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銀狐の章
第035話「お風呂場は戦場なのじゃ」♡
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「全く、油断も隙もないですね」
オレの言葉にあーちゃん先輩が「えへへへ、それほどでも~」と照れ笑い。
なんで照れるんだこの女。
「お主様!我様はこの小娘に汚されてしもうたのじゃ」
シェンは抱きついたまま泣きじゃくる。
「ここは我様を慰めると思って今夜は同衾するしかないのじゃ!」
眠れないから寝かしつけろ……ということか。
「よし。子守歌を歌ってやるからさっさと寝ろ」
手のかかる神様だ。
途端にシェンの表情が明るくなる。
「おお、良いのかお主様!」
「何か手を出しそうになったら縛りつけるからな」
「なんと、ご褒美じゃな!」
違げーよ。立派な罰だよ。
「ぬふふ、今夜は寝かさぬぞ」
だから、さっさと寝ろ。
やばい、この自称神の思考が読めん。
「人間如きが我が思慮の深淵を理解などできようか」
いやできない。って反語か!
シェンの思考は誰も掘り起こせないくらい深すぎて埋もれてしまっている。このまま掘り起こさない方が無難だろう。
「でも、お風呂に入らないまま寝ちゃうの?」
あーちゃん先輩も言葉にシェンはハッとなった。
「そうじゃな、逢瀬を重ねる前に身を清めねばな」
子守歌が彼女の中でジョブシェンジしたみたいだ。
「面倒くさいから二人で入ってこいよ」
「ぬわんと!?」
「うふふ、やった!」
シェンは驚愕に身を震わせ、あーちゃん先輩は喜びに身を震わせた。本当に二人は仲がいい。
「お、お主様……この小娘は危険なのじゃ……」
シェンが震えながら言う
「そんなことないわよ。一緒にお風呂でイイコトしましょうよ」
あーちゃん先輩の手ががしりとシェンを掴んだ。
「嫌じゃ、危険なのじゃ、危険が危ないのじゃ!」
シェンが珍しく動揺していた。
もしかしてお風呂が嫌いとか?あーちゃん先輩をダシにしてお風呂に入らないようにしているとか……
「シェンはお風呂が嫌いなのか?」
「そんなことないのじゃ!お主様と一緒に入りたいのじゃ!」
そんなこと言ってもなぁ、オレはもう速攻でシャワー浴びてきたし。
「シェンちゃん、お風呂で遊べるように色々なおもちゃも準備しているわよ」
「なんと……お風呂で遊べる玩具とな!」
さすがあーちゃん先輩だ。子供の扱いがうまい。
「子供のおもちゃから大人のおもちゃまで色々あるわよ♡」
へええ、そうか色々なおもちゃ……って、なんだって?今何か変な単語が混ざってなかったか?
「うむむ。面白そうだし、仕方ないのう」
なんだかんだと言いつつ、シェンはあーちゃん先輩と一緒にお風呂に入ることを承諾したのだった。
じゅるり。
その時、あーちゃん先輩の舌なめずりの音が聞こえたような気がした。
気のせいだろう。
そう、きっと気のせいだ。
先輩に手を引かれお風呂に向かうシェン――打ち首獄門を言い渡され、引っ立てられる罪人のように見えなくもなかった。
◆ ◆ ◆ ◆
ザパーンとお湯を被る音が響く。
意外とお風呂の音って聞こえるんだよな。
――SOUND ONLY――
「うふふ、シェンちゃんの裸!」
「これ、あまりじろじろと見るでない」
「尻尾がぴょこぴょこしてて可愛い!」
「やめんか!」
カポーン。
「グスン、冗談なのに……それじゃ、楽しみましょうか♡」
「小娘、それはなんじゃ?」
「はーい、イチゴのおもちゃですよ♡」
「なんと、それはどうやって使うのじゃ?」
「これをね、ここに当てて……」
「なんじゃ、そんなところに当てて……どうなるんじゃ?」
「スイッチを入れると!}
「ひゃぁ!な、なんなのじゃ……身体が……痺れるのじゃ♡」
「うふふ、カワイイ!逃がさないわよ」
バタバタ。ドタドタ。
おいおい、お風呂で暴れないでくれよ。
「ほ~らほ~ら、気持ちよくなってきたでしょ」
「ダメなのじゃ、ここはお主様の為に……ひゃうん♡」
「口ではそう言ってても、身体は正直なのよ」
「ダメなのりゃ……♡」
「あれれ、シェンちゃんのココ、もうツンツンになっちゃってるわよ」
「撫でまわしちゃ……ダメ♡」
気のせいだ。これはきっと二人でママゴトでもしているのだろう。
「もしかして……ココって敏感なの?」
「そんなこと……ないの……じゃ」
バタバタ。ドタンドタン。
これは――寝技の練習か?
