕を広げるとユーヤさんはそこに入っていき熱いハグをしていた。

「またお待ちしています」

「袖の涙が乾かないうちにまた来る」

「お心にもないことを」

驚いて声も出ない光景だったのに、その男はあろうことにユーヤさんの背中に回した手を下に滑らせ、形のよいヒップをなでた。
一瞬のことにユーヤさんは声にならない声を上げた。

「イリヤ!」

なんてこと!
頭に血が上った。
ここの客の間では暗黙の了解になっているのが「ユーヤさんに近づきすぎない」ということだった。
ユーヤさん目当てにILYAに来る客は少なくない。
トラブルが起きないように、ユーヤさんに迷惑がかからないように、誰も一言も言わないがなんとなくそうなっている。

それなのに、こいつはユーヤさんと親しい素振りを見せ、ハグした挙句にユーヤさんのお尻をなでるだなんて!

腕をほどき、イリヤと呼ばれた男はニヤリと笑って言った。

「君のあの『須磨』だけど、気持ちはわかるが荒み過ぎているよ。
苦過ぎて飲めたものじゃない。
須磨にいた源氏は、華やぎを忘れなかったと思うよ。
もっと『都に帰りたい』とも思わせてくれ。
紫のいる華やいだ都に、ね」

イリヤはユーヤさんの頬をひとなでするとドアを開けた。
そして振り返り、黛に向かって言った。

「君の朧月夜はそこまで情熱的ではなさそうだけど、ま、時間の問題かな」

「だと嬉しいですね。
ありがとうございます」

イリヤはなぜか俺に向かってウィンクをし、黛には手を上げ外に出て行った。
それを追うようにユーヤさんも外に行き、そしてしばらくして戻ってきた。
呆気に取られたままの俺たちに、ユーヤさんは苦笑いを浮かべた顔を向けた。

「お見苦しいところをお見せしましたね」

ユーヤさんは何事もなかったようにカウンターに近づき、イリヤの飲み残したコーヒーが入ったカップに手をやった。

「あのっ」

切羽詰まった声を上げてしまった。
ユーヤさんがこちらを見る。
いや、こんなに近くで見たの、初めてかも。
思ったより長いまつ毛。
動揺しながらも、俺はユーヤさんを見て一気に言った。

「さっきのセクハラじゃないんですか。
もし必要なら、俺も黛も見ていたし証言しますよ」

ユーヤさんは一瞬きょとん、として、それから花のように微笑んだ。

「彼のことはよく知っていますよ、ああいう人なんです。
イリヤはここのオーナーで、ほら、だから店も彼の名前で、私は雇われ店長なんですよ。
コーヒーについて私が知っていることは全て、イリヤから教わりました。
それから、生き方もちょっぴり、ね」

優雅な手つきでイリヤのカップを持ち上げ、ユーヤさんは残っていたコーヒーを口に含む。

「……荒みすぎ、か……」

掠れた声でぽつりと呟き、複雑な表情をユーヤさんは浮かべる。
その意味を読み取ろうとするが、なに一つわからない。

「京の都に少女の時から育て上げた紫の上という最愛の妻がいながら、須磨に流れていたとき招きを受けて訪れた明石で出会った立派な姫君と契りを結んで子どもまで作っているんですよ、源氏は」

一息で言ったユーヤさんは奥歯を噛みしめる。

「なにが『都に帰りたくなるようにしてくれ』ですか。
自分は明石でいい思いをしているのに」

ユーヤさん?
声を荒げるわけではないのに、抑えた感情の迫力がこっちまで伝わってくる。

「あんなに私にコナをかけておいて、自分は大学生の恋人と遊んでいるんですよ」

は?!

驚いている俺をよそに、乱暴に音を立ててカップをソーサーに戻し、ユーヤさんはカウンターの中に入っていった。
そして改めてカウンター越しに正面きって俺たちを見る。

「驚かせて、本当にごめんなさいね」

「いえ、そんな」

俺は両手を振ってユーヤさんに返す。

「お二人とも、お時間もう少しいいですか?
私の趣味に少しだけ付き合ってくれませんか?」

意味がわからず、俺たちはユーヤさんを見る。

「お店はクローズドの札にしたし、ここからは私のプライベートタイムです。
ハーブティーを淹れるので、一緒にいかがですか」

「ハーブティー?」

「ええ、むしろこっちのほうが私の本業なんです」

ユーヤさんはいそいそと水を入れたやかんを火にかけ、後ろの吊戸棚の左隅を開く。
そこにはずらりと乾燥ハーブの入った瓶が並んでいた。
それを適当に取り出して並べていく。

