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第四章「カルネアデス編」
第228.5話 012「if-story システィーナ ③」
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システィーナを連れて校舎裏の丘を目指す。
裏に小道があるのは知っていたがその先がどうなっているのか進んでみたことはなかった。
道は整備されている。定期的に誰かが掃除をしてくれているらしい。
それにしても日陰とはいえ吹く風はあまり涼しくはなかった。
オレは既に汗だくだ。後ろをついてくるシスティーナは涼しい顔でついてくる。やっぱり鍛え方が違うのだろうか。
「暑そうだな」
「ああ……システィーナは暑くないのか?」
「風魔法を使っていれば問題ない」
「なん……だと……!」
「自分の周りに常に風を起こすんだ。コツさえつかめれば誰でも簡単に……ノノゾミ!?」
システィーナが素っ頓狂な声を上げる。
オレはシスティーナに抱きついていた。
――おお、ほんとだシスティーナの周りに微風ではあるが風が流れている。
「そうか、風魔法を使えばいいのか」
ちょと試してみる。
――おお、涼しい!!
なんで今まで思いつかなかったのだろうか。これの逆をすれば冬でも暖かく過ごすことができる。
「もう、突然に抱きついてこないでくれ……心の準備が……」
システィーナは真っ赤になっていた。体温も急上昇。
「あはは、すまんすまん」
「笑い事じゃない」
怒った顔もまた可愛かった。
しばらく進むと丘のてっぺんに到着した。
展望台が目の前にそびえたつ。
石造りの展望台だった。二階建て――というのだろうか、中二階部分はちょっをした空間があり屋根に当たる部分が展望スペースとなっていた。
「登ってみよう」
システィーナがオレの手を引く。石段を上る。展望台に着くと学校だけでなく町全体を見渡すことができた。
「……すごい」
想像以上に景色がいい。
「なあ、さっきの魔具で二人の【シャシン】を撮らないか?」
それはいいアイデアだ。
オレは携帯をかざした。
システィーナが隣に身体を寄せてくる。
背景には町の風景。
「じゃあ、撮るぞ。三、ニ、一……」
チュ!
撮影の瞬間。システィーナが頬にキスしてきた。
「さっきの……抱きついてきた仕返しだ」
いたずらっぽい笑み。
「それなら仕方ない」
オレはシスティーナを抱きしめた。
「あっ!」
カシャ!
驚いた顔のシスティーナを写真に収めることができた。
「――ズルいぞ」
システィーナが恥ずかしそうに呻く。
「お返しだ」
システィーナが唇を重ねてくる。
彼女の腕が背中に回される。ぐっと抱き寄せると「あっ♡」とさらに身体を密着させてきた。
彼女の舌がオレの舌を絡めとる。
長い時間、抱き合う。
中二階部分に移動すると互いに遠慮はなくなった。
システィーナの服を脱がす。
ブラは付けていなかった。プルンと彼女の白くてたわわな果実が目の前に現れた。手のひらで包み込む。弾力があり指が沈む。
「あん♡ もっと……強く♡」
彼女がオレの手に自らの手を重ねてきた。
裏に小道があるのは知っていたがその先がどうなっているのか進んでみたことはなかった。
道は整備されている。定期的に誰かが掃除をしてくれているらしい。
それにしても日陰とはいえ吹く風はあまり涼しくはなかった。
オレは既に汗だくだ。後ろをついてくるシスティーナは涼しい顔でついてくる。やっぱり鍛え方が違うのだろうか。
「暑そうだな」
「ああ……システィーナは暑くないのか?」
「風魔法を使っていれば問題ない」
「なん……だと……!」
「自分の周りに常に風を起こすんだ。コツさえつかめれば誰でも簡単に……ノノゾミ!?」
システィーナが素っ頓狂な声を上げる。
オレはシスティーナに抱きついていた。
――おお、ほんとだシスティーナの周りに微風ではあるが風が流れている。
「そうか、風魔法を使えばいいのか」
ちょと試してみる。
――おお、涼しい!!
なんで今まで思いつかなかったのだろうか。これの逆をすれば冬でも暖かく過ごすことができる。
「もう、突然に抱きついてこないでくれ……心の準備が……」
システィーナは真っ赤になっていた。体温も急上昇。
「あはは、すまんすまん」
「笑い事じゃない」
怒った顔もまた可愛かった。
しばらく進むと丘のてっぺんに到着した。
展望台が目の前にそびえたつ。
石造りの展望台だった。二階建て――というのだろうか、中二階部分はちょっをした空間があり屋根に当たる部分が展望スペースとなっていた。
「登ってみよう」
システィーナがオレの手を引く。石段を上る。展望台に着くと学校だけでなく町全体を見渡すことができた。
「……すごい」
想像以上に景色がいい。
「なあ、さっきの魔具で二人の【シャシン】を撮らないか?」
それはいいアイデアだ。
オレは携帯をかざした。
システィーナが隣に身体を寄せてくる。
背景には町の風景。
「じゃあ、撮るぞ。三、ニ、一……」
チュ!
撮影の瞬間。システィーナが頬にキスしてきた。
「さっきの……抱きついてきた仕返しだ」
いたずらっぽい笑み。
「それなら仕方ない」
オレはシスティーナを抱きしめた。
「あっ!」
カシャ!
驚いた顔のシスティーナを写真に収めることができた。
「――ズルいぞ」
システィーナが恥ずかしそうに呻く。
「お返しだ」
システィーナが唇を重ねてくる。
彼女の腕が背中に回される。ぐっと抱き寄せると「あっ♡」とさらに身体を密着させてきた。
彼女の舌がオレの舌を絡めとる。
長い時間、抱き合う。
中二階部分に移動すると互いに遠慮はなくなった。
システィーナの服を脱がす。
ブラは付けていなかった。プルンと彼女の白くてたわわな果実が目の前に現れた。手のひらで包み込む。弾力があり指が沈む。
「あん♡ もっと……強く♡」
彼女がオレの手に自らの手を重ねてきた。
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