「シェンちゃん苦しそう。我慢は身体に毒よ」
そうだ。毒はよくない。
「だから、我慢しちゃダメ♡」
「ま、まつのりゃ……そんなことしゃれたら……我様……おかひくなっちゃう♡」
ヴ――ンと高周波の振動音。これは――電気歯ブラシだな。きっとそうだ。
「ダ、ダメなのりゃ♡」
「シェンちゃん……我慢しないで♡」
「…………んん!!」
ガクガクと痙攣するような音が響いた。
シ――ン。
お風呂場から聞こえる音と声はしなくなった。
――よし。買い物に行こう。
これ以上は、なんかもう色々とアレだ。
オレはできるだけ気配を押し殺して静かに家を出る。
「シェンちゃん、どんどん行くわよ!」
「ダ、ダメ♡」
シェンの悲鳴がお風呂場から響いてきた。
□■□■□■□■用語解説□■□■□■□■
【――SOUND ONLY――】
ステレオ放送でお楽しみください。
【イチゴのおもちゃ】
ええ、何のことだか……振動?イチゴが振動してどうするんですか。ああ、マッサージ!マッサージ器なんですね!
オレの言葉にあーちゃん先輩が「えへへへ、それほどでも~」と照れ笑い。
なんで照れるんだこの女。
「お主様!我様はこの小娘に汚されてしもうたのじゃ」
シェンは抱きついたまま泣きじゃくる。
「ここは我様を慰めると思って今夜は同衾するしかないのじゃ!」
眠れないから寝かしつけろ……ということか。
「よし。子守歌を歌ってやるからさっさと寝ろ」
手のかかる神様だ。
途端にシェンの表情が明るくなる。
「おお、良いのかお主様!」
「何か手を出しそうになったら縛りつけるからな」
「なんと、ご褒美じゃな!」
違げーよ。立派な罰だよ。
「ぬふふ、今夜は寝かさぬぞ」
だから、さっさと寝ろ。
やばい、この自称神の思考が読めん。
「人間如きが我が思慮の深淵を理解などできようか」
いやできない。って反語か!
シェンの思考は誰も掘り起こせないくらい深すぎて埋もれてしまっている。このまま掘り起こさない方が無難だろう。
「でも、お風呂に入らないまま寝ちゃうの?」
あーちゃん先輩も言葉にシェンはハッとなった。
「そうじゃな、逢瀬を重ねる前に身を清めねばな」
子守歌が彼女の中でジョブシェンジしたみたいだ。
「面倒くさいから二人で入ってこいよ」
「ぬわんと!?」
「うふふ、やった!」
シェンは驚愕に身を震わせ、あーちゃん先輩は喜びに身を震わせた。本当に二人は仲がいい。
「お、お主様……この小娘は危険なのじゃ……」
シェンが震えながら言う
「そんなことないわよ。一緒にお風呂でイイコトしましょうよ」
あーちゃん先輩の手ががしりとシェンを掴んだ。
「嫌じゃ、危険なのじゃ、危険が危ないのじゃ!」
シェンが珍しく動揺していた。
もしかしてお風呂が嫌いとか?あーちゃん先輩をダシにしてお風呂に入らないようにしているとか……
「シェンはお風呂が嫌いなのか?」
「そんなことないのじゃ!お主様と一緒に入りたいのじゃ!」
そんなこと言ってもなぁ、オレはもう速攻でシャワー浴びてきたし。
「シェンちゃん、お風呂で遊べるように色々なおもちゃも準備しているわよ」
「なんと……お風呂で遊べる玩具とな!」
さすがあーちゃん先輩だ。子供の扱いがうまい。
「子供のおもちゃから大人のおもちゃまで色々あるわよ♡」
へええ、そうか色々なおもちゃ……って、なんだって?今何か変な単語が混ざってなかったか?