「本当はきっちり計量するんですが、今日は即興です。
大丈夫。
怒りに任せて眠れないものは淹れませんよ。
むしろよく眠れるのにしましょうね」

ユーヤさんは手慣れた様子でガラスのカップとソーサーを3客、そして揃いのガラスのポットも取り出した。
俺たちは黙ってそれを見ている。

静かな時間が流れる。

ユーヤさんは流れるような手つきで湯を沸かし、ポットを温めると恐ろしい集中力と勢いでいろんなハーブを入れると、熱湯を注ぎ、ポットにふかふかの帽子のような布をかぶせ、砂時計をひっくり返した。
そこで、やっと「ふぅ」っと息を吐き、緊張を解いて、にっこりと笑った。

「ユーヤさん、本当に大丈夫なんですか」

落ち着いた声で黛が聞いた。
「ええ」と、いつもの調子に戻ったユーヤさんが答えた。

「私のほうこそごめんなさい。
余計なコーヒーをお薦めしてしまって」

「いえ、ありがたかったです。
あれで腹が据わりました。
周りを全部敵に回しても遂げたい気持ちなのだ、と確認できました」

「あまり暴走しないでくださいね。
ちょっとだけ応援したかったんです。
見てるだけじゃ伝わらないことって多いでしょう?
もうちょっと押してもよさそうな気がして」

「なぁ」

俺はムッとして黛とユーヤさんの会話に割って入った。

「一体、何の話をしてるの?
俺にはさっぱりわからないんだけど」

黛は大きく溜息ををつき、ユーヤさんは肩をすくめて、黛をちらりと見た。

「私とイリヤの大きなお世話、のお話です。
黛さんはしっかりした方だから、余計な心配なんて必要ないのですが、もどかしくて」

ユーヤさんは小さく笑って俺を見た。
なんだよ、黛は初めてここに来たのに、ユーヤさんと馴れ馴れしく話して。

「ふふ、佐藤さんにも別のコーヒーをお薦めしたほうがよかったかなぁ」

「どういう意味ですか?」

ユーヤさんは妖艶に微笑んだだけだった。

「黛は初めてここに来たのに、どうしてユーヤさんが黛に好きな人がいてどんな人かまで知っているんです?
俺だって知らなかったのに」

なんだか置いてけぼりを食らったようで、そのまんま拗ねた声を上げてしまい恥ずかしい。
しかし、出てしまったものは仕方ない。
ユーヤさんがゆっくりと視線をこちらに流す。
いつもはかわいいしわができる目尻は、すっと切れて流し目が俺を射る。
あまりの艶っぽさに息が止まる。

「さぁ、どうしてでしょうか。
佐藤さんより年上なので、ちょっぴり見えるものが多いのかもしれませんね。
それに」

綺麗な眉を動かし、悪戯っぽく笑う。

「思ったより佐藤さんが子どもっぽくてかわいらしいのにびっくりしました。
これは大変だ。
もっと大人っぽい方かと思っていたのに」

「は?」

今、思いっきり失礼なことを言われた?

「もっと周りをよくご覧になったほうがいいですよ。
知らないうちに佐藤さんに振り回されている方がいらっしゃるかも」

ちょっ。
俺が言い返そうとしたとき、黛が俺の肩にぽんと手を置いた。

「当たり、だな」

「えー、黛までなんだよ」

「おまえ、鈍すぎるの。
大学の時だって、好意を寄せてくれてた女の子を随分袖にしてたんだ」

「え、嘘」

「あらあら」

ふわっと笑ったユーヤさんは、元に戻っていて、いつもの花のようでかわいい笑いじわが目元に浮かんだ。

「やっぱり、佐藤さんに『花宴』をお出ししたほうがよかったかな」

「いやいやいや、俺、あれを飲んだら眠れなくなりそうです。
癒しがいっぱいのでよかったです」

「そう?」

小さく首を傾げ、ユーヤさんはふんわりと笑う。

「黛さんの熱、届くといいね」

「ありがとうございます」

やっぱり面白くない。
ここには俺が先に通っていて、ユーヤさんをずっと見ていて、少しずつ話ができるようになっていたのに。
ユーヤさんもユーヤさんだ。
オーナーかなんか知らないけどイリヤにあんなに簡単に身体触らせて、黛と親しく話をして。

いろいろ面白くない。

「佐藤」

「なんだよ」

「今晩、泊めて」

「まだ終電あるだろ」

「あるけど、なんだか一人でいたくない」

「は?
珍しいな、おまえがそんなこと言い出すなんて」

「だめ?」

「いいけど」

仕方なく承諾すると、黛が満足そうにうなずいた。
俺はふてくされたままだったけど、ユーヤさんはそのやりとりを聞いて微笑んでいた。






<了>
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