「うむむ。面白そうだし、仕方ないのう」
なんだかんだと言いつつ、シェンはあーちゃん先輩と一緒にお風呂に入ることを承諾したのだった。
じゅるり。
その時、あーちゃん先輩の舌なめずりの音が聞こえたような気がした。
気のせいだろう。
そう、きっと気のせいだ。
先輩に手を引かれお風呂に向かうシェン――打ち首獄門を言い渡され、引っ立てられる罪人のように見えなくもなかった。
◆ ◆ ◆ ◆
ザパーンとお湯を被る音が響く。
意外とお風呂の音って聞こえるんだよな。
――SOUND ONLY――
「うふふ、シェンちゃんの裸!」
「これ、あまりじろじろと見るでない」
「尻尾がぴょこぴょこしてて可愛い!」
「やめんか!」
カポーン。
「グスン、冗談なのに……それじゃ、楽しみましょうか♡」
「小娘、それはなんじゃ?」
「はーい、イチゴのおもちゃですよ♡」
「なんと、それはどうやって使うのじゃ?」
「これをね、ここに当てて……」
「なんじゃ、そんなところに当てて……どうなるんじゃ?」
「スイッチを入れると!}
「ひゃぁ!な、なんなのじゃ……身体が……痺れるのじゃ♡」
「うふふ、カワイイ!逃がさないわよ」
バタバタ。ドタドタ。
おいおい、お風呂で暴れないでくれよ。
「ほ~らほ~ら、気持ちよくなってきたでしょ」
「ダメなのじゃ、ここはお主様の為に……ひゃうん♡」
「口ではそう言ってても、身体は正直なのよ」
「ダメなのりゃ……♡」
「あれれ、シェンちゃんのココ、もうツンツンになっちゃってるわよ」
「撫でまわしちゃ……ダメ♡」
気のせいだ。これはきっと二人でママゴトでもしているのだろう。
「もしかして……ココって敏感なの?」
「そんなこと……ないの……じゃ」
バタバタ。ドタンドタン。
これは――寝技の練習か?
「シェンちゃん苦しそう。我慢は身体に毒よ」
そうだ。毒はよくない。
「だから、我慢しちゃダメ♡」
「ま、まつのりゃ……そんなことしゃれたら……我様……おかひくなっちゃう♡」
ヴ――ンと高周波の振動音。これは――電気歯ブラシだな。きっとそうだ。
「ダ、ダメなのりゃ♡」
「シェンちゃん……我慢しないで♡」
「…………んん!!」
ガクガクと痙攣するような音が響いた。
シ――ン。
お風呂場から聞こえる音と声はしなくなった。
――よし。買い物に行こう。
これ以上は、なんかもう色々とアレだ。
オレはできるだけ気配を押し殺して静かに家を出る。
「シェンちゃん、どんどん行くわよ!」
「ダ、ダメ♡」
シェンの悲鳴がお風呂場から響いてきた。
□■□■□■□■用語解説□■□■□■□■
【――SOUND ONLY――】
ステレオ放送でお楽しみください。
【イチゴのおもちゃ】
ええ、何のことだか……振動?イチゴが振動してどうするんですか。ああ、マッサージ!マッサージ器なんですね!